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国家安全保障と外交政策

わし 温泉に行く 2

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 「


~~~アルビア国沖 10海里~~~


カザハヤ「やっと着いたよぉぉぉ…」

はぁ~超遠い…クリッパー船でも2ヶ月近くかかったぞ、ア…アリザちゃんに会いたい…(泣)

アリー「パテロンさん着きましたよ、あの港で良かったです?」

パテロン「ええ…巡視船か監視船が出て来るでしょう」

本当にマルクス王国には蒸気船が無いのか?海軍大将のカザハヤの帆船の操船は見事だ…蒸気船に慣れてる感じじゃ無いしな…しかし…なんと本国に伝えたら良いやら…

カザハヤ「お?船が出て来た監視船かな、国際信号旗で貴船と交信がしたいって掲げろ」

マルクス海兵「おおおお!!」

アリー「えーと…なになに…寄港を…許可…」

カザハヤ「罠とかじゃ無いよね?怖くなって来たんだけど」(笑)

パテロン「まさか、我々は正規軍ですよ、国際法に則ってますので」

カザハヤ「陸とか久しぶりだし…知らない土地だし…怖い…綺麗なおねーちゃんとかいる?」

パテロン「好みは人それぞれですが、綺麗な女性は多いと思います」

カザハヤ「おい!!お前ら急げ!!上陸だ!!」

マルクス海兵「おおおおおおお!!」

パテロン「………。」

ふ…ふざけた連中だ!!海賊から助けてもらってなければ八つ裂きにしたいくらいだ!!


    ~~~アルビア国港~~~


アリー「やっぱり発展してますね」

カザハヤ「異国に来たって感じだな…服も少し変わった感じだな…ミニスカって奴だエロい…」

アリー「補給とかどうすれば良いんだろ」

カザハヤ「俺はさっさと飲みに行きたいわ、男と女に言葉なんて必要ないぜ」キラリ

アリー「あ…入国管理官が来ましたね」

入国管理官?「◎△$♪×¥●&%#」

アリー「あはーん、おう、いえー」

カザハヤ「すげーなアリーさすが全権大使だな」

アリー「いえ…全然分かりません」

カザハヤ「………。」

入国管理官?「◎△$♪×¥●&%#」

アリー「おう、いえす!!おけー!!ぱてろーん、かもん!!」

カザハヤ「どうなんだ結局さ?」


パテロン「…何やってるんですか?一般人ですよその方…」


一般人「◎△$♪×¥●&%#」

アリー「はろーはろー、はははははは」

カザハヤ「…………。」

アリー「アリィングリッシュでは無理でしたね…」

パテロン「まず、港街までは自由にして良いです、補給もして下さい、明日にはアルビア国の使者が来るので、ことの顛末を伝えて下さい、それが終われば帰国して頂いて大丈夫です」

カザハヤ「よっしゃーお前ら!!飲みに行くぞ!!」

アリー「じゃあ、私は補給の手配をしておきます、帰りの船でも馬鹿みたいにワインばっかり飲まないで下さいね」

カザハヤ「今夜浴びる程飲むから大丈夫」

アリー「またまた…そう言って弾薬よりワインの備蓄のが重要だとか文句言うんでしょ」

パテロン「………。」

マルクス王国の陸軍が弱ければ、海軍はカスなので侵攻も視野に入れるか…今の内に浮かれておけ!!


  ~~~マルクス王国 わし~~~


わし「この村は広大な土地があるから、美味しいブランド牛の開発育成と酪農をするか」

村長「ははぁ!!ありがとうございます!!」

なぜ皆んな拝む…

わし「リバティ港湾都市リゾートは美味しい魚、西部リゾートは美味しい牛肉じゃ」

カシム「特産品を買わせたりアピールする方法とかありますか?」

わし「ふるさと納税を導入して各地方とかで競争(切磋琢磨)させれば良い」

カシム「ふるさと納税?何ですかそれは?」

わし「まぁ特産品買ってくれた人は減税します的な感じじゃ、各地方で競争するから、良い品が格安で買えたり出来る、金持ちは飛び付くな」

カシム「なるほど、地方のPRになりますね」

わし「魅力的な商品が生まれたりするしな、新聞やラジオで特集を組むか」

日本の場合は地方交付税交付金を減らされて、減らされた分の補填をする為、ふるさと納税で各地方で競争させられたりしてる…闇を感じる(笑)

カレン「では、いよいよ西部開発区ですわね」

わし「車での旅も良いもんじゃ」

カシム「この新しく作った種苗法や種子法とは何ですか?」

わし「これはじゃな、農協局を作ったじゃろ、ここで、地方交付税交付金から莫大な予算を注ぎ込んで、高品質かつ安全で、その土地に適応した種や苗を作るのじゃ」

カシム「うーーん…メリットを感じませんが」

わし「はははははは、資本家脳じゃな、国は非営利団体だからな、企業がやらない儲からない安全保障を国がするのよ、これは食糧安全保障じゃな、国民を絶対に飢えさせないと言う決意と、外国や企業から農家を守るじゃな」

カシム「具体的にどう言う事ですか?」

わし「国の金で莫大な予算をかけて高品質で美味しい苗や種を作るじゃろ、それを激安で農家に卸す、すると我が国の穀物や作物は高品質で安く国民に行き渡り、外国の農家で生産した穀物や作物は参入出来んじゃろ、もちろん国内の会社も参入出来ないな、開発費に凄い金がかかるからな」

カシム「た…たしかに…」

わし「逆に余れば、外国に高品質で美味しくて安い我が国の作物を売って、他国の食料自給率をガタガタに出来る」

カシム「お…恐ろしい…」

転生前に日本は農協が赤字だとか言って、種苗法や種子法を改正してたがアホかと思った、農協とか赤字で良いのよ食糧安全保障なんだし、財源は無限なんだから

カシム「後ですね…マルス自由都市とサンアンドムーン国の間に作る都市はどの様にしますか?」

わし「軍事基地や軍需産業都市にする、立地的に良いと思ってな」

カシム「良いとは思いますが、微妙に遠く無いですか?」

わし「まぁ、見とけ…嗚呼…ググレカス神からの御神託じゃ」

ググレカス神マジ便利www

カシム「はぁ…後ですね」

アリア「カシムさん!!マルス様はバカンスですよ!!仕事の話しばっかり!!」

カシム「あ…そうですね、すいません」

アリア「マルス様…今夜はお風呂に一緒に入りませんか?」

わし「えーーゆっくり浸かりたいんじゃが」

アリア「で…ではマルス様、あの…今日は白い汁が欲しいです」

カシム「ブフッwww」

カレン「あ!!アベル様から聞きました!!私も欲しいですわwww」

わし「お前ら完全にからかってるな…」

アリア「今日はすり鉢とすりこぎ棒はありますか?」

わし「持ってくるか!!」

アリア「残念です…ではせめてお風呂だけでも」(泣)

わし「ハッキリ言ってアリアと入るのは危険な気がする、あと酒禁止だからな」

ガーーーーーーン…

カシム「いやぁ~温泉リゾート楽しみですね」

カレン「あ…見えて来ました、西部開発区ですわ」


次回に続く…


 
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