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結婚までの道のり
彼女のしあわせ(3)
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家族を失い、故郷を失い、一人見知らぬ地に放り出されたニーナが笑っていられるのは、スノーのおかげだろう。フェリクスがニーナと出会えたのも、スノーがニーナを治療師として育てたからだ。そう考えれば、フェリクスにとってスノーは命の恩人以上の存在だ。
「それにしても……きみたち、もっと早くに結婚を言い出すかなと思っていたよ。それこそ、半年前にでもね」
「……一生のことですから、おたがいに納得した上で話を進めるべきだと」
「ふふ、きみはすぐにでも結婚したかった?」
「それは、その……そう、ですね」
本音を言えば、フェリクスは半年前、交際を始めてすぐにでも婚姻の手続きを進めてしまいたかった。それをしなかったのは、ニーナが結婚に対して躊躇していたからだ。
後にニーナは誘拐されてこの地にいると聞かされ、フェリクスはその理由が察せられた。ニーナが結婚を決意するというのは、帰ることを諦めることに等しい。最初から不可能だとわかっていたとしても、それを諦めてしまうのには心の整理が必要だろう。
「きみは、ニーナの心を慮ってくれたんだね。ありがとう。ジェヴィエツキ家の人間は愛が深いというのは、本当だね」
「い、いえ、それは……」
「ふふ。きみのご両親の熱愛ぶりや、お兄さんたちの話は聞いたことがあるよ」
フェリクスは身内としては少し恥ずかしかった。どのように返せばいいのかわからず迷っていると、ニーナがもどってくる。
「あっ、師匠! フェリクスをからかわないでよね」
「からかってなんていないよ」
「もうっ」
少し顔を赤らめているフェリクスを見て、ニーナは唇をとがらせる。スノーはそれを笑って流し、ニーナから原石を二つ受け取った。原石は希少価値は低く、荒削りで小さめのものだ。
「なるほど、アメジストだね」
「それ、なにに使うの?」
「私は昔、アフロートの市民権を得てそちらで活動していた時期があってね」
問いに対して答えになっていない返答をしたスノーに、フェリクスとニーナは顔を見合わせる。スノーは気にせず日傘を閉じて腕にかけると、アメジストの原石を両の手のひらで一つずつ握りしめた。
「アフロート?」
「西にある国ですね。芸術の国と言われています」
「へえ……ちょっと興味があるかも」
「なかなか、おもしろい国だよ。あの国の人々は名前を二つ持っていてね。私も市民権を得たときから名を二つ持つようになっんだよ」
「なるほど……って、話がそれているでしょ、これ」
「はは、本当だ。それで……なにを話そうとしていたのだったかな……そうそう、あの国にはおもしろい習慣があってね」
フェリクスは兄が話していたアフロートの話を思い返したが、思い当たるものはなかった。スノーはそこで一旦話を切り、握りしめた両手に自分の額を押し当てる。しばらくそのまま微動だにしなかったが、ゆっくりと頭を上げると、握りしめた手を開いた。
「だいじな機会が巡ってきた際に、魔力持ちから加護をもらうという、ね。……これは私からの加護であり、祝福だ」
魔法使いではないフェリクスでもわかるほどに、スノーが差し出した原石はさきほどとはまったく違って、とても強い魔力が含まれていた。
「フェリクスくん、よろしくね」
「……はい」
その言葉とともに託された原石を握りしめ、フェリクスはスノーに深くうなずいて見せる。
「しあわせになりなよ、ニーナ」
「し、師匠……っ」
ニーナはスノーから原石を受け取ると、ほろほろと涙を零した。フェリクスはニーナを抱きしめようと体を動かしたが、すんでのところで止める。
「……フェリクスくん、抱きしめてあげないのかい?」
「ここは、私ではないのでしょう」
再び日傘をさしたスノーは少し困ったように笑った。それに、ニーナが慌てたように首を振る。
「だ……っ、じょうぶ……し、わ、わかってるから、私……」
「……まったく。これが最初で最後だからね」
眉尻を下げて小さく笑ったスノーは日傘を閉じ、それをぽんっと放り捨てた。フェリクスが慌ててそれを拾い上げている間に、彼はニーナを軽く抱擁する。ニーナは一瞬身を強ばらせたが、すぐに再び泣き出してしまった。
「師匠、無理、して」
「こういうときは、少しくらい無理はするものだよ」
「し……師匠ぉ……」
「あのねえ。きみ、これが今生の別れという訳でもないのだからさ」
「だってえ……」
「言っておくけれど、まだまだ働いてもらうからね」
その胸にしがみつき泣いているニーナを、スノーは泣き止むまで抱きしめた。一頻り泣いて落ち着くと、ニーナはその腕から離れてフェリクスの胸にしがみつく。フェリクスはニーナの肩を抱きながら、さきほど拾った日傘をスノーに手渡した。
「……ああ、暑いね」
日傘を受け取ったスノーは、再び日傘をさした。
「それじゃあ、ね。あとは若い二人で楽しみなさい」
「スノー殿、ありがとうございました」
スノーはあっさりしたもので、笑って手を振り去っていった。
「……目がたいへんなことになってる気がする」
「ニーナ、家にもどりましょうか」
「うん……」
二人は家にもどり、フェリクスはソファにニーナを座らせてキッチンへ向かおうとした。だが、ニーナが彼の手をつかんで引き止める。
「ね、フェリクス……いかないで」
フェリクスはその手を握り、ニーナの隣に座る。ニーナは彼に寄りかかり、頭を擦り寄せた。
「ニーナ」
「……ん」
フェリクスが髪に軽くキスをすると、ニーナは小さく笑いながら甘えるように擦り寄る。
「スノー殿は、ニーナのことが本当に大切なんですね」
「……かな?」
「ニーナのことをよろしくと、言われました」
「……よろしくされちゃった」
少し照れくさそうに笑ったニーナはフェリクスの手を離して立ち上がって向かい合うと、ソファに乗り上げてぎゅっと抱きついた。フェリクスはその腰を抱き寄せ、ニーナを跨るように座らせると、彼女は笑顔で彼に触れるだけのキスをする。
「フェリクスと再会するまでは、師匠のおかげで普通の生活ができるくらいにはなんとかなっていたし、仕事もまあまあやりがいがあって……色々満たされなくても、このままそれなりにしあわせならいいかなあ……って、思っていたの」
「なら、私たちがあの酒場で再会して、ここでこうしていられるのは、ニーナをいままで大切にしてくれて、私の命を救ってくれたスノー殿のおかげですね」
フェリクスの言葉に、ニーナは目をうるませてさらに抱きついた。
「これからは、フェリクスと一緒なら……ずっと、すごくしあわせでいられそう」
家族を失い、故郷を失い、帰りたいと泣いたニーナはずっとさみしかっただろう。失ったものの代わりにはなれないが、ニーナの家族となり、これからの一生をそばにいようと、フェリクスは改めて誓う。
「一緒にしあわせになりましょう、ニーナ」
「……うん、フェリクス」
二人は舌を絡め合いながら口づけ合い、そのまま長く、深く交じりあう。唇を離しておたがいの体を抱きしめあうと、ニーナは甘い声でフェリクスを誘った。
「……フェリクス、今日は帰らないといけないのはわかっているけど……帰るまで……ダメ?」
もちろん、フェリクスにそれを断る理由などなに一つない。笑顔で一つキスして応え、ニーナの両膝を抱えて抱き上げた。
「……別に、ここでもいいよ?」
「時間が許す限り、すべてで熱く、ゆっくりと愛を語りあいましょう? それには、ベッドの方が都合がいい……」
フェリクス耳元でささやくと、ニーナは顔を赤くしてうなずいた。
「それにしても……きみたち、もっと早くに結婚を言い出すかなと思っていたよ。それこそ、半年前にでもね」
「……一生のことですから、おたがいに納得した上で話を進めるべきだと」
「ふふ、きみはすぐにでも結婚したかった?」
「それは、その……そう、ですね」
本音を言えば、フェリクスは半年前、交際を始めてすぐにでも婚姻の手続きを進めてしまいたかった。それをしなかったのは、ニーナが結婚に対して躊躇していたからだ。
後にニーナは誘拐されてこの地にいると聞かされ、フェリクスはその理由が察せられた。ニーナが結婚を決意するというのは、帰ることを諦めることに等しい。最初から不可能だとわかっていたとしても、それを諦めてしまうのには心の整理が必要だろう。
「きみは、ニーナの心を慮ってくれたんだね。ありがとう。ジェヴィエツキ家の人間は愛が深いというのは、本当だね」
「い、いえ、それは……」
「ふふ。きみのご両親の熱愛ぶりや、お兄さんたちの話は聞いたことがあるよ」
フェリクスは身内としては少し恥ずかしかった。どのように返せばいいのかわからず迷っていると、ニーナがもどってくる。
「あっ、師匠! フェリクスをからかわないでよね」
「からかってなんていないよ」
「もうっ」
少し顔を赤らめているフェリクスを見て、ニーナは唇をとがらせる。スノーはそれを笑って流し、ニーナから原石を二つ受け取った。原石は希少価値は低く、荒削りで小さめのものだ。
「なるほど、アメジストだね」
「それ、なにに使うの?」
「私は昔、アフロートの市民権を得てそちらで活動していた時期があってね」
問いに対して答えになっていない返答をしたスノーに、フェリクスとニーナは顔を見合わせる。スノーは気にせず日傘を閉じて腕にかけると、アメジストの原石を両の手のひらで一つずつ握りしめた。
「アフロート?」
「西にある国ですね。芸術の国と言われています」
「へえ……ちょっと興味があるかも」
「なかなか、おもしろい国だよ。あの国の人々は名前を二つ持っていてね。私も市民権を得たときから名を二つ持つようになっんだよ」
「なるほど……って、話がそれているでしょ、これ」
「はは、本当だ。それで……なにを話そうとしていたのだったかな……そうそう、あの国にはおもしろい習慣があってね」
フェリクスは兄が話していたアフロートの話を思い返したが、思い当たるものはなかった。スノーはそこで一旦話を切り、握りしめた両手に自分の額を押し当てる。しばらくそのまま微動だにしなかったが、ゆっくりと頭を上げると、握りしめた手を開いた。
「だいじな機会が巡ってきた際に、魔力持ちから加護をもらうという、ね。……これは私からの加護であり、祝福だ」
魔法使いではないフェリクスでもわかるほどに、スノーが差し出した原石はさきほどとはまったく違って、とても強い魔力が含まれていた。
「フェリクスくん、よろしくね」
「……はい」
その言葉とともに託された原石を握りしめ、フェリクスはスノーに深くうなずいて見せる。
「しあわせになりなよ、ニーナ」
「し、師匠……っ」
ニーナはスノーから原石を受け取ると、ほろほろと涙を零した。フェリクスはニーナを抱きしめようと体を動かしたが、すんでのところで止める。
「……フェリクスくん、抱きしめてあげないのかい?」
「ここは、私ではないのでしょう」
再び日傘をさしたスノーは少し困ったように笑った。それに、ニーナが慌てたように首を振る。
「だ……っ、じょうぶ……し、わ、わかってるから、私……」
「……まったく。これが最初で最後だからね」
眉尻を下げて小さく笑ったスノーは日傘を閉じ、それをぽんっと放り捨てた。フェリクスが慌ててそれを拾い上げている間に、彼はニーナを軽く抱擁する。ニーナは一瞬身を強ばらせたが、すぐに再び泣き出してしまった。
「師匠、無理、して」
「こういうときは、少しくらい無理はするものだよ」
「し……師匠ぉ……」
「あのねえ。きみ、これが今生の別れという訳でもないのだからさ」
「だってえ……」
「言っておくけれど、まだまだ働いてもらうからね」
その胸にしがみつき泣いているニーナを、スノーは泣き止むまで抱きしめた。一頻り泣いて落ち着くと、ニーナはその腕から離れてフェリクスの胸にしがみつく。フェリクスはニーナの肩を抱きながら、さきほど拾った日傘をスノーに手渡した。
「……ああ、暑いね」
日傘を受け取ったスノーは、再び日傘をさした。
「それじゃあ、ね。あとは若い二人で楽しみなさい」
「スノー殿、ありがとうございました」
スノーはあっさりしたもので、笑って手を振り去っていった。
「……目がたいへんなことになってる気がする」
「ニーナ、家にもどりましょうか」
「うん……」
二人は家にもどり、フェリクスはソファにニーナを座らせてキッチンへ向かおうとした。だが、ニーナが彼の手をつかんで引き止める。
「ね、フェリクス……いかないで」
フェリクスはその手を握り、ニーナの隣に座る。ニーナは彼に寄りかかり、頭を擦り寄せた。
「ニーナ」
「……ん」
フェリクスが髪に軽くキスをすると、ニーナは小さく笑いながら甘えるように擦り寄る。
「スノー殿は、ニーナのことが本当に大切なんですね」
「……かな?」
「ニーナのことをよろしくと、言われました」
「……よろしくされちゃった」
少し照れくさそうに笑ったニーナはフェリクスの手を離して立ち上がって向かい合うと、ソファに乗り上げてぎゅっと抱きついた。フェリクスはその腰を抱き寄せ、ニーナを跨るように座らせると、彼女は笑顔で彼に触れるだけのキスをする。
「フェリクスと再会するまでは、師匠のおかげで普通の生活ができるくらいにはなんとかなっていたし、仕事もまあまあやりがいがあって……色々満たされなくても、このままそれなりにしあわせならいいかなあ……って、思っていたの」
「なら、私たちがあの酒場で再会して、ここでこうしていられるのは、ニーナをいままで大切にしてくれて、私の命を救ってくれたスノー殿のおかげですね」
フェリクスの言葉に、ニーナは目をうるませてさらに抱きついた。
「これからは、フェリクスと一緒なら……ずっと、すごくしあわせでいられそう」
家族を失い、故郷を失い、帰りたいと泣いたニーナはずっとさみしかっただろう。失ったものの代わりにはなれないが、ニーナの家族となり、これからの一生をそばにいようと、フェリクスは改めて誓う。
「一緒にしあわせになりましょう、ニーナ」
「……うん、フェリクス」
二人は舌を絡め合いながら口づけ合い、そのまま長く、深く交じりあう。唇を離しておたがいの体を抱きしめあうと、ニーナは甘い声でフェリクスを誘った。
「……フェリクス、今日は帰らないといけないのはわかっているけど……帰るまで……ダメ?」
もちろん、フェリクスにそれを断る理由などなに一つない。笑顔で一つキスして応え、ニーナの両膝を抱えて抱き上げた。
「……別に、ここでもいいよ?」
「時間が許す限り、すべてで熱く、ゆっくりと愛を語りあいましょう? それには、ベッドの方が都合がいい……」
フェリクス耳元でささやくと、ニーナは顔を赤くしてうなずいた。
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