22 / 42
結婚までの道のり
ちょっと疑ってしまいました(3)*
しおりを挟む
二人は無言で歩き、家までたどり着いて一息つく。ニーナがリビングのソファにかけると、フェリクスは彼女の名を呼んだ。
「ニーナ」
ニーナは彼の顔をまともに見れずにうつむく。フェリクスは彼女の手に、自分の手をそっと重ねた。
「ごめんなさい、フェリクス……」
「怒っていませんよ」
「でも、ごめんなさい……」
「私が、事前に兄のことを説明しておけばよかったですし」
「自分の兄が女に見えるかもしれない、とか普通は言わないし……」
「それは……そう、ですね……」
「それに、そこが問題じゃなくて……」
ニーナにとって、フェリクスの兄であるアウグストを女性に見間違えたことが問題なのではなく、まさかと思いながらもフェリクスを疑ってしまったことが問題だった。
「ニーナは私が…………兄と、ただならぬ仲だと疑ったのですね」
「はい、ごめんなさい……疑っちゃいました……」
ニーナが女性だと思い込んだ彼の正体はフェリクスの兄で、兄弟だからこそ二人は親しげだった。それを知らず、ニーナはフェリクスを疑い、彼を問いただした。知らなかったとはいえ、フェリクスからすれば後ろめたいことはなにもなく、恋人に信じてもらえずに疑われたことになる。不快に受け取られても仕方がない。
「ニーナ」
謝罪し落ち込むニーナにフェリクスは首を横に振り、やさしげにほほ笑む。
「私が怪しい行動をしたのなら、疑ってもいいんですよ。盲信は望んでいません」
「……フェリクス……」
あまりにもやさしく受け入れられ、ニーナは涙が出てしまった。フェリクスは彼女の肩を抱いて引き寄せる。
「今回は……いえ、あれが兄だと知らなければ……そうですね……はあ……私と、兄が、ですか……そう見えても…………ええ、ええ。仕方がないですね」
かなり言葉に間はあったものの、フェリクスはそう言った。ニーナはますます申し訳なくなる。
「フェリクス……ごめんなさいぃ……」
「怒ってはいませんから」
「お兄さん、あんなに美人なんだもん……フェリクス、と、取られちゃうと思っちゃって……そんなのいやって……」
「ニーナ……」
フェリクスはニーナの頭をなで、その髪に口づけた。唇に触れるだけの口づけをし、ちゅっとリップ音をたてながら何度も口づけ合う。ニーナは少しずつ落ち着きを取り戻し、涙は止まった。
「嫉妬しました?」
「……した……」
「そうですか……相手は兄でしたが……ふふ」
フェリクスは少し楽しげだ。ニーナが不思議そうにくびをかしげると、彼は少し困ったように眉尻を下げる。
「嫉妬してくださったことはうれしいです。……さすがに、兄と疑われるのは少し落ち込みましたが」
その言葉にニーナは慌ててフェリクスに抱きついた。
「ごめんなさい! ……うう、今日はなんでもするから……!」
「なんでも?」
ニーナがこくこくとうなずくと、フェリクスは立ち上がって手を差し出した。その手を取って立ち上がると、フェリクスは彼女を抱き上げて寝室へ向かう。
「では、今日は慰めてくれますよね?」
そう言ってにっこりと笑ったフェリクスに、ニーナはただただうなずいた。
ニーナは一糸まとわぬ姿で四つん這いになり、その状態で彼の陰茎を口で咥える。舌でなめながら吸いつき、根元を手で扱きながら反対の手で自分の中に指を差し入れ、いい所を擦って腰を揺らした。
ここまではいつもと大差はなかった。けれど今夜はいつもと違って、部屋の明かりがすべて点り、ベッドのそば、ニーナの真後ろに姿見の鏡が置かれている。
(怒っていないって言ったけど、怒っているんじゃ……)
ニーナが恐る恐る視線を上げると、目があったフェリクスが頭をなでた。
「怒っていませんよ」
ニーナの頭の中を読み取ったように、フェリクスはにっこりと笑って後ろの鏡に目を向ける。そこに映っているだろう自分の痴態を想像し、ニーナは恥ずかしさに口を離して顔を上げ、手を止めた。
「んうっ、…………はぁ、……うぅ、本当に怒ってないの……?」
「ええ。なんでもして、慰めてくれるのでしょう? あなたのいやらしい姿を見れば、元気になりますから……ね」
(……確かに、ごく一部がとっても元気だけど……)
ニーナは目の前にある、反り勃つ彼のものを見てごくりと喉を鳴らす。するとその唇に催促するように先端が押し当てられた。ニーナは恥ずかしいと思いながらも、とても興奮してしている。
「ほら、ニーナ。そのかわいい口を開いて、咥えてください」
ニーナが言われるままに口を開いて咥え込むと、にフェリクスが息を吐く。
「ちゃんと手も動かして、見せてくださいね?」
「っうー……」
フェリクスは彼女の尻をなで、両手で左右に開かせた。
(やめてー! 絶対丸見えになっているやつ!)
内心悲鳴をあげつつも、ニーナは見られて興奮している自分に気づいている。自分は変態かもしれないと思いながら、ニーナは今日はなんでもすると言った手前、言われた通りに指を動かした。
「いい子です」
褒められよろんでしまうニーナは、やはり変態なのかもしれない。フェリクスに対してのみに限るが。
「そんな欲しそうな顔をして」
(はい、欲しいです)
ニーナは正直な気持ちを込め、目を潤ませてフェリクスを見つめる。
「……ふふ、ちゃんとあげますよ」
そう言って笑ったフェリクスはニーナの頭をなでて腰を引いた。口内から彼のものが引き抜かれ、次は鏡を見るように四つん這いにさせられる。
欲情した自分の顔が映り、ニーナは恥ずかしさを感じると同時にやはり興奮していた。自分の顔を見るのが恥ずかしくてうつむこうとしたが、フェリクスに顎に手を添えられて阻止される。
「ちゃんと顔を上げて、鏡で私に顔を見せて」
「フェリクスぅ……」
「なんでも、と言いましたよね?」
(やっぱり、怒っているんじゃない……?)
「怒っていませんよ? 楽しんでいるだけです」
「……っ」
「ニーナは、こういうこと……好きでしょう?」
(うう……正直、好き……!)
ニーナは丁寧な言葉で恥ずかしいことをさせられて、正直、とても興奮していた。さすがに正直には言えずに黙り込み、顔を真っ赤にする。目を細めて笑うフェリクスは、すべてお見通しだろう。
「だから、ニーナも楽しみましょう?」
「っは、んっ」
耳元で囁かれると同時に後ろからぐっと突き入れられ、ニーナは声を漏らして体を震わせた。鏡に映るのは自分の蕩けた顔と、それを楽しげに見ているフェリクスの顔だ。
鏡越しに目が合い、左目にかかった前髪をかきあげたフェリクスにニーナは胸をきゅんとさせる。それが伝わったらしく、彼はにやりと笑った。
「私がこんなことをするのは、ニーナだけですからね」
「は、っ、うん、……うん……っ、あぁっ」
フェリクスはニーナの腰をつかんで抽送しはじめる。肌がぶつかる音とおたがいの荒くなった呼吸音が寝室に響いた。ニーナは言われた通りに鏡から目をそらさずに、自分のとろけた顔とフェリクスの耐えるような表情を眺め、うっとりする。
「はぁ、……あ……っ」
がつがつと攻め立てられ、奥深くに穿たれた剛直を締めつけながらニーナが絶頂を迎えると同時に、フェリクスは奥に吐精した。ずるりと中から引き抜かれ、あふれた精が腿を伝う。ニーナがとろけた顔のまま鏡越しのフェリクスを見ると、彼は鏡越しに彼女を見つめて後ろから抱きしめた。
「ニーナ、まだこれからですよね?」
「っ……う、ん……」
ニーナが耳元で囁かれてうなずくと、フェリクスは鏡に映るように、彼女の両脚を左右に大きく開かせた。
明日のことを考えて控えめではあったものの、鏡プレイというのもなかなかいいものだと、ニーナは大満足だった。
「ニーナ」
ニーナは彼の顔をまともに見れずにうつむく。フェリクスは彼女の手に、自分の手をそっと重ねた。
「ごめんなさい、フェリクス……」
「怒っていませんよ」
「でも、ごめんなさい……」
「私が、事前に兄のことを説明しておけばよかったですし」
「自分の兄が女に見えるかもしれない、とか普通は言わないし……」
「それは……そう、ですね……」
「それに、そこが問題じゃなくて……」
ニーナにとって、フェリクスの兄であるアウグストを女性に見間違えたことが問題なのではなく、まさかと思いながらもフェリクスを疑ってしまったことが問題だった。
「ニーナは私が…………兄と、ただならぬ仲だと疑ったのですね」
「はい、ごめんなさい……疑っちゃいました……」
ニーナが女性だと思い込んだ彼の正体はフェリクスの兄で、兄弟だからこそ二人は親しげだった。それを知らず、ニーナはフェリクスを疑い、彼を問いただした。知らなかったとはいえ、フェリクスからすれば後ろめたいことはなにもなく、恋人に信じてもらえずに疑われたことになる。不快に受け取られても仕方がない。
「ニーナ」
謝罪し落ち込むニーナにフェリクスは首を横に振り、やさしげにほほ笑む。
「私が怪しい行動をしたのなら、疑ってもいいんですよ。盲信は望んでいません」
「……フェリクス……」
あまりにもやさしく受け入れられ、ニーナは涙が出てしまった。フェリクスは彼女の肩を抱いて引き寄せる。
「今回は……いえ、あれが兄だと知らなければ……そうですね……はあ……私と、兄が、ですか……そう見えても…………ええ、ええ。仕方がないですね」
かなり言葉に間はあったものの、フェリクスはそう言った。ニーナはますます申し訳なくなる。
「フェリクス……ごめんなさいぃ……」
「怒ってはいませんから」
「お兄さん、あんなに美人なんだもん……フェリクス、と、取られちゃうと思っちゃって……そんなのいやって……」
「ニーナ……」
フェリクスはニーナの頭をなで、その髪に口づけた。唇に触れるだけの口づけをし、ちゅっとリップ音をたてながら何度も口づけ合う。ニーナは少しずつ落ち着きを取り戻し、涙は止まった。
「嫉妬しました?」
「……した……」
「そうですか……相手は兄でしたが……ふふ」
フェリクスは少し楽しげだ。ニーナが不思議そうにくびをかしげると、彼は少し困ったように眉尻を下げる。
「嫉妬してくださったことはうれしいです。……さすがに、兄と疑われるのは少し落ち込みましたが」
その言葉にニーナは慌ててフェリクスに抱きついた。
「ごめんなさい! ……うう、今日はなんでもするから……!」
「なんでも?」
ニーナがこくこくとうなずくと、フェリクスは立ち上がって手を差し出した。その手を取って立ち上がると、フェリクスは彼女を抱き上げて寝室へ向かう。
「では、今日は慰めてくれますよね?」
そう言ってにっこりと笑ったフェリクスに、ニーナはただただうなずいた。
ニーナは一糸まとわぬ姿で四つん這いになり、その状態で彼の陰茎を口で咥える。舌でなめながら吸いつき、根元を手で扱きながら反対の手で自分の中に指を差し入れ、いい所を擦って腰を揺らした。
ここまではいつもと大差はなかった。けれど今夜はいつもと違って、部屋の明かりがすべて点り、ベッドのそば、ニーナの真後ろに姿見の鏡が置かれている。
(怒っていないって言ったけど、怒っているんじゃ……)
ニーナが恐る恐る視線を上げると、目があったフェリクスが頭をなでた。
「怒っていませんよ」
ニーナの頭の中を読み取ったように、フェリクスはにっこりと笑って後ろの鏡に目を向ける。そこに映っているだろう自分の痴態を想像し、ニーナは恥ずかしさに口を離して顔を上げ、手を止めた。
「んうっ、…………はぁ、……うぅ、本当に怒ってないの……?」
「ええ。なんでもして、慰めてくれるのでしょう? あなたのいやらしい姿を見れば、元気になりますから……ね」
(……確かに、ごく一部がとっても元気だけど……)
ニーナは目の前にある、反り勃つ彼のものを見てごくりと喉を鳴らす。するとその唇に催促するように先端が押し当てられた。ニーナは恥ずかしいと思いながらも、とても興奮してしている。
「ほら、ニーナ。そのかわいい口を開いて、咥えてください」
ニーナが言われるままに口を開いて咥え込むと、にフェリクスが息を吐く。
「ちゃんと手も動かして、見せてくださいね?」
「っうー……」
フェリクスは彼女の尻をなで、両手で左右に開かせた。
(やめてー! 絶対丸見えになっているやつ!)
内心悲鳴をあげつつも、ニーナは見られて興奮している自分に気づいている。自分は変態かもしれないと思いながら、ニーナは今日はなんでもすると言った手前、言われた通りに指を動かした。
「いい子です」
褒められよろんでしまうニーナは、やはり変態なのかもしれない。フェリクスに対してのみに限るが。
「そんな欲しそうな顔をして」
(はい、欲しいです)
ニーナは正直な気持ちを込め、目を潤ませてフェリクスを見つめる。
「……ふふ、ちゃんとあげますよ」
そう言って笑ったフェリクスはニーナの頭をなでて腰を引いた。口内から彼のものが引き抜かれ、次は鏡を見るように四つん這いにさせられる。
欲情した自分の顔が映り、ニーナは恥ずかしさを感じると同時にやはり興奮していた。自分の顔を見るのが恥ずかしくてうつむこうとしたが、フェリクスに顎に手を添えられて阻止される。
「ちゃんと顔を上げて、鏡で私に顔を見せて」
「フェリクスぅ……」
「なんでも、と言いましたよね?」
(やっぱり、怒っているんじゃない……?)
「怒っていませんよ? 楽しんでいるだけです」
「……っ」
「ニーナは、こういうこと……好きでしょう?」
(うう……正直、好き……!)
ニーナは丁寧な言葉で恥ずかしいことをさせられて、正直、とても興奮していた。さすがに正直には言えずに黙り込み、顔を真っ赤にする。目を細めて笑うフェリクスは、すべてお見通しだろう。
「だから、ニーナも楽しみましょう?」
「っは、んっ」
耳元で囁かれると同時に後ろからぐっと突き入れられ、ニーナは声を漏らして体を震わせた。鏡に映るのは自分の蕩けた顔と、それを楽しげに見ているフェリクスの顔だ。
鏡越しに目が合い、左目にかかった前髪をかきあげたフェリクスにニーナは胸をきゅんとさせる。それが伝わったらしく、彼はにやりと笑った。
「私がこんなことをするのは、ニーナだけですからね」
「は、っ、うん、……うん……っ、あぁっ」
フェリクスはニーナの腰をつかんで抽送しはじめる。肌がぶつかる音とおたがいの荒くなった呼吸音が寝室に響いた。ニーナは言われた通りに鏡から目をそらさずに、自分のとろけた顔とフェリクスの耐えるような表情を眺め、うっとりする。
「はぁ、……あ……っ」
がつがつと攻め立てられ、奥深くに穿たれた剛直を締めつけながらニーナが絶頂を迎えると同時に、フェリクスは奥に吐精した。ずるりと中から引き抜かれ、あふれた精が腿を伝う。ニーナがとろけた顔のまま鏡越しのフェリクスを見ると、彼は鏡越しに彼女を見つめて後ろから抱きしめた。
「ニーナ、まだこれからですよね?」
「っ……う、ん……」
ニーナが耳元で囁かれてうなずくと、フェリクスは鏡に映るように、彼女の両脚を左右に大きく開かせた。
明日のことを考えて控えめではあったものの、鏡プレイというのもなかなかいいものだと、ニーナは大満足だった。
0
お気に入りに追加
673
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【R18】騎士たちの監視対象になりました
ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。
*R18は告知無しです。
*複数プレイ有り。
*逆ハー
*倫理感緩めです。
*作者の都合の良いように作っています。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
【R18】××××で魔力供給をする世界に聖女として転移して、イケメン魔法使いに甘やかされ抱かれる話
もなか
恋愛
目を覚ますと、金髪碧眼のイケメン──アースに抱かれていた。
詳しく話を聞くに、どうやら、私は魔法がある異世界に聖女として転移をしてきたようだ。
え? この世界、魔法を使うためには、魔力供給をしなきゃいけないんですか?
え? 魔力供給って、××××しなきゃいけないんですか?
え? 私、アースさん専用の聖女なんですか?
魔力供給(性行為)をしなきゃいけない聖女が、イケメン魔法使いに甘やかされ、快楽の日々に溺れる物語──。
※n番煎じの魔力供給もの。18禁シーンばかりの変態度高めな物語です。
※ムーンライトノベルズにも載せております。ムーンライトノベルズさんの方は、題名が少し変わっております。
※ヒーローが変態です。ヒロインはちょろいです。
R18作品です。18歳未満の方(高校生も含む)の閲覧は、御遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる