43 / 53
第1部 護衛編
リオンからの相談
しおりを挟む
ドルンストに到着したのは黄昏時よりも前だが、夕食にはまだ早いという時間だった。
宿は久しぶりに個室となり、スカーレットは男装による緊張から解放されて、ゆっくり部屋で過ごそうか、それとも小腹が空いたので何かおやつ的なものを買いに行こうか悩んでいた。
(外に出るのは面倒だわ。でも夕食までお腹が持ちそうにないし…うーん)
そんなことを思いつつ荷ほどきをしていると、小気味よいノックの音がした。
アルベルトか、もしくはランかルイが、もう酒を飲みに行こうと誘いに来たのかもしれない。
スカーレットはいつものように、反射的に返事をしようとしたところで、不意に以前身バレの危機にあったことを思い出した。
あの時は部屋をノックした人物がレインフォードだと思わずに、素で返事をしてしまった。
(バレたかと思って本当に焦ったわ…)
思い返しても汗が出てしまう。
それに、相手を確認しないでドアを開けてしまい、レインフォードに注意されたこともあった。
そういうわけで、スカーレットは「スカー」として、慎重に返事をした。
「どなたですか?」
「リオンです」
意外な人物の来訪に、スカーレットは驚きながらドアを開くと、そこには酷く深刻な表情のリオンの姿があった。
「リオン、どうしたの?」
「スカー様、今お時間ありますか?」
「あるよ」
ただならぬ様子のリオンに、つられてスカーレットも緊張の面持ちで答えた。
するとリオンは口を開き何かを言おうとするが、一瞬ためらう。そして意を決したように言った。
「実は、殿下のことで相談があるんです」
「相談?どうしたの?」
「ここではちょっと…」
口ごもるリオンの様子から、よほど言いにくいことなのだろう。
「ここでは殿下に聞かれてしまうかもしれないのでカフェに行きませんか?」
「分かった。でもボクでいいの?」
「はい。スカー様は旅の途中で色々な方の相談に乗っていらっしゃったようですし、きっといいアドバイスをいただけるんじゃないかって思って」
確かに中身が20代半ばなので、人生経験はそれなりにある。
リオンの相談内容が何なのかまだ分からないため、アドバイスできるか自信はないが、話を聞いて一緒に考えることは出来るかもしれない。
「んじゃカフェに行こうか。準備するから入り口集合でいい?」
「はい。あ、他の方にも知られたくないので誰にも言わないでください。じゃないと…殿下の耳に入ってしまうかもしれないので」
「分かった」
そうしてリオンと別れたスカーレットは外出の準備をした。
「ピー―」
窓の所にいたライザック・ド・リストレアンが、一つ鳴いて羽をはばたかせた。
そういえば、そろそろ夕食の餌の時間だ。
「ごめんごめん。ほら、ご飯よ」
スカーレットはあらかじめ買っておいた生肉を上げると、ライザック・ド・リストレアンは元気にそれを食べた。
「じゃあ出かけて来るわね。いい子にしててね」
「ピー」
最近ライザック・ド・リストレアンは、自由に飛び回っているので留守番をするわけではないが、スカーレットがそう言うと、まるで返事をするかのように鳴いた。
「あ、早くいかないとリオンが待ってるわ」
スカーレットは誰にそう言いながら、慌てて部屋を後にした。
急いでいるため乱暴にドアを閉めると、ちょうどアルベルトが隣の部屋に入るところのようだ。ドアの閉まる音に驚いたように目を丸くして、スカーレットを見た。
「そんなに慌ててどうしたの?」
「ちょっとリオンと出かけて来るね!夕食には戻るから」
「リオンと行くなんて珍しいね。あんまり遅くならないでね」
「うん!」
そうしてスカーレットはダッシュで宿屋の入り口まで行くと、既にリオンの姿があった。
「ごめん遅くなっちゃった」
スカーレットが平謝りするが、リオンは特に怒るわけでもなく、そのまま何事もなかったように小さく微笑んだ。
「大丈夫です。じゃあ、行きましょうか」
リオンに促されて、カフェへと向かった。
※
ドルンストの街は一言で言うと緑と白の街である。
石畳の道は、石の高さが揃えられており、歩きやすい。
その両脇に立つ建物は漆喰の白い壁で統一されており、窓には緑が鮮やかなプランターがどの家にも置かれていた。
ただ、同じような形の建物が並んでいるので、どこをどう歩いているのか迷いやすい街並みであった。
僅かに出ている看板や番地を示すプレートで、何とか現在地が把握できた。
(観光客とか迷いそうよね)
一本間違うと入り組んだ路地に入ってしまうため、観光客は街の中心部にしか行かないらしい。
そんなドルンストの繁華街をリオンと歩いていたが、リオンが纏う雰囲気は暗く重い。
カフェへの道すがら話をしようとするが、リオンは一言二言返事をするだけで、すぐに口を閉じてしまい、話が続かず、最後の方は無言で歩いた。
やがてオープンカフェが見えた。
生成りの木綿でできたパラソルが並べられ、その下ではゆったりと椅子に座って談笑している人々の姿があった。
チョコレートケーキが人気商品なのか、多くのテーブルの上にはチョコレートケーキが置かれていた。
「紅茶で良いでしょうか?」
「あ、うん」
どうやらこのカフェはカウンターで注文し、自分でテーブルまで持ってくるというセルフ形式の店のようだ。
「僕が注文してくるので、スカー様は席を取っていてもらってもいいでしょうか?」
「了解!」
スカーレットは外を見まわして開いている席を確保すると、芝f楽してリオンがアイスティーと紅茶のカップを乗せたトレイを持ってやって来た。
「どうぞ」
「ありがとう」
勧められてスカーレットは紅茶を一口飲んだ。
アッサムティーに似た芳醇な香りと甘みのある紅茶が口の中に広がる。
だが、リオンはというと、アイスティーには口を付けずにうつむいたままだ。
スカーレットは紅茶のカップを置くと、リオンへと向き直って改めて尋ねた。
「それで、何があったの?」
「…僕はもう用済みなんです」
リオンの言葉の意味が分からず、スカーレットが首を傾げると、リオンはうつむいたまま言葉を続けた。
「殿下が僕を従者から解任しようとしているみたいなんです」
「そんな…」
信じられない。レインフォードはリオンの事を気にかけていたし、従者として信頼を置いているように見えた。
それなのになぜ解雇しようとするのだろうか。
「レインフォード様にそう言われたの?」
スカーレットの言葉にリオンは首を振った。
「でも城にいた時から様子がおかしかったんです。従者の仕事を遠ざけられたり無視されたり。グノックでも僕を一人で帰そうとしました。それに何かずっと考え込んでいるようですし。きっと僕は用済みなんです」
そう言うと、リオンは堰を切ったようにぽろぽろと泣き出してしまった。
城にいた時のことは分からないが、スカーレットが知る限り、リオンの言っていることは事実である。
特に、最近は何やら考え込んでいることも多いように見える。
宿は久しぶりに個室となり、スカーレットは男装による緊張から解放されて、ゆっくり部屋で過ごそうか、それとも小腹が空いたので何かおやつ的なものを買いに行こうか悩んでいた。
(外に出るのは面倒だわ。でも夕食までお腹が持ちそうにないし…うーん)
そんなことを思いつつ荷ほどきをしていると、小気味よいノックの音がした。
アルベルトか、もしくはランかルイが、もう酒を飲みに行こうと誘いに来たのかもしれない。
スカーレットはいつものように、反射的に返事をしようとしたところで、不意に以前身バレの危機にあったことを思い出した。
あの時は部屋をノックした人物がレインフォードだと思わずに、素で返事をしてしまった。
(バレたかと思って本当に焦ったわ…)
思い返しても汗が出てしまう。
それに、相手を確認しないでドアを開けてしまい、レインフォードに注意されたこともあった。
そういうわけで、スカーレットは「スカー」として、慎重に返事をした。
「どなたですか?」
「リオンです」
意外な人物の来訪に、スカーレットは驚きながらドアを開くと、そこには酷く深刻な表情のリオンの姿があった。
「リオン、どうしたの?」
「スカー様、今お時間ありますか?」
「あるよ」
ただならぬ様子のリオンに、つられてスカーレットも緊張の面持ちで答えた。
するとリオンは口を開き何かを言おうとするが、一瞬ためらう。そして意を決したように言った。
「実は、殿下のことで相談があるんです」
「相談?どうしたの?」
「ここではちょっと…」
口ごもるリオンの様子から、よほど言いにくいことなのだろう。
「ここでは殿下に聞かれてしまうかもしれないのでカフェに行きませんか?」
「分かった。でもボクでいいの?」
「はい。スカー様は旅の途中で色々な方の相談に乗っていらっしゃったようですし、きっといいアドバイスをいただけるんじゃないかって思って」
確かに中身が20代半ばなので、人生経験はそれなりにある。
リオンの相談内容が何なのかまだ分からないため、アドバイスできるか自信はないが、話を聞いて一緒に考えることは出来るかもしれない。
「んじゃカフェに行こうか。準備するから入り口集合でいい?」
「はい。あ、他の方にも知られたくないので誰にも言わないでください。じゃないと…殿下の耳に入ってしまうかもしれないので」
「分かった」
そうしてリオンと別れたスカーレットは外出の準備をした。
「ピー―」
窓の所にいたライザック・ド・リストレアンが、一つ鳴いて羽をはばたかせた。
そういえば、そろそろ夕食の餌の時間だ。
「ごめんごめん。ほら、ご飯よ」
スカーレットはあらかじめ買っておいた生肉を上げると、ライザック・ド・リストレアンは元気にそれを食べた。
「じゃあ出かけて来るわね。いい子にしててね」
「ピー」
最近ライザック・ド・リストレアンは、自由に飛び回っているので留守番をするわけではないが、スカーレットがそう言うと、まるで返事をするかのように鳴いた。
「あ、早くいかないとリオンが待ってるわ」
スカーレットは誰にそう言いながら、慌てて部屋を後にした。
急いでいるため乱暴にドアを閉めると、ちょうどアルベルトが隣の部屋に入るところのようだ。ドアの閉まる音に驚いたように目を丸くして、スカーレットを見た。
「そんなに慌ててどうしたの?」
「ちょっとリオンと出かけて来るね!夕食には戻るから」
「リオンと行くなんて珍しいね。あんまり遅くならないでね」
「うん!」
そうしてスカーレットはダッシュで宿屋の入り口まで行くと、既にリオンの姿があった。
「ごめん遅くなっちゃった」
スカーレットが平謝りするが、リオンは特に怒るわけでもなく、そのまま何事もなかったように小さく微笑んだ。
「大丈夫です。じゃあ、行きましょうか」
リオンに促されて、カフェへと向かった。
※
ドルンストの街は一言で言うと緑と白の街である。
石畳の道は、石の高さが揃えられており、歩きやすい。
その両脇に立つ建物は漆喰の白い壁で統一されており、窓には緑が鮮やかなプランターがどの家にも置かれていた。
ただ、同じような形の建物が並んでいるので、どこをどう歩いているのか迷いやすい街並みであった。
僅かに出ている看板や番地を示すプレートで、何とか現在地が把握できた。
(観光客とか迷いそうよね)
一本間違うと入り組んだ路地に入ってしまうため、観光客は街の中心部にしか行かないらしい。
そんなドルンストの繁華街をリオンと歩いていたが、リオンが纏う雰囲気は暗く重い。
カフェへの道すがら話をしようとするが、リオンは一言二言返事をするだけで、すぐに口を閉じてしまい、話が続かず、最後の方は無言で歩いた。
やがてオープンカフェが見えた。
生成りの木綿でできたパラソルが並べられ、その下ではゆったりと椅子に座って談笑している人々の姿があった。
チョコレートケーキが人気商品なのか、多くのテーブルの上にはチョコレートケーキが置かれていた。
「紅茶で良いでしょうか?」
「あ、うん」
どうやらこのカフェはカウンターで注文し、自分でテーブルまで持ってくるというセルフ形式の店のようだ。
「僕が注文してくるので、スカー様は席を取っていてもらってもいいでしょうか?」
「了解!」
スカーレットは外を見まわして開いている席を確保すると、芝f楽してリオンがアイスティーと紅茶のカップを乗せたトレイを持ってやって来た。
「どうぞ」
「ありがとう」
勧められてスカーレットは紅茶を一口飲んだ。
アッサムティーに似た芳醇な香りと甘みのある紅茶が口の中に広がる。
だが、リオンはというと、アイスティーには口を付けずにうつむいたままだ。
スカーレットは紅茶のカップを置くと、リオンへと向き直って改めて尋ねた。
「それで、何があったの?」
「…僕はもう用済みなんです」
リオンの言葉の意味が分からず、スカーレットが首を傾げると、リオンはうつむいたまま言葉を続けた。
「殿下が僕を従者から解任しようとしているみたいなんです」
「そんな…」
信じられない。レインフォードはリオンの事を気にかけていたし、従者として信頼を置いているように見えた。
それなのになぜ解雇しようとするのだろうか。
「レインフォード様にそう言われたの?」
スカーレットの言葉にリオンは首を振った。
「でも城にいた時から様子がおかしかったんです。従者の仕事を遠ざけられたり無視されたり。グノックでも僕を一人で帰そうとしました。それに何かずっと考え込んでいるようですし。きっと僕は用済みなんです」
そう言うと、リオンは堰を切ったようにぽろぽろと泣き出してしまった。
城にいた時のことは分からないが、スカーレットが知る限り、リオンの言っていることは事実である。
特に、最近は何やら考え込んでいることも多いように見える。
9
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された侯爵令嬢は、元婚約者の側妃にされる前に悪役令嬢推しの美形従者に隣国へ連れ去られます
葵 遥菜
恋愛
アナベル・ハワード侯爵令嬢は婚約者のイーサン王太子殿下を心から慕い、彼の伴侶になるための勉強にできる限りの時間を費やしていた。二人の仲は順調で、結婚の日取りも決まっていた。
しかし、王立学園に入学したのち、イーサン王太子は真実の愛を見つけたようだった。
お相手はエリーナ・カートレット男爵令嬢。
二人は相思相愛のようなので、アナベルは将来王妃となったのち、彼女が側妃として召し上げられることになるだろうと覚悟した。
「悪役令嬢、アナベル・ハワード! あなたにイーサン様は渡さない――!」
アナベルはエリーナから「悪」だと断じられたことで、自分の存在が二人の邪魔であることを再認識し、エリーナが王妃になる道はないのかと探り始める――。
「エリーナ様を王妃に据えるにはどうしたらいいのかしらね、エリオット?」
「一つだけ方法がございます。それをお教えする代わりに、私と約束をしてください」
「どんな約束でも守るわ」
「もし……万が一、王太子殿下がアナベル様との『婚約を破棄する』とおっしゃったら、私と一緒に隣国ガルディニアへ逃げてください」
これは、悪役令嬢を溺愛する従者が合法的に推しを手に入れる物語である。
※タイトル通りのご都合主義なお話です。
※他サイトにも投稿しています。
おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
サロン勤めで拘束時間は長く、休みもなかなか取れずに働きに働いた結果。
貯金残高はビックリするほど貯まってたけど、使う時間もないまま転生してた。
そして通勤の電車の中で暇つぶしに、ちょろーっとだけ遊んでいた乙女ゲームの世界に転生したっぽい?
あんまり内容覚えてないけど…
悪役令嬢がムチムチしてたのだけは許せなかった!
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドを堪能してくださいませ?
********************
初投稿です。
転生侍女シリーズ第一弾。
短編全4話で、投稿予約済みです。
逆ハーレムエンド? 現実を見て下さいませ
朝霞 花純@電子書籍化決定
恋愛
エリザベート・ラガルド公爵令嬢は溜息を吐く。
理由はとある男爵令嬢による逆ハーレム。
逆ハーレムのメンバーは彼女の婚約者のアレックス王太子殿下とその側近一同だ。
エリザベートは男爵令嬢に注意する為に逆ハーレムの元へ向かう。
[完]本好き元地味令嬢〜婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました〜
桐生桜月姫
恋愛
シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎
〜これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である〜
夕方6時に毎日予約更新です。
1話あたり超短いです。
毎日ちょこちょこ読みたい人向けです。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
悪役令嬢は断罪イベントをエンジョイしたい
真咲
恋愛
悪役令嬢、クラリスは断罪イベント中に前世の記憶を得る。
そして、クラリスのとった行動は……。
断罪イベントをエンジョイしたい悪役令嬢に振り回されるヒロインとヒーロー。
……なんかすみません。
カオスなコメディを書きたくなって……。
さくっと読める(ハズ!)短い話なので、あー暇だし読んでやろっかなーっていう優しい方用ですです(* >ω<)
転生悪役令嬢の前途多難な没落計画
一花八華
恋愛
斬首、幽閉、没落endの悪役令嬢に転生しましたわ。
私、ヴィクトリア・アクヤック。金髪ドリルの碧眼美少女ですの。
攻略対象とヒロインには、関わりませんわ。恋愛でも逆ハーでもお好きになさって?
私は、執事攻略に勤しみますわ!!
っといいつつもなんだかんだでガッツリ攻略対象とヒロインに囲まれ、持ち前の暴走と妄想と、斜め上を行き過ぎるネジ曲がった思考回路で突き進む猪突猛進型ドリル系主人公の(読者様からの)突っ込み待ち(ラブ)コメディです。
※全話に挿絵が入る予定です。作者絵が苦手な方は、ご注意ください。ファンアートいただけると、泣いて喜びます。掲載させて下さい。お願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる