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第一部
そばにいるから(27)*
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(直ぐに脱がすけどね!)
エレノーラはそこから伝わる熱にぞくぞくしながら、舌を差し出して絡め合った。彼女が胸を押し付けて背中に手を這わせているうちに、彼のそれは下着越しに下から存在を主張し始める。
「レイモンド」
エレノーラは名前を呼びながら、悪戯っぽく笑い、腰を揺らす。彼女が少し身を離すと、レイモンドは眉根を寄せながら、手が差しこんで薄布越しに胸を揉む。彼女の反応をうかがうように、その手つきは優しく、ゆっくりだ。
「…そこに触れていいのはレイモンドだけなんだから。もっと、好きにしちゃっていいのよ?」
「…もう、している」
レイモンドは下からすくい上げるように彼女の胸を揉み、形を変えた胸の頂きを指で擦る。彼女が擽ったいような感覚に小さく笑うと、彼は上目で彼女を眺めながら、そこを布の上から舌でなぞった。透けて見える薄い桃色が布を押し上げ、エレノーラは下半身が疼いて息を漏らした。
「ん…っ」
胸の頂きをそのまま咥えられ、軽く吸われて、エレノーラは体を震わせた。彼の目を見つめながら、もっとと強請るように腰をゆらゆらと揺らす。それに応えるように、レイモンドはそれを続けた。
暫くして、レイモンドは片手を彼女の背中に回して腰を抱き、反対の手を胸から下へ伝わせようとした。しかし、既のところで彼女は彼の手をとり、制止する。
「まだ、だーめ」
「…エレノーラ」
逆にレイモンドが強請るように、彼女に目を向けた。エレノーラは彼のその表情が可愛くて堪らなかったが、可愛いと言うと拗ねるので、黙った。彼女は少し尖らせた彼の唇に軽くキスをし、おでこを合わせてにっこりと笑う。
「私にも、させて?」
エレノーラの言葉に、レイモンドは腰を抱いていた手を離した。彼女は彼の手を取ると、その指先にキスをする。
二人は深く口付け、舌を絡ませ合った。エレノーラは、唇を彼の首筋へと這わせる。吸い付いて軽く跡を残すと、耳朶を唇で食んだ。
「うわっ…エレノーラ、ぁっ?!」
耳朶を舐められ、レイモンドはびくりと体を震わせる。エレノーラがそのまま全体を柔らかく食み、裏を舐め、耳元で吐息を漏らすと、彼の下半身の方はしっかりと反応した。瞼を伏せてふっと小さく息を吐き、必死で堪えているレイモンドの様子にぞくぞくしながら、彼女は胸に手を這わせて指先でその頂きを擦る。その刺激に、下の方も正直に反応していた。
「っエレノーラ…!」
彼女がそのまま続けると、彼の下着がじわりと先走りで濡れて、音を上げるように彼が声を上げた。
エレノーラはそこから伝わる熱にぞくぞくしながら、舌を差し出して絡め合った。彼女が胸を押し付けて背中に手を這わせているうちに、彼のそれは下着越しに下から存在を主張し始める。
「レイモンド」
エレノーラは名前を呼びながら、悪戯っぽく笑い、腰を揺らす。彼女が少し身を離すと、レイモンドは眉根を寄せながら、手が差しこんで薄布越しに胸を揉む。彼女の反応をうかがうように、その手つきは優しく、ゆっくりだ。
「…そこに触れていいのはレイモンドだけなんだから。もっと、好きにしちゃっていいのよ?」
「…もう、している」
レイモンドは下からすくい上げるように彼女の胸を揉み、形を変えた胸の頂きを指で擦る。彼女が擽ったいような感覚に小さく笑うと、彼は上目で彼女を眺めながら、そこを布の上から舌でなぞった。透けて見える薄い桃色が布を押し上げ、エレノーラは下半身が疼いて息を漏らした。
「ん…っ」
胸の頂きをそのまま咥えられ、軽く吸われて、エレノーラは体を震わせた。彼の目を見つめながら、もっとと強請るように腰をゆらゆらと揺らす。それに応えるように、レイモンドはそれを続けた。
暫くして、レイモンドは片手を彼女の背中に回して腰を抱き、反対の手を胸から下へ伝わせようとした。しかし、既のところで彼女は彼の手をとり、制止する。
「まだ、だーめ」
「…エレノーラ」
逆にレイモンドが強請るように、彼女に目を向けた。エレノーラは彼のその表情が可愛くて堪らなかったが、可愛いと言うと拗ねるので、黙った。彼女は少し尖らせた彼の唇に軽くキスをし、おでこを合わせてにっこりと笑う。
「私にも、させて?」
エレノーラの言葉に、レイモンドは腰を抱いていた手を離した。彼女は彼の手を取ると、その指先にキスをする。
二人は深く口付け、舌を絡ませ合った。エレノーラは、唇を彼の首筋へと這わせる。吸い付いて軽く跡を残すと、耳朶を唇で食んだ。
「うわっ…エレノーラ、ぁっ?!」
耳朶を舐められ、レイモンドはびくりと体を震わせる。エレノーラがそのまま全体を柔らかく食み、裏を舐め、耳元で吐息を漏らすと、彼の下半身の方はしっかりと反応した。瞼を伏せてふっと小さく息を吐き、必死で堪えているレイモンドの様子にぞくぞくしながら、彼女は胸に手を這わせて指先でその頂きを擦る。その刺激に、下の方も正直に反応していた。
「っエレノーラ…!」
彼女がそのまま続けると、彼の下着がじわりと先走りで濡れて、音を上げるように彼が声を上げた。
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