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第1章 風の大陸編

第3話 チートライフの始まり………って、なんじゃこりゃーッ!!

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段々と意識が戻ってくる途端に、微風が頬を撫でてく感じがわかる。木漏れ日は森の葉から通り俺の目を覚まさせる。

「んっ…太陽があるてことはあの場所じゃないんだな。ここは…」

意識が朦朧な状態から再び目を覚ますと、そこはゼストがいた真っ白な空間はどこにもいない、とある森の中に目を覚ましたようだ。

「んっと。ここが異世界か?なんだか実感ないな。」

俺は身を起こして体の調子を確かめた。手をにぎにぎして、しゃがんでは立つ。どこにも異常がないようだ。そこで俺は少し違和感を覚えた。視線が生前より低いことに。これには心当たりがある。俺は周りを見渡して、何か身を映し出す場所か物はないか探した。そこへ丁度近くに小さな池を確認できたので行くことに。
池のそばへたどり着き、水面に顔を乗り出すと…

「よしよし、俺の注文どうりだな。」

顔はまさにオスガキなようなちょっとやんちゃな少年の顔が映し出されていた。髪型はツンツンな短髪で鼻には白い絆創膏が貼ってある。髪色はもちろん黒。服装も注文通り。黒白スニーカーに白地赤模様のノースリーブパーカと黒い少しきつめなタイツ風ハーフパンツ。これでもっこりは強調されまくりだ。

「へっ。俺ってばすげー筋肉だぜ。完全な筋ショタだ。乳首もパーカーからチラチラと出ている。へへ、ゼストのやつ、いい仕事をしてくれたぜ。」

ーーーーーーーーーーーーーーー
《回想》

「腐女子が好きなBL美男子は絶対にやめろよ!」

俺は迫真の顔でゼストに迫っていた。顔がないけど魂の反応でなんとなく分かるのだろう。

「あぁ、わかっているわかっているから。(汗)君はガチのゲイですから美形系は対象外よな。」
「そう!俺自身がイケメンだとか、女子にキャーキャーされるのはまっぴらゴメンだ。」
「その世界は女性いないけど。」
「顔立ちのことだよ。言いたいことわかるだろう。あんなガリガリな腕、無駄に長い髪、長い睫毛、ボリュームのない細長い体。俺がああなるなんて考えるだけでゾッとする。」
「はいはい。 本当、何から何までそっくり〔小声〕」
「ん?なんか言ったか?」
「いや、なんでも。それで、頭部の感じはわかったけど、全体はどうする?」
「そうだな。マッチョなのは絶対として、身長は150cmぐらい。筋肉の具合は体格の動きの妨げにならない程度にバランスが取れたエロくマッチョに。」
「え?そんな低身長でいいのか?言っておくけどその世界の住人は人間を除いて190cmは基本超えているぞ。筋肉で体格が大きいから。竜人族なんて250cmが平均値なんだぞ。」
「いいんだよ、体格差セックスなんてテンション上がるじゃねぇか。それに、対策はとっくに考えてある。」

ゼストは不思議そうな顔をして首を傾げていた。


《回想終了》
ーーーーーーーーーーーーーーー

自分の雄っぱいを揉みながら筋肉に力を入れる。この体型は完全なムキムキと言えるのだろう。ガチムチまでの筋肉が大きすぎるくらいまでには行かないが、体格のバランスを考えてこれが一番いいのだろう。え?冒険のための衣装ではない?いいんだよ、エロければ万事オッケー。しかも機動性に優れているからその辺は問題ない。
身長はざっと見積もって約150cmだろう。前世と違って結構な低身長だが、体は自分の心の形似合わせたいからな。ゼスト、本気マジで感謝。

「さて、次はっと」

俺は鼻につけていた絆創子を外す。すると、俺の体は光に包まれて肉体が変化していく。まぶしいほどではないが、ポ○モンの進化みたいな感じだ。肉体の変化が終えると俺は水面に顔を近づけて確かめる。

「よし!イメージ通り。」

そこは先ほどのオスガキな面影は全くなく、ムキムキマッチョな青年立っている。髪は変化なしの黒髪ツンツン短髪。服もどうやら俺の肉体な変化に合わせてサイズ調整するみたいだ。肩幅や体格がよりたくましくなったなのでいい感じの垂涎なムキムキマッチョになっている。

「これならでかい奴らとヤっても問題ねぇだろ。へへへ、今から楽しみだぜ。そんじゃ、次はスキルの確認といくか。」

ゼストからもらったスキル、しっかり確認をしなければならない。

「まずは定番中の定番。【鑑定】」

俺の手に持っている絆創膏に【鑑定】を使用すると、ウィンドウみたいな物が現れてこう表示している。


《オスガキの絆創膏》
アーティファクトの一種。主人以外使用不可。主人:リュウト
装着することによって肉体が筋ショタに変化する。
身体能力に制限は生じない、完全に姿を変えるためだけの道具。


とまぁ、この絆創膏のおかげで俺はオスガキな姿になれるが、これじゃ青年の方が本来の姿と思うかも知れないけど、全部俺の本当の姿だ。一つに限定するなんてバカらしいだろ?セックスは色々なパターンがある方が新鮮さがあって飽きないのだからな。
スキルは問題ないようなので次はお待ちかねの魔法に移る。

「へへ、チートのステータスだから派手にやっちまおう。かと言って派手すぎると周りに被害に及ぶし、何より、何に見つけられてしまうかわかんないから。【透明化インビジブル】【魔法・気配遮断】」

魔法が使えることにより俺は完全に調子に乗っていた。透明化インビジブルとはその名のとうり透明になれるスキルだ。けど、本当に全身を透明にしてしまったら光は網膜を通過してしまってこっちまで何も見えなくなる。だから正確には俺の体を光に反射させず曲げさせることによって透明に見えるのだ。

「いっけ!煉獄業火インフェルノ・バースト!」

カッコよく言っているが、技名は全く意味がない。魔法はレベルが1から10まであり、その数値はどれほどの威力の魔法が打てるのを示している。つまりこの煉獄業火インフェルノ・バーストはただの最大出力の炎属性砲をぶっ放しただけ。森に被害を出すわけには行かないから空に向かってぶっ放したのだが、何も出なかった。

「あれ?(汗)おっかしいな。それじゃ火球」

これは問題なく発動できた。とは言っても威力はレベル3まで調整したのだけど、これではあまりにも平凡だ。火球は同じく炎属性の魔法を球状にしただけど、これも威力を調整すれば理論上レベル10の威力は打てるはず。

「よし、火球レベル10!」

だが、そう火球に魔力を送り込もうとすると、ポッと消えてしまった。俺は嫌な予感がした。

「まさか…ステータスオープン!」

俺のステータスはこう書かれていた。



リュウト(前世基準で一応21歳)

種族:(一応)人間

MP:∞

魔法
炎魔法Lv10(Lv3に制限)
水魔法Lv10(Lv3に制限)
風魔法Lv10(Lv3に制限)
土魔法Lv10(Lv3に制限)
雷魔法Lv10(Lv3に制限)
氷魔法Lv10(Lv3に制限)
植物魔法Lv10(Lv3に制限)
金属魔法Lv10(Lv3に制限)
光魔法Lv10(Lv3に制限)
闇魔法Lv10(Lv3に制限)


スキル

《生活スキル》
【鑑定(神)】【透明化インビジブル】【魔力・気配感知(神)】【魔力・気配遮断(神)】【異空間収納アイテムボックス(神)】【情報隠蔽ステータスフェイク(神)】【言語翻訳】

《戦闘スキル》
【武術神】【痛覚耐性】【自然回復力強化】【状態異常無効】【身体・肉体強化】

《性的スキル》
【爆根化】【基本射精量増加】【精力回復強化】【肛門拡張】【感度操作】

《特殊スキル》
【眷属武器の主人あるじ】【不老長寿】【竜化】


「なっ…なっ……なんじゃこりゃあああああ!!!あと一応ってなんだ!」
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