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28 怖くなくなります
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「エレノアの様子が見たかったとは、どういう事だ?」
旦那様も私と同じ様に眉をひそめて、ラムダ様に聞き返されました。
ラムダ様は身を小さくして俯くと、そのままの状態で答えます。
「僕は旦那様が女性に触れたら犬になってしまう事を知っています」
「…女性に触れたらという事まで知っているのか?」
「はい」
「どうしてです? 旦那様が女性に触れて犬になる場面をどこかで見られたというのですか?」
「いいえ」
私の質問に、ラムダ様は何度も首を横に振ると、衝撃の言葉を口にされました。
「旦那様に犬化する魔法をかけた魔女は、僕の姉です。ですから、魔法をとく方法も知っています」
「何だって!?」
「そうなんですか!?」
私と旦那様は言葉は違いますが、同時に驚きの声を上げました。
「姉だと…? どうして、わからなかったんだ…? 魔女の事は調べたはずなのに…」
「魔法で書類を書き換えたからです。姉は自分の死が近い事がわかってから、あなたの為に色々と動こうとしたのです」
「俺の為だと? じゃあ、どうして呪いなんかを」
「それは…」
「気になっていたのですが、ラムダ様のお姉様がかけたものは、呪いではなかったんじゃないですか?」
俯いたラムダ様に尋ねると、彼は私の方を見て、首を縦に振った後うなだれて言います。
「姉は、旦那様を守りたかっただけなんです」
「やはり、そうだったのですね」
何だか、矛盾するとは思っていたのです。
「どういう事だ?」
旦那様が不思議そうにしていらっしゃるので、ラムダ様の方を見ますと、私に聞いてこられます。
「奥様はどう考えていらっしゃいますか?」
「本当に何の根拠もなく、自分の立場に置き換えて考えただけになりますが、お話させてもらいます。女性に触れたら犬になる、だけなら、旦那様への嫌がらせかもしれません。でも、旦那様の会話の内容がわかる人間とわからない人間の判断ができるというのが謎だったんです。しかも、旦那様を裏切らない、もしくはその時点で旦那様を裏切っていない人の判別がつくという所がおかしくないですか?」
「そう言われてみればそうだな。俺の事が嫌いなら、別にそんな事をする必要はない。呪いだと思い込んでいたが、そうではなかったのか?」
「旦那様が犬化された後に会話ができるかどうかについては、相手が旦那様の味方であるかどうかを判断できるようにされたのかと思いました」
「なぜ、そんな事を?」
「……」
旦那様に尋ねられましたが、答えが合っているかどうかわかりませんので、答えるのを戸惑っていると、ラムダ様が促してくれます。
「奥様の考えをお聞かせください」
「…わかりました。では言います」
頷いてから、旦那様の方を見て続けます。
「ラムダ様のお姉さまは、旦那様を守ろうとしていたのではないでしょうか」
「……守る?」
「ええ。犬化してしまったら、旦那様の言葉は本来なら、私達には通じないはずです。でも、通じる人がいるというのは、旦那様が困った時に、その方が助けてくれるからではないでしょうか。それに、相手が旦那様にとって味方かそうでないかの判断もつきます」
「それは、俺も気にはなっていたんだが、嫌がらせだと思い込んでいたから、深く考えようとしていなかったな」
旦那様の言葉を聞いて、ラムダ様が頷きます。
「姉は本当に旦那様の事が好きだったんです。不幸を願う様な真似は…、とまあ、女性に触れない様にさせたのは、旦那様にしてみれば、嫌がらせかもしれません。姉も、頭では、それは自分勝手な気持ちだとわかっていても、旦那様が他の女性に触れるのは嫌だったのかもしれません」
たとえ、自分の恋人ではなくても、好きな人が他の女性に触れると思うと、嫉妬してしまう気持ちはあるのでしょうね。
旦那様にしてみれば、迷惑な話でしょうけれど、気持ちは何となくわかる気がします。
「亡くなってしまった人間を、これ以上、悪くは思いたくないし、気持ちはわかるという事にしよう。それに、今の俺も彼女の立場なら、何か出来るならしていたかもしれない」
「…どういう事ですか?」
旦那様の言葉の意味がわからず聞いてみましたが、旦那様は苦笑しただけで、答えてくれる気はなさそうです。
なので、答えを待つ事は止めて、今度はラムダ様に違う質問をしてみます。
「ラムダ様は魔法をとく方法を知っていると仰りましたが、どうしたらとけるのでしょう? それがわかれば、ローラ様なんて怖くなくなります」
元々、そう怖い存在でもなかったりしますが、旦那様の立場上、あまり良くない人ではありますし、何より、弱みがなくなる事は良い事です。
旦那様の可愛い犬の姿が見れなくなるのは残念ですが、そんなワガママを言っている場合じゃありませんしね。
「申し訳ございませんが、僕の口からは教える事が出来ません」
「は?」
「はい?」
旦那様と私が同時に聞き返すと、ラムダ様は頭を下げて言います。
「申し訳ございません! 僕が答えを教えてしまうと、魔法がときにくくなるんです。ただ、これだけは言えます。魔法をとく鍵は奥様が握っていらっしゃいます」
「私…ですか?」
おとぎ話にある様な、王子様のキスでお姫様が目覚める的な、そんな感じの事なのでしょうか?
「えーと、旦那様にキスをしたら、魔法がとける、とか?」
「…あたらずといえども遠からずといいますか」
「どっちなんですか! そんなの判断できませんよ!」
「何にしても、キスではないという事か?」
旦那様が少しだけがっかりした様な顔をされて、ラムダ様に尋ねると、彼は頷いてから言います。
「こればっかりは奥様にかかっています。もしくは、奥様でなくても、旦那様が選ばれた方なら良いのですが…」
「よくわからないが、…それなら、エレノアしかいないだろう」
「では、奥様しかおられません」
「何だか、責任重大な感じになってきましたね…。とにかく、どうすれば良いか考えるようにはいたしますが、あと、ラムダ様にお聞きしたいのですが、ローラ様とラムダ様が繋がっているという事は?」
「それだけは絶対にありえません!」
全てを素直に話して下さるとは思いませんが、一応、聞いてみたところ、ラムダ様は真っ直ぐな瞳を私に向けて、そう答えたのでした。
旦那様も私と同じ様に眉をひそめて、ラムダ様に聞き返されました。
ラムダ様は身を小さくして俯くと、そのままの状態で答えます。
「僕は旦那様が女性に触れたら犬になってしまう事を知っています」
「…女性に触れたらという事まで知っているのか?」
「はい」
「どうしてです? 旦那様が女性に触れて犬になる場面をどこかで見られたというのですか?」
「いいえ」
私の質問に、ラムダ様は何度も首を横に振ると、衝撃の言葉を口にされました。
「旦那様に犬化する魔法をかけた魔女は、僕の姉です。ですから、魔法をとく方法も知っています」
「何だって!?」
「そうなんですか!?」
私と旦那様は言葉は違いますが、同時に驚きの声を上げました。
「姉だと…? どうして、わからなかったんだ…? 魔女の事は調べたはずなのに…」
「魔法で書類を書き換えたからです。姉は自分の死が近い事がわかってから、あなたの為に色々と動こうとしたのです」
「俺の為だと? じゃあ、どうして呪いなんかを」
「それは…」
「気になっていたのですが、ラムダ様のお姉様がかけたものは、呪いではなかったんじゃないですか?」
俯いたラムダ様に尋ねると、彼は私の方を見て、首を縦に振った後うなだれて言います。
「姉は、旦那様を守りたかっただけなんです」
「やはり、そうだったのですね」
何だか、矛盾するとは思っていたのです。
「どういう事だ?」
旦那様が不思議そうにしていらっしゃるので、ラムダ様の方を見ますと、私に聞いてこられます。
「奥様はどう考えていらっしゃいますか?」
「本当に何の根拠もなく、自分の立場に置き換えて考えただけになりますが、お話させてもらいます。女性に触れたら犬になる、だけなら、旦那様への嫌がらせかもしれません。でも、旦那様の会話の内容がわかる人間とわからない人間の判断ができるというのが謎だったんです。しかも、旦那様を裏切らない、もしくはその時点で旦那様を裏切っていない人の判別がつくという所がおかしくないですか?」
「そう言われてみればそうだな。俺の事が嫌いなら、別にそんな事をする必要はない。呪いだと思い込んでいたが、そうではなかったのか?」
「旦那様が犬化された後に会話ができるかどうかについては、相手が旦那様の味方であるかどうかを判断できるようにされたのかと思いました」
「なぜ、そんな事を?」
「……」
旦那様に尋ねられましたが、答えが合っているかどうかわかりませんので、答えるのを戸惑っていると、ラムダ様が促してくれます。
「奥様の考えをお聞かせください」
「…わかりました。では言います」
頷いてから、旦那様の方を見て続けます。
「ラムダ様のお姉さまは、旦那様を守ろうとしていたのではないでしょうか」
「……守る?」
「ええ。犬化してしまったら、旦那様の言葉は本来なら、私達には通じないはずです。でも、通じる人がいるというのは、旦那様が困った時に、その方が助けてくれるからではないでしょうか。それに、相手が旦那様にとって味方かそうでないかの判断もつきます」
「それは、俺も気にはなっていたんだが、嫌がらせだと思い込んでいたから、深く考えようとしていなかったな」
旦那様の言葉を聞いて、ラムダ様が頷きます。
「姉は本当に旦那様の事が好きだったんです。不幸を願う様な真似は…、とまあ、女性に触れない様にさせたのは、旦那様にしてみれば、嫌がらせかもしれません。姉も、頭では、それは自分勝手な気持ちだとわかっていても、旦那様が他の女性に触れるのは嫌だったのかもしれません」
たとえ、自分の恋人ではなくても、好きな人が他の女性に触れると思うと、嫉妬してしまう気持ちはあるのでしょうね。
旦那様にしてみれば、迷惑な話でしょうけれど、気持ちは何となくわかる気がします。
「亡くなってしまった人間を、これ以上、悪くは思いたくないし、気持ちはわかるという事にしよう。それに、今の俺も彼女の立場なら、何か出来るならしていたかもしれない」
「…どういう事ですか?」
旦那様の言葉の意味がわからず聞いてみましたが、旦那様は苦笑しただけで、答えてくれる気はなさそうです。
なので、答えを待つ事は止めて、今度はラムダ様に違う質問をしてみます。
「ラムダ様は魔法をとく方法を知っていると仰りましたが、どうしたらとけるのでしょう? それがわかれば、ローラ様なんて怖くなくなります」
元々、そう怖い存在でもなかったりしますが、旦那様の立場上、あまり良くない人ではありますし、何より、弱みがなくなる事は良い事です。
旦那様の可愛い犬の姿が見れなくなるのは残念ですが、そんなワガママを言っている場合じゃありませんしね。
「申し訳ございませんが、僕の口からは教える事が出来ません」
「は?」
「はい?」
旦那様と私が同時に聞き返すと、ラムダ様は頭を下げて言います。
「申し訳ございません! 僕が答えを教えてしまうと、魔法がときにくくなるんです。ただ、これだけは言えます。魔法をとく鍵は奥様が握っていらっしゃいます」
「私…ですか?」
おとぎ話にある様な、王子様のキスでお姫様が目覚める的な、そんな感じの事なのでしょうか?
「えーと、旦那様にキスをしたら、魔法がとける、とか?」
「…あたらずといえども遠からずといいますか」
「どっちなんですか! そんなの判断できませんよ!」
「何にしても、キスではないという事か?」
旦那様が少しだけがっかりした様な顔をされて、ラムダ様に尋ねると、彼は頷いてから言います。
「こればっかりは奥様にかかっています。もしくは、奥様でなくても、旦那様が選ばれた方なら良いのですが…」
「よくわからないが、…それなら、エレノアしかいないだろう」
「では、奥様しかおられません」
「何だか、責任重大な感じになってきましたね…。とにかく、どうすれば良いか考えるようにはいたしますが、あと、ラムダ様にお聞きしたいのですが、ローラ様とラムダ様が繋がっているという事は?」
「それだけは絶対にありえません!」
全てを素直に話して下さるとは思いませんが、一応、聞いてみたところ、ラムダ様は真っ直ぐな瞳を私に向けて、そう答えたのでした。
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