上 下
11 / 12

永遠の想い①

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

あの夏の匂いを、僕は一生忘れない。

舞山 ユナン
青春
ーー父が死んだ、あの夏の日。 あの夏の記憶は、ある匂いと共に閉じ込めてある。 葬式の日に、しくしくと泣いていた真輝人に渡された、赤い花柄のハンカチ。 ハンカチには、名前のわからない花の匂いが染みついていた。 それ以来、真輝人はその匂いを嗅ぐ度に、父のことを思い出すようになる。 あのハンカチを渡してくれた女の子は、一体誰だったのか。 高校二年生になった真輝人は、ひょんなことからアロマオイル専門店でバイトをするようになる。 父の死をきっかけに、心を閉じ込めて生きてきた真輝人だったが、自分を変えようと必死に葛藤していたのだ。 人や匂いと触れ合う中で、明るくなっていく現実。 それは、父の死の真相までも明らかにした。 全てを悟った時、真輝人の心に光は差し込むのか……。 アロマオイルが人を繋ぐ、青春ヒューマンドラマ。

もう、いいのです。

千 遊雲
恋愛
婚約者の王子殿下に、好かれていないと分かっていました。 けれど、嫌われていても構わない。そう思い、放置していた私が悪かったのでしょうか?

私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?

水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。 日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。 そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。 一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。 ◇小説家になろうにも掲載中です! ◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています

生きる意味を失くした僕と、夏の終わりに死ぬ君

相沢泉見@8月時代小説刊行
青春
 挫折を味わった少年と、死が見える少女が繰り広げるひと夏の物語。  高2の葉村宏樹(はむらひろき)は関西の名門校に通っていたが、勉強についていけず、医師になる夢を諦めて千葉県の公立高校に編入する。  その高校には同い年の幼馴染み・椎名沙世子(しいなさよこ)がいた。沙世子は画家を目指していたが、絵の師匠だった父親の行き過ぎた指導よって負傷。その時のことがショックで筆を握れなくなっている。  久々に沙世子と顔を合わせた宏樹だが、「私は世界一の嘘つきだから近寄らないで」と言われ拒絶されてしまう。そんな中、同じクラスの貴島朱夏(きじましゅか)に突然話しかけられる。  人気者で明るい貴島は沙世子の親友で、『人の寿命が見える』という秘密の能力を持っていた。「このままだと沙世子が死ぬ」と言われた宏樹は、貴島と協力して沙世子を助ける決心をする。

彼女にも愛する人がいた

まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。 「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」 そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。 餓死だと? この王宮で?  彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。 俺の背中を嫌な汗が流れた。 では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…? そんな馬鹿な…。信じられなかった。 だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。 「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。 彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。 俺はその報告に愕然とした。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

処理中です...