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【秋山 雪美】編

特別編 誕生日【秋山 雪美】編

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今日は私の誕生日。
普通にソワソワしちゃうなぁ…。
「たのしみだなぁ…。」
と言いつつ、期待はしていない。
とりあえず、サクラのところへ行こうかな。
「やっほ!サクラ!今日何の日か知ってる??」
サクラなら知ってるかな。
『え?なんの日だろう…巫女の日とか??』
予想通り無理だった。
アリサはしってるかな。
「アリサー!」
『フェ!?あ、今急いでるのだ!!』
逃げられてしまった。
なんでだろう…?とりあえずレオンの所へ行こう。
「レオンー!今日何の日かしt」
『しらね。それよりシン見なかった?』
酷い。思わずほっぺをふくらませた。
『そんな顔しないでよ…僕が悪かった。』
と言いつつ逃げてくレオン。
私の誕生日のこと、みんな忘れてるのかな…。

悲しいな…家に帰ろう。
すると、
『『『ぱぁーーんん!!』』』
クラッカーの音が聞こえた。
「え!?何事!?」
『『『『ユキ、お誕生日おめでとうー!!!』』』』
サプライズパーティーだった。
「え?みんな…私のために!?」
思わず涙がでた。
『ユキ、20歳の誕生日おめでとうなんだぞ!!』
『親友のためにケーキを作ったよ!美味しく出来たよ!』
二段のショートケーキだった。
「さすが私の親友…私の好物だ…」
いちごが好きだから、すごく嬉しかった。

今年は最高の誕生日だった。

夜になった。
「今日はよく寝れそうだなぁ…。」
トントン。ノックがされた。
『ユキさん。俺っす、クウマっす。』
「にゃ!?え、えと…入っていいよ。」
『失礼するっす!えっと…これ、プレゼントっす。そんじゃ!おやすみっす!!』
突然入ってきて、突然出ていったクウマ。
プレゼントを開けてみると…。

小さなぬいぐるみが入ってた。
少し歪だけど、可愛いピンクの狐のぬいぐるみだった。
私はその夜、少し泣きました。

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