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113 ~オリジナルのミーリアは見た!~
しおりを挟む冷たい湖に突き落とされ、偶然が重なり現在はこの世界の管理者をやっております。
せっかく生まれたこの世界……改めて貴族社会を物語で読むと、なんだか難しくて面倒くさい。
死んでしまったのは…他人からすれば無念な事なのだろう…とは思うけれど、私はこれで良かったかな?と思っている。
だって…自分で言うのもなんだけど、可憐な少女の外見に反して、私ってば極度の面倒くさがり屋だったりするの。
物事を決めるのは面倒くさいかそうじゃないか……というのが基準って言うのを公言する位のね。
偶然だけど、私の身体に別の世界のみのりさんって方が入ってくれたし…これでお父様にも兄様にも迷惑を掛けずに本を読んでいられる~よかったよかった♪
それにね、ずっと独りだと思っていたこの空間に、あの子達が来れるようになったのも嬉しい事だった。
やっぱり、時々は人と話したいじゃない?
それに、その子達はこの空間に独りでも寂しくない方法を見つけ出してくれたしね!
一応、私はあの世界に干渉はしてはいけないらしいんだけど、少しは良いわよね?
元は違う世界の子達だったしね。
そのお礼じゃないけど、少しは助けてあげてもいいかなぁ?ってね♪
まぁでも、やっぱり私の一番の憧れは、あの魔法士なのよね。
綺麗でカッコ良くって、すっごい魔法使うでしょう?
私も見習わなくちゃ!
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