16 / 69
16 義両親との顔合わせ
しおりを挟む
約束の時間が近付いたため、私とリアム様は、公爵家の敷地のすぐ近くにある、リアム様のご両親が住んでいる屋敷に向かった。
先代の公爵夫妻の屋敷は、お二人と執事などの使用人、騎士が寝泊まりする部屋もあるからか、マオニール邸ほど大きくはないにしても、3階建ての大きな洋館だった。
約束をしているから、すぐに邸内にいれてもらえ、応接間に案内してくれるメイドの後に付いて歩いていると、リアム様が言う。
「アイリス、手と足が一緒に出てる」
「えっ!?」
緊張のあまりか、無意識の内にそんな事になってしまっていたらしく、隣を歩くリアム様に笑われてしまった。
「申し訳ございません」
「謝らなくてもいいよ」
「……リアム様は意地悪ですわね。人が緊張している姿を見て笑うだなんて酷いですわ」
少しだけムッとして、この国で上品だと言われている言葉遣いで話すと、リアム様が手を合わせて謝ってくれる。
「ごめんごめん、意地悪じゃなくて可愛いなって微笑ましく思っただけだよ」
「からかってますわね?」
「本当にそう思ったんだって」
そんな事を言ってくれているけど、クスクス笑っているから、可愛いだなんて絶対に思っていないに決まっている。
こんな風に笑われているのに、本気で腹が立たないのは、リアム様の笑顔から悪意を感じられないからかもしれない。
私に対する悪戯が成功して、その反応を見て大笑いしている時のことを思い出す。
あの時の不快感に比べれば、リアム様の笑顔はそれこそ可愛らしいものだ。
「アイリス、本当に可愛いと思ったんだよ。嫌な思いをさせたならごめん」
いつもよりも声が近くに聞こえると思って、いつの間にか俯いてしまっていた顔を上げた。
すると、リアム様の顔が私の顔のすぐ近くにあって、驚いて横に飛ぶように逃げる。
「ひゃあ!?」
「そんなに嫌がらなくても……。距離感を間違えてたことについては謝る」
「嫌がっているわけではないですわ! リアム様のお顔が近くにあると色々と辛いだけです」
「え、どういう事?」
お顔がとっても良いので、至近距離で見ると心臓に悪いんです!
とは言えず、不思議そうにしているリアム様に、とっさに思い付いた答えを返す。
「その、顔が白くて」
「え? その答えを聞いたら、余計に気になるんだけど? 白いと辛いの?」
リアム様が眉を寄せて聞き返してきた時、前を歩いていたメイドが足を止めた。
その為、私とリアム様も足を止め、メイドの行動に集中する。
メイドは部屋の扉をノックし、中から声が返ってくると、扉を開けてくれた。
まずはリアム様が中に入ると、部屋の入り口の横に立ち、私が入るのを待ってくれる。
私は一礼してから部屋の中に足を踏み入れて立ち止まった。
入って正面には応接セットがあり、そこに、リアム様のご両親である、エリザベス様とアンサム様が座っていた。
私の横にリアム様が立つと、お二人共がソファーから立ち上がって出迎えて下さり、お二人が座っておられた、向かい側のソファーに座るようにすすめてくださった。
エリザベス様もアンサム様も、リアム様のご両親だと納得できてしまうほどの美男美女だった。
ご夫婦共に40歳手前らしいのだけれど、20代だと言われても疑わない程に若々しく見える。
エリザベス様は肌がとても白くて、好奇心のせいなのか、私に向けている、ぱっちりとした大きな赤い瞳がキラキラしていて可愛らしい。
アンサム様はリアム様がお父さま似なのだと一目でわかるほど、調った顔をされていて、まるで幼さのなくなったリアム様といった感じだった。
「父上、母上、紹介が遅くなり申し訳ございません。彼女が急遽、僕の我儘で嫁に来てくれたアイリスです」
「アイリスと申します。ご挨拶が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした」
カーテシーをすると、リアム様が今度は私に、ご両親を紹介してくれる。
「アイリス、こちらに座っている二人が僕の両親だよ」
リアム様の言葉を受けて、アンサム様が私を見て言う。
「はじめまして。リアムの父のアンサムだ。よろしく」
「私がリアムの母のエリザベスよ。よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。あの、エリザベス様、お礼が遅くなりましたが、先日は素敵なお部屋をご用意いただき、ありがとうございました」
頭を下げると、腰まである長いウェーブのかかった黒髪を揺らし、エリザベス様は両手を口の前で合わせて聞いてこられた。
「気に入ってもらえたかしら? 娘がいたら、こんな部屋にしてあげたいな、って思っていたものにしたんだけれど、どうだった? 好みもあるだろうからと思って、たくさん選んでしまってごめんなさいね?」
「とても素敵で、どの部屋を使わせていただくか迷ってしまいました」
エリザベス様が用意して下さったお部屋は、木製の家具以外はピンク、白、水色のものが多く、どの部屋にも天蓋付きのベッドがあって、自分がお姫様になった様な気分になれる。
そんな可愛らしい部屋が何個も用意されていたものだから、エリザベス様の気持ちを無駄にしたくないこともあり、何日かごとに部屋を移動することに決めた。
「嬉しいわ! 一生懸命、選んでよかった! 良かったら、色々と他にも選んでもよいかしら?」
エリザベス様が嬉しそうに微笑んだ時だった。
黙って話を聞いていたアンサム様がエリザベス様の背中に手を回したかと思うと、後ろから本を一冊引っ張り出し、エリザベス様の顔の前に持っていった。
すると、エリザベス様は明るかった表情を暗いものに変えて、いきなり黙り込んでしまった。
「あの、どうかされましたか?」
「いや、全然、役に立っていないもんだから、再認識させただけだ」
尋ねた私に、アンサム様は持っていた本の表紙をこちらに向けて見せてくれた。
本の題名は「息子の嫁に嫌われない、姑、舅になる為の本」と書かれていた。
「アイリスさん、ごめんなさい。あまりにも嬉しくて調子にのってしまったわ。不快な思いをさせてしまったわよね?」
エリザベス様は可愛らしいお顔を両手で覆って言った。
「気になさらないで下さい。エリザベス様、私は何も不快な思いなんてしておりませんので」
「……そう言ってもらえると助かるわ。ありがとう」
そう返してくれたけれど、なぜかエリザベス様は顔を覆ったまま、指の隙間から、チラチラと私を見ているのがわかった。
――何か仰っしゃりたいことがあるのかしら?
尋ねようか迷っていると、とんとん、と横に座っているリアム様が私の肩を優しく叩いた。
「どうかされましたか?」
「エリザベス様っていう呼び方が嫌みたいだよ」
「そ、そんな……! では、なんとお呼びすれば良いのでしょうか?」
「母上は僕の母上だけど、君の義理の母でもあるよね?」
「……」
リアム様は苦笑する。
エリザベス様が何を言おうとしているのかはわかったけれど、そう呼んでもいいのかわからない。
――だって、私はお飾りの妻なのよ?
でも、エリザベス様は顔を覆ったまま待ってくださっているし、ここは、お飾りの妻としての役目をはたさないといけないわよね。
「あの、お義母様? とお呼びしてもよろしいでしょうか?」
「ありがとう! とても嬉しいわ!」
私が小首を傾げると、エリザベス様は両手を顔からはなし、ぱあっと明るい表情を見せてくれた。
「妻が面倒くさくてすまない」
「母上がごめんね」
そんなエリザベス様を見た、アンサム様とリアム様が謝って下さる。
「謝らないでくださいませ。お義母様のお気持ちは本当に嬉しいんです」
私にしてみれば、エリザベス様に可愛がっていただけそうな気がして嬉しかったのは確かだった。
先代の公爵夫妻の屋敷は、お二人と執事などの使用人、騎士が寝泊まりする部屋もあるからか、マオニール邸ほど大きくはないにしても、3階建ての大きな洋館だった。
約束をしているから、すぐに邸内にいれてもらえ、応接間に案内してくれるメイドの後に付いて歩いていると、リアム様が言う。
「アイリス、手と足が一緒に出てる」
「えっ!?」
緊張のあまりか、無意識の内にそんな事になってしまっていたらしく、隣を歩くリアム様に笑われてしまった。
「申し訳ございません」
「謝らなくてもいいよ」
「……リアム様は意地悪ですわね。人が緊張している姿を見て笑うだなんて酷いですわ」
少しだけムッとして、この国で上品だと言われている言葉遣いで話すと、リアム様が手を合わせて謝ってくれる。
「ごめんごめん、意地悪じゃなくて可愛いなって微笑ましく思っただけだよ」
「からかってますわね?」
「本当にそう思ったんだって」
そんな事を言ってくれているけど、クスクス笑っているから、可愛いだなんて絶対に思っていないに決まっている。
こんな風に笑われているのに、本気で腹が立たないのは、リアム様の笑顔から悪意を感じられないからかもしれない。
私に対する悪戯が成功して、その反応を見て大笑いしている時のことを思い出す。
あの時の不快感に比べれば、リアム様の笑顔はそれこそ可愛らしいものだ。
「アイリス、本当に可愛いと思ったんだよ。嫌な思いをさせたならごめん」
いつもよりも声が近くに聞こえると思って、いつの間にか俯いてしまっていた顔を上げた。
すると、リアム様の顔が私の顔のすぐ近くにあって、驚いて横に飛ぶように逃げる。
「ひゃあ!?」
「そんなに嫌がらなくても……。距離感を間違えてたことについては謝る」
「嫌がっているわけではないですわ! リアム様のお顔が近くにあると色々と辛いだけです」
「え、どういう事?」
お顔がとっても良いので、至近距離で見ると心臓に悪いんです!
とは言えず、不思議そうにしているリアム様に、とっさに思い付いた答えを返す。
「その、顔が白くて」
「え? その答えを聞いたら、余計に気になるんだけど? 白いと辛いの?」
リアム様が眉を寄せて聞き返してきた時、前を歩いていたメイドが足を止めた。
その為、私とリアム様も足を止め、メイドの行動に集中する。
メイドは部屋の扉をノックし、中から声が返ってくると、扉を開けてくれた。
まずはリアム様が中に入ると、部屋の入り口の横に立ち、私が入るのを待ってくれる。
私は一礼してから部屋の中に足を踏み入れて立ち止まった。
入って正面には応接セットがあり、そこに、リアム様のご両親である、エリザベス様とアンサム様が座っていた。
私の横にリアム様が立つと、お二人共がソファーから立ち上がって出迎えて下さり、お二人が座っておられた、向かい側のソファーに座るようにすすめてくださった。
エリザベス様もアンサム様も、リアム様のご両親だと納得できてしまうほどの美男美女だった。
ご夫婦共に40歳手前らしいのだけれど、20代だと言われても疑わない程に若々しく見える。
エリザベス様は肌がとても白くて、好奇心のせいなのか、私に向けている、ぱっちりとした大きな赤い瞳がキラキラしていて可愛らしい。
アンサム様はリアム様がお父さま似なのだと一目でわかるほど、調った顔をされていて、まるで幼さのなくなったリアム様といった感じだった。
「父上、母上、紹介が遅くなり申し訳ございません。彼女が急遽、僕の我儘で嫁に来てくれたアイリスです」
「アイリスと申します。ご挨拶が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした」
カーテシーをすると、リアム様が今度は私に、ご両親を紹介してくれる。
「アイリス、こちらに座っている二人が僕の両親だよ」
リアム様の言葉を受けて、アンサム様が私を見て言う。
「はじめまして。リアムの父のアンサムだ。よろしく」
「私がリアムの母のエリザベスよ。よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。あの、エリザベス様、お礼が遅くなりましたが、先日は素敵なお部屋をご用意いただき、ありがとうございました」
頭を下げると、腰まである長いウェーブのかかった黒髪を揺らし、エリザベス様は両手を口の前で合わせて聞いてこられた。
「気に入ってもらえたかしら? 娘がいたら、こんな部屋にしてあげたいな、って思っていたものにしたんだけれど、どうだった? 好みもあるだろうからと思って、たくさん選んでしまってごめんなさいね?」
「とても素敵で、どの部屋を使わせていただくか迷ってしまいました」
エリザベス様が用意して下さったお部屋は、木製の家具以外はピンク、白、水色のものが多く、どの部屋にも天蓋付きのベッドがあって、自分がお姫様になった様な気分になれる。
そんな可愛らしい部屋が何個も用意されていたものだから、エリザベス様の気持ちを無駄にしたくないこともあり、何日かごとに部屋を移動することに決めた。
「嬉しいわ! 一生懸命、選んでよかった! 良かったら、色々と他にも選んでもよいかしら?」
エリザベス様が嬉しそうに微笑んだ時だった。
黙って話を聞いていたアンサム様がエリザベス様の背中に手を回したかと思うと、後ろから本を一冊引っ張り出し、エリザベス様の顔の前に持っていった。
すると、エリザベス様は明るかった表情を暗いものに変えて、いきなり黙り込んでしまった。
「あの、どうかされましたか?」
「いや、全然、役に立っていないもんだから、再認識させただけだ」
尋ねた私に、アンサム様は持っていた本の表紙をこちらに向けて見せてくれた。
本の題名は「息子の嫁に嫌われない、姑、舅になる為の本」と書かれていた。
「アイリスさん、ごめんなさい。あまりにも嬉しくて調子にのってしまったわ。不快な思いをさせてしまったわよね?」
エリザベス様は可愛らしいお顔を両手で覆って言った。
「気になさらないで下さい。エリザベス様、私は何も不快な思いなんてしておりませんので」
「……そう言ってもらえると助かるわ。ありがとう」
そう返してくれたけれど、なぜかエリザベス様は顔を覆ったまま、指の隙間から、チラチラと私を見ているのがわかった。
――何か仰っしゃりたいことがあるのかしら?
尋ねようか迷っていると、とんとん、と横に座っているリアム様が私の肩を優しく叩いた。
「どうかされましたか?」
「エリザベス様っていう呼び方が嫌みたいだよ」
「そ、そんな……! では、なんとお呼びすれば良いのでしょうか?」
「母上は僕の母上だけど、君の義理の母でもあるよね?」
「……」
リアム様は苦笑する。
エリザベス様が何を言おうとしているのかはわかったけれど、そう呼んでもいいのかわからない。
――だって、私はお飾りの妻なのよ?
でも、エリザベス様は顔を覆ったまま待ってくださっているし、ここは、お飾りの妻としての役目をはたさないといけないわよね。
「あの、お義母様? とお呼びしてもよろしいでしょうか?」
「ありがとう! とても嬉しいわ!」
私が小首を傾げると、エリザベス様は両手を顔からはなし、ぱあっと明るい表情を見せてくれた。
「妻が面倒くさくてすまない」
「母上がごめんね」
そんなエリザベス様を見た、アンサム様とリアム様が謝って下さる。
「謝らないでくださいませ。お義母様のお気持ちは本当に嬉しいんです」
私にしてみれば、エリザベス様に可愛がっていただけそうな気がして嬉しかったのは確かだった。
58
お気に入りに追加
4,833
あなたにおすすめの小説
妹に魅了された婚約者の王太子に顔を斬られ追放された公爵令嬢は辺境でスローライフを楽しむ。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
マクリントック公爵家の長女カチュアは、婚約者だった王太子に斬られ、顔に醜い傷を受けてしまった。王妃の座を狙う妹が王太子を魅了して操っていたのだ。カチュアは顔の傷を治してももらえず、身一つで辺境に追放されてしまった。
婚約者と親友に裏切られた伯爵令嬢は侯爵令息に溺愛される
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のマーガレットは、最近婚約者の伯爵令息、ジェファーソンの様子がおかしい事を気にして、親友のマリンに日々相談していた。マリンはいつも自分に寄り添ってくれる大切な親友だと思っていたマーガレット。
でも…
マリンとジェファーソンが密かに愛し合っている場面を目撃してしまう。親友と婚約者に裏切られ、マーガレットは酷くショックを受ける。
不貞を働く男とは結婚できない、婚約破棄を望むマーガレットだったが、2人の不貞の証拠を持っていなかったマーガレットの言う事を、誰も信じてくれない。
それどころか、彼らの嘘を信じた両親からは怒られ、クラスメイトからは無視され、次第に追い込まれていく。
そんな中、マリンの婚約者、ローインの誕生日パーティーが開かれることに。必ず参加する様にと言われたマーガレットは、重い足取りで会場に向かったのだが…
婚約破棄をされ、父に追放まで言われた私は、むしろ喜んで出て行きます! ~家を出る時に一緒に来てくれた執事の溺愛が始まりました~
ゆうき@初書籍化作品発売中
恋愛
男爵家の次女として生まれたシエルは、姉と妹に比べて平凡だからという理由で、父親や姉妹からバカにされ、虐げられる生活を送っていた。
そんな生活に嫌気がさしたシエルは、とある計画を考えつく。それは、婚約者に社交界で婚約を破棄してもらい、その責任を取って家を出て、自由を手に入れるというものだった。
シエルの専属の執事であるラルフや、幼い頃から実の兄のように親しくしてくれていた婚約者の協力の元、シエルは無事に婚約を破棄され、父親に見捨てられて家を出ることになった。
ラルフも一緒に来てくれることとなり、これで念願の自由を手に入れたシエル。しかし、シエルにはどこにも行くあてはなかった。
それをラルフに伝えると、隣の国にあるラルフの故郷に行こうと提案される。
それを承諾したシエルは、これからの自由で幸せな日々を手に入れられると胸を躍らせていたが、その幸せは家族によって邪魔をされてしまう。
なんと、家族はシエルとラルフを広大な湖に捨て、自らの手を汚さずに二人を亡き者にしようとしていた――
☆誤字脱字が多いですが、見つけ次第直しますのでご了承ください☆
☆全文字はだいたい14万文字になっています☆
☆完結まで予約済みなので、エタることはありません!☆
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
【完結】今夜さよならをします
たろ
恋愛
愛していた。でも愛されることはなかった。
あなたが好きなのは、守るのはリーリエ様。
だったら婚約解消いたしましょう。
シエルに頬を叩かれた時、わたしの恋心は消えた。
よくある婚約解消の話です。
そして新しい恋を見つける話。
なんだけど……あなたには最後しっかりとざまあくらわせてやります!!
★すみません。
長編へと変更させていただきます。
書いているとつい面白くて……長くなってしまいました。
いつも読んでいただきありがとうございます!
【完結】そんなに妹がいいのですか?では私は悪女となって去りましょう
サラサ
恋愛
タイトル変更しました。旧タイトル「そんなに妹がいいのですか?では私は去りますね」
長年聖女としてボロボロになりながら、この国を支えてきた、スカーレット。
王太子オーエンの婚約者として大変な王妃教育も頑張ってきたのに、彼は裏で妹のシャルロットと浮気をし、大勢の前で婚約破棄を言い渡してきた。
しかもオーエンの子供を身籠っていると言う。
そのうえ王家が出した答えは、私にシャルロットの「影」として仕えろという酷いもの。
誰一人として聖女としての力を認めず、馬鹿にしていたと知った私は決めました!
絶対、みんなを後悔させてみせますわ!
ゆるゆるの世界観です。最初のほうに少し性的描写やセリフがあるので、念のためR15にしてあります
短編から長編に変更になりました。短く読みたかったという読者様、すみません。
婚約解消しろ? 頼む相手を間違えていますよ?
風見ゆうみ
恋愛
伯爵令嬢である、私、リノア・ブルーミングは元婚約者から婚約破棄をされてすぐに、ラルフ・クラーク辺境伯から求婚され、新たな婚約者が出来ました。そんなラルフ様の家族から、結婚前に彼の屋敷に滞在する様に言われ、そうさせていただく事になったのですが、初日、ラルフ様のお母様から「嫌な思いをしたくなければ婚約を解消しなさい。あと、ラルフにこの事を話したら、あなたの家がどうなるかわかってますね?」と脅されました。彼のお母様だけでなく、彼のお姉様や弟君も結婚には反対のようで、かげで嫌がらせをされる様になってしまいます。ですけど、この婚約、私はともかく、ラルフ様は解消する気はなさそうですが?
※拙作の「どうして私にこだわるんですか!?」の続編になりますが、細かいキャラ設定は気にしない!という方は未読でも大丈夫かと思います。
独自の世界観のため、ご都合主義で設定はゆるいです。
待ち合わせの時間になっても婚約者は迎えに来ませんでした。平民女性と駆け落ちしたですって!?
田太 優
恋愛
待ち合わせの時間になっても婚約者は迎えに来なかった。
そして知らされた衝撃の事実。
婚約者は駆け落ちしたのだ。
最初から意中の相手がいたから私は大切にされなかったのだろう。
その理由が判明して納得できた。
駆け落ちされたのだから婚約破棄して慰謝料を請求しないと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる