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本編
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オリヴィエはヴィヴィアンヌをうつ伏せにすると、腰をつかんで尻を持ち上げた。状況がわかっていないヴィヴィアンヌは頭の中が疑問符でいっぱいになる。
「……騎士さま、もうしないの?」
「いや、こういうやり方もあるんだよ」
オリヴィエは後から滾った陰茎を尻に当てる。ヴィヴィアンヌはオリヴィエがなにをしようとしているのか理解したようで、手をついて肩越しに後ろを振り返った。
「入るの?」
「……たぶん」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの脚を開かせ、後ろから彼女の秘部を暴く。見つけた割れ目に自身の先端を擦りつけると、そこは震えて誘っていた。
「……ヴィヴィ、挿れるよ」
「うん」
オリヴィエはぐっと腰を押し進め、ゆっくりと陰茎を埋めていく。自身が咥えこまれていくさまを眺めながら、オリヴィエは深く息を吐いた。
「……んん……っ」
奥まで挿入され、ヴィヴィアンヌは両手でシーツをつかむ。頭を下げて皺になったシーツを眺めながら、中をきゅうきゅうとうずかせた。
「……あ……っ」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの尻をなでながらゆっくりと抽送し始める。少しずつ動きを速くし、その動きに中が擦れ、ヴィヴィアンヌは快感に声を漏らした。
「あぁ、……んんっ」
愛液と共にさきほど中に出された精が交じり、大きく、卑猥に水音を立てながら掻き出され、腿を伝う。動きにあわせてヴィヴィアンヌの赤い髪が肩から前に流れ、ベッドに散った。オリヴィエは顕になったうなじを眺め、善がりながら中を締め、喘いで腰を揺らすヴィヴィアンヌのさまに興奮しながら腰を打ちつける。
「あぁ、ヴィヴィ……っ」
「ああ、ぅ……騎士さ、まぁ……」
二人の快楽に酔う声と肌がぶつかる音が寝室に響いていた。ヴィヴィアンヌは中を穿たれて覚える快感にただ喘ぐ。
「はあっ……ん、あっ、オリヴィエ、あ、あっ」
ヴィヴィアンヌは大きな声を上げ、強くシーツを握りしめた。オリヴィエは善がるヴィヴィアンヌを容赦なくせめたて、奥深くまで突き上げる。オリヴィエはヴィヴィアンヌの腰をつかむと反対の手を前にまわし、つながったそばにある蕾を指で弾いた。
「ひ、ぁあっ」
ヴィヴィアンヌは背を反らし、悲鳴のように嬌声を上げて身をよじる。オリヴィエはそのまま腰を動かして奥をせめながら蕾を指で擦りつけた。
「あっ、ああっ……ん、ふ……っ」
ヴィヴィアンヌは枕に顔を埋め、首を横に振る。くぐもった声が枕にのまれ、そのまませめられ続けてヴィヴィアンヌはびくんと体をふるわせて絶頂を迎えた。オリヴィエもまたぶるりと体を震わせると同時に最奥で果てる。
「っふ……ん、ん……」
再び中に注ぎ込まれるのを感じながら、ヴィヴィアンヌは恍惚とした表情で息を吐いた。中に埋められていたものが抜かれると、あふれた精が腿を伝う。ヴィヴィアンヌは力が入らず、ぐったりと四肢をベッドに投げだして荒い息を整えた。
「はぁ、っ……はぁ、ご、ごめん、大丈夫か、ヴィヴィ……?」
さすがにやりすきたと慌てるオリヴィエだが、ヴィヴィアンヌはごろりと寝返りをうってうっとりと蕩けた表情で彼を見上げる。そのさまにごくりと生唾を飲み込んだオリヴィエはこれ以上はだめだと首を横に振った、が。
「……オリヴィエ……」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエに手を伸ばすと、彼の腕をつかむ。その目はまだオリヴィエを求め、誘っていた。
「もっと……」
「……っ」
もっととねだるヴィヴィアンヌの誘惑にオリヴィエは一度も勝てず、二人は日が暮れ出す頃まで愉しんだ。ようやく満足したヴィヴィアンヌはそのまま寝入ってしまい、気持ちよさそうに眠っていた。
後々わかったことだが、急性魔力欠乏症により失った魔力を取り戻そうとしていたヴィヴィアンヌは交わったことでオリヴィエの魔力を吸収し、結果、無意識に彼の魔力を欲していたようだ。
一方、彼女を置いて部屋を出たオリヴィエはというと。
「おふたりともお若いですし、お盛んなのは結構ですけれど……お嬢さまは病み上がりなのですから、ね?」
と、マリーに小言を言われて反省していた。尤も、散々ねだって離さなかったのはヴィヴィアンヌだったが。
翌日、すっきりとして調子の良さそうなヴィヴィアンヌと枯れるまで搾られて多少疲れた様子のオリヴィエは再び王城へとやってきていた。今回も非公式の場、内密に呼ばれた二人はひっそりと王妃の部屋へと案内される。
「やあ、ヴィヴィアンヌ。元気そうで、良かったよ」
ヴィルジールはヴィヴィアンヌを一目見て、先日倒れた際の彼女と比べて回復した様子に明るく声をかける。ヴィヴィアンヌはそれにうれしそうに笑い、明るい声を返した。
「うん。私は元気だよ! 王さまも元気そう?」
見ためが変わったわけではないが、いまのヴィルジールは声音が明るく、笑顔も自然で英気にあふれているように見える。数年、呪いにより声を聞くこともできなくなっていた愛する人が、ようやく目覚めた。ヴィルジールはそのよろこびに、生きる活力が湧いたと言っても過言ではないのだろう。
「ああ。おかげでここ数日は、とても調子がいいんだよ」
ヴィルジールは隣、ベッドに横たわる王妃ジャンヌに目を向ける。ヴィヴィアンヌもつられてジャンヌに目を向けるが、まだ目を閉じて眠っているように見えて首をかしげた。
「……王妃さまも、少し元気になった?」
ヴィヴィアンヌの言葉にジャンヌはうっすらと目を開いて小さく笑む。ヴィヴィアンヌの尽力によって意識を取り戻すことができたジャンヌは呪いへの抵抗力も僅かに強まり、少しずつ回復しているようだ。
とはいえ、根本の呪いを完全に解かない限り完治は見込めないだろう。オリヴィエはこの場はその話のためだと理解していた。
「まずは、ヴィヴィアンヌ。君の協力に感謝するよ」
「……へへ」
ヴィヴィアンヌにとって一番の行動理由は、オリヴィエによろこんでもらいたいという願いだ。たが、ヴィルジールがよろこんだこと、ジャンヌが目覚めて回復しはじめたこともヴィヴィアンヌはうれしかった。
「今後のことだけれど……王妃の呪いが完全に解けるまで、もうしばらく君に協力して欲しいんだ」
「うん、いいよ!」
ヴィヴィアンヌはヴィルジールの要請に一も二もなく了解する。元から、オリヴィエのためにも王妃の呪いを完全に解くまでがんばると決意していた。
「では、ヴィヴィアンヌ。君の望みはなんだい?」
「騎士さまと、ずっと一緒にいること!」
迷いなく笑顔で答えたヴィヴィアンヌにオリヴィエは顔を赤くし、ヴィルジールが笑う。ジャンヌも笑っているようで、微かに笑い声が皆に聞こえていた。
「……だそうだけれど?」
「すでに、私たちはいずれ、夫婦となると約束を交わしております」
「……いずれ、ね。まあ、それはふたりで決めることだから、口は挟まないよ」
苦笑いするヴィルジールにオリヴィエは視線をさまよわせた後、結局そらしたままにした。
「では、ヴィヴィアンヌには褒美として、金と葡萄を」
「やった、騎士さま、葡萄だよ!」
「……ヴィヴィ、葡萄でいいの?」
「うん、凄くうれしい!」
さまざまな果物を食べたヴィヴィアンヌだが、一番のお気に入りは葡萄のようだ。森の中で一人暮らし、金を扱うことのなかったヴィヴィアンヌには金の価値はわからないし、使い方もよくわからない。そうなると、金よりも直接味を覚えた葡萄のほうがうれしいものだ。ヴィヴィアンヌがよろこんでいるのなら良いかと、オリヴィエは多少疑問に思いつつも納得した。
その後、ヴィヴィアンヌは王妃の専属宮廷魔法使いとしての地位が与えられることになった。それは王城に出入りするために与えられたものであり、ほかの宮廷魔法使いとは違って実質は王妃の呪いを解くことだけが仕事だ。解呪には大量の魔力が必要になるため、ヴィヴィアンヌは呪いを解いて数日休息をとる、これを繰り返す日々となった。
「……騎士さま、もうしないの?」
「いや、こういうやり方もあるんだよ」
オリヴィエは後から滾った陰茎を尻に当てる。ヴィヴィアンヌはオリヴィエがなにをしようとしているのか理解したようで、手をついて肩越しに後ろを振り返った。
「入るの?」
「……たぶん」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの脚を開かせ、後ろから彼女の秘部を暴く。見つけた割れ目に自身の先端を擦りつけると、そこは震えて誘っていた。
「……ヴィヴィ、挿れるよ」
「うん」
オリヴィエはぐっと腰を押し進め、ゆっくりと陰茎を埋めていく。自身が咥えこまれていくさまを眺めながら、オリヴィエは深く息を吐いた。
「……んん……っ」
奥まで挿入され、ヴィヴィアンヌは両手でシーツをつかむ。頭を下げて皺になったシーツを眺めながら、中をきゅうきゅうとうずかせた。
「……あ……っ」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの尻をなでながらゆっくりと抽送し始める。少しずつ動きを速くし、その動きに中が擦れ、ヴィヴィアンヌは快感に声を漏らした。
「あぁ、……んんっ」
愛液と共にさきほど中に出された精が交じり、大きく、卑猥に水音を立てながら掻き出され、腿を伝う。動きにあわせてヴィヴィアンヌの赤い髪が肩から前に流れ、ベッドに散った。オリヴィエは顕になったうなじを眺め、善がりながら中を締め、喘いで腰を揺らすヴィヴィアンヌのさまに興奮しながら腰を打ちつける。
「あぁ、ヴィヴィ……っ」
「ああ、ぅ……騎士さ、まぁ……」
二人の快楽に酔う声と肌がぶつかる音が寝室に響いていた。ヴィヴィアンヌは中を穿たれて覚える快感にただ喘ぐ。
「はあっ……ん、あっ、オリヴィエ、あ、あっ」
ヴィヴィアンヌは大きな声を上げ、強くシーツを握りしめた。オリヴィエは善がるヴィヴィアンヌを容赦なくせめたて、奥深くまで突き上げる。オリヴィエはヴィヴィアンヌの腰をつかむと反対の手を前にまわし、つながったそばにある蕾を指で弾いた。
「ひ、ぁあっ」
ヴィヴィアンヌは背を反らし、悲鳴のように嬌声を上げて身をよじる。オリヴィエはそのまま腰を動かして奥をせめながら蕾を指で擦りつけた。
「あっ、ああっ……ん、ふ……っ」
ヴィヴィアンヌは枕に顔を埋め、首を横に振る。くぐもった声が枕にのまれ、そのまませめられ続けてヴィヴィアンヌはびくんと体をふるわせて絶頂を迎えた。オリヴィエもまたぶるりと体を震わせると同時に最奥で果てる。
「っふ……ん、ん……」
再び中に注ぎ込まれるのを感じながら、ヴィヴィアンヌは恍惚とした表情で息を吐いた。中に埋められていたものが抜かれると、あふれた精が腿を伝う。ヴィヴィアンヌは力が入らず、ぐったりと四肢をベッドに投げだして荒い息を整えた。
「はぁ、っ……はぁ、ご、ごめん、大丈夫か、ヴィヴィ……?」
さすがにやりすきたと慌てるオリヴィエだが、ヴィヴィアンヌはごろりと寝返りをうってうっとりと蕩けた表情で彼を見上げる。そのさまにごくりと生唾を飲み込んだオリヴィエはこれ以上はだめだと首を横に振った、が。
「……オリヴィエ……」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエに手を伸ばすと、彼の腕をつかむ。その目はまだオリヴィエを求め、誘っていた。
「もっと……」
「……っ」
もっととねだるヴィヴィアンヌの誘惑にオリヴィエは一度も勝てず、二人は日が暮れ出す頃まで愉しんだ。ようやく満足したヴィヴィアンヌはそのまま寝入ってしまい、気持ちよさそうに眠っていた。
後々わかったことだが、急性魔力欠乏症により失った魔力を取り戻そうとしていたヴィヴィアンヌは交わったことでオリヴィエの魔力を吸収し、結果、無意識に彼の魔力を欲していたようだ。
一方、彼女を置いて部屋を出たオリヴィエはというと。
「おふたりともお若いですし、お盛んなのは結構ですけれど……お嬢さまは病み上がりなのですから、ね?」
と、マリーに小言を言われて反省していた。尤も、散々ねだって離さなかったのはヴィヴィアンヌだったが。
翌日、すっきりとして調子の良さそうなヴィヴィアンヌと枯れるまで搾られて多少疲れた様子のオリヴィエは再び王城へとやってきていた。今回も非公式の場、内密に呼ばれた二人はひっそりと王妃の部屋へと案内される。
「やあ、ヴィヴィアンヌ。元気そうで、良かったよ」
ヴィルジールはヴィヴィアンヌを一目見て、先日倒れた際の彼女と比べて回復した様子に明るく声をかける。ヴィヴィアンヌはそれにうれしそうに笑い、明るい声を返した。
「うん。私は元気だよ! 王さまも元気そう?」
見ためが変わったわけではないが、いまのヴィルジールは声音が明るく、笑顔も自然で英気にあふれているように見える。数年、呪いにより声を聞くこともできなくなっていた愛する人が、ようやく目覚めた。ヴィルジールはそのよろこびに、生きる活力が湧いたと言っても過言ではないのだろう。
「ああ。おかげでここ数日は、とても調子がいいんだよ」
ヴィルジールは隣、ベッドに横たわる王妃ジャンヌに目を向ける。ヴィヴィアンヌもつられてジャンヌに目を向けるが、まだ目を閉じて眠っているように見えて首をかしげた。
「……王妃さまも、少し元気になった?」
ヴィヴィアンヌの言葉にジャンヌはうっすらと目を開いて小さく笑む。ヴィヴィアンヌの尽力によって意識を取り戻すことができたジャンヌは呪いへの抵抗力も僅かに強まり、少しずつ回復しているようだ。
とはいえ、根本の呪いを完全に解かない限り完治は見込めないだろう。オリヴィエはこの場はその話のためだと理解していた。
「まずは、ヴィヴィアンヌ。君の協力に感謝するよ」
「……へへ」
ヴィヴィアンヌにとって一番の行動理由は、オリヴィエによろこんでもらいたいという願いだ。たが、ヴィルジールがよろこんだこと、ジャンヌが目覚めて回復しはじめたこともヴィヴィアンヌはうれしかった。
「今後のことだけれど……王妃の呪いが完全に解けるまで、もうしばらく君に協力して欲しいんだ」
「うん、いいよ!」
ヴィヴィアンヌはヴィルジールの要請に一も二もなく了解する。元から、オリヴィエのためにも王妃の呪いを完全に解くまでがんばると決意していた。
「では、ヴィヴィアンヌ。君の望みはなんだい?」
「騎士さまと、ずっと一緒にいること!」
迷いなく笑顔で答えたヴィヴィアンヌにオリヴィエは顔を赤くし、ヴィルジールが笑う。ジャンヌも笑っているようで、微かに笑い声が皆に聞こえていた。
「……だそうだけれど?」
「すでに、私たちはいずれ、夫婦となると約束を交わしております」
「……いずれ、ね。まあ、それはふたりで決めることだから、口は挟まないよ」
苦笑いするヴィルジールにオリヴィエは視線をさまよわせた後、結局そらしたままにした。
「では、ヴィヴィアンヌには褒美として、金と葡萄を」
「やった、騎士さま、葡萄だよ!」
「……ヴィヴィ、葡萄でいいの?」
「うん、凄くうれしい!」
さまざまな果物を食べたヴィヴィアンヌだが、一番のお気に入りは葡萄のようだ。森の中で一人暮らし、金を扱うことのなかったヴィヴィアンヌには金の価値はわからないし、使い方もよくわからない。そうなると、金よりも直接味を覚えた葡萄のほうがうれしいものだ。ヴィヴィアンヌがよろこんでいるのなら良いかと、オリヴィエは多少疑問に思いつつも納得した。
その後、ヴィヴィアンヌは王妃の専属宮廷魔法使いとしての地位が与えられることになった。それは王城に出入りするために与えられたものであり、ほかの宮廷魔法使いとは違って実質は王妃の呪いを解くことだけが仕事だ。解呪には大量の魔力が必要になるため、ヴィヴィアンヌは呪いを解いて数日休息をとる、これを繰り返す日々となった。
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