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結婚までの道のり
弟子の恩返し(7)
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貪欲な二人が一度でおさまるはずもなく、その後は体位をかえて交わり、二人でも十分に入れる浴室にはしゃぎながら致したりと、初日から二人でとても楽しみあった。
「さっぱりした~」
「飲み物をもっていきますね」
「ありがとう。先、部屋行ってるね」
ニーナはフェリクスの言葉に甘え、先に寝室に入った。小さな机に今日買った便箋と手袋の包みを置く。ニーナは椅子をひいて座り、ペンを手に取ってなにを書こうかと考えをめぐらせた。
(親愛なる師匠へ……うーん、手紙まで師匠って書くのは変よね)
ニーナは彼が初めて彼女に名乗った名を思い出す。スノー・ホワイトも正式に得た名前だが、彼の本来の名は別にあった。
(親愛なる…………さんへ、と。こういうのって、出だしどう書くのがいいのかなあ)
スノーがあっと驚くようなすてきなことを書きたいと考えたものの、まったく思い浮かばなかった。元々、こうして手紙を書くことがほとんどなかったため、なにが良いのかさっぱりわからない。
(無理に繕わないで、思うままに書いてみよう)
ニーナはつらつらと、スノーへの想いを綴っていく。いままでありがとう、助けてくれてありがとう、見守ってくれてありがとう。知識を授けてくれてありがとう、生きる力をくれてありがとう。フェリクスを助けてくれてありがとう。書いても書いても、感謝の文言が絶えなかった。
(……私は、しあわせです。これからもっと、しあわせになります。本当に、ありがとう……うう、涙もろいなあ)
たくさんの感謝の気持ちを綴っているうちに、ニーナは視界がにじんでいた。ペンを置き、書き上げた手紙を読み直す。ありがとうという言葉が何度も何度も綴られていることにニーナは笑った。けれど、何度書いても足りないくらい、感謝の気持ちでいっぱいだ。
(ネモフィラ、かあ……)
描かれている青いネモフィラの花を眺めながら、これを読んだスノーがどう反応するのかなと想像する。
(さすがに泣かないだろうけど……きみね、なんて言って笑うのかも)
ニーナが想像してくすりと笑ったところで扉が開く音が響く。振り返るとフェリクスがトレイにカップを二つ乗せて、彼女の元へと向かっていた。フェリクストレイを置くと、机の上に広がっていた手紙を見てニーナに声をかける。
「スノー殿への手紙を書いていたのですか」
「うん。気持ちが熱いうちに書いておこうと思って」
フェリクスは温かいカモミールティーを机に置いた。香りに頬が緩み、ニーナはありがとうと感謝して一口飲む。体が、心が温まるような錯覚がして目元を覆うと、一言。
「……しあわせがすぎる!」
ニーナの感極まった声音に、フェリクスは小さく笑った。
「これからもっと、二人でしあわせになるんですよ」
「フェリクス、すてき!」
「もっと言ってくれてもいいですよ」
「ふふ、大好き!」
ニーナは隣に立つフェリクスの腰に抱きつく。フェリクスに頭をなでられて満悦していたが、ふと思い出して机の上に置いてある包みに目を向けた。
「あ、フェリクス。受け取って欲しいものがあるの」
ニーナが包みを手に取って立ち上がると、フェリクスは首をかしげる。しかしニーナが手にしているものを見て、すぐに合点がいったようだ。
「フェリクス、いつもありがとう。これからよろしくお願いします。その気持ちを込めて」
「ニーナ……」
ニーナがほほ笑みながら包みを手渡す。それを受け取ったフェリクスは、顔を綻ばせた。
「開けても?」
「うん!」
包まれていたのは、革製の黒地の手袋だ。フェリクスは早速手袋を左手にはめ、それを愛おしそうに見つめる。
「ありがとう、大切にします。私のことも、考えてくれていたのですね」
「だって、私、フェリクスが大好きだもん」
ニーナがほほ笑んでフェリクスに抱きつくと、彼も同じように腕を回して抱きしめる。伝わってくる体温が心地よく、ニーナが彼の胸に耳を当てると、とくとくと心臓が鼓動を打つ音が聴こえた。
「……私は、生きています。ニーナとスノー殿にこの命を救われましたから」
「うん……」
「あの日、命を救われたから……私はいま、ここであなたを抱きしめることができる」
「……あの騎士さんとこんな関係になるなんて、思いもしなかったな」
ニーナはただ必死だった。恐ろしい呪いを前に怖くて逃げ出したくなったが、なんとかその気持ちを押さえ込んで治療し、生きて欲しいと強く願った。
「あなたの声が……あなたの手が、私を救ってくれました」
その想いが、呪いに蝕まれたフェリクスに届いた。それが届く前に、肉体のほうが限界を迎えていてもおかしくなかったが、それを繋いだのがスノーだ。まるで奇跡のようなできごとだった。
「……ずっと私は、あなたのことが忘れられなかった」
その奇跡の生還があり、フェリクスがニーナの元へやってきたからこそ、いまがある。
「こうして、あなたと一緒になれる。これ以上ない幸福です、絶対に、もう離しませんよ」
「わあ、熱烈!」
「ジェヴィエツキ家の人間は、過激だそうですから」
「ふふ。確かに、ご両親もお兄さんたちもすごいもんね」
そんなジェヴィエツキ家の血筋であるフェリクスも、とても情熱的だ。
「……不死鳥の女に手を出したら、やけどでは済まなさそうな気がする」
「ええ、済ませません」
フェリクスはにこりと笑う。騎士たちがニーナに手を出そうとしなかったのは、フェリクスが苛烈なジェヴィエツキ家の人間だったからかもしれない。
ニーナが腕の中から見上げると、前髪の合間からフェリクスの左目と目が合った。やさしげなエメラルドグリーンの目が、じっと彼女を見つめている。その目をもっと見たいと思い、手を伸ばして彼の前髪をかきあげた。
「……フェリクスはその跡、消したいと思ったりしないの?」
前髪に隠された呪いの跡。視力に問題はなく、跡を隠すためだけに前髪を伸ばしているそうだ。
ニーナが勉強している魔法の中に、こういった跡を薄くするような魔法があった。まだ扱えないが、きっとスノーならば簡単に扱える。スノーに望めば跡を消すことはできるだろう。代わりに、魔女たるスノーにはそれなりの対価を支払わなければならないが。
「この呪いは、魔物の怨嗟の念から発したものでした」
ニーナの問いに、フェリクスは少しだけかなしそうに笑う。
「その根底には、番への深い愛情がありました。愛おしいものへの深い愛情が」
フェリクスはその怨嗟に、番を奪った人間への強い憎しみとかなしみが含まれているのを感じた。あの魔物の雌にのみある鱗は角度によって色を変える美しいもので、非常に高価に取引されている。
人の社会においては、魔物のその想いは慮られない。フェリクスが感じたというその想いは、彼の記憶にしか残らないものだ。こうしてフェリクスから伝えられたニーナにも、その思いのすべてを理解することはできない。
「私は、私が殺した魔物のその想いを覚えておきたい。この跡は、そのためにも残しておきたい」
「……そっか」
「ただの自己満足ですけれどね。私は人ですから、人を優先します。ただ、関わった者として覚えておきたい。……ニーナは、嫌ですか?」
「ううん、まさか。フェリクスのそういうところ、すてきと思う」
フェリクスがそう望むのなら、ニーナはそれでいいと思う。ニーナが笑うと、フェリクスも同じように笑った。
ベッドに並んで寝転がり、ニーナはフェリクスの体温を感じながらしあわせな夢が見られそうだと眠りについた。
「さっぱりした~」
「飲み物をもっていきますね」
「ありがとう。先、部屋行ってるね」
ニーナはフェリクスの言葉に甘え、先に寝室に入った。小さな机に今日買った便箋と手袋の包みを置く。ニーナは椅子をひいて座り、ペンを手に取ってなにを書こうかと考えをめぐらせた。
(親愛なる師匠へ……うーん、手紙まで師匠って書くのは変よね)
ニーナは彼が初めて彼女に名乗った名を思い出す。スノー・ホワイトも正式に得た名前だが、彼の本来の名は別にあった。
(親愛なる…………さんへ、と。こういうのって、出だしどう書くのがいいのかなあ)
スノーがあっと驚くようなすてきなことを書きたいと考えたものの、まったく思い浮かばなかった。元々、こうして手紙を書くことがほとんどなかったため、なにが良いのかさっぱりわからない。
(無理に繕わないで、思うままに書いてみよう)
ニーナはつらつらと、スノーへの想いを綴っていく。いままでありがとう、助けてくれてありがとう、見守ってくれてありがとう。知識を授けてくれてありがとう、生きる力をくれてありがとう。フェリクスを助けてくれてありがとう。書いても書いても、感謝の文言が絶えなかった。
(……私は、しあわせです。これからもっと、しあわせになります。本当に、ありがとう……うう、涙もろいなあ)
たくさんの感謝の気持ちを綴っているうちに、ニーナは視界がにじんでいた。ペンを置き、書き上げた手紙を読み直す。ありがとうという言葉が何度も何度も綴られていることにニーナは笑った。けれど、何度書いても足りないくらい、感謝の気持ちでいっぱいだ。
(ネモフィラ、かあ……)
描かれている青いネモフィラの花を眺めながら、これを読んだスノーがどう反応するのかなと想像する。
(さすがに泣かないだろうけど……きみね、なんて言って笑うのかも)
ニーナが想像してくすりと笑ったところで扉が開く音が響く。振り返るとフェリクスがトレイにカップを二つ乗せて、彼女の元へと向かっていた。フェリクストレイを置くと、机の上に広がっていた手紙を見てニーナに声をかける。
「スノー殿への手紙を書いていたのですか」
「うん。気持ちが熱いうちに書いておこうと思って」
フェリクスは温かいカモミールティーを机に置いた。香りに頬が緩み、ニーナはありがとうと感謝して一口飲む。体が、心が温まるような錯覚がして目元を覆うと、一言。
「……しあわせがすぎる!」
ニーナの感極まった声音に、フェリクスは小さく笑った。
「これからもっと、二人でしあわせになるんですよ」
「フェリクス、すてき!」
「もっと言ってくれてもいいですよ」
「ふふ、大好き!」
ニーナは隣に立つフェリクスの腰に抱きつく。フェリクスに頭をなでられて満悦していたが、ふと思い出して机の上に置いてある包みに目を向けた。
「あ、フェリクス。受け取って欲しいものがあるの」
ニーナが包みを手に取って立ち上がると、フェリクスは首をかしげる。しかしニーナが手にしているものを見て、すぐに合点がいったようだ。
「フェリクス、いつもありがとう。これからよろしくお願いします。その気持ちを込めて」
「ニーナ……」
ニーナがほほ笑みながら包みを手渡す。それを受け取ったフェリクスは、顔を綻ばせた。
「開けても?」
「うん!」
包まれていたのは、革製の黒地の手袋だ。フェリクスは早速手袋を左手にはめ、それを愛おしそうに見つめる。
「ありがとう、大切にします。私のことも、考えてくれていたのですね」
「だって、私、フェリクスが大好きだもん」
ニーナがほほ笑んでフェリクスに抱きつくと、彼も同じように腕を回して抱きしめる。伝わってくる体温が心地よく、ニーナが彼の胸に耳を当てると、とくとくと心臓が鼓動を打つ音が聴こえた。
「……私は、生きています。ニーナとスノー殿にこの命を救われましたから」
「うん……」
「あの日、命を救われたから……私はいま、ここであなたを抱きしめることができる」
「……あの騎士さんとこんな関係になるなんて、思いもしなかったな」
ニーナはただ必死だった。恐ろしい呪いを前に怖くて逃げ出したくなったが、なんとかその気持ちを押さえ込んで治療し、生きて欲しいと強く願った。
「あなたの声が……あなたの手が、私を救ってくれました」
その想いが、呪いに蝕まれたフェリクスに届いた。それが届く前に、肉体のほうが限界を迎えていてもおかしくなかったが、それを繋いだのがスノーだ。まるで奇跡のようなできごとだった。
「……ずっと私は、あなたのことが忘れられなかった」
その奇跡の生還があり、フェリクスがニーナの元へやってきたからこそ、いまがある。
「こうして、あなたと一緒になれる。これ以上ない幸福です、絶対に、もう離しませんよ」
「わあ、熱烈!」
「ジェヴィエツキ家の人間は、過激だそうですから」
「ふふ。確かに、ご両親もお兄さんたちもすごいもんね」
そんなジェヴィエツキ家の血筋であるフェリクスも、とても情熱的だ。
「……不死鳥の女に手を出したら、やけどでは済まなさそうな気がする」
「ええ、済ませません」
フェリクスはにこりと笑う。騎士たちがニーナに手を出そうとしなかったのは、フェリクスが苛烈なジェヴィエツキ家の人間だったからかもしれない。
ニーナが腕の中から見上げると、前髪の合間からフェリクスの左目と目が合った。やさしげなエメラルドグリーンの目が、じっと彼女を見つめている。その目をもっと見たいと思い、手を伸ばして彼の前髪をかきあげた。
「……フェリクスはその跡、消したいと思ったりしないの?」
前髪に隠された呪いの跡。視力に問題はなく、跡を隠すためだけに前髪を伸ばしているそうだ。
ニーナが勉強している魔法の中に、こういった跡を薄くするような魔法があった。まだ扱えないが、きっとスノーならば簡単に扱える。スノーに望めば跡を消すことはできるだろう。代わりに、魔女たるスノーにはそれなりの対価を支払わなければならないが。
「この呪いは、魔物の怨嗟の念から発したものでした」
ニーナの問いに、フェリクスは少しだけかなしそうに笑う。
「その根底には、番への深い愛情がありました。愛おしいものへの深い愛情が」
フェリクスはその怨嗟に、番を奪った人間への強い憎しみとかなしみが含まれているのを感じた。あの魔物の雌にのみある鱗は角度によって色を変える美しいもので、非常に高価に取引されている。
人の社会においては、魔物のその想いは慮られない。フェリクスが感じたというその想いは、彼の記憶にしか残らないものだ。こうしてフェリクスから伝えられたニーナにも、その思いのすべてを理解することはできない。
「私は、私が殺した魔物のその想いを覚えておきたい。この跡は、そのためにも残しておきたい」
「……そっか」
「ただの自己満足ですけれどね。私は人ですから、人を優先します。ただ、関わった者として覚えておきたい。……ニーナは、嫌ですか?」
「ううん、まさか。フェリクスのそういうところ、すてきと思う」
フェリクスがそう望むのなら、ニーナはそれでいいと思う。ニーナが笑うと、フェリクスも同じように笑った。
ベッドに並んで寝転がり、ニーナはフェリクスの体温を感じながらしあわせな夢が見られそうだと眠りについた。
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