転落人生の果てに

 創造神に生み出された五柱が、崇められる世界。
 その東の中立国には国外問わずに聖人君子と呼ばれる清廉潔白な官吏がいた。
 彼はまた『選定官』に選ばれた。  
 そんな彼が、年若い少年を拾ったことから、物語は始まる。
 ーー全ては偽りだった。
 時は経ち、純愛が狂気に代わり、隠されていた真実が明らかになる。
 悲劇はあまりな真実に滑稽劇へ、揶揄され、姿を変える。
 茶番でありながら、彼、彼女らは、ただ彼を愛していた。
 そして彼は『空』となった。

★メインの登場人物紹介。
 ネタバレになるために一部のキャラは紹介しない。
 名前は日本語読みです。

★主人公、夏翡翠。
 愛称、ヴィー。
 金髪碧眼の綺麗な眩しい顔立ち。
 体型は細身ではあるが、女性とは認識されない。
 が、女性に化けることは出来る。
 最終的な身長は、この世界の一般的な男性の身長180センチ台辺り。
 名門、雲の上と称される大貴族の跡取り。
 羊のような空気を纏う、草食の皮を被った天然腹黒。
 女性びいきの男色嫌い。
 基本は誰にでも優しく、白馬の王子か、騎士様を素でやっている。
 実は二面性をあわせ持つクールな皇子さま。

「ーー約束します。必ず、会いに来ますから。だから、待っていてくださいね。不安になったら、思い出して、俺は貴女の味方ですから」

★聖人君子と呼ばれる官吏。
 名前、サリア。
 暗赤色と呼ばれたり、赤銅色と呼ばれる珍しい赤色混じりの髪をしている。瞳は濃い澄んだ紅茶色。
 女にしか見えない傾国の美貌。
 高身長で、細く華奢。
 翡翠の最終的身長より、少し高い。
 ただ観察していると男では、と空気感で周りは分かる。
 若くして、数々の偉業を成し遂げ、絶対的な地位を築いている。
 実は腹黒。
 事情があり、拗らせている。

「ーーお食べなさい。ただし、ゆっくりと噛んで、お茶と一緒に食べるのですよ」

★同期のライバル。
 名前、李静民。愛称、セフィー。
 黒髪と黒曜石のような煌めく瞳をしている。
 顔立ちは可憐で、自身が愛らしいと自覚があり、あざとく若い娘のように仕草を交え振る舞う。
 端から見ても男とは分からない。
 翡翠を敵視し、色々合って拗らせている。
 昔は病弱で、学び舎に再入学しており、翡翠より実は一つ年上。

「……ホントに馬鹿じゃないの? 君は本当に馬鹿だよ。そういうところが大嫌い」


※注意事項(地雷)は読まれる前に、必ずお読みください、に書きました。
 必ず、ご確認ください。

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