20 / 53
20 まさか、そんな?!
しおりを挟む
「ジンさん」
腹ごしらえを終えたら書類仕事だというユウヤくんと別れ、リアとは後ほど屋敷で落ち合うことにして、まずはジンさんにラス様と連絡をとれないか確認する事にした。
「おはようございます、ユーニさん」
「おはようございます。今、お時間大丈夫ですか?」
ジンさんは騎士団長の方を見て、彼が頷いた事を確認すると、笑顔で頷いてくれた。
「もちろんです。あ、というか、僕もユーニさんに話がありまして」
「私にですか?」
「はい。あ、あの、兄の事で」
「なんでしょう?」
先に話をしてもらおうと促すと、ジンさんは何だか言いにくそうにしたあと、覚悟を決めたかのように、大きく息を吸ってから言った。
「兄と婚約の話が出てるんですか?」
「え! あ、でも、公にはしていないはずですが、ラス様から?」
「僕はラス兄さんからなんですが、他の人は違うんです。どうやら、うちの2番目の兄が」
「言いふらしてるんですか?」
眉根を寄せて聞くと、ジンさんは無言で申し訳なさそうに頷いた。
「どうしてそんな事を」
「ユーニさんもご存知の通り、僕のせいでイッシュバルド家の力が弱まり、イグスさんの素行のせいもあって、今、父は火消しに必死で、イグスさんの行動をおさえられていません」
「イグスさん、というのは?」
「ああ。一応、僕の兄でイッシュバルド家の次男らしいですよ」
あまり嫌な言い方をする人ではないのに、ジンさんの言い方にかなり棘を感じた。
まあ、わからなくもない。
すごい嫌な感じだったし。
ユウヤくんも嫌ってるみたいだったから、あんまり良い人には思えないし。
「今、イッシュバルド公爵はどうされてるんですか?」
「父はイグスさんをおさえるのに必死です。ほうっておくとフラフラしてしまうので、あんな大切な場所にイグスさんなんて連れて行った」
ジンさんは拳を握りしめて辛い表情を見せた。
「元々は僕が悪いんですけどね」
「そんな!」
「あと、兄からユーニさんについての話を聞いたのは、跡継ぎの話を言われまして」
「え?!」
動揺したのが声に出ていたのか、ジンさんは声に出さずに笑ったあと口を開く。
「僕にレイブグル伯爵令嬢と結婚してもらい、ラス兄さんの亡きあと、僕の子供をイッシュバルド家の当主にしたい、と」
「えっと、当主様に子供がいない場合って、次の候補は誰になるんでしたっけ?」
「兄弟になります」
「ということは?」
「大丈夫です。イグスさんは後妻のお子さんなだけで継承権はありません」
それを聞いて少しホッとした。
「それにしても、ラス兄さんは本当にユーニさんが好きみたいですね」
「え?! なんでですか?!」
「僕がレイブグル伯爵令嬢の件を断ると、かなり焦ってましたから。あんな兄さん、はじめて見ました」
あはは、と爽やかに笑う。
けど、笑い事じゃない!
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
「なんですか?」
「ジンさん、ミランダ様の件、お断りしたって」
「はい。他の方を探して下さいと伝えました」
「な、なんで?!」
敬語をなくすくらいに焦る私の様子を見て、ジンさんが困った顔をして答えてくれる。
「レイブグル伯爵令嬢は僕の事を嫌っていますし」
「そんな事ないですよ!」
「ユーニさんは優しいんですね」
「いや、本当に違うんですってば!」
ミランダ様はあなたが好きすぎて顔を見れないだけなんですよ!
拳を握りしめて、ジンさんを見つめると、彼は笑って言った。
「僕が結婚しないと思ったのか、兄は珍しく慌てていました。自分がユーニさんと結婚できなくなると思ったんですかね」
いや、それは違う。
以前にあったトラブルを解決する際、私はラス様にミランダ様をジンさんの婚約者に戻すようにお願いした。
だから、ラス様は約束を守ろうとしてくれて焦っているだけ。
「ジンさんは好きな方とか、いらっしゃるんですか?」
「兄にも確認されましたが、特定の女性はおりません。憧れている方ならいますが」
「どんな人ですか?!」
「は、恥ずかしいお話なんですが」
ジンさんは照れくさそうに下を向いてから、小さく言った。
その名前を聞いて、納得するような気もするけど、やっぱりか、という気持ちも出て、複雑な気分になる。
「リアですか・・・・・」
「あ、あの憧れているだけで、恋愛の好きとはまた違うんです。ただ、守られるべき女性が誰かを守るために強くなろうとする姿勢が美しくて。団員のほとんどがそう思ってます。それに、リアさんは本当に強いんですよ」
「そうなんですか」
うう。
リアが褒められるのは嬉しい。
だ、だけど、ミランダ様の事を考えたら!
それにリアにはユウマくんがいるって知ってるから、そういう目線ではないよね。
「ユーニさん?」
「あ、ごめんなさい。えと、最後に確認なんですが、ミランダ様との結婚自体は嫌じゃないんですよね?」
「そうですね。彼女が家族と縁を切れるなら婚約者になっていただけると有り難いとは思いますが、彼女の両親と上手くやっていける自信がありません」
「そ、そっちかあ」
「はい?」
ジンさんが断った理由は、イッシュバルド家の事実ではない噂を作り上げて、権威を削いだ、レイブグル伯爵が嫌だからか。
まあ、自分の家族なりなんなりの嘘の噂を流す人間と家族になりたくない気持ちはわかる。
「まあ、ミランダ様の事を嫌いじゃないならいいです」
「はい。それはないですよ。あちらはどうかはわかりませんが」
ジンさんは本当に嫌われていると思ってるみたい。
これは、ミランダ様と話をしないといけないな。
でも、その前に。
「あ、あと、お願いがあるんですが」
「なんですか?」
「ラス様と連絡がとりたいんです。嫌かもしれませんが、ご実家に行かれたりなんかは?」
ジンさんは今は騎士団の宿舎で寝泊まりしているから、家で顔を合わす事はなくても、連絡はとれるかな、と思ったのだけど。
「兄なら城内にいませんか?」
「あ、なんか強制的にお休みを取らされてるみたいなんですよ」
「でも、僕、今日、兄を見ましたよ」
「え?!」
「何か周囲をえらく警戒してるな、と思ったら、休みをとれ、と言われてるのに出てきたからなんですね」
ジンさんはそう言って苦笑した。
まったく。
なんで、ラス様はそんなに仕事中毒なんだろう?!
ユウヤくんが休みを取らせた意味がない。
「お時間とらせて、すみませんでした」
「いえ。こちらこそ、お話できて良かったです」
ジンさんと別れ、今日のレッスンもある事だし、屋敷に帰ることにした。
それにしても、ジンさんが断っていたとは・・・・・。
無理かもしれないけど、ここはミランダ様に頑張ってもらわないと。
新たに湧き出た問題に、手紙の事など、どうでも良くなってきたのだった。
腹ごしらえを終えたら書類仕事だというユウヤくんと別れ、リアとは後ほど屋敷で落ち合うことにして、まずはジンさんにラス様と連絡をとれないか確認する事にした。
「おはようございます、ユーニさん」
「おはようございます。今、お時間大丈夫ですか?」
ジンさんは騎士団長の方を見て、彼が頷いた事を確認すると、笑顔で頷いてくれた。
「もちろんです。あ、というか、僕もユーニさんに話がありまして」
「私にですか?」
「はい。あ、あの、兄の事で」
「なんでしょう?」
先に話をしてもらおうと促すと、ジンさんは何だか言いにくそうにしたあと、覚悟を決めたかのように、大きく息を吸ってから言った。
「兄と婚約の話が出てるんですか?」
「え! あ、でも、公にはしていないはずですが、ラス様から?」
「僕はラス兄さんからなんですが、他の人は違うんです。どうやら、うちの2番目の兄が」
「言いふらしてるんですか?」
眉根を寄せて聞くと、ジンさんは無言で申し訳なさそうに頷いた。
「どうしてそんな事を」
「ユーニさんもご存知の通り、僕のせいでイッシュバルド家の力が弱まり、イグスさんの素行のせいもあって、今、父は火消しに必死で、イグスさんの行動をおさえられていません」
「イグスさん、というのは?」
「ああ。一応、僕の兄でイッシュバルド家の次男らしいですよ」
あまり嫌な言い方をする人ではないのに、ジンさんの言い方にかなり棘を感じた。
まあ、わからなくもない。
すごい嫌な感じだったし。
ユウヤくんも嫌ってるみたいだったから、あんまり良い人には思えないし。
「今、イッシュバルド公爵はどうされてるんですか?」
「父はイグスさんをおさえるのに必死です。ほうっておくとフラフラしてしまうので、あんな大切な場所にイグスさんなんて連れて行った」
ジンさんは拳を握りしめて辛い表情を見せた。
「元々は僕が悪いんですけどね」
「そんな!」
「あと、兄からユーニさんについての話を聞いたのは、跡継ぎの話を言われまして」
「え?!」
動揺したのが声に出ていたのか、ジンさんは声に出さずに笑ったあと口を開く。
「僕にレイブグル伯爵令嬢と結婚してもらい、ラス兄さんの亡きあと、僕の子供をイッシュバルド家の当主にしたい、と」
「えっと、当主様に子供がいない場合って、次の候補は誰になるんでしたっけ?」
「兄弟になります」
「ということは?」
「大丈夫です。イグスさんは後妻のお子さんなだけで継承権はありません」
それを聞いて少しホッとした。
「それにしても、ラス兄さんは本当にユーニさんが好きみたいですね」
「え?! なんでですか?!」
「僕がレイブグル伯爵令嬢の件を断ると、かなり焦ってましたから。あんな兄さん、はじめて見ました」
あはは、と爽やかに笑う。
けど、笑い事じゃない!
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
「なんですか?」
「ジンさん、ミランダ様の件、お断りしたって」
「はい。他の方を探して下さいと伝えました」
「な、なんで?!」
敬語をなくすくらいに焦る私の様子を見て、ジンさんが困った顔をして答えてくれる。
「レイブグル伯爵令嬢は僕の事を嫌っていますし」
「そんな事ないですよ!」
「ユーニさんは優しいんですね」
「いや、本当に違うんですってば!」
ミランダ様はあなたが好きすぎて顔を見れないだけなんですよ!
拳を握りしめて、ジンさんを見つめると、彼は笑って言った。
「僕が結婚しないと思ったのか、兄は珍しく慌てていました。自分がユーニさんと結婚できなくなると思ったんですかね」
いや、それは違う。
以前にあったトラブルを解決する際、私はラス様にミランダ様をジンさんの婚約者に戻すようにお願いした。
だから、ラス様は約束を守ろうとしてくれて焦っているだけ。
「ジンさんは好きな方とか、いらっしゃるんですか?」
「兄にも確認されましたが、特定の女性はおりません。憧れている方ならいますが」
「どんな人ですか?!」
「は、恥ずかしいお話なんですが」
ジンさんは照れくさそうに下を向いてから、小さく言った。
その名前を聞いて、納得するような気もするけど、やっぱりか、という気持ちも出て、複雑な気分になる。
「リアですか・・・・・」
「あ、あの憧れているだけで、恋愛の好きとはまた違うんです。ただ、守られるべき女性が誰かを守るために強くなろうとする姿勢が美しくて。団員のほとんどがそう思ってます。それに、リアさんは本当に強いんですよ」
「そうなんですか」
うう。
リアが褒められるのは嬉しい。
だ、だけど、ミランダ様の事を考えたら!
それにリアにはユウマくんがいるって知ってるから、そういう目線ではないよね。
「ユーニさん?」
「あ、ごめんなさい。えと、最後に確認なんですが、ミランダ様との結婚自体は嫌じゃないんですよね?」
「そうですね。彼女が家族と縁を切れるなら婚約者になっていただけると有り難いとは思いますが、彼女の両親と上手くやっていける自信がありません」
「そ、そっちかあ」
「はい?」
ジンさんが断った理由は、イッシュバルド家の事実ではない噂を作り上げて、権威を削いだ、レイブグル伯爵が嫌だからか。
まあ、自分の家族なりなんなりの嘘の噂を流す人間と家族になりたくない気持ちはわかる。
「まあ、ミランダ様の事を嫌いじゃないならいいです」
「はい。それはないですよ。あちらはどうかはわかりませんが」
ジンさんは本当に嫌われていると思ってるみたい。
これは、ミランダ様と話をしないといけないな。
でも、その前に。
「あ、あと、お願いがあるんですが」
「なんですか?」
「ラス様と連絡がとりたいんです。嫌かもしれませんが、ご実家に行かれたりなんかは?」
ジンさんは今は騎士団の宿舎で寝泊まりしているから、家で顔を合わす事はなくても、連絡はとれるかな、と思ったのだけど。
「兄なら城内にいませんか?」
「あ、なんか強制的にお休みを取らされてるみたいなんですよ」
「でも、僕、今日、兄を見ましたよ」
「え?!」
「何か周囲をえらく警戒してるな、と思ったら、休みをとれ、と言われてるのに出てきたからなんですね」
ジンさんはそう言って苦笑した。
まったく。
なんで、ラス様はそんなに仕事中毒なんだろう?!
ユウヤくんが休みを取らせた意味がない。
「お時間とらせて、すみませんでした」
「いえ。こちらこそ、お話できて良かったです」
ジンさんと別れ、今日のレッスンもある事だし、屋敷に帰ることにした。
それにしても、ジンさんが断っていたとは・・・・・。
無理かもしれないけど、ここはミランダ様に頑張ってもらわないと。
新たに湧き出た問題に、手紙の事など、どうでも良くなってきたのだった。
0
お気に入りに追加
561
あなたにおすすめの小説
龍帝陛下の身代わり花嫁
小松りか
恋愛
ある日突然異世界に迷い込み、そこで出会った青年の頼みを断りきれずに龍帝陛下とのお見合いに臨むことになった春香。
その場しのぎの身代わりだったはずが、出会ったその場であっさりと正体を見抜かれてしまう。
想定外の出来事に慌てふためく春香に、龍帝陛下はある取引を持ちかけて――?
「取引をしようではないか」
龍帝陛下である彼が望んだのは、期間限定の花嫁だった。
悠久を生きる龍帝陛下 × 異世界転移ヒロイン
※ベリーズカフェ様にも掲載中です。
せめて夢の中は君と幸せになりたい
Ringo
恋愛
愚かな驕りから愛する妻を傷付け続け、やがて取り返しのつかない窮地に陥る男の話。
男は挽回できるのか…やり直せるのか。
豊かな実りある領土を治める若き騎士の子爵と、そんな彼に見初められて嫁いだ平民出身の女の物語。
※R18はseason2から。
※作者都合のゆるゆる設定。
※ヒーローは大馬鹿野郎です。
派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。
木山楽斗
恋愛
私は、恋愛シミュレーションゲーム『Magical stories』の悪役令嬢アルフィアに生まれ変わった。
彼女は、派手好きで高慢な公爵令嬢である。その性格故に、ゲームの主人公を虐めて、最終的には罪を暴かれ罰を受けるのが、彼女という人間だ。
当然のことながら、私はそんな悲惨な末路を迎えたくはない。
私は、ゲームの中でアルフィアが取った行動を取らなければ、そういう末路を迎えないのではないかと考えた。
だが、それを実行するには一つ問題がある。それは、私が『Magical stories』の一つのルートしかプレイしていないということだ。
そのため、アルフィアがどういう行動を取って、罰を受けることになるのか、完全に理解している訳ではなかった。プレイしていたルートはわかるが、それ以外はよくわからない。それが、私の今の状態だったのだ。
だが、ただ一つわかっていることはあった。それは、アルフィアの性格だ。
彼女は、派手好きで高慢な公爵令嬢である。それならば、彼女のような性格にならなければいいのではないだろうか。
そう考えた私は、地味に謙虚に生きていくことにした。そうすることで、悲惨な末路が避けられると思ったからだ。
その場しのぎの謝罪なんていりません!
風見ゆうみ
恋愛
「貴様との婚約を破棄し、貴様の妹と俺は婚約する。国外追放などしてやるものか。貴様は俺とケイティが愛を育んでいく様子を、間近に見て苦しめばいいのだ」
元婚約者となった王太子殿下は邪悪な笑みを浮かべ、唖然としている私に向かってそう言った。
公爵令嬢である私、ソフィア・ミーデンバーグは幼い頃から王太子殿下の婚約者だった。
血の繋がらない妹のケイティは、私のことを嫌っていて、王太子殿下を私から奪い取ることに、何の罪悪感もなさそうだ。
しかも、二人共が私の処刑を望んでいた。
婚約破棄後は目の前でいちゃついたり意地悪をしてくる2人を、やり過ごしていた私だったけど、ある出来事により私の堪忍袋の緒が切れてしまい――
※かなり前に書いていたものの改稿版です。タイトルも変更しています。
※史実とは関係ない異世界の世界観であり、設定も緩くご都合主義です。魔法のある世界です。
R15は保険です。
伯爵夫人のお気に入り
つくも茄子
ファンタジー
プライド伯爵令嬢、ユースティティアは僅か二歳で大病を患い入院を余儀なくされた。悲しみにくれる伯爵夫人は、遠縁の少女を娘代わりに可愛がっていた。
数年後、全快した娘が屋敷に戻ってきた時。
喜ぶ伯爵夫人。
伯爵夫人を慕う少女。
静観する伯爵。
三者三様の想いが交差する。
歪な家族の形。
「この家族ごっこはいつまで続けるおつもりですか?お父様」
「お人形遊びはいい加減卒業なさってください、お母様」
「家族?いいえ、貴方は他所の子です」
ユースティティアは、そんな家族の形に呆れていた。
「可愛いあの子は、伯爵夫人のお気に入り」から「伯爵夫人のお気に入り」にタイトルを変更します。
お父様、自業自得という言葉をご存じですか? 悪いのは全て貴方です。
ノ木瀬 優
恋愛
幼くして、実母を亡くしたレイラ。その翌日、父は、新しい妻と私と年の変わらない娘を家に連れて来た。しかし、父も義母も義妹もレイラに冷たく当たる事もなく、むしろ、優しく接してくれる。その優しさの裏には、ある計画があった…………。
全5話 本日中に完結します。
設定甘めでかなりのご都合主義となっております。魔法が万能過ぎて『それありか!?』って感じですが、それでもよければご覧ください。
注 女性軽視な台詞、展開があります。苦手な方はご注意ください。R15は保険です。
ボクのドールハウス
かかし
BL
※皆の地雷を平気で踏み抜いてます!
※ヒント:攻め以外もクズ
※不快だなと思ったらもう見なかったフリをして戻るボタン&履歴削除しましょう
無自覚クズ×世話焼き平凡………と見せ掛けたヤベェ奴らの話。
一度全部見たあとに最初に戻ると、台詞が違って聞こえるよ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる