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ギルドホームの自室。
メンバーには一人一部屋与えられ、俺にも小さいけれど部屋が与えられていた。
少ない荷物を片付けて、出ていく準備を整える。
準備している最中、本のままテーブルの上に置かれたライラが口を開く。
「どうしてだ?」
「……何が?」
「さっきの話だ。見せればよかっただろう? ボスモンスターの結晶を。偽物と思われるだの、奪われるなど深く考え過ぎだ。ボスモンスターは運では倒せない。それを見せれば、お前さんは自力でダンジョンを攻略してきたことがわかるはずだ」
「……そうかもしれないね。でも、これでいいんだよ」
最後の荷物をしまって、背負える程度のカバンに全部が収まった。
ライラの言う通り、もっと強気で話せば結果は変わったかもしれない。
だけど俺は……。
「萎えちゃったんだよ。俺の話なんて微塵も信じてくれないボスに……平気で嘘の報告をしたカインツたちに……このままこのギルドで頑張ろうとは、もう思えない」
仲間からは裏切られ、ボスからは一切信用されない。
仮に今、嘘が証明されて待遇が変わったとしても、いずれ同じことが起こるかもしれない。
役立たずは平気で見下し、仲間とも思わない連中だ。
こんなギルドで頑張る意味が、俺にはわからなくなってしまった。
「だから出ていく。ちょうどいい機会だ」
「出て行って、新しいギルドを探すのか? 見つかるのか?」
「それは……」
わからない。
というより、難しいだろうと思う。
この街には数多くのギルドがあって、その数の何十倍も冒険者がいる。
彼らダンジョン攻略のために情報交換を行い、噂の類も広まりやすい。
故に、俺が役立たずであることは、すでに他のギルドメンバーでさえ知っている状況だ。
少なくとも上位のギルドは、優れた人員を取り合っている。
その関係で、使えない人間もリストアップされている。
俺は間違いなく、彼らの不要リストに名前が載っているはずだ。
組合の規定でギルドのメンバー数に制限がある以上、不要な人材を入れる意味はない。
下位のギルドだって考え方は同じだ。
わざわざお荷物になる俺を雇う物好きはいない……かもしれない。
「でも、ギルドに所属しないと冒険者は続けられない。なんとかして探すしかないね」
「その間の寝食はどうする?」
「それも何とかするよ。幸いこれまで稼いだお金は使わずに残っている。一人で数日、数週間生活するだけなら十分だ」
「一人ではない。私もいるんだぞ?」
「……ライラって食事するの?」
ダンジョン内じゃ俺が食べているのを見ているだけだった。
彼女は人間じゃない。
だから食事も必要ないと思っていたんだけど……。
「どちらかといえば不要だな。なくても死にはしない。ただお前さん、上手そうな食事が目の前にあって、食べられる身体があるのに、我慢できると思うか?」
「……そんな理由、我儘だな」
「今日まで我慢していたんだぞ? どこが我儘だ!」
「はぁ……わかった。ライラの分も含めてなんとかするよ」
生意気だけど、彼女のおかげで今の俺はいる。
ほんの少しでもいい。
彼女の要望にも応えてあげたいと……一応思ってはいるんだ。
「とりあえず準備できた。もう出発しよう」
「外は夜だぞ?」
「わかってる。でもボスには今日だけと言われていた。一日が終わるまでに出ないと、何を言われるかわからない」
「面倒だなぁ、いっそボスを倒してお前さんがギルドを乗っ取るのはどうだ?」
「はははっ、それは考えたことなかったなぁ」
今の俺なら……あるいは可能かもしれない。
けど、やっぱりだめだ。
そんな非人道的なことしても、誰も従ってはくれない。
何よりそれをすれば、俺はカインツと同類になる。
仲間を裏切り、殺そうとしたあいつと……それだけは嫌だった。
俺は小さなカバンを背負い、部屋を出て行く。
夜は遅く、廊下を歩いていても他人とすれ違わない。
誰も俺が出て行くことを気にしない。
当然のことだけど、やっぱり空しさは感じる。
一人寂しく、俺はギルドホームの外へ歩いて行く。
その時だった。
「誰かと思えばレオルスじゃねーかよ」
「――!」
確かに、空しいとは思った。
だからって、この采配はないだろう。
一番会いたくなかった……声も聞きたくなかったのに。
俺たちは顔を合わせてしまった。
あの日、ダンジョンで俺を囮にした張本人……。
「――カインツ」
「なんだよお前、生きてやがったのか。運のいい奴だなぁ」
「……」
「どうやって生き延びたんだ? ま、生きて帰ったところでお前はクビだけどな。ボスにもそう言われただろ?」
軽快に、いつものように俺を煽る。
感情が高ぶる。
幾度となく聞いてきた彼の声が、言葉が、今はどうしようもなく腹立たしい。
「……なんで、平然としていられるんだよ」
「あん?」
「カインツ、お前は俺を囮にしたんだ。しかも嘘までついて、俺が裏切ったことにしたんだろ? そこまで非道をしておいて、どうして俺に話しかけられた?」
「は? んなもん、お前相手だからだろうが」
「――!」
ああ、そうか。
この男にとって俺は、捨て駒以前に人間とすら思われていなかったんだ。
道端に落ちている石ころのように、蹴り飛ばしても気に留めない。
カインツにとっては、あれを裏切りですらなかった。
「つーかさ、どうやって生き残ったんだ結局? それだけ気になるから教えろよ」
「……いいよ」
俺は腰のポーチから結晶を取り出す。
カインツは結晶を見て目を丸くする。
「そいつは!」
「あのダンジョンのボス、阿修羅の結晶だよ」
「ボスモンスターの? なんでお前がもってるんだ?」
「そんなの決まってるだろ? 俺がボスを倒したからだよ」
カインツは面食らったような表情を見せ、すぐに笑みをこぼす。
「ぷっ、面白い冗談だな。お前がボスに勝てるわけねーだろ? 他のパーティーが倒したのを横取りでもしたか? だったら大問題だな~ そのパーティーが生きていればだが、お前だけ無事ってことは、ボスを倒した奴らは全滅したか」
なるほど、そういう解釈になるのか。
俺がボスを倒したなんて、カインツは微塵も信じない。
「けどまぁ、ちょうどいいぜ」
「……?」
彼は笑みを浮かべ、右手を差し出す。
「それをよこせ、俺が貰ってやるよ」
「……は?」
俺は思わず唖然とする。
唐突にカインツが口にしたありえない一言に。
メンバーには一人一部屋与えられ、俺にも小さいけれど部屋が与えられていた。
少ない荷物を片付けて、出ていく準備を整える。
準備している最中、本のままテーブルの上に置かれたライラが口を開く。
「どうしてだ?」
「……何が?」
「さっきの話だ。見せればよかっただろう? ボスモンスターの結晶を。偽物と思われるだの、奪われるなど深く考え過ぎだ。ボスモンスターは運では倒せない。それを見せれば、お前さんは自力でダンジョンを攻略してきたことがわかるはずだ」
「……そうかもしれないね。でも、これでいいんだよ」
最後の荷物をしまって、背負える程度のカバンに全部が収まった。
ライラの言う通り、もっと強気で話せば結果は変わったかもしれない。
だけど俺は……。
「萎えちゃったんだよ。俺の話なんて微塵も信じてくれないボスに……平気で嘘の報告をしたカインツたちに……このままこのギルドで頑張ろうとは、もう思えない」
仲間からは裏切られ、ボスからは一切信用されない。
仮に今、嘘が証明されて待遇が変わったとしても、いずれ同じことが起こるかもしれない。
役立たずは平気で見下し、仲間とも思わない連中だ。
こんなギルドで頑張る意味が、俺にはわからなくなってしまった。
「だから出ていく。ちょうどいい機会だ」
「出て行って、新しいギルドを探すのか? 見つかるのか?」
「それは……」
わからない。
というより、難しいだろうと思う。
この街には数多くのギルドがあって、その数の何十倍も冒険者がいる。
彼らダンジョン攻略のために情報交換を行い、噂の類も広まりやすい。
故に、俺が役立たずであることは、すでに他のギルドメンバーでさえ知っている状況だ。
少なくとも上位のギルドは、優れた人員を取り合っている。
その関係で、使えない人間もリストアップされている。
俺は間違いなく、彼らの不要リストに名前が載っているはずだ。
組合の規定でギルドのメンバー数に制限がある以上、不要な人材を入れる意味はない。
下位のギルドだって考え方は同じだ。
わざわざお荷物になる俺を雇う物好きはいない……かもしれない。
「でも、ギルドに所属しないと冒険者は続けられない。なんとかして探すしかないね」
「その間の寝食はどうする?」
「それも何とかするよ。幸いこれまで稼いだお金は使わずに残っている。一人で数日、数週間生活するだけなら十分だ」
「一人ではない。私もいるんだぞ?」
「……ライラって食事するの?」
ダンジョン内じゃ俺が食べているのを見ているだけだった。
彼女は人間じゃない。
だから食事も必要ないと思っていたんだけど……。
「どちらかといえば不要だな。なくても死にはしない。ただお前さん、上手そうな食事が目の前にあって、食べられる身体があるのに、我慢できると思うか?」
「……そんな理由、我儘だな」
「今日まで我慢していたんだぞ? どこが我儘だ!」
「はぁ……わかった。ライラの分も含めてなんとかするよ」
生意気だけど、彼女のおかげで今の俺はいる。
ほんの少しでもいい。
彼女の要望にも応えてあげたいと……一応思ってはいるんだ。
「とりあえず準備できた。もう出発しよう」
「外は夜だぞ?」
「わかってる。でもボスには今日だけと言われていた。一日が終わるまでに出ないと、何を言われるかわからない」
「面倒だなぁ、いっそボスを倒してお前さんがギルドを乗っ取るのはどうだ?」
「はははっ、それは考えたことなかったなぁ」
今の俺なら……あるいは可能かもしれない。
けど、やっぱりだめだ。
そんな非人道的なことしても、誰も従ってはくれない。
何よりそれをすれば、俺はカインツと同類になる。
仲間を裏切り、殺そうとしたあいつと……それだけは嫌だった。
俺は小さなカバンを背負い、部屋を出て行く。
夜は遅く、廊下を歩いていても他人とすれ違わない。
誰も俺が出て行くことを気にしない。
当然のことだけど、やっぱり空しさは感じる。
一人寂しく、俺はギルドホームの外へ歩いて行く。
その時だった。
「誰かと思えばレオルスじゃねーかよ」
「――!」
確かに、空しいとは思った。
だからって、この采配はないだろう。
一番会いたくなかった……声も聞きたくなかったのに。
俺たちは顔を合わせてしまった。
あの日、ダンジョンで俺を囮にした張本人……。
「――カインツ」
「なんだよお前、生きてやがったのか。運のいい奴だなぁ」
「……」
「どうやって生き延びたんだ? ま、生きて帰ったところでお前はクビだけどな。ボスにもそう言われただろ?」
軽快に、いつものように俺を煽る。
感情が高ぶる。
幾度となく聞いてきた彼の声が、言葉が、今はどうしようもなく腹立たしい。
「……なんで、平然としていられるんだよ」
「あん?」
「カインツ、お前は俺を囮にしたんだ。しかも嘘までついて、俺が裏切ったことにしたんだろ? そこまで非道をしておいて、どうして俺に話しかけられた?」
「は? んなもん、お前相手だからだろうが」
「――!」
ああ、そうか。
この男にとって俺は、捨て駒以前に人間とすら思われていなかったんだ。
道端に落ちている石ころのように、蹴り飛ばしても気に留めない。
カインツにとっては、あれを裏切りですらなかった。
「つーかさ、どうやって生き残ったんだ結局? それだけ気になるから教えろよ」
「……いいよ」
俺は腰のポーチから結晶を取り出す。
カインツは結晶を見て目を丸くする。
「そいつは!」
「あのダンジョンのボス、阿修羅の結晶だよ」
「ボスモンスターの? なんでお前がもってるんだ?」
「そんなの決まってるだろ? 俺がボスを倒したからだよ」
カインツは面食らったような表情を見せ、すぐに笑みをこぼす。
「ぷっ、面白い冗談だな。お前がボスに勝てるわけねーだろ? 他のパーティーが倒したのを横取りでもしたか? だったら大問題だな~ そのパーティーが生きていればだが、お前だけ無事ってことは、ボスを倒した奴らは全滅したか」
なるほど、そういう解釈になるのか。
俺がボスを倒したなんて、カインツは微塵も信じない。
「けどまぁ、ちょうどいいぜ」
「……?」
彼は笑みを浮かべ、右手を差し出す。
「それをよこせ、俺が貰ってやるよ」
「……は?」
俺は思わず唖然とする。
唐突にカインツが口にしたありえない一言に。
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