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第一章
4.何かが弾けて
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私と彼以外誰もいない場所。
緑に囲まれ、運命的な出会いに酔った私は、勢いに任せて告白していた。
その愚かさに気付くより早く、彼の反応が返って来る。
「……は?」
そうですよね!
急に知らない人から告白されたらそうなりますよね。
しかも何で私、婚約者なんて言っちゃったの。
そこは好きですとか、一目ぼれしましたとか、そういう好意を伝えるべきでしょう!
「あ、あの、その……今のは違う――違わないけど! 婚約者になってほしいけど、その前に名前を教えて、お昼も一緒に」
慌てて誤魔化そうとした結果、どんどん別のボロを出していく。
駄目だとわかっていても、口が勝手に動いて止まらない。
もう別の意味で涙目になっていた。
そんな私を見つめて、彼は大きなため息を漏らす。
「はぁ……誰か知らないけど、そういう冗談は言わないほうがいいよ」
「冗談なんかじゃありません! 私はあなたのことが――」
「好きだって? 会うのもこれが初めてなのにかい?」
最後まで言い切る前に、彼の冷たい言葉がとびだす。
「大体俺は、君の名前をさっき知ったばかりだ。君に至っては、俺の名前すら知らないんじゃないかな?」
「そ、それはその……」
「ほらね? そんな状態で好きとか言われても、信じられるわけないだろう」
正論過ぎて返す言葉もない。
彼の言う通りだ。
いきなり現れて、婚約者になってほしいとか言われて、すぐ信じる方がどうかしている。
だけど……
「それでも私は……」
「もし仮にそれが本心だとしたら、見ず知らずの男を急に好きになったことになる。それはそれで異常だ。君、頭おかしいんじゃないの?」
氷のように冷たい言葉が胸に刺さる。
ブロア様に似た表情だ。
ただ、悪気がないことはわかる。
それでも思い出すのは、幸せだと思っていたものが砕けた瞬間の記憶。
あの日、あの時受けた言葉と視線が脳裏で再生されていた。
「わかったら早くここを――」
「ぅ……うぅ」
「え?」
この瞬間、私の中で枷が外れたのだと思う。
「うわああああああああああああああああああん」
「え、えぇ? 何で泣いてるんだよ!?」
「だって酷いこと言うから! 私だってわからないのに、好きなのは本当なのにおかしいとかっ! ブロア様も勝手に知らない女の子と楽しそうにして、私だけ惨めじゃない」
「な、何の話だよ!」
全部どうでも良いとさえ思えている。
今まで取り繕っていた殻が破れて、弱く我儘な自分が飛び出していた。
子供みたいに泣きじゃくって、駄々をこねて情けないと、今の私は思えない。
「もういいわよ! どうせ私なんて必要とされてない! もう――」
勢い余っての行動だと思う。
私は護身用に持っていたナイフを取り出し、自分の喉元へ。
「死んでやるわ!」
「馬鹿! 早まるな!」
本気で死のうとしていた。
後になって冷静に考えれば、何て馬鹿なことをしたのかと思う。
彼が咄嗟に飛び突き止めてくれなかったら、本当に喉を刺していたのだから。
倒れ込んだ私の手からはナイフが離れている。
彼は私に圧し掛かって、大きくため息を漏らして言う。
「俺の前で勝手に死のうとするな」
「だって……」
「はぁ、もう起きろ。話くらいなら聞いてやるから」
「……うん」
私は彼の手に引かれ、ゆっくりと起き上がった
涙でぐちゃぐちゃになった顔に気付いて、思わず隠そうとする。
「これを使え」
「ハンカチ? 貸して……くれるの?」
「いらないなら良いぞ」
「い、いる!」
彼から差し出された水色のハンカチを、私は慌てて手に取った。
懐に入れていた所為か、ほんのり暖かい。
涙を拭いていると、ちょっとだけ良い香りがしたような気がする。
優しい香り……
彼は一人で木陰に戻り、投げ捨てた本を拾って座る。
「座らないのか?」
「は、はい!」
私は隣にちょこんと座った。
「で、何があったんだ?」
「その前に名前を教えてもらえませんか?」
「ん? ああ、忘れてたよ。俺はユート・バスティアーノだ」
初めて聞く名前だけど、どこかで聞いた気もする。
すぐには思い出せないから、気のせいかもしれない。
「ユートさん……上級生ですか?」
「君こそ何年生なんだ? 俺は二年生だけど」
「同級生だったんですね!」
素直に驚いた。
同級生で一度も見たことがない人なんて、今さらいないと思っていたから。
ユートがそれくらい地味で目立たないから、という理由かもしれない。
改めて彼を見てみると、黒い髪以外は特徴としては薄いから。
「そ、れ、で! 何があったんだ?」
「あ、ごめんなさい。実は――」
私はここ数日の出来事を彼に話した。
彼はとても真剣に聞いてくれて、話に合わせて頷いていた。
同級生なのに知らなかったのかという疑問もあったけど、そんなものは些細なことだ。
この時の私は、真剣に聞いてくれることが嬉しいかっただけ。
「なるほど、要するに不倫されたわけか」
「ぅ……」
「あー言い方が悪かったな。捨てられ……じゃなくて婚約を破棄されて傷心して、一人になれる場所を探して彷徨っていたらここにたどり着いたと」
「……そうです」
「はぁ、貴族って言うのも大変だな。結婚相手くらい、自由に好き勝手決めればいいのに。まぁ俺には関係ない」
「関係あります!」
私は彼の手を握り、顔を近づけて言う。
「私がユートに一目ぼれしたのは本当なんです!」
「……それはつまり、婚約者になってほしいというあれも本気だったと?」
「はい!」
このチャンスを逃すべきではないと、誰かが私に告げている。
胸の高鳴りが、本物だという証明だと思うから。
緑に囲まれ、運命的な出会いに酔った私は、勢いに任せて告白していた。
その愚かさに気付くより早く、彼の反応が返って来る。
「……は?」
そうですよね!
急に知らない人から告白されたらそうなりますよね。
しかも何で私、婚約者なんて言っちゃったの。
そこは好きですとか、一目ぼれしましたとか、そういう好意を伝えるべきでしょう!
「あ、あの、その……今のは違う――違わないけど! 婚約者になってほしいけど、その前に名前を教えて、お昼も一緒に」
慌てて誤魔化そうとした結果、どんどん別のボロを出していく。
駄目だとわかっていても、口が勝手に動いて止まらない。
もう別の意味で涙目になっていた。
そんな私を見つめて、彼は大きなため息を漏らす。
「はぁ……誰か知らないけど、そういう冗談は言わないほうがいいよ」
「冗談なんかじゃありません! 私はあなたのことが――」
「好きだって? 会うのもこれが初めてなのにかい?」
最後まで言い切る前に、彼の冷たい言葉がとびだす。
「大体俺は、君の名前をさっき知ったばかりだ。君に至っては、俺の名前すら知らないんじゃないかな?」
「そ、それはその……」
「ほらね? そんな状態で好きとか言われても、信じられるわけないだろう」
正論過ぎて返す言葉もない。
彼の言う通りだ。
いきなり現れて、婚約者になってほしいとか言われて、すぐ信じる方がどうかしている。
だけど……
「それでも私は……」
「もし仮にそれが本心だとしたら、見ず知らずの男を急に好きになったことになる。それはそれで異常だ。君、頭おかしいんじゃないの?」
氷のように冷たい言葉が胸に刺さる。
ブロア様に似た表情だ。
ただ、悪気がないことはわかる。
それでも思い出すのは、幸せだと思っていたものが砕けた瞬間の記憶。
あの日、あの時受けた言葉と視線が脳裏で再生されていた。
「わかったら早くここを――」
「ぅ……うぅ」
「え?」
この瞬間、私の中で枷が外れたのだと思う。
「うわああああああああああああああああああん」
「え、えぇ? 何で泣いてるんだよ!?」
「だって酷いこと言うから! 私だってわからないのに、好きなのは本当なのにおかしいとかっ! ブロア様も勝手に知らない女の子と楽しそうにして、私だけ惨めじゃない」
「な、何の話だよ!」
全部どうでも良いとさえ思えている。
今まで取り繕っていた殻が破れて、弱く我儘な自分が飛び出していた。
子供みたいに泣きじゃくって、駄々をこねて情けないと、今の私は思えない。
「もういいわよ! どうせ私なんて必要とされてない! もう――」
勢い余っての行動だと思う。
私は護身用に持っていたナイフを取り出し、自分の喉元へ。
「死んでやるわ!」
「馬鹿! 早まるな!」
本気で死のうとしていた。
後になって冷静に考えれば、何て馬鹿なことをしたのかと思う。
彼が咄嗟に飛び突き止めてくれなかったら、本当に喉を刺していたのだから。
倒れ込んだ私の手からはナイフが離れている。
彼は私に圧し掛かって、大きくため息を漏らして言う。
「俺の前で勝手に死のうとするな」
「だって……」
「はぁ、もう起きろ。話くらいなら聞いてやるから」
「……うん」
私は彼の手に引かれ、ゆっくりと起き上がった
涙でぐちゃぐちゃになった顔に気付いて、思わず隠そうとする。
「これを使え」
「ハンカチ? 貸して……くれるの?」
「いらないなら良いぞ」
「い、いる!」
彼から差し出された水色のハンカチを、私は慌てて手に取った。
懐に入れていた所為か、ほんのり暖かい。
涙を拭いていると、ちょっとだけ良い香りがしたような気がする。
優しい香り……
彼は一人で木陰に戻り、投げ捨てた本を拾って座る。
「座らないのか?」
「は、はい!」
私は隣にちょこんと座った。
「で、何があったんだ?」
「その前に名前を教えてもらえませんか?」
「ん? ああ、忘れてたよ。俺はユート・バスティアーノだ」
初めて聞く名前だけど、どこかで聞いた気もする。
すぐには思い出せないから、気のせいかもしれない。
「ユートさん……上級生ですか?」
「君こそ何年生なんだ? 俺は二年生だけど」
「同級生だったんですね!」
素直に驚いた。
同級生で一度も見たことがない人なんて、今さらいないと思っていたから。
ユートがそれくらい地味で目立たないから、という理由かもしれない。
改めて彼を見てみると、黒い髪以外は特徴としては薄いから。
「そ、れ、で! 何があったんだ?」
「あ、ごめんなさい。実は――」
私はここ数日の出来事を彼に話した。
彼はとても真剣に聞いてくれて、話に合わせて頷いていた。
同級生なのに知らなかったのかという疑問もあったけど、そんなものは些細なことだ。
この時の私は、真剣に聞いてくれることが嬉しいかっただけ。
「なるほど、要するに不倫されたわけか」
「ぅ……」
「あー言い方が悪かったな。捨てられ……じゃなくて婚約を破棄されて傷心して、一人になれる場所を探して彷徨っていたらここにたどり着いたと」
「……そうです」
「はぁ、貴族って言うのも大変だな。結婚相手くらい、自由に好き勝手決めればいいのに。まぁ俺には関係ない」
「関係あります!」
私は彼の手を握り、顔を近づけて言う。
「私がユートに一目ぼれしたのは本当なんです!」
「……それはつまり、婚約者になってほしいというあれも本気だったと?」
「はい!」
このチャンスを逃すべきではないと、誰かが私に告げている。
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