1 / 20
1.大英雄は童貞でした
しおりを挟む
かつて世界は混沌に満ちていた。
一度は輝かしい発展を遂げた大国も、一夜にしてその歴史に幕を下ろす。
全て邪悪の化身たる魔神の誕生が発端だった。
なぜ生まれたのか。
どこで生まれたのか。
どうして世界に、人々に牙を向いたのか。
理由も原因もわからない。
わからないままに村が消え、街が消え、国が消えていった。
魔神の誕生からわずか十年足らずで、人間の生活圏は大陸の一割を下回る。
人口も大幅に減少し、このままでは滅亡も免れない。
人々は絶望した。
もう駄目だと、誰もが思った。
そんな中、四人の英雄が立ち上がる。
黒髪の剣士は言った。
「臆することはない。我が剣に斬れぬものなどないのだから」
燃えるような赤い瞳の女性は言った。
「限りある命よ。足掻かないでどうするの?」
青い髪の優男は言った。
「僕たちはちっぽけだ。それでも、戦う術はもっているんだよ」
銀色の髪の青年は言った。
「なぁ、いつまで俯いているつもりだ?」
彼らは人の身でありながら魔神に挑んだ。
人々がさじを投げ、諦めてしまった強大な敵を打倒するために。
か弱き者たちを守るため。
人類の存続を、命溢れる未来を掴むために剣を抜き、拳を握った。
彼らはすさまじかった。
初陣と共に魔神を撃退し、最後の国を守り抜いた。
その後は魔神に奪われた土地を、隠れ住む人々を守るために旅に出る。
一日、一月、一年と歩みを止めることなく突き進み、ついには魔神からほぼ全ての土地を取り戻した。
そうして彼らは、最後の敵――魔神の元凶と相対した。
激闘の末、辛くも勝利を収めたことで、世界は真の平和を取り戻したのだ。
人々は歓喜に震えた。
二度と味わえない安然を手にして涙を流した。
皆が偉大なる四人の英雄の名を口にする。
【剣帝】アルセウス・イザード。
剣技に置いて、彼を越える者ははるか先の未来に渡って存在しないであろうと言われた大剣豪。
その人たちは天すら斬り裂く。
【神祖】ルイーナ・パラマイン。
吸血鬼として生まれた彼女は永遠の命を持つ。
妖艶で変わらぬ容姿は見る者すべてを魅了し、勝利の女神と崇め奉る。
【賢者】イクサシス・セイレイン。
形骸化していた魔術の基礎を再構築し、百を超える魔術を生み出した大天才。
彼がもたらした影響は戦いに留まらず、人々の生活を豊かに変えた。
そして――
【大帝】レオン・フォルトーゼ。
剣技、魔法、異能……すべてに愛され、選ばれた男。
あらゆる力を手に入れた英雄の中の英雄。
世界最強の称号がもっともふさわしいのは彼だと、誰もが言う。
英雄は等しく英雄である。
その偉大さに優劣をつけるなどおこがましい。
しかし、これも揺るがぬ事実だった。
四人の英雄の中で、彼がもっとも強く偉大な功績を成し遂げている。
彼らが魔神に打ち勝てたのも、【大帝】の存在が大きかった。
彼は強かった。
否、強すぎたのだ。
そんな彼の強さに人々が憧れ、目標にするのは当然のことだっただろう。
平和と活気を取り戻した世界で、大英雄の名は確かなものとなった。
彼は多くを手に入れた。
力も、富も、名声も。
望まなくとも手に入るほど身近にあった。
誰もが認める完璧な存在。
いいや、それは間違い……勘違いだ。
彼は完璧などではなかった。
多くを手に入れながら、全てを手に入れられたわけではなかった。
彼には一つ、大きな欠落があった。
それは生物としては致命的とも言える。
他の何を手に入れても、これがなければ格好がつかない。
男として恥ずべきことだとさえ言える。
そう……。
彼は生涯――
童貞だった。
◇◇◇
窓の隙間から差し込むのは朝日。
季節は冬から春に変わり、まだ少し肌寒さが残る。
布団にからまって眠っていた俺は、細い朝日を閉じた瞼に感じて目を覚ます。
「ぅ、うーん……ふぁーあ……もう朝か」
なんだか長い夢を見ていた気分だ。
魔神に滅ぼされかけた人類を救い、大英雄として称えられる。
荒唐無稽で、まるで物語の主人公のような人生。
そんな存在が自分だったなら……。
「なんて、本当にそうだから笑っちゃうよな」
こんなことを他人に言えば確実に笑われる。
いや、怒られるかもしれない。
世界を救った英雄は自分ですよ、なんて口にしたところで一体誰が信じてくれるのか。
頭のおかしい奴だと思われるのがおちだ。
だけど、事実なんだから仕方がない。
今から千年以上昔。
むかーし昔のお話、現代では英雄譚として語り継がれる始まりの時代。
俺はかつてレオン・フォルトーゼという男だった。
そして今は……レインという名の一般人である。
俺はレオンだった頃の記憶をもったまま現代に転生した。
もちろん偶然や天からの施しじゃない。
死ぬ直前に転生の術式を完成させたのは、何を隠そうこの俺なのだから。
俺は自らの意思で現代によみがえった。
力、富、名声……多くを手に入れた俺だけど、ひとつだけやり残したことがある。
それを達成しないと死んでも死にきれない。
他の全てを捨てでも手に入れたいとすら思う。
レオンとして現代に転生して十五年と半年。
俺は未だに……童貞である。
「はぁ……」
どうして俺はモテないんだ?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
新作第二弾投稿しました!
『用済み勇者、捨てられたのでスローライフな旅に出る ~勇者はやめても善行はやめられないみたいです~』
ページ下部にリンクがありますのでぜひ!
一度は輝かしい発展を遂げた大国も、一夜にしてその歴史に幕を下ろす。
全て邪悪の化身たる魔神の誕生が発端だった。
なぜ生まれたのか。
どこで生まれたのか。
どうして世界に、人々に牙を向いたのか。
理由も原因もわからない。
わからないままに村が消え、街が消え、国が消えていった。
魔神の誕生からわずか十年足らずで、人間の生活圏は大陸の一割を下回る。
人口も大幅に減少し、このままでは滅亡も免れない。
人々は絶望した。
もう駄目だと、誰もが思った。
そんな中、四人の英雄が立ち上がる。
黒髪の剣士は言った。
「臆することはない。我が剣に斬れぬものなどないのだから」
燃えるような赤い瞳の女性は言った。
「限りある命よ。足掻かないでどうするの?」
青い髪の優男は言った。
「僕たちはちっぽけだ。それでも、戦う術はもっているんだよ」
銀色の髪の青年は言った。
「なぁ、いつまで俯いているつもりだ?」
彼らは人の身でありながら魔神に挑んだ。
人々がさじを投げ、諦めてしまった強大な敵を打倒するために。
か弱き者たちを守るため。
人類の存続を、命溢れる未来を掴むために剣を抜き、拳を握った。
彼らはすさまじかった。
初陣と共に魔神を撃退し、最後の国を守り抜いた。
その後は魔神に奪われた土地を、隠れ住む人々を守るために旅に出る。
一日、一月、一年と歩みを止めることなく突き進み、ついには魔神からほぼ全ての土地を取り戻した。
そうして彼らは、最後の敵――魔神の元凶と相対した。
激闘の末、辛くも勝利を収めたことで、世界は真の平和を取り戻したのだ。
人々は歓喜に震えた。
二度と味わえない安然を手にして涙を流した。
皆が偉大なる四人の英雄の名を口にする。
【剣帝】アルセウス・イザード。
剣技に置いて、彼を越える者ははるか先の未来に渡って存在しないであろうと言われた大剣豪。
その人たちは天すら斬り裂く。
【神祖】ルイーナ・パラマイン。
吸血鬼として生まれた彼女は永遠の命を持つ。
妖艶で変わらぬ容姿は見る者すべてを魅了し、勝利の女神と崇め奉る。
【賢者】イクサシス・セイレイン。
形骸化していた魔術の基礎を再構築し、百を超える魔術を生み出した大天才。
彼がもたらした影響は戦いに留まらず、人々の生活を豊かに変えた。
そして――
【大帝】レオン・フォルトーゼ。
剣技、魔法、異能……すべてに愛され、選ばれた男。
あらゆる力を手に入れた英雄の中の英雄。
世界最強の称号がもっともふさわしいのは彼だと、誰もが言う。
英雄は等しく英雄である。
その偉大さに優劣をつけるなどおこがましい。
しかし、これも揺るがぬ事実だった。
四人の英雄の中で、彼がもっとも強く偉大な功績を成し遂げている。
彼らが魔神に打ち勝てたのも、【大帝】の存在が大きかった。
彼は強かった。
否、強すぎたのだ。
そんな彼の強さに人々が憧れ、目標にするのは当然のことだっただろう。
平和と活気を取り戻した世界で、大英雄の名は確かなものとなった。
彼は多くを手に入れた。
力も、富も、名声も。
望まなくとも手に入るほど身近にあった。
誰もが認める完璧な存在。
いいや、それは間違い……勘違いだ。
彼は完璧などではなかった。
多くを手に入れながら、全てを手に入れられたわけではなかった。
彼には一つ、大きな欠落があった。
それは生物としては致命的とも言える。
他の何を手に入れても、これがなければ格好がつかない。
男として恥ずべきことだとさえ言える。
そう……。
彼は生涯――
童貞だった。
◇◇◇
窓の隙間から差し込むのは朝日。
季節は冬から春に変わり、まだ少し肌寒さが残る。
布団にからまって眠っていた俺は、細い朝日を閉じた瞼に感じて目を覚ます。
「ぅ、うーん……ふぁーあ……もう朝か」
なんだか長い夢を見ていた気分だ。
魔神に滅ぼされかけた人類を救い、大英雄として称えられる。
荒唐無稽で、まるで物語の主人公のような人生。
そんな存在が自分だったなら……。
「なんて、本当にそうだから笑っちゃうよな」
こんなことを他人に言えば確実に笑われる。
いや、怒られるかもしれない。
世界を救った英雄は自分ですよ、なんて口にしたところで一体誰が信じてくれるのか。
頭のおかしい奴だと思われるのがおちだ。
だけど、事実なんだから仕方がない。
今から千年以上昔。
むかーし昔のお話、現代では英雄譚として語り継がれる始まりの時代。
俺はかつてレオン・フォルトーゼという男だった。
そして今は……レインという名の一般人である。
俺はレオンだった頃の記憶をもったまま現代に転生した。
もちろん偶然や天からの施しじゃない。
死ぬ直前に転生の術式を完成させたのは、何を隠そうこの俺なのだから。
俺は自らの意思で現代によみがえった。
力、富、名声……多くを手に入れた俺だけど、ひとつだけやり残したことがある。
それを達成しないと死んでも死にきれない。
他の全てを捨てでも手に入れたいとすら思う。
レオンとして現代に転生して十五年と半年。
俺は未だに……童貞である。
「はぁ……」
どうして俺はモテないんだ?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
新作第二弾投稿しました!
『用済み勇者、捨てられたのでスローライフな旅に出る ~勇者はやめても善行はやめられないみたいです~』
ページ下部にリンクがありますのでぜひ!
0
お気に入りに追加
108
あなたにおすすめの小説
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
【破天荒注意】陰キャの俺、異世界の女神の力を借り俺を裏切った幼なじみと寝取った陽キャ男子に復讐する
花町ぴろん
ファンタジー
陰キャの俺にはアヤネという大切な幼なじみがいた。
俺たち二人は高校入学と同時に恋人同士となった。
だがしかし、そんな幸福な時間は長くは続かなかった。
アヤネはあっさりと俺を捨て、イケメンの陽キャ男子に寝取られてしまったのだ。
絶望に打ちひしがれる俺。夢も希望も無い毎日。
そんな俺に一筋の光明が差し込む。
夢の中で出会った女神エリステア。俺は女神の加護を受け辛く険しい修行に耐え抜き、他人を自由自在に操る力を手に入れる。
今こそ復讐のときだ!俺は俺を裏切った幼なじみと俺の心を踏みにじった陽キャイケメン野郎を絶対に許さない!!
★寝取られ→ざまぁのカタルシスをお楽しみください。
※この小説は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
チート生産魔法使いによる復讐譚 ~国に散々尽くしてきたのに処分されました。今後は敵対国で存分に腕を振るいます~
クロン
ファンタジー
俺は異世界の一般兵であるリーズという少年に転生した。
だが元々の身体の持ち主の心が生きていたので、俺はずっと彼の視点から世界を見続けることしかできなかった。
リーズは俺の転生特典である生産魔術【クラフター】のチートを持っていて、かつ聖人のような人間だった。
だが……その性格を逆手にとられて、同僚や上司に散々利用された。
あげく罠にはめられて精神が壊れて死んでしまった。
そして身体の所有権が俺に移る。
リーズをはめた者たちは盗んだ手柄で昇進し、そいつらのせいで帝国は暴虐非道で最低な存在となった。
よくも俺と一心同体だったリーズをやってくれたな。
お前たちがリーズを絞って得た繁栄は全部ぶっ壊してやるよ。
お前らが歯牙にもかけないような小国の配下になって、クラフターの力を存分に使わせてもらう!
味方の物資を万全にして、更にドーピングや全兵士にプレートアーマーの配布など……。
絶望的な国力差をチート生産魔術で全てを覆すのだ!
そして俺を利用した奴らに復讐を遂げる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる