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27 厄介ですね
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昨日の晩、旦那様のお茶を用意したのは誰かを確認する為に調理場に行くと、料理人達とメイドが二人いたので、その内のメイドの一人に声を掛けてみます。
「昨日、旦那様のお茶を用意されたのは誰ですか?」
「わ、私です!」
泣きそうな顔になりながら、声を掛けた方ではないメイドが手を挙げて続けます。
「ですが、毒見もすませてもらってから持っていったんです! もしかして、旦那様が倒れられたのは、やはり、お茶の中に毒が入っていたからなのでしょうか!?」
メイド達にはまだ詳しい話はしていませんが、旦那様が毒をもられたという事は、屋敷中に広まってしまったようです。
これに関しては、隠す必要もないというか、隠しようがありませんので、しょうがないとは思います。
「では、あなたにお聞きしたいのですが、自分で旦那様の執務室まで運んだのですか?」
「いいえ。途中の廊下でラムダ様と出会いまして、ラムダ様が持っていって下さると申し出て下さったので、そのままお願いしてしまいました。やはり、旦那様があんな事になってしまったのは、私のせいなのでしょうか!?」
「それを決めるのは旦那様ですが、あなたもまさか、こんな事にはなるとは思ってもいなかったのでしょう?」
「もちろんです! 今までに、お茶を運ぶのをお願いする事は何度かありましたし、その事で旦那様からお叱りを受けた事はなかったんです!」
「そうですか…」
「ただ、何かハプニングがあった様です。ラムダ様はすぐに調理場にいらっしゃいましたから…」
ハプニングがどんなものだったかは気になりますが、彼女は知らないようです。
何にしても、ラムダ様が持ってきたお茶だったから、旦那様も信じて疑わずに飲んでしまわれたのですね。
まさか、側近が持ってきたお茶に毒が含まれてるとは思わないでしょうし。
「ラムダ様からお話を聞くしかなさそうですね…」
小さくため息を吐いた後、これ以上詳しく聞ける事もないと思い、旦那様から頼まれていた話をメイドにお願いします。
「あの、今晩から、旦那様と寝室を一緒にしますので、お部屋の準備をしていただけますか?」
「は…はい?」
私の言葉が信じられないのか、その場にいるメイド二人共が目を大きく見開いて、私に聞き返してきました。
そんなに驚かれる事なのでしょうか。
「ですから、奥様と旦那様が今日から寝室を共にされるので、準備をお願いしたいのですが、すぐには難しい事でしょうか?」
ジャスミンが私の代わりに言ってくれますと、メイド達は無言で何度も首を横に振ったあと、一人が大きな声で言います。
「いいえ! 今すぐに準備に取り掛かります! では、失礼いたします!」
「お願いしますね」
「あの、奥様。私はどうすればよろしいでしょうか?」
問題のメイドが困った顔で聞いてくるので、私自身は彼女に罰を与えるつもりはありませんので、苦笑して答えます。
「とりあえずは、彼女と一緒に準備をしてもらえますか?」
「承知致しました!」
彼女はホッとした表情で返事をし、一礼してから調理場を去っていきました。
「悪い子ではなさそうですし、旦那様には処罰をするなら軽いものにしてあげてほしいとお願いしましょうかね」
「判断するには、ラムダ様の言い分を聞いてからの方がよろしいかとは思いますが」
ジャスミンに言われ、それもそうかもしれないと納得して、まずは旦那様にラムダ様のお話を聞いてみたいと伝えに行く事にしました。
他の側近の方に聞いてみますと、ラムダ様は謹慎中で、謹慎が解ければ、出勤は明後日になるとの事でしたので、旦那様の部屋に戻り、旦那様に尋ねてみます。
「謹慎中だという事ですが、ラムダ様をお呼びしてお話を聞いた方が良いでしょうか」
「そうだな。ラムダには、こんな状況だから、家で大人しくしているように伝えてある。それから、ローラには屋敷内でも部屋から出た時は監視をつける事にした」
「その方が良いでしょうね。何をしようとなさるかわかりませんし。自分は何をやっても大丈夫だと勘違いしておられる可能性もありますから」
「可能性というよりかは、すでにそう思っているだろうな」
「厄介ですね」
呟いてから、思い付いた事を口にします。
「旦那様、ローラ様にもお話を聞きますよね? 今回の件に確実に関わっていらっしゃるでしょうから」
「そうだな。だが、まずは、ラムダに話を聞いてからにする。ラムダがローラと繋がっているのか、そうでないかを確認したい」
「…そう言われてみればそうですね」
旦那様がラムダ様を屋敷に呼ぶように手配をして下さったので、彼が来るまでの間は、旦那様も体が楽になられたという事ですので、旦那様のお部屋の窓際に、私の部屋から安楽椅子を持ってきて、そこに座って、のんびり本を読んでおりました。
すると、いつも以上に顔色の悪いラムダ様が部屋に訪ねてこられました。
「旦那様…、良かった」
部屋に入るのを許可すると、ラムダ様は入ってくるなり、旦那様の顔を見て、ホッとした様な顔をされました。
ラムダ様は旦那様が何者かに毒をもられたと知って、昨日はとても慌てていらっしゃいました。
あの様子では毒を入れた様には思えませんでした。
もちろん、演技の上手い方なのかもしれませんので、何とも言えないところですが…。
「ラムダ、お前に聞きたい事がある」
「何なりと」
ベッド脇に立ったラムダ様に旦那様が尋ねます。
「昨日、いや、正確には一昨日の晩だが、メイドからお茶の入ったポットを受け取ったか?」
「はい。昔からのメイドでしたし、立ち話をする事もありましたので、声を掛けたら、旦那様の所へお茶をお持ちするというので、旦那様の所に戻るから、僕が持って行こうと言って、彼女からワゴンごとポットを受け取りました」
「その後はどうした?」
「執務室に向かっている途中で、全く同じ見た目のポットを持っているローラ様に出会いました」
「それで?」
「ローラ様にどこへ持っていくのかと尋ねられた為、旦那様の所へ持っていくと答えました。すると、夜遅くまで仕事をしていると体に良くないだろうし、せめてよく眠れる様にと、茶の中に何かを入れようとしてきました」
ラムダ様は眉根を寄せて続けます。
「何かわかりませんでしたので止めましたが、ローラ様が持っていた小さな紙に包まれた粉が空中に舞った為、ポットの中に入っていてはいけませんので、お茶をいれなおしてもらう事にして、調理場に戻りました。お茶をいれなおして、毒見をしてもらっている間にメイドに話しかけてしまいましたので、少しワゴンから目をはなしてしまいました」
「その時に、ローラがポットを入れ替えた可能性があるという事だな?」
「そうだと思います。僕が悪いのは確かです! ただ、僕は毒を入れるような真似はしません! それだけは信じてください!」
ラムダ様は涙目になって、旦那様に訴えます。
「僕が一因である事は承知しています! でも絶対に、僕は毒なんか入れていません!」
「あの、ラムダ様、お話の途中に申し訳ございませんが、お聞きしたい事があるのですが」
私が割って入ると、気分を害した様子もなく、ラムダ様は私の方を見て聞いてこられます。
「どのような事でしょうか」
「昨日、執務室に犬がいましたよね? 苦しそうにしていたと思います。それなのに、犬を助けなかったのはなぜです?」
「……それは、奥様の反応を見たかったからです」
予想もしていなかった答えが返ってきて、私は思わず眉をひそめたのでした。
「昨日、旦那様のお茶を用意されたのは誰ですか?」
「わ、私です!」
泣きそうな顔になりながら、声を掛けた方ではないメイドが手を挙げて続けます。
「ですが、毒見もすませてもらってから持っていったんです! もしかして、旦那様が倒れられたのは、やはり、お茶の中に毒が入っていたからなのでしょうか!?」
メイド達にはまだ詳しい話はしていませんが、旦那様が毒をもられたという事は、屋敷中に広まってしまったようです。
これに関しては、隠す必要もないというか、隠しようがありませんので、しょうがないとは思います。
「では、あなたにお聞きしたいのですが、自分で旦那様の執務室まで運んだのですか?」
「いいえ。途中の廊下でラムダ様と出会いまして、ラムダ様が持っていって下さると申し出て下さったので、そのままお願いしてしまいました。やはり、旦那様があんな事になってしまったのは、私のせいなのでしょうか!?」
「それを決めるのは旦那様ですが、あなたもまさか、こんな事にはなるとは思ってもいなかったのでしょう?」
「もちろんです! 今までに、お茶を運ぶのをお願いする事は何度かありましたし、その事で旦那様からお叱りを受けた事はなかったんです!」
「そうですか…」
「ただ、何かハプニングがあった様です。ラムダ様はすぐに調理場にいらっしゃいましたから…」
ハプニングがどんなものだったかは気になりますが、彼女は知らないようです。
何にしても、ラムダ様が持ってきたお茶だったから、旦那様も信じて疑わずに飲んでしまわれたのですね。
まさか、側近が持ってきたお茶に毒が含まれてるとは思わないでしょうし。
「ラムダ様からお話を聞くしかなさそうですね…」
小さくため息を吐いた後、これ以上詳しく聞ける事もないと思い、旦那様から頼まれていた話をメイドにお願いします。
「あの、今晩から、旦那様と寝室を一緒にしますので、お部屋の準備をしていただけますか?」
「は…はい?」
私の言葉が信じられないのか、その場にいるメイド二人共が目を大きく見開いて、私に聞き返してきました。
そんなに驚かれる事なのでしょうか。
「ですから、奥様と旦那様が今日から寝室を共にされるので、準備をお願いしたいのですが、すぐには難しい事でしょうか?」
ジャスミンが私の代わりに言ってくれますと、メイド達は無言で何度も首を横に振ったあと、一人が大きな声で言います。
「いいえ! 今すぐに準備に取り掛かります! では、失礼いたします!」
「お願いしますね」
「あの、奥様。私はどうすればよろしいでしょうか?」
問題のメイドが困った顔で聞いてくるので、私自身は彼女に罰を与えるつもりはありませんので、苦笑して答えます。
「とりあえずは、彼女と一緒に準備をしてもらえますか?」
「承知致しました!」
彼女はホッとした表情で返事をし、一礼してから調理場を去っていきました。
「悪い子ではなさそうですし、旦那様には処罰をするなら軽いものにしてあげてほしいとお願いしましょうかね」
「判断するには、ラムダ様の言い分を聞いてからの方がよろしいかとは思いますが」
ジャスミンに言われ、それもそうかもしれないと納得して、まずは旦那様にラムダ様のお話を聞いてみたいと伝えに行く事にしました。
他の側近の方に聞いてみますと、ラムダ様は謹慎中で、謹慎が解ければ、出勤は明後日になるとの事でしたので、旦那様の部屋に戻り、旦那様に尋ねてみます。
「謹慎中だという事ですが、ラムダ様をお呼びしてお話を聞いた方が良いでしょうか」
「そうだな。ラムダには、こんな状況だから、家で大人しくしているように伝えてある。それから、ローラには屋敷内でも部屋から出た時は監視をつける事にした」
「その方が良いでしょうね。何をしようとなさるかわかりませんし。自分は何をやっても大丈夫だと勘違いしておられる可能性もありますから」
「可能性というよりかは、すでにそう思っているだろうな」
「厄介ですね」
呟いてから、思い付いた事を口にします。
「旦那様、ローラ様にもお話を聞きますよね? 今回の件に確実に関わっていらっしゃるでしょうから」
「そうだな。だが、まずは、ラムダに話を聞いてからにする。ラムダがローラと繋がっているのか、そうでないかを確認したい」
「…そう言われてみればそうですね」
旦那様がラムダ様を屋敷に呼ぶように手配をして下さったので、彼が来るまでの間は、旦那様も体が楽になられたという事ですので、旦那様のお部屋の窓際に、私の部屋から安楽椅子を持ってきて、そこに座って、のんびり本を読んでおりました。
すると、いつも以上に顔色の悪いラムダ様が部屋に訪ねてこられました。
「旦那様…、良かった」
部屋に入るのを許可すると、ラムダ様は入ってくるなり、旦那様の顔を見て、ホッとした様な顔をされました。
ラムダ様は旦那様が何者かに毒をもられたと知って、昨日はとても慌てていらっしゃいました。
あの様子では毒を入れた様には思えませんでした。
もちろん、演技の上手い方なのかもしれませんので、何とも言えないところですが…。
「ラムダ、お前に聞きたい事がある」
「何なりと」
ベッド脇に立ったラムダ様に旦那様が尋ねます。
「昨日、いや、正確には一昨日の晩だが、メイドからお茶の入ったポットを受け取ったか?」
「はい。昔からのメイドでしたし、立ち話をする事もありましたので、声を掛けたら、旦那様の所へお茶をお持ちするというので、旦那様の所に戻るから、僕が持って行こうと言って、彼女からワゴンごとポットを受け取りました」
「その後はどうした?」
「執務室に向かっている途中で、全く同じ見た目のポットを持っているローラ様に出会いました」
「それで?」
「ローラ様にどこへ持っていくのかと尋ねられた為、旦那様の所へ持っていくと答えました。すると、夜遅くまで仕事をしていると体に良くないだろうし、せめてよく眠れる様にと、茶の中に何かを入れようとしてきました」
ラムダ様は眉根を寄せて続けます。
「何かわかりませんでしたので止めましたが、ローラ様が持っていた小さな紙に包まれた粉が空中に舞った為、ポットの中に入っていてはいけませんので、お茶をいれなおしてもらう事にして、調理場に戻りました。お茶をいれなおして、毒見をしてもらっている間にメイドに話しかけてしまいましたので、少しワゴンから目をはなしてしまいました」
「その時に、ローラがポットを入れ替えた可能性があるという事だな?」
「そうだと思います。僕が悪いのは確かです! ただ、僕は毒を入れるような真似はしません! それだけは信じてください!」
ラムダ様は涙目になって、旦那様に訴えます。
「僕が一因である事は承知しています! でも絶対に、僕は毒なんか入れていません!」
「あの、ラムダ様、お話の途中に申し訳ございませんが、お聞きしたい事があるのですが」
私が割って入ると、気分を害した様子もなく、ラムダ様は私の方を見て聞いてこられます。
「どのような事でしょうか」
「昨日、執務室に犬がいましたよね? 苦しそうにしていたと思います。それなのに、犬を助けなかったのはなぜです?」
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