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10. 食事会 ③
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「うん、そうだね。簡単にいうと彼は君に会いにきたのだよ。フェーリ」
「……私?」
さらに首を傾げれば、素敵な笑顔で社長はさらっと教えてくれた。
「うん。6年に及ぶ宗教戦争がやっと終焉を迎えてね、君を聖女と信じる宗教がテワダプドルの国教となったのさ」
なるほど。その聖女に会いにきたってことか……って、いやいやいや、待って!
その聖女って、私……⁇
聖女って、この間セルンも言ってたよね。
ふと8年前の記憶が蘇る。
──ストロング子爵家に拉致された謎の事件。
そういえば当主の口止め料を断ったら、聖女だとか言ってすごい泣きだしたわね……。
その息子の名前は……。そうだ、キーパーだ。
なにも関係ないのに連帯責任で共に追放されたんだよね。その前日にわざわざ屋敷に謝りにきてくれた。キーパーは確か宗教活動に熱心な人だっけ……。気の毒だよね……、って、ん?
宗教、追放、聖女……。え、まさか……!
はっと勢いよく頭をもたげて、社長をみた。
「……ストロング、子爵?」
その名前を口にすると、社長は驚いたようにその青い目を見開いた。が、すぐさまいつもの笑顔を浮かべて、
「さすが私の娘だ、フェーリ」
誇らしげに私を褒めると、慈愛に満ち溢れた表情で頭を撫でてくれた。
「うまく事を運べたら、これから始まる戦争の力になってくれる。だからねフェーリ、頼んだよ?」
戦争の力になってくれるならそれは一大事だ……って、戦争? なんの戦争⁇ これから始まるって、どういうこと……?
唐突すぎて唖然としていると、社長は撫でる手を止めて、再び歩を進めた。
「詳しい説明は後だ。あまり客人を待たせるのはよくないからね。さあ、行こう」
説明は後って、いや、先にしてよ、社長……。
いきなり一国の王が極秘に会いにきたって、このタイミングで言う、普通?
まだ動揺している私を優しく手招きして、ついてくるように促した。いつも思うけど、社長の仕草と言葉のズレが激しいよね……。
拒否権を与えられず、観念してドボドボとその後を追った。
かなり緊張して正門に到着すると、そこにはコンラッド家の白い馬車が止めてあった。
馬車の前には、20代後半くらいの男性が凛然と立っている。あ、スーツ着てる。珍しい……。転生してから初めて見たかも。
そんな彼の隣には小麦色の肌が輝いて見える女性がいた。付き人かな?
彼女は普通に王国の護衛らしい服装を身に纏っている。こちらの文化に合わせてくれたのね。
この人が南の王……?
灰色がかったブロンドの癖毛。
顔にかけている丸眼鏡の奥には空虚な、まるで魂を奪われたような黒い目がどこか遠いところを見ている。なんだか少し不思議な人だ。
「ようこそ、ジョセフ様。当主のドナルドです。突然の招待にも関わらず、速やかに応じていただき、感謝しています」
流暢な外国語で社長はジョセフを歓迎した。
社長ほどではないが、貴族の基本的な教養として私も一応周辺諸国の主要な言語を身につけている。
「…………」
奇妙な沈黙が流れた。
なぜかジョセフは社長に挨拶を返そうとせず、その顔はどこか嫌悪の色があった。
そんなジョセフを見かねたのか、付き人の綺麗なお姉さんが喉を鳴らした。
それでやっと返されたのは、素っ気ない挨拶だった。
「……どうも。ジョセフ・オーウェルです」
「ありがとうございます。ジョセフ様、紹介させていただきます。娘のフェーリです」
動揺することなく社長は私を紹介した。
さすが社長、相変わらず完璧すぎる。そう思いつつ、スカートの裾を軽く摘み、膝を曲げる。
「初めてお目に、かかります。フェーリ、コンラッド……でございます」
かなり頑張って自己紹介をした。顔を上げると、ジョセフはつまらなさそうな表情で、「どうも」と冷たく点頭した。
あれ、なんだか嫌われてる……?
違和感を覚えて、ジョセフの顔を見つめると、迷惑そうな表情が返ってきた。やはり嫌われてる……。
どうして、の前に、どうしよう⁇ と焦った時、素敵な笑顔で社長は場の雰囲気を和ませてくれた。
「立ち話もなんですから、とりあえず中へ入りましょう」
「ああ」
短くそう言うと、ジョセフは私を素通りしていった。
軽くショックを受けて呆然とその背中を眺めていれば、ぽつり、と頬に冷たい雨が触れた。
「さあ、聖女様も中へどうぞ」
ハスキーな声で、ジョセフの付き人が私を気づかってくれた。その口元の柔らかい笑みをみて、ホッと安堵する。
こちらには嫌われていないみたい。でも、私は聖女なんかじゃないよ……。そう否定したいところだが、発言に気を付けろと社長に釘を刺されたのよね。微妙な気持ちで彼女にうなずいた。
王国の運命がかかっているから、南の王と友好的な関係を結ばないといけない。それなのに初手から失敗した気がする。
うぅ、気が重いよ……。
げんなりした気分で再び屋敷のほうへと足を運んだ。
ばらばらと大粒の雨が降り出してきた。
速足で応接間に入ると、ちょうどニロとジョセフが挨拶を終えたところであった。そのままダインニングルームへ移動して、食事がてらに会話を始める。
「ジョセフ様、即位式の方は順調ですか?」
「……お陰様で」
社長に素っ気なくそう返すと、ジョセフはラム肉のステーキを小さく切り分けて口に運ぶ。
「長年の戦争で経済も疲弊していることでしょう。私達でお役に立てることがあれば、どうぞ遠慮なく仰ってください」
素敵な笑顔の社長を冷たい目で見つめ、数秒の間を置いてから、「感謝します」とジョセフが口ごもった。
……これは気まずい。
意外な形だけれど、やっと政治に参加できる。コンラッド家のためもあるけれど、なにより私はニロの役に立ちたい。
どうしてもこの会合を成功させたいのに、ジョセフは明らかに私のことを毛嫌いしている。とても話しかけられる雰囲気ではないね……。
とりあえず安易な発言を控えよう、と諦めて目の前のステーキに目を落とした。
温かく立ちのぼる湯気から羊の独特な匂いが伝わってくる。
ナイフで肉を骨から切り離すと、さっそく口の中へ入れた。
うん、香ばしいわ~!
塩と胡椒だけの、癖のない柔らかい肉が舌の上で溶けて、濃厚な肉汁がじゅわっと広がる。
美味しい料理のお陰で憂鬱だった気分が一気に明るくなり、少し心が和んだ。
「……美味しい」
社長とジョセフがまだ会話しているのに、つい張り切って声を出してしまった。はっと口元を隠すと、ふっ、とニロが面白がって笑った。うぅ、恥ずかしい……。
「……聖女様ってのは呑気でいいですね」
ナイフとフォークを置き、ジョセフは露骨に嫌そうな表情を見せた。
あー、ついにやってしまった……!
「申し──」
「──何もその言い方はなかろう?」
謝ろうと口を開きかけたが、ニロに遮られた。見慣れたニロの厳しそうな顔には、怒りの色がチラついていた。
「なに、本当のことを言っただけです」
知らん顔でジョセフはワインを一口啜る。
「貴殿の国で起きたこととフェーリは関係ない、勝手に烙印を捺すでない」
「関係ない、ですと?」
ニロの発言にジョセフは険しい表情を浮かべる。
「当然だ。元より貴殿の国民が勝手に始めた争いであろう? 何も知らないフェーリのせいにするのは慮外だ」
「……お言葉ですがニロ王子、戦争で多くの人が死んでいるのですよ。知らない関係ないで逃げるつもりですか?」
ぎゅっと拳を握り、ジョセフはニロを見つめかえす。
「ジョセフ殿下。逃げるもなにも、そもそもフェーリは宗教戦争に直接関与してないのではないか? 盲目的に彼女を戦争の引き金と決めづけるなど、被害妄想もいいところだ」
「盲目的、被害妄想……?」
「なんだ、本当のことを言ったまでであろう?」
ピリピリして2人は沈黙したが、それでも譲歩することなく互いをじっと睨み合った。
王国の運命が関わっているのに、このままだと二国間の関係が崩壊してしまうよ……! 慌ててすっくと椅子から立ち上がった瞬間、ピカッ、と部屋の中が青く光った。
「……私?」
さらに首を傾げれば、素敵な笑顔で社長はさらっと教えてくれた。
「うん。6年に及ぶ宗教戦争がやっと終焉を迎えてね、君を聖女と信じる宗教がテワダプドルの国教となったのさ」
なるほど。その聖女に会いにきたってことか……って、いやいやいや、待って!
その聖女って、私……⁇
聖女って、この間セルンも言ってたよね。
ふと8年前の記憶が蘇る。
──ストロング子爵家に拉致された謎の事件。
そういえば当主の口止め料を断ったら、聖女だとか言ってすごい泣きだしたわね……。
その息子の名前は……。そうだ、キーパーだ。
なにも関係ないのに連帯責任で共に追放されたんだよね。その前日にわざわざ屋敷に謝りにきてくれた。キーパーは確か宗教活動に熱心な人だっけ……。気の毒だよね……、って、ん?
宗教、追放、聖女……。え、まさか……!
はっと勢いよく頭をもたげて、社長をみた。
「……ストロング、子爵?」
その名前を口にすると、社長は驚いたようにその青い目を見開いた。が、すぐさまいつもの笑顔を浮かべて、
「さすが私の娘だ、フェーリ」
誇らしげに私を褒めると、慈愛に満ち溢れた表情で頭を撫でてくれた。
「うまく事を運べたら、これから始まる戦争の力になってくれる。だからねフェーリ、頼んだよ?」
戦争の力になってくれるならそれは一大事だ……って、戦争? なんの戦争⁇ これから始まるって、どういうこと……?
唐突すぎて唖然としていると、社長は撫でる手を止めて、再び歩を進めた。
「詳しい説明は後だ。あまり客人を待たせるのはよくないからね。さあ、行こう」
説明は後って、いや、先にしてよ、社長……。
いきなり一国の王が極秘に会いにきたって、このタイミングで言う、普通?
まだ動揺している私を優しく手招きして、ついてくるように促した。いつも思うけど、社長の仕草と言葉のズレが激しいよね……。
拒否権を与えられず、観念してドボドボとその後を追った。
かなり緊張して正門に到着すると、そこにはコンラッド家の白い馬車が止めてあった。
馬車の前には、20代後半くらいの男性が凛然と立っている。あ、スーツ着てる。珍しい……。転生してから初めて見たかも。
そんな彼の隣には小麦色の肌が輝いて見える女性がいた。付き人かな?
彼女は普通に王国の護衛らしい服装を身に纏っている。こちらの文化に合わせてくれたのね。
この人が南の王……?
灰色がかったブロンドの癖毛。
顔にかけている丸眼鏡の奥には空虚な、まるで魂を奪われたような黒い目がどこか遠いところを見ている。なんだか少し不思議な人だ。
「ようこそ、ジョセフ様。当主のドナルドです。突然の招待にも関わらず、速やかに応じていただき、感謝しています」
流暢な外国語で社長はジョセフを歓迎した。
社長ほどではないが、貴族の基本的な教養として私も一応周辺諸国の主要な言語を身につけている。
「…………」
奇妙な沈黙が流れた。
なぜかジョセフは社長に挨拶を返そうとせず、その顔はどこか嫌悪の色があった。
そんなジョセフを見かねたのか、付き人の綺麗なお姉さんが喉を鳴らした。
それでやっと返されたのは、素っ気ない挨拶だった。
「……どうも。ジョセフ・オーウェルです」
「ありがとうございます。ジョセフ様、紹介させていただきます。娘のフェーリです」
動揺することなく社長は私を紹介した。
さすが社長、相変わらず完璧すぎる。そう思いつつ、スカートの裾を軽く摘み、膝を曲げる。
「初めてお目に、かかります。フェーリ、コンラッド……でございます」
かなり頑張って自己紹介をした。顔を上げると、ジョセフはつまらなさそうな表情で、「どうも」と冷たく点頭した。
あれ、なんだか嫌われてる……?
違和感を覚えて、ジョセフの顔を見つめると、迷惑そうな表情が返ってきた。やはり嫌われてる……。
どうして、の前に、どうしよう⁇ と焦った時、素敵な笑顔で社長は場の雰囲気を和ませてくれた。
「立ち話もなんですから、とりあえず中へ入りましょう」
「ああ」
短くそう言うと、ジョセフは私を素通りしていった。
軽くショックを受けて呆然とその背中を眺めていれば、ぽつり、と頬に冷たい雨が触れた。
「さあ、聖女様も中へどうぞ」
ハスキーな声で、ジョセフの付き人が私を気づかってくれた。その口元の柔らかい笑みをみて、ホッと安堵する。
こちらには嫌われていないみたい。でも、私は聖女なんかじゃないよ……。そう否定したいところだが、発言に気を付けろと社長に釘を刺されたのよね。微妙な気持ちで彼女にうなずいた。
王国の運命がかかっているから、南の王と友好的な関係を結ばないといけない。それなのに初手から失敗した気がする。
うぅ、気が重いよ……。
げんなりした気分で再び屋敷のほうへと足を運んだ。
ばらばらと大粒の雨が降り出してきた。
速足で応接間に入ると、ちょうどニロとジョセフが挨拶を終えたところであった。そのままダインニングルームへ移動して、食事がてらに会話を始める。
「ジョセフ様、即位式の方は順調ですか?」
「……お陰様で」
社長に素っ気なくそう返すと、ジョセフはラム肉のステーキを小さく切り分けて口に運ぶ。
「長年の戦争で経済も疲弊していることでしょう。私達でお役に立てることがあれば、どうぞ遠慮なく仰ってください」
素敵な笑顔の社長を冷たい目で見つめ、数秒の間を置いてから、「感謝します」とジョセフが口ごもった。
……これは気まずい。
意外な形だけれど、やっと政治に参加できる。コンラッド家のためもあるけれど、なにより私はニロの役に立ちたい。
どうしてもこの会合を成功させたいのに、ジョセフは明らかに私のことを毛嫌いしている。とても話しかけられる雰囲気ではないね……。
とりあえず安易な発言を控えよう、と諦めて目の前のステーキに目を落とした。
温かく立ちのぼる湯気から羊の独特な匂いが伝わってくる。
ナイフで肉を骨から切り離すと、さっそく口の中へ入れた。
うん、香ばしいわ~!
塩と胡椒だけの、癖のない柔らかい肉が舌の上で溶けて、濃厚な肉汁がじゅわっと広がる。
美味しい料理のお陰で憂鬱だった気分が一気に明るくなり、少し心が和んだ。
「……美味しい」
社長とジョセフがまだ会話しているのに、つい張り切って声を出してしまった。はっと口元を隠すと、ふっ、とニロが面白がって笑った。うぅ、恥ずかしい……。
「……聖女様ってのは呑気でいいですね」
ナイフとフォークを置き、ジョセフは露骨に嫌そうな表情を見せた。
あー、ついにやってしまった……!
「申し──」
「──何もその言い方はなかろう?」
謝ろうと口を開きかけたが、ニロに遮られた。見慣れたニロの厳しそうな顔には、怒りの色がチラついていた。
「なに、本当のことを言っただけです」
知らん顔でジョセフはワインを一口啜る。
「貴殿の国で起きたこととフェーリは関係ない、勝手に烙印を捺すでない」
「関係ない、ですと?」
ニロの発言にジョセフは険しい表情を浮かべる。
「当然だ。元より貴殿の国民が勝手に始めた争いであろう? 何も知らないフェーリのせいにするのは慮外だ」
「……お言葉ですがニロ王子、戦争で多くの人が死んでいるのですよ。知らない関係ないで逃げるつもりですか?」
ぎゅっと拳を握り、ジョセフはニロを見つめかえす。
「ジョセフ殿下。逃げるもなにも、そもそもフェーリは宗教戦争に直接関与してないのではないか? 盲目的に彼女を戦争の引き金と決めづけるなど、被害妄想もいいところだ」
「盲目的、被害妄想……?」
「なんだ、本当のことを言ったまでであろう?」
ピリピリして2人は沈黙したが、それでも譲歩することなく互いをじっと睨み合った。
王国の運命が関わっているのに、このままだと二国間の関係が崩壊してしまうよ……! 慌ててすっくと椅子から立ち上がった瞬間、ピカッ、と部屋の中が青く光った。
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