9 / 23
8
しおりを挟む
エルク猟隊は木々の開けた場所から、白い大木の乱立する森に入った。
森に手入れがされているのか、下草やごちゃついた低木なんかの障害物が少なく、まだ歩きやすい。そんな森の中を、ゆるゆると曲がりくねりながら伸びる獣道を行く。
無言で迷いなく先頭を進むエルクと、その後ろにサンバー、春人、殿にターミンというフォーメーション。やはりエルクがリーダー格のようだ。
一応、ターミンが後ろから春人に気をかけてくれている。単に監視役なのかも知れないけど。
「ハル、君が肩に背負っているのがイガリの言っていた魔法の弓矢かい?」
ターミンが後ろから耳元に小声で話しかけてくる。
どうやら猪狩のじーさまから鉄砲のことを聞いているようだ。
「そうだよ。猪狩さんがどう説明したか知らんけど、俺らの弓矢みたいなもんさ」
「イガリからその魔法の弓矢はとても強力故に危険で、認められた者にしか扱うことが出来ないと聞いている。イガリはもう扱えなくなって手放したとも言っていたね」
猪狩は年齢的にもう重たい銃を持って獲物を追い回すのがキツくなったのかもしれない。よく聞く話だ。
「まあ、実際のところ試験とか色々と合格しないと触ることすら許されない物ではあるよ。本当に危ないし」
「凄いじゃないか。特別なんだね君は。その矢を放つ様を早く見てみたいよ」
そう言ってターミンはイケメンスマイルを放った。
「ターミン、ハルト、静かにしろ。そろそろ獲物がいるエリアだ」
ほんの僅かに振り向きながら、エルクが苛立った様子を醸し出してくる。
「すまないエルク。ハル、そろそろ気を付けて」
ターミンがより小さな声で囁き、少し後ろに離れていった。
それからもう少し森の奥に入った時、エルクがピタッと立ち止まり、振り返らず左手で止まるように指示を出した。
彼女の指示通り、後ろの3人も立ち止まり気配を探る。
春人もサッと肩から銃を下ろし、ガンカバーを静かに外した。
別に隠す必要もなかったのに、ついガンカバーを今の今までかけっぱなしだった事は反省点だ。
マジックテープの音がしないように静かに外すのは意外と難しいし、こんな事してたら獲物に逃げられてしまうと春人は内心焦った。
いったいどんな獲物が飛び出すのかわからないので、どの弾を込めようか迷いどころだ。
スラッグか、大物用のOOB弾か、鳥~小動物用にバラ弾か。春人はとりあえずいつでも装填できるように、どの弾がどのホルダーにあるか確認して身構える。
その時---
春人の後ろで風が舞った。ターミンが何かに反応して素早く身を翻したのだ。
バシッ!っと、春人が振り向くと同時に、何かがぶつかる音と、獣の悲鳴のような声が弾けた。
「な、なに⁉︎」
春人がターミンの背後から覗き込むと、そこにはビクビクと痙攣する、小型犬くらいのサイズの焦げ茶色の生き物が落ちていた。
「トビギツネだよ。木の上から飛んできて、背後から獲物に食らいつく厄介な奴らさ。これが増えると俺たちの獲物が減ってしまうんだ」
腰につけていた謎の羽子板は対トビギツネ用の武器らしく、どうやらそれで飛んできたトビギツネを叩き落としたようだ。
地面に伏せた瀕死の獲物に短剣でトドメを刺しながらターミンが教えてくれる。
「ほら。ここに飛ぶための膜があるだろ。これを使って静かに飛んでくるのさ」
ターミンは息絶えたトビギツネの首根っこを掴んで前脚を持ち上げて見せた。
確かに、顔はキツネだが、まるでムササビやモモンガのような皮膜があり、口からは鋭く長い犬歯が飛び出ている。
「これ、食うの?」
春人のハンティングへの情熱の根底にあるのは食い意地だ。美味しい物を食うために猟をしているのだ。仕留めた獲物が食べられるのか食べられないのかは一番重要である。
「うーん。正直いうとトビギツネはそんなに美味しくはないんだ。ただ、こいつらは毛皮がいいから、毛皮を利用して何か作ったり、人間に売ったりするよ」
「なるほど」
実食レビューは残念なようだが、キツネを食べたことがないので味見はしてみたい春人だった。
「ターミン!サンバー!まだたくさんいるぞ!気を付けろ!」
エルクの声に仄暗い樹上を見上げると、ハッキリとは姿を見せないものの、何かが蠢いて居るのがわかる。
狡猾な捕食者たちが飛びつく機会を窺っているのだろう。
エルクは、横合の低めな位置から飛びついたトビギツネの頭を、ラケットでスマッシュを決めるように叩き落とし、トドメを刺す必要もなくその一撃で絶命させていた。
「エルクこええ・・・」
飛びつくキツネたちをバチンバチンと叩き殺すエルクにちょっと引く春人だった。
自分もさっさと準備しなければと、春人はハンティングベストの左ポケットから7.5号弾を3発取り出す。
「ハル!危ない!」
しゃがんで7.5号弾を装填していた春人に、ターミンが叫ぶ。
ターミンのカバーできない範囲からトビギツネが春人の背後に向けて飛んだのだ。
「マジか」
振り向いた春人のすぐ目の前に、捕食者の顎門が迫っていた。
森に手入れがされているのか、下草やごちゃついた低木なんかの障害物が少なく、まだ歩きやすい。そんな森の中を、ゆるゆると曲がりくねりながら伸びる獣道を行く。
無言で迷いなく先頭を進むエルクと、その後ろにサンバー、春人、殿にターミンというフォーメーション。やはりエルクがリーダー格のようだ。
一応、ターミンが後ろから春人に気をかけてくれている。単に監視役なのかも知れないけど。
「ハル、君が肩に背負っているのがイガリの言っていた魔法の弓矢かい?」
ターミンが後ろから耳元に小声で話しかけてくる。
どうやら猪狩のじーさまから鉄砲のことを聞いているようだ。
「そうだよ。猪狩さんがどう説明したか知らんけど、俺らの弓矢みたいなもんさ」
「イガリからその魔法の弓矢はとても強力故に危険で、認められた者にしか扱うことが出来ないと聞いている。イガリはもう扱えなくなって手放したとも言っていたね」
猪狩は年齢的にもう重たい銃を持って獲物を追い回すのがキツくなったのかもしれない。よく聞く話だ。
「まあ、実際のところ試験とか色々と合格しないと触ることすら許されない物ではあるよ。本当に危ないし」
「凄いじゃないか。特別なんだね君は。その矢を放つ様を早く見てみたいよ」
そう言ってターミンはイケメンスマイルを放った。
「ターミン、ハルト、静かにしろ。そろそろ獲物がいるエリアだ」
ほんの僅かに振り向きながら、エルクが苛立った様子を醸し出してくる。
「すまないエルク。ハル、そろそろ気を付けて」
ターミンがより小さな声で囁き、少し後ろに離れていった。
それからもう少し森の奥に入った時、エルクがピタッと立ち止まり、振り返らず左手で止まるように指示を出した。
彼女の指示通り、後ろの3人も立ち止まり気配を探る。
春人もサッと肩から銃を下ろし、ガンカバーを静かに外した。
別に隠す必要もなかったのに、ついガンカバーを今の今までかけっぱなしだった事は反省点だ。
マジックテープの音がしないように静かに外すのは意外と難しいし、こんな事してたら獲物に逃げられてしまうと春人は内心焦った。
いったいどんな獲物が飛び出すのかわからないので、どの弾を込めようか迷いどころだ。
スラッグか、大物用のOOB弾か、鳥~小動物用にバラ弾か。春人はとりあえずいつでも装填できるように、どの弾がどのホルダーにあるか確認して身構える。
その時---
春人の後ろで風が舞った。ターミンが何かに反応して素早く身を翻したのだ。
バシッ!っと、春人が振り向くと同時に、何かがぶつかる音と、獣の悲鳴のような声が弾けた。
「な、なに⁉︎」
春人がターミンの背後から覗き込むと、そこにはビクビクと痙攣する、小型犬くらいのサイズの焦げ茶色の生き物が落ちていた。
「トビギツネだよ。木の上から飛んできて、背後から獲物に食らいつく厄介な奴らさ。これが増えると俺たちの獲物が減ってしまうんだ」
腰につけていた謎の羽子板は対トビギツネ用の武器らしく、どうやらそれで飛んできたトビギツネを叩き落としたようだ。
地面に伏せた瀕死の獲物に短剣でトドメを刺しながらターミンが教えてくれる。
「ほら。ここに飛ぶための膜があるだろ。これを使って静かに飛んでくるのさ」
ターミンは息絶えたトビギツネの首根っこを掴んで前脚を持ち上げて見せた。
確かに、顔はキツネだが、まるでムササビやモモンガのような皮膜があり、口からは鋭く長い犬歯が飛び出ている。
「これ、食うの?」
春人のハンティングへの情熱の根底にあるのは食い意地だ。美味しい物を食うために猟をしているのだ。仕留めた獲物が食べられるのか食べられないのかは一番重要である。
「うーん。正直いうとトビギツネはそんなに美味しくはないんだ。ただ、こいつらは毛皮がいいから、毛皮を利用して何か作ったり、人間に売ったりするよ」
「なるほど」
実食レビューは残念なようだが、キツネを食べたことがないので味見はしてみたい春人だった。
「ターミン!サンバー!まだたくさんいるぞ!気を付けろ!」
エルクの声に仄暗い樹上を見上げると、ハッキリとは姿を見せないものの、何かが蠢いて居るのがわかる。
狡猾な捕食者たちが飛びつく機会を窺っているのだろう。
エルクは、横合の低めな位置から飛びついたトビギツネの頭を、ラケットでスマッシュを決めるように叩き落とし、トドメを刺す必要もなくその一撃で絶命させていた。
「エルクこええ・・・」
飛びつくキツネたちをバチンバチンと叩き殺すエルクにちょっと引く春人だった。
自分もさっさと準備しなければと、春人はハンティングベストの左ポケットから7.5号弾を3発取り出す。
「ハル!危ない!」
しゃがんで7.5号弾を装填していた春人に、ターミンが叫ぶ。
ターミンのカバーできない範囲からトビギツネが春人の背後に向けて飛んだのだ。
「マジか」
振り向いた春人のすぐ目の前に、捕食者の顎門が迫っていた。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
婚約していたのに、第二王子は妹と浮気しました~捨てられた私は、王太子殿下に拾われます~
マルローネ
ファンタジー
「ごめんなさいね、姉さん。王子殿下は私の物だから」
「そういうことだ、ルアナ。スッキリと婚約破棄といこうじゃないか」
公爵令嬢のルアナ・インクルーダは婚約者の第二王子に婚約破棄をされた。
しかも、信用していた妹との浮気という最悪な形で。
ルアナは国を出ようかと考えるほどに傷ついてしまう。どこか遠い地で静かに暮らそうかと……。
その状態を救ったのは王太子殿下だった。第二王子の不始末について彼は誠心誠意謝罪した。
最初こそ戸惑うルアナだが、王太子殿下の誠意は次第に彼女の心を溶かしていくことになる。
まんまと姉から第二王子を奪った妹だったが、王太子殿下がルアナを選んだことによりアドバンテージはなくなり、さらに第二王子との関係も悪化していき……。
エンジニア(精製士)の憂鬱
蒼衣翼
キャラ文芸
「俺の夢は人を感動させることの出来るおもちゃを作ること」そう豪語する木村隆志(きむらたかし)26才。
彼は現在中堅家電メーカーに務めるサラリーマンだ。
しかして、その血統は、人類救世のために生まれた一族である。
想いが怪異を産み出す世界で、男は使命を捨てて、夢を選んだ。……選んだはずだった。
だが、一人の女性を救ったことから彼の運命は大きく変わり始める。
愛する女性、逃れられない運命、捨てられない夢を全て抱えて苦悩しながらも前に進む、とある勇者(ヒーロー)の物語。
転移は猟銃と共に〜狩りガールの異世界散歩
柴田 沙夢
ファンタジー
アラサー狩りガールが、異世界転移した模様。
神様にも、仏様にも会ってないけど。
テンプレなのか、何なのか、身体は若返って嬉しいな。
でも、初っぱなから魔獣に襲われるのは、マジ勘弁。
異世界の獣にも、猟銃は使えるようです。威力がわやになってる気がするけど。
一緒に転移した後輩(男)を守りながら、頑張って生き抜いてみようと思います。
※ 一章はどちらかというと、設定話です。異世界に行ってからを読みたい方は、二章からどうぞ。
*******
一応保険でR-15
主人公、女性ですが、口もガラも悪めです。主人公の話し方は基本的に方言丸出し気味。男言葉も混ざります。気にしないで下さい。
最初、若干の鬱展開ありますが、ご容赦を。
狩猟や解体に絡み、一部スプラッタ表現に近いものがありますので、気をつけて。
微エロ風味というか、下ネタトークありますので、苦手な方は回避を。
たまに試される大地ネタ挟みます。ツッコミ大歓迎。
誤字脱字は発見次第駆除中です。ご連絡感謝。
ファンタジーか、恋愛か、迷走中。
初投稿です。よろしくお願いします。
*********************
第12回ファンタジー小説大賞 投票結果は80位でした。(応募総数 2,937作品)
皆さま、ありがとうございました〜(*´꒳`*)
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
Switch jobs ~転移先で自由気ままな転職生活~
天秤兎
ファンタジー
突然、何故か異世界でチート能力と不老不死を手に入れてしまったアラフォー38歳独身ライフ満喫中だったサラリーマン 主人公 神代 紫(かみしろ ゆかり)。
現実世界と同様、異世界でも仕事をしなければ生きて行けないのは変わりなく、突然身に付いた自分の能力や異世界文化に戸惑いながら自由きままに転職しながら生活する行き当たりばったりの異世界放浪記です。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる