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零章 ノロイ、呪い、呪イ

に 裏切り、破廉恥。

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私は今回、マフラーと靴を着けていた。

「……相変わらずの自然……」

前回、前々回と比べてだいぶ外着っぽくはなっただろう。

これで何か変わるといいが。

……悪影響がないようにと願う。

ついでにスマホも手にしていた。

盾替わりか何かになるはずだ。


……私は、シンが出てくるまで行動を起こさなかった。

最初とおんなじ、私でいた。

でも、やっぱりダメだった。

「私は、もう歩けないや。」

そう言ってしまったからだ。

「……ごめんね空m……ぐぁ……」


海岸を歩いていると、首を思いっきり圧迫された。

「だ………ぇ……?」

マフラーを後ろから引っ張られてた。

何とかマフラーを取ろうとしたけど、力が強い。

「ぁ…………ぐ………」

指が入らなかった。

息が……できない。

苦しい。

『……すまん………本当に………すまん…………これは………空舞のためなんだ。』

苦しい。

苦しい苦しい。

意識朦朧と床に倒れ込むと、聞き覚えのある声がした。

苦しい。

最期に見たのは、シンの泣いている顔だった。

苦しい苦しい苦しい。

死……。



*******

「……っは!?……はぁ、はぁ、はぁ………。」
苦しい。息が出来ない。
まだ、苦しい。
 ……怖い。誰も、信じられなくなりそうだ。

……私が悪いんだ。

とりあえず、ストレスを何とかしなければ。
私はひたすらゲームをしていた。
……下着のまま。
せめてパーカーを着れば何か変わったかもしれないと、今になって後悔する。
すると、突然痺れるような痛みが全身を走った。
「~~~~~~~~!?!?」
お茶をこぼしたのに気づかず、そのままパソコンの電源コードの先端にかかり、漏電してしまっていたみたい。
痺れるような痛み…‥というか、痺れに耐えられず、私は瞬く間に気絶した。
……私はまた死んだ。
死んでしまった。

死にたくても死にきれない苦しみを、いつまで味わえばいいのだろうか…。

このまま終わってしまえばいいと、願った。

無駄だとわかっていながら、願った。

私は、また転生した。


………下着のまま。

まさかのキャミソール1枚と、ショートパンツというハレンチな格好だ。

しかも裸足。

肌にあたる風が寒かった。

土の感触が足の裏に当たる。

本当に恥ずかしい。

顔に血が昇っていくのを感じる。

こんな装備でどう戦えと……。

いやそんなことよりこれ、フラグ立つ可能性あるかな……?

死亡フラグじゃないといいけど……。

……本当に。

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