就職先は命を狙った皇帝のお飾り妃となりました〜殺し屋少女は皇帝の執着愛から逃げられない!〜

――皇帝暗殺

それが由羅に課せられた任務だ。
闇の仕事を請け負う一族の人間である由羅《ユラ》はテフェビア王国の王子サジアナから死の呪いを受けてしまう。

その呪いを解く方法はただ一つ。乾泰国皇帝を暗殺することだった。

由羅は皇帝の寝所に忍び込み殺そうとするのだが、逆に捕らえられてしまう。
もう死ぬしかないと思った由羅に、皇帝である紫釉《シウ》が一つの提案をしてくる。

「俺のお飾り妃になってほしい」

紫釉は義母の紅蘆《コウロ》に命を狙われており、紅蘆の陰謀によって妃候補もまた次々と怪死して妃となる女性が居なくなってしまったとのこと。
なのに妃を娶らない紫釉に男色疑惑まで出てしまい困っているらしい。

さらに紅蘆派を潰すきっかけのため由羅には囮となり、また後宮内での紫釉を護衛するためにお飾りの妃となることを提案されたわけだ。
命の惜しい由羅はこれを引き受けるのだが、お飾り妃なのに何故か紫釉の態度が甘い!?

腹黒皇帝の執着愛に気づかずに外堀を埋められて逃げらなくなった殺し屋少女の物語!

※不定期連載になります
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