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6. 舞踏会 終
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「フェーリ、無事だったのか?」
いつも通り多くの人に囲まれていたが、私とキウスがみえると、ニロはすかさず心配しにきてくれた。
(ごめん、ニロ。散歩しようと思ったら、道に迷った)
瞳でそう答えれば、ニロは無言で私の目を覗きこんできた。
「……散歩。ふうん……ふむ、そうか」
一瞬だけニロの銀目が冷たく光った。……なんだろう?
違和感を覚えたものの、正直さっきの一件で精神がかなり疲弊した。今はただ早く屋敷に戻りたい。
(まだ仕事が残っているから、そろそろ帰ろうと思うの)
「ふむ。そうだな。よかろう」
てっきり引き止められると思ったのに、妙に潔く了解してくれた。ニロの反応が変だ。なんだか怒ってるみたい。
不思議に思いながら、ニロに手をふった。
(わざわざ見送らなくてもいいよ、ニロ)
舞踏会の真っ只中、王子が抜けるのも不自然だからね。
気遣って何度も大丈夫と言ったが、結局「よいのだ」とニロが外まで見送りに来てくれた。
すっかり暗くなった王城の前には護衛の姿しかなく、ひっそりかんとしている。宴たけなわの頃だもの。この時間に帰るなんて私だけ。
道が空いているから、馬車はすぐにやってきた。
(せっかく招待してくれたのに、長居できなくてごめんね)
申し訳なさそうにしていると、ニロは不満げに眉をひそめた。
「謝るな、フェーリ。お前のせいではない」
(……気づかってくれてありがとう、ニロ。そして演奏お疲れ様)
瞳でそう伝えると、ニロは悔しそうな表情を浮かべて、ふぅ、と深い息を吐いた。
(どうしたの?)
「……ふむ。実を言うと余はお前に演奏を聞いて欲しかった。そもそもあれはお前のために……」
あ、そうか。せっかくだからニロは私に演奏を聞いて欲しかったのね。
(途中からだけどちゃんと聴いたよ、ニロ? 相変わらず素晴らしい演奏だった。とても感動したわ!)
「……そう、なのか?」
(うん。心を奪われる素敵な音色だったよ!)
元気よくその思いを伝えると、にわかにニロが表情を崩した。
「……そうか。余が奏でた音でお前の心を奪えたのであれば、それは欣快の至りだ」
あ、ニロの笑顔……。
心なしか最近どんどん眩しくなってきた気がする。
ぽうっと見惚れていれば、その桃色の唇はみるみる綻んでいった。
「……フェーリ」
愛おしそうに私の名を囁くと、ニロは私の両手を取った。ふわっと体を引き寄せられて、気づけばニロの両肩に手が回っていた。
あれ、なにこの体勢……。まるで抱きしめ合っているみたいじゃない……!
腰にかかったニロの手をチラ見して、かっと頬に熱がこもる。
ドキッと顔を上げると、ニロと鼻先がふれた。
うっ、近い…っ
身をこわばせる私に額を寄せてきて、ニロはこの上ない甘ったるい声で囁いた。
「やっとお前も余を見てくれるようになったのか」
熱い吐息が唇をくすぐり、胸が更に鼓動を増す。
(……さ、最初からちゃんとニロの努力を見てきたよ)
光を帯びた美しい銀色の瞳で見つめられ、湯気が出るほど熱い頬でそう返すと、なぜだかニロはそれは幸せそうに微笑んだ。
その笑顔はいつもと違ってうっとりしてみえる。
努力が認められて嬉しいのかな? 私もキウスに認められたばかりだから気持ちはわかるわ。なんて思ったら、突然ニロの腕から解放され、困った顔をされた。
「……気をつけて帰りたまえ」
あれ、ニロの目が少し怖い。
さっきまで柔らかい眼差しだったはずなのに……気のせいだったのかな……?
よくわからないまま軽く膝を曲げて別れを告げた。
そしてやっと仕事に戻れると安堵して、一人で馬車に乗り王城を後にしたのだ。
******【ニロ・ブルック・ジュリアス】
「キウス。フェーリを森の方へ連れて行った連中の名を全員調べたまえ」
離れてゆくフェーリの馬車を遠い目で見ながら、キウスに命じた。
フェーリから事情を隠すように言われ、キウスは驚く素振りを見せた。
その動揺を気に留めることなく続けて言葉を発する。
「加えてドナルド卿にも報告せよ。いよいよ下級貴族のみならず、飾りでしかない公爵家らにも立場を黙示する時が来た、と」
「……はっ」
急ぎ足で森の方へ向かったキウスを見送り、憂鬱な気分で再び会場へと足を運ぶ。
フェーリのいない宴会で貴族らの雑談に付き合わなければならない。これはもはや、ただの苦痛でしかない。
フェーリ……。
先程伝わってきたフェーリの気持ちを思い出し、ふいに口元がゆるむ。
相変わらずフェーリは余に頼ろうとしない。
今日の出来事も余から隠蔽するつもりだが、あいにく思考が読める余にそれは通じない。
余のタレントは目を見つめる相手が考えることしか読めない。フェーリは未だにそう勘違いしている。
しかし、実際は相手の制御など関係なく、目を見れば得たい情報や心情までを余が自由に探ることができるのだ。
それゆえ昔からセルンを意識する彼女の気持ちを手に取るように分かっていた。
それでフェーリの気を引こうと余は日頃から親密な触れ合いを心がけてきたのだ。
こうして自然とフェーリの瞳から余への気持ちが伝わってくるのが堪らなく愛おしい。
普段はフェーリの思考を詮索しないようにしているのだが、今し方久しぶりにその頭を覗いてみた。
数多の情報と共に、8年もかけて育んできた尊い思いが直接心に流れ込み、胸が幸福感で一杯だ。
これ以上喜ばしいことはないが、同時に耐えがたい激情が込み上げてくる。
公爵令嬢の名はダイアナと言ったか。よくも理不尽にフェーリを叩いてくれた。あの令嬢だけは直に成敗しなければ気が済まないな……。
3人の行いに相応しい罰を考えつつ、きつく拳を握った。
8年前とちがって、日々ドナルド卿を見習いつつ、余は実権を握る貴族らと関係を深めてきた。それで手に入れた権力は、全てこの世界からフェーリを守るためのものだ。
西の国に密偵を送り込み、政変を見越すドナルド卿の企ても順調に進んでいる。
現時点で象徴でしかない公爵家らの存在はすでに必要なかろう。これを機に全体の改革を行うのも悪くないな。
「あ、ニロ殿下!」
「お助けください、殿下!」
「ニロ殿下!」
<貴賓の間> に到着するや否や、先ほどから余を囲む騒がしい令嬢らがあたふたとしがみついてきた。
「ニロ殿下、森のほうでキウス様とその婚約者が突然わたくし達に暴力を振るいましたわ!」
「ええ、私たちを庇って公爵家のリック様が気を失わされました!」
「殿下、どうかお助けください! もっと酷いことをするとキウス様から脅迫を受けましたわ!」
ポロポロ涙を零しながら堂々と嘘を口にできるものだな。
その瞳から伝わってくる薄汚い感情に思わず興が冷める。
せっかくキウスに名前を調べるよう命令したのに、まさか鴨が葱を背負ってくるとは。
「ふむ、よかろう。2度と変な真似ができないよう、そうとうの罰を下すとしよう」
「本当ですか、ニロ殿下?!」
「まあ、心強いですわ!」
「殿下が動いてくださるなら安心ですこと!」
そう言って令嬢等は醜い笑顔を見せた。
久しぶりにフェーリから癒しを得たばかりなのに、すべてが台無しだ。
「どんな罰が一番ふさわしいのか。ちと考えてみる。それを楽しみにしたまえ」
苛立ちから多少暗示的にそう伝えたが、
「わたくしたちのために殿下が自ら動くなんて、感動ですわ!」
「ええ、まったくその通りです! 嬉しいですわ、ニロ殿下!」
「ほっとしました、ありがとうございます、ありがとうございます!」
とまったく通じなかった。
まあ、よかろう。
軽く肩を竦めて、勝手に勘違いする令嬢らに背中をみせた。
醜い欲望しかない舞踏会を途中で抜けるための建前を手に入れた。
時間があるから、自筆でドナルド卿に手紙を送ろうか。
そうして意外にも子煩悩なドナルド卿と相談して、直ちに裏から手を回し、後日徹底した罰を彼女らに下したのである。
いつも通り多くの人に囲まれていたが、私とキウスがみえると、ニロはすかさず心配しにきてくれた。
(ごめん、ニロ。散歩しようと思ったら、道に迷った)
瞳でそう答えれば、ニロは無言で私の目を覗きこんできた。
「……散歩。ふうん……ふむ、そうか」
一瞬だけニロの銀目が冷たく光った。……なんだろう?
違和感を覚えたものの、正直さっきの一件で精神がかなり疲弊した。今はただ早く屋敷に戻りたい。
(まだ仕事が残っているから、そろそろ帰ろうと思うの)
「ふむ。そうだな。よかろう」
てっきり引き止められると思ったのに、妙に潔く了解してくれた。ニロの反応が変だ。なんだか怒ってるみたい。
不思議に思いながら、ニロに手をふった。
(わざわざ見送らなくてもいいよ、ニロ)
舞踏会の真っ只中、王子が抜けるのも不自然だからね。
気遣って何度も大丈夫と言ったが、結局「よいのだ」とニロが外まで見送りに来てくれた。
すっかり暗くなった王城の前には護衛の姿しかなく、ひっそりかんとしている。宴たけなわの頃だもの。この時間に帰るなんて私だけ。
道が空いているから、馬車はすぐにやってきた。
(せっかく招待してくれたのに、長居できなくてごめんね)
申し訳なさそうにしていると、ニロは不満げに眉をひそめた。
「謝るな、フェーリ。お前のせいではない」
(……気づかってくれてありがとう、ニロ。そして演奏お疲れ様)
瞳でそう伝えると、ニロは悔しそうな表情を浮かべて、ふぅ、と深い息を吐いた。
(どうしたの?)
「……ふむ。実を言うと余はお前に演奏を聞いて欲しかった。そもそもあれはお前のために……」
あ、そうか。せっかくだからニロは私に演奏を聞いて欲しかったのね。
(途中からだけどちゃんと聴いたよ、ニロ? 相変わらず素晴らしい演奏だった。とても感動したわ!)
「……そう、なのか?」
(うん。心を奪われる素敵な音色だったよ!)
元気よくその思いを伝えると、にわかにニロが表情を崩した。
「……そうか。余が奏でた音でお前の心を奪えたのであれば、それは欣快の至りだ」
あ、ニロの笑顔……。
心なしか最近どんどん眩しくなってきた気がする。
ぽうっと見惚れていれば、その桃色の唇はみるみる綻んでいった。
「……フェーリ」
愛おしそうに私の名を囁くと、ニロは私の両手を取った。ふわっと体を引き寄せられて、気づけばニロの両肩に手が回っていた。
あれ、なにこの体勢……。まるで抱きしめ合っているみたいじゃない……!
腰にかかったニロの手をチラ見して、かっと頬に熱がこもる。
ドキッと顔を上げると、ニロと鼻先がふれた。
うっ、近い…っ
身をこわばせる私に額を寄せてきて、ニロはこの上ない甘ったるい声で囁いた。
「やっとお前も余を見てくれるようになったのか」
熱い吐息が唇をくすぐり、胸が更に鼓動を増す。
(……さ、最初からちゃんとニロの努力を見てきたよ)
光を帯びた美しい銀色の瞳で見つめられ、湯気が出るほど熱い頬でそう返すと、なぜだかニロはそれは幸せそうに微笑んだ。
その笑顔はいつもと違ってうっとりしてみえる。
努力が認められて嬉しいのかな? 私もキウスに認められたばかりだから気持ちはわかるわ。なんて思ったら、突然ニロの腕から解放され、困った顔をされた。
「……気をつけて帰りたまえ」
あれ、ニロの目が少し怖い。
さっきまで柔らかい眼差しだったはずなのに……気のせいだったのかな……?
よくわからないまま軽く膝を曲げて別れを告げた。
そしてやっと仕事に戻れると安堵して、一人で馬車に乗り王城を後にしたのだ。
******【ニロ・ブルック・ジュリアス】
「キウス。フェーリを森の方へ連れて行った連中の名を全員調べたまえ」
離れてゆくフェーリの馬車を遠い目で見ながら、キウスに命じた。
フェーリから事情を隠すように言われ、キウスは驚く素振りを見せた。
その動揺を気に留めることなく続けて言葉を発する。
「加えてドナルド卿にも報告せよ。いよいよ下級貴族のみならず、飾りでしかない公爵家らにも立場を黙示する時が来た、と」
「……はっ」
急ぎ足で森の方へ向かったキウスを見送り、憂鬱な気分で再び会場へと足を運ぶ。
フェーリのいない宴会で貴族らの雑談に付き合わなければならない。これはもはや、ただの苦痛でしかない。
フェーリ……。
先程伝わってきたフェーリの気持ちを思い出し、ふいに口元がゆるむ。
相変わらずフェーリは余に頼ろうとしない。
今日の出来事も余から隠蔽するつもりだが、あいにく思考が読める余にそれは通じない。
余のタレントは目を見つめる相手が考えることしか読めない。フェーリは未だにそう勘違いしている。
しかし、実際は相手の制御など関係なく、目を見れば得たい情報や心情までを余が自由に探ることができるのだ。
それゆえ昔からセルンを意識する彼女の気持ちを手に取るように分かっていた。
それでフェーリの気を引こうと余は日頃から親密な触れ合いを心がけてきたのだ。
こうして自然とフェーリの瞳から余への気持ちが伝わってくるのが堪らなく愛おしい。
普段はフェーリの思考を詮索しないようにしているのだが、今し方久しぶりにその頭を覗いてみた。
数多の情報と共に、8年もかけて育んできた尊い思いが直接心に流れ込み、胸が幸福感で一杯だ。
これ以上喜ばしいことはないが、同時に耐えがたい激情が込み上げてくる。
公爵令嬢の名はダイアナと言ったか。よくも理不尽にフェーリを叩いてくれた。あの令嬢だけは直に成敗しなければ気が済まないな……。
3人の行いに相応しい罰を考えつつ、きつく拳を握った。
8年前とちがって、日々ドナルド卿を見習いつつ、余は実権を握る貴族らと関係を深めてきた。それで手に入れた権力は、全てこの世界からフェーリを守るためのものだ。
西の国に密偵を送り込み、政変を見越すドナルド卿の企ても順調に進んでいる。
現時点で象徴でしかない公爵家らの存在はすでに必要なかろう。これを機に全体の改革を行うのも悪くないな。
「あ、ニロ殿下!」
「お助けください、殿下!」
「ニロ殿下!」
<貴賓の間> に到着するや否や、先ほどから余を囲む騒がしい令嬢らがあたふたとしがみついてきた。
「ニロ殿下、森のほうでキウス様とその婚約者が突然わたくし達に暴力を振るいましたわ!」
「ええ、私たちを庇って公爵家のリック様が気を失わされました!」
「殿下、どうかお助けください! もっと酷いことをするとキウス様から脅迫を受けましたわ!」
ポロポロ涙を零しながら堂々と嘘を口にできるものだな。
その瞳から伝わってくる薄汚い感情に思わず興が冷める。
せっかくキウスに名前を調べるよう命令したのに、まさか鴨が葱を背負ってくるとは。
「ふむ、よかろう。2度と変な真似ができないよう、そうとうの罰を下すとしよう」
「本当ですか、ニロ殿下?!」
「まあ、心強いですわ!」
「殿下が動いてくださるなら安心ですこと!」
そう言って令嬢等は醜い笑顔を見せた。
久しぶりにフェーリから癒しを得たばかりなのに、すべてが台無しだ。
「どんな罰が一番ふさわしいのか。ちと考えてみる。それを楽しみにしたまえ」
苛立ちから多少暗示的にそう伝えたが、
「わたくしたちのために殿下が自ら動くなんて、感動ですわ!」
「ええ、まったくその通りです! 嬉しいですわ、ニロ殿下!」
「ほっとしました、ありがとうございます、ありがとうございます!」
とまったく通じなかった。
まあ、よかろう。
軽く肩を竦めて、勝手に勘違いする令嬢らに背中をみせた。
醜い欲望しかない舞踏会を途中で抜けるための建前を手に入れた。
時間があるから、自筆でドナルド卿に手紙を送ろうか。
そうして意外にも子煩悩なドナルド卿と相談して、直ちに裏から手を回し、後日徹底した罰を彼女らに下したのである。
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