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第四章
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「それよりそろそろ面白い余興が始るからさ、陛下たちがいらっしゃる部屋に移動しよっか。ただし、心の臓がかなり強い者だけな。途中で気絶や吐かれてもめっちゃ困るからな」
「は!?スイ!?君何をしようと・・・・・・・・・もしかして解呪した技って『呪解返呪』とかいう?」
「そう、それ!呪いを倍にして返す技☆自分で言うのも何だけど、えげつないよな~~~。しかも、今回すんごいえげつない姿をさらすぞ、あのおっさんと・・・・・・・」
「ん?まだいるのか?」
「ああ、たぶん。俺と菖蒲姐さんの意見が合致すればな。とりあえず・・・・・」
俺は左手を前に翳し
『リンク』
『コネクト』
と、呟くとブーンという音が一瞬だけする。
「繋がったな?菖蒲姐さん???」
『もちろんじゃない。この技は空間認識ができる私の技の一つだもの。失敗なんてするはずないでしょうが』
「そうでした。葵兄さんもだけど、この能力羨ましいわ~~~」
『あんたに言われると何か腹立つわね』
「なんでだよっ!!!」
『さぁ~~~??それより、今教皇の部屋なんだけど気持ち悪い石がゴロゴロあるからさっさと解呪してくんないかしら?私苦手なの知ってるでしょう?』
「ああ、『呪解返呪』」
一瞬、間が空き・・・・
『あら、イミテーションたちの輝きがなくなったわ~~。ほんと、この技素晴らしいわよね~』
「ん?姐さん、イミテーションってわかんの?」
『この私が判らないわけないでしょうが!あんたも小さな頃から沢山の装飾品見てきてたじゃない・・・・・。あんた、全く興味持ってなかったわね。判るわけないか~~~』
「ぐっ!!!、も、もういい!ちょっと待ってろ。移動するから!」
『あら、私たちも移動するわ。もう目星付けてあるの。私が『想いを寄せている』人物の居・場・所』
「・・・・・さすがだな。よろしく頼む」
『団長!!私の事も忘れないでくださいよ!!』
「・・・・・・レイン、とりあえず落ち着け。これが片付いたらすぐにエリアスに会えるから」
『へ?団長は?』
「もちろん会えるさ!つかお前の煎れた紅茶早く飲みたいしな。じゃ、『コネクト』したまま移動するぞ?」
『了解!!』
『団長―――――――――!!!愛してます―――!!』
「愛はエリアスにだけ語ってろ」
レインと話していると、正直おかしくなりそうだ。
最近益々言葉が通じなくなってきたというか、俺にかなり依存しているというか・・・・・・・・。
夫婦での休み、もっと取らせるかな。
レインについて考えている間に、陛下たちが歓談しているであろう間に到着。
で、
バタン!
と、勢いよく扉を開けるともちろん、
「何という無礼な振る舞い!『黒』を纏う者など礼儀無ければ信用もない!フィルハートはこのような者を団長に据えるとは、地に落ちた物ですな!!!がっはっは!!」
この国をバカにする愚か者。
ま、言わせておけばよい。どうせもう話すことも喋ることもできなくなるのだから。
「王妃様方はこの男が見えない位置に移動をお願い致します。陛下、並びに第一第二殿下方はこの者のなれの果てをしかとご覧くださいますようお願い致します」
「あら、スイ。私たちが見られないほどのことをするのですか?」
サーシャ様が扇を口元で隠しながら俺に問うてくる。
あれは顔の表情を隠しているだけ。たぶんサーシャ様の扇に隠れた表情は『ニヤニヤ』としているに違いない。
だって、俺の腰はジオルドとジルフォードに抱かれているのだから。
俺は場に相応しくないその腕を思いっきり捻り上げて、腰からどかすと、余りに痛かったのか苦痛の声が漏れ聞こえたが、場を弁えないお前らが悪いと割り切って、
「汚いモノ、汚物を見せられても良いならお隠れにならなくても大丈夫ですよ?ただ、本当にゲテモノでしかないので、殿下方も止めておこうと思うのならば、お隠れくださいませ」
「え、スイ、既にあの何とかって技使ってたんじゃないの?あれ?何でまともな身体でこいつ椅子に座ってるの?」
「『呪解返呪』な。最後の仕上げはまだ止めてんだよ。菖蒲だって『そう思っている人物の前』で汚い様を見たいだろうし??同時にぶちまけたいじゃん??」
「・・・・・・・確かに、あの光景は汚いが、でも実際目で見て確かめないとな。もしかしてこいつが『元凶』じゃないかもしれないしな?」
「そういうこと!もしかしてこいつらに術がかからなかった場合、すぐに別の『要素』を突き止める必要があるしな。その別要素を捜すにも俺たち特殊な『人間兵器』がいれば即対応可能だ!だから、『もしかして』を考えて、寸止め状態にしてるんだ」
ま、俺がいない場でいきなりこのキモおっさんが爆発して、汚物ぶちまけたらそれこそ大変だろう?
掃除が、さ!
おっさんが爆発することは『確定』であって『不確定』ではないことは、既に判ってはいる。
別の『要素』とは言ったが、俺の術が『寸止め』の状態と言うことは既に『術にかかっている』状態なのだ。かかっていなければそもそも「寸止め」自体できるはずないのだから。
また、葵が居ると言っても、葵は全く『詮索』関係は不向きでできないのだ。性格が直球で曲がったことが大嫌い。人を疑うことも、本当はしたくない。
子供の頃から言われていたのは『人間兵器の欠陥品』だ。
だけど、こいつの怖いところは、
綺麗に跡形もなく『掃除』はするところだ、術で!!
肉片、血跡、髪の毛一本残すことなくこの世から消してしまう。否、『この世』だけではなく、『死語の世界』と言われるあちらの国でも存在自体存在させないのだ。ただし、違う世界には飛ばされる。
葵は『魂喰らい』という特殊な術を持っていて、喰われた『魂』は問答無用で『六道』の天・人間を除いた畜生・修羅・餓鬼・地獄のどれかに確実に堕とされる。無慈悲なまでに。
『欠陥品』は、ある種の感情が『おかしいだけ』で「まともな人間兵器」だと、成長したらそう判断されたのだった。
「は!?スイ!?君何をしようと・・・・・・・・・もしかして解呪した技って『呪解返呪』とかいう?」
「そう、それ!呪いを倍にして返す技☆自分で言うのも何だけど、えげつないよな~~~。しかも、今回すんごいえげつない姿をさらすぞ、あのおっさんと・・・・・・・」
「ん?まだいるのか?」
「ああ、たぶん。俺と菖蒲姐さんの意見が合致すればな。とりあえず・・・・・」
俺は左手を前に翳し
『リンク』
『コネクト』
と、呟くとブーンという音が一瞬だけする。
「繋がったな?菖蒲姐さん???」
『もちろんじゃない。この技は空間認識ができる私の技の一つだもの。失敗なんてするはずないでしょうが』
「そうでした。葵兄さんもだけど、この能力羨ましいわ~~~」
『あんたに言われると何か腹立つわね』
「なんでだよっ!!!」
『さぁ~~~??それより、今教皇の部屋なんだけど気持ち悪い石がゴロゴロあるからさっさと解呪してくんないかしら?私苦手なの知ってるでしょう?』
「ああ、『呪解返呪』」
一瞬、間が空き・・・・
『あら、イミテーションたちの輝きがなくなったわ~~。ほんと、この技素晴らしいわよね~』
「ん?姐さん、イミテーションってわかんの?」
『この私が判らないわけないでしょうが!あんたも小さな頃から沢山の装飾品見てきてたじゃない・・・・・。あんた、全く興味持ってなかったわね。判るわけないか~~~』
「ぐっ!!!、も、もういい!ちょっと待ってろ。移動するから!」
『あら、私たちも移動するわ。もう目星付けてあるの。私が『想いを寄せている』人物の居・場・所』
「・・・・・さすがだな。よろしく頼む」
『団長!!私の事も忘れないでくださいよ!!』
「・・・・・・レイン、とりあえず落ち着け。これが片付いたらすぐにエリアスに会えるから」
『へ?団長は?』
「もちろん会えるさ!つかお前の煎れた紅茶早く飲みたいしな。じゃ、『コネクト』したまま移動するぞ?」
『了解!!』
『団長―――――――――!!!愛してます―――!!』
「愛はエリアスにだけ語ってろ」
レインと話していると、正直おかしくなりそうだ。
最近益々言葉が通じなくなってきたというか、俺にかなり依存しているというか・・・・・・・・。
夫婦での休み、もっと取らせるかな。
レインについて考えている間に、陛下たちが歓談しているであろう間に到着。
で、
バタン!
と、勢いよく扉を開けるともちろん、
「何という無礼な振る舞い!『黒』を纏う者など礼儀無ければ信用もない!フィルハートはこのような者を団長に据えるとは、地に落ちた物ですな!!!がっはっは!!」
この国をバカにする愚か者。
ま、言わせておけばよい。どうせもう話すことも喋ることもできなくなるのだから。
「王妃様方はこの男が見えない位置に移動をお願い致します。陛下、並びに第一第二殿下方はこの者のなれの果てをしかとご覧くださいますようお願い致します」
「あら、スイ。私たちが見られないほどのことをするのですか?」
サーシャ様が扇を口元で隠しながら俺に問うてくる。
あれは顔の表情を隠しているだけ。たぶんサーシャ様の扇に隠れた表情は『ニヤニヤ』としているに違いない。
だって、俺の腰はジオルドとジルフォードに抱かれているのだから。
俺は場に相応しくないその腕を思いっきり捻り上げて、腰からどかすと、余りに痛かったのか苦痛の声が漏れ聞こえたが、場を弁えないお前らが悪いと割り切って、
「汚いモノ、汚物を見せられても良いならお隠れにならなくても大丈夫ですよ?ただ、本当にゲテモノでしかないので、殿下方も止めておこうと思うのならば、お隠れくださいませ」
「え、スイ、既にあの何とかって技使ってたんじゃないの?あれ?何でまともな身体でこいつ椅子に座ってるの?」
「『呪解返呪』な。最後の仕上げはまだ止めてんだよ。菖蒲だって『そう思っている人物の前』で汚い様を見たいだろうし??同時にぶちまけたいじゃん??」
「・・・・・・・確かに、あの光景は汚いが、でも実際目で見て確かめないとな。もしかしてこいつが『元凶』じゃないかもしれないしな?」
「そういうこと!もしかしてこいつらに術がかからなかった場合、すぐに別の『要素』を突き止める必要があるしな。その別要素を捜すにも俺たち特殊な『人間兵器』がいれば即対応可能だ!だから、『もしかして』を考えて、寸止め状態にしてるんだ」
ま、俺がいない場でいきなりこのキモおっさんが爆発して、汚物ぶちまけたらそれこそ大変だろう?
掃除が、さ!
おっさんが爆発することは『確定』であって『不確定』ではないことは、既に判ってはいる。
別の『要素』とは言ったが、俺の術が『寸止め』の状態と言うことは既に『術にかかっている』状態なのだ。かかっていなければそもそも「寸止め」自体できるはずないのだから。
また、葵が居ると言っても、葵は全く『詮索』関係は不向きでできないのだ。性格が直球で曲がったことが大嫌い。人を疑うことも、本当はしたくない。
子供の頃から言われていたのは『人間兵器の欠陥品』だ。
だけど、こいつの怖いところは、
綺麗に跡形もなく『掃除』はするところだ、術で!!
肉片、血跡、髪の毛一本残すことなくこの世から消してしまう。否、『この世』だけではなく、『死語の世界』と言われるあちらの国でも存在自体存在させないのだ。ただし、違う世界には飛ばされる。
葵は『魂喰らい』という特殊な術を持っていて、喰われた『魂』は問答無用で『六道』の天・人間を除いた畜生・修羅・餓鬼・地獄のどれかに確実に堕とされる。無慈悲なまでに。
『欠陥品』は、ある種の感情が『おかしいだけ』で「まともな人間兵器」だと、成長したらそう判断されたのだった。
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