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第三章
カメラの位置は……リアル!?
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「そうね。希望は残っているみたいね」
博士……いや、真君のお母さんがあたしの前に進み出てきた。スマホなんて見て、なにしてんだろう?
ここは圏外なのに……
リンダが警戒して、あたしの首にナイフを強く押し当てる。
「リアル!! 私と瑠理華ちゃんを見なさい」
リアルがこっちに目を向けた。
すると、おばさんはあたしの前に立ち、リアルの方に顔を向けたままあたしを指差した。
「世界中のみなさん。これが見えますか? こんないたいけな女の子にナイフを突きつけている者達の姿が見えますか? 彼らこそがシーガーディアンです。これこそが自ら正義の使者とうそぶいている団体の正体です。彼らは自分の要求を通すために、なんの罪もない少女の命を危険に晒しているのです。彼らに正義などありません」
日本語のわからないシーガーディアン達はおばさんが何を言ってるのかわからないでキョトンとしていた。唯一、日本語のわかるハミルトンが駆け寄る。
「博士。何を言い出すんです? 我々を裏切るのですか?」
「先に裏切ったのはそっちよ」
「しかし、ここであなたが何を言っても声はどこにも届かないのですよ」
「本当にそう思っているの?」
おばさんはスマホをハミルトンに見せる。その画面はあたしの位置からも見えた。
あたしが映っている。
カメラの位置は……リアル!?
博士……いや、真君のお母さんがあたしの前に進み出てきた。スマホなんて見て、なにしてんだろう?
ここは圏外なのに……
リンダが警戒して、あたしの首にナイフを強く押し当てる。
「リアル!! 私と瑠理華ちゃんを見なさい」
リアルがこっちに目を向けた。
すると、おばさんはあたしの前に立ち、リアルの方に顔を向けたままあたしを指差した。
「世界中のみなさん。これが見えますか? こんないたいけな女の子にナイフを突きつけている者達の姿が見えますか? 彼らこそがシーガーディアンです。これこそが自ら正義の使者とうそぶいている団体の正体です。彼らは自分の要求を通すために、なんの罪もない少女の命を危険に晒しているのです。彼らに正義などありません」
日本語のわからないシーガーディアン達はおばさんが何を言ってるのかわからないでキョトンとしていた。唯一、日本語のわかるハミルトンが駆け寄る。
「博士。何を言い出すんです? 我々を裏切るのですか?」
「先に裏切ったのはそっちよ」
「しかし、ここであなたが何を言っても声はどこにも届かないのですよ」
「本当にそう思っているの?」
おばさんはスマホをハミルトンに見せる。その画面はあたしの位置からも見えた。
あたしが映っている。
カメラの位置は……リアル!?
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