3 / 43
零章 ノロイ、呪い、呪イ
さん 残酷、慈悲。
しおりを挟む
※性的描写があります。苦手な方はご注意下さい。
パーカー一枚着ればよかったと後悔する。
街では視線が痛かった。
時期的に秋なのか、寒かった。
私はさっさとテントで、眠りにつこうとした。
海では塩で肌がひどいことになり、
山では鎧の下にほぼ何も着ずにだったから、死ぬほど熱かった。
そう想いに耽っていた。
……気配に気づかないで。
「………ぐぁっ!?」
突然、何かに刺されたような痛みがした。
…………矢……?
「……!?」
敵襲か……?
そう重い身体を起こそうとする。
……身体が動かない。
私は焦った。
そして、テントの中に誰かが来た。
私は死を覚悟したが、知り合いだとわかった。
安心したのも束の間、私は後悔した。
服を脱がされ、アラレもない姿にされる。
私は、やはり動けなかった。
「……っ!…………っ!!」
……肌と肌がぶつかる音。
何も出来ず、ただただ気持ちの悪い粘液の音を聴きながら、感じたくもない快感を感じていた。
声が出せない。
四つん這いの姿勢で、顔が見えなかった。
身体を動かしたくても、動けなかった。
麻酔を撃たれてしまっていた。
男の正体はわかる。
入ってくる時にしっかりと顔をみた。
私は、無くなっていく意識の中、ずっと犯され続けた。
腹に液体を流される感覚。
私は吐き気を覚えた。
私の初めては奪われた。
『……はぁ……はぁ……っ!大好きっす………!!ユキさん………!!』
……やっぱり。
やっぱり、彼だった。
信じたくはなかった。
私はされるがまま、意識を失った。
*******
「……っはひゃ!?………ぅあ………あぁ………!!」
まだ、お腹の中に何かがある感触が残っている。
気持ちが悪い。
……あの矢。
あの矢、毒があったのだ。
安楽死……ってところ……かも。
一体誰が……
もう、怖い……
嫌だ……
…………はやく、死にたい。
でも、死にきれない。
「……いやだっ!!嫌だっ!!嫌だっ!キモいキモいキモいキモいっ!!嫌っ!いやっ!!」
……あの時の快感を忘れようと、私は必死にお腹を殴った。
…何も無い空っぽのお腹を。
嘔吐しながら、私は自分の腹を殴り続けた。
……忘れたい忘れたい忘れたい忘れたい忘れたいっ!!
………大学に、行こう。
大学に行けば……。
なぜ突然そうなったかは分からない。
ただ、行きたかっただけ。
私は、しばらく不登校になっていた。
でも、久々に行けば、何かわかるかもしれない。
それとも、ただの気分転換にでもなればと。
制服に着替えて、いざ出ぱt………
キキィーーーッ!!ドガシャァアアン!!
……何が起きたのかはわからなかった。
宙を舞う感覚を覚える。
『いやあああ!!人が引かれたあああ!!』
…甲高い声が聞こえた。女性の声だ。
『早くっ!!早く救急車を!!』
………頭が痛い。
血の匂いがする。
『………ダメだ。もう、間に合わない。』
……寒い……………。
お兄ちゃん………助けて………。
痛いよ……………。
……………痛いって、なんだっけ?
…………………
もう………疲れた。
…………………………消えてしまいたい。
これで何度目だろうか。
もう、嫌だ。
…………………行こう。
………………………………なにか……しなければ。
私は、カリス戦まで行った。
作戦会議、私はサクラに耳打ちした。
「……サクラが死にそうなら、私が庇うからね。」
私は知っていた。
どの転生でも、サクラは必ず火傷を負う。
どの選択をしても、必ずそうなった。
その上、サクラは殺人なんてできない。
出来っこない。
それほど彼女は優しくて、臆病で、悪意がない人間だ。
……だから、こうする。
こうするしかない。
私は、サクラが自分を責めるのを見越して、
私自ら犠牲にして死ぬことにした。
死ぬべきだ。
死ぬしかないから……
…………死ぬって………………………………なんだっけ…………?
……早速私は、行動に移した。
サクラが用意したお茶に遅効性の毒を仕込む。
それを自ら飲み干す。
………目標を達成しなきゃ、死ねない。
……ごめんね。
……………ごめんねサクラ。
…‥仕方ないことなんだ。
パーカー一枚着ればよかったと後悔する。
街では視線が痛かった。
時期的に秋なのか、寒かった。
私はさっさとテントで、眠りにつこうとした。
海では塩で肌がひどいことになり、
山では鎧の下にほぼ何も着ずにだったから、死ぬほど熱かった。
そう想いに耽っていた。
……気配に気づかないで。
「………ぐぁっ!?」
突然、何かに刺されたような痛みがした。
…………矢……?
「……!?」
敵襲か……?
そう重い身体を起こそうとする。
……身体が動かない。
私は焦った。
そして、テントの中に誰かが来た。
私は死を覚悟したが、知り合いだとわかった。
安心したのも束の間、私は後悔した。
服を脱がされ、アラレもない姿にされる。
私は、やはり動けなかった。
「……っ!…………っ!!」
……肌と肌がぶつかる音。
何も出来ず、ただただ気持ちの悪い粘液の音を聴きながら、感じたくもない快感を感じていた。
声が出せない。
四つん這いの姿勢で、顔が見えなかった。
身体を動かしたくても、動けなかった。
麻酔を撃たれてしまっていた。
男の正体はわかる。
入ってくる時にしっかりと顔をみた。
私は、無くなっていく意識の中、ずっと犯され続けた。
腹に液体を流される感覚。
私は吐き気を覚えた。
私の初めては奪われた。
『……はぁ……はぁ……っ!大好きっす………!!ユキさん………!!』
……やっぱり。
やっぱり、彼だった。
信じたくはなかった。
私はされるがまま、意識を失った。
*******
「……っはひゃ!?………ぅあ………あぁ………!!」
まだ、お腹の中に何かがある感触が残っている。
気持ちが悪い。
……あの矢。
あの矢、毒があったのだ。
安楽死……ってところ……かも。
一体誰が……
もう、怖い……
嫌だ……
…………はやく、死にたい。
でも、死にきれない。
「……いやだっ!!嫌だっ!!嫌だっ!キモいキモいキモいキモいっ!!嫌っ!いやっ!!」
……あの時の快感を忘れようと、私は必死にお腹を殴った。
…何も無い空っぽのお腹を。
嘔吐しながら、私は自分の腹を殴り続けた。
……忘れたい忘れたい忘れたい忘れたい忘れたいっ!!
………大学に、行こう。
大学に行けば……。
なぜ突然そうなったかは分からない。
ただ、行きたかっただけ。
私は、しばらく不登校になっていた。
でも、久々に行けば、何かわかるかもしれない。
それとも、ただの気分転換にでもなればと。
制服に着替えて、いざ出ぱt………
キキィーーーッ!!ドガシャァアアン!!
……何が起きたのかはわからなかった。
宙を舞う感覚を覚える。
『いやあああ!!人が引かれたあああ!!』
…甲高い声が聞こえた。女性の声だ。
『早くっ!!早く救急車を!!』
………頭が痛い。
血の匂いがする。
『………ダメだ。もう、間に合わない。』
……寒い……………。
お兄ちゃん………助けて………。
痛いよ……………。
……………痛いって、なんだっけ?
…………………
もう………疲れた。
…………………………消えてしまいたい。
これで何度目だろうか。
もう、嫌だ。
…………………行こう。
………………………………なにか……しなければ。
私は、カリス戦まで行った。
作戦会議、私はサクラに耳打ちした。
「……サクラが死にそうなら、私が庇うからね。」
私は知っていた。
どの転生でも、サクラは必ず火傷を負う。
どの選択をしても、必ずそうなった。
その上、サクラは殺人なんてできない。
出来っこない。
それほど彼女は優しくて、臆病で、悪意がない人間だ。
……だから、こうする。
こうするしかない。
私は、サクラが自分を責めるのを見越して、
私自ら犠牲にして死ぬことにした。
死ぬべきだ。
死ぬしかないから……
…………死ぬって………………………………なんだっけ…………?
……早速私は、行動に移した。
サクラが用意したお茶に遅効性の毒を仕込む。
それを自ら飲み干す。
………目標を達成しなきゃ、死ねない。
……ごめんね。
……………ごめんねサクラ。
…‥仕方ないことなんだ。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生
花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。
女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感!
イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
【R18】淫魔の道具〈開発される女子大生〉
ちゅー
ファンタジー
現代の都市部に潜み、淫魔は探していた。
餌食とするヒトを。
まず狙われたのは男性経験が無い清楚な女子大生だった。
淫魔は超常的な力を用い彼女らを堕落させていく…
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる