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王太子妃候補
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ルリネットらの孤児院訪問から、ある程度の自由も確保できるようになった王女たちは、宮殿で自由なひとときを過ごしたり町へ出て楽しんだりもしていた。
その中でも週に2日は殿下との時間が確保されている。
エドワードがルリネットの部屋に入るとルリネットは窓辺から外を覗き込んでいた。
『どうされましたか?』
エドワードのひと言にルリネットは飛び上がり尻もちをついた。
『ちょっと、いきなりびっくりするじゃない?』
『いきなりではありません。ノックもしましたよ。』
ルリネットは起き上がりエドワードを窓辺に促す。
『エド、見て!アレ』
ルリネットの指差す方には、殿下との語らいの時間を過ごし王女と殿下。
『何ですか?殿下が何か?』
殿下を観察するエドワードにお構いなしに地図のテーブルにエドワードを連れて来て駒を動かすルリネット。
『だから、このピンク・ブラウンが本命なの。』
『ピンク・ブラウン?』
首を傾げるエドワードに
『全く、ピンクは髪色、ブラウンは瞳の色よ。ってそんなことはいいの。ね?殿下はね‥へぇ~あぁゆうのがお好みなのね♡才女では無さそうだけど確かに可愛らしい方よね。へぇ~』
一人納得するルリネットに
『王女、貴女の言っている意味が不明ですが‥』
こちは不思議そうにルリネットを観察する。
『やるわ、あのなんちゃって王子。腰に手を回しちゃってね?でもまだ昼間よ?どうなの♡』
『どうなの?って何がです?』
『エドにはわからないかしら?まぁ、無理もないわ。貴方にはまだ早いのね。あれはね、真実の愛よ。』
‥
『殿下の名誉の為に申し上げますが、殿下は至って普通のエスコートですが、あの王女が垂れかかっているだけでございます。
言っておきますがどの王女も王太子妃の座を狙っておりますので。誰もあなたのように、王太子妃のレースを楽しんではおられませんよ。』
『別に楽しんでなんてないわよ。ただ応援したくなるじゃない?あんなの見たら♡』
『‥どうでも良いですが、貴女も王太子妃候補ということをお忘れなく。』
もちろんエドワードの言葉はルリネットには届いていない模様‥
その中でも週に2日は殿下との時間が確保されている。
エドワードがルリネットの部屋に入るとルリネットは窓辺から外を覗き込んでいた。
『どうされましたか?』
エドワードのひと言にルリネットは飛び上がり尻もちをついた。
『ちょっと、いきなりびっくりするじゃない?』
『いきなりではありません。ノックもしましたよ。』
ルリネットは起き上がりエドワードを窓辺に促す。
『エド、見て!アレ』
ルリネットの指差す方には、殿下との語らいの時間を過ごし王女と殿下。
『何ですか?殿下が何か?』
殿下を観察するエドワードにお構いなしに地図のテーブルにエドワードを連れて来て駒を動かすルリネット。
『だから、このピンク・ブラウンが本命なの。』
『ピンク・ブラウン?』
首を傾げるエドワードに
『全く、ピンクは髪色、ブラウンは瞳の色よ。ってそんなことはいいの。ね?殿下はね‥へぇ~あぁゆうのがお好みなのね♡才女では無さそうだけど確かに可愛らしい方よね。へぇ~』
一人納得するルリネットに
『王女、貴女の言っている意味が不明ですが‥』
こちは不思議そうにルリネットを観察する。
『やるわ、あのなんちゃって王子。腰に手を回しちゃってね?でもまだ昼間よ?どうなの♡』
『どうなの?って何がです?』
『エドにはわからないかしら?まぁ、無理もないわ。貴方にはまだ早いのね。あれはね、真実の愛よ。』
‥
『殿下の名誉の為に申し上げますが、殿下は至って普通のエスコートですが、あの王女が垂れかかっているだけでございます。
言っておきますがどの王女も王太子妃の座を狙っておりますので。誰もあなたのように、王太子妃のレースを楽しんではおられませんよ。』
『別に楽しんでなんてないわよ。ただ応援したくなるじゃない?あんなの見たら♡』
『‥どうでも良いですが、貴女も王太子妃候補ということをお忘れなく。』
もちろんエドワードの言葉はルリネットには届いていない模様‥
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