上 下
22 / 138
外燃機関と紙幣

わし 天使なの?悪魔なの?

しおりを挟む
わし「天よ星よ我に味方せよ!!メテオ!!!」

……。

わし「火の精霊よ、我に力を!!ファイヤーストーム!!」

……。

やっぱり魔法は無いか…ブツブツ


カイン「…何してるんですか?」


ドッキーン!!


わし「あ…あれだ…あの~兵士への激励の練習だ」

カイン「そうですか…ファイヤーストームですか…都市長官がお見えです」

わし「す…すぐ行く」(汗)

いつから見てたんだ…黒歴史過ぎる…寝る時にふと思い出して…あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ってなる奴だ…(泣)



ここは王都とサイマール砦の中間地点にある小都市、馬や兵を休ませる為に滞在してる

都市長官「マルス様、遠い所をわざわざありがとうございます」

わし「うむ、世話になる」

都市長官「所で兵の徴収や金貨や食料の徴収は…」

わし「いらん」

都市長官「へ?…何も要らないと?」

わし「徴収は無いがマルクス紙幣でいくらかは買う事はあるかもしれん、住民が困らない程度にだが」

都市長官「ありがとうございます、兵士の皆様も規律正しく、住民は安寧しております」

わし「乱暴狼藉は死刑にしてるからな、酒や飯や娼婦にも、ちゃんと金を払うよう兵士に教育してるし厳命してる、長官殿も儲けて良いんだぞ」

都市長官「素晴らしい、ありがとうございます、ヨミ様とは全然違…あ…失礼しました」

わし「ヨミが何か?」

都市長官「いや…毎年ヨミ様から、お布施や徴収(賄賂)の催促があるのですが、今年は無かったので、マルス様自ら徴収に来られたのかと」

わし「わははははは、安心されよ、わしの目が黒い内は無いと思え」

都市長官「本当にですか!!重ね重ねありがとうございます、所で…実際は戦争と言う話しも聞きましたが」

わし「うん、そうだね」

都市長官「やっぱりですか!!か…勝てそうなんですか?相手は大国の聖カトレイア国ですよね?」

わし「まぁ…余裕だ…たぶん…。」

都市長官(汗)


命令が末端兵士まで行き届くのは識字率が大切だ、奴隷身分ですら、義務教育によって簡単な計算や文字を読める様にしたのはこの為だ

ちなみに現代の義務教育の義務は親と国が負ってる、子供は教育を受ける権利を持ってるだけだ、子供は教育を受ける権利を自由意志で放棄出来るので、学校に行けと言うのは強要罪になる

夕方はのんびり小都市を見回る

7000人近くの兵で来てるから賑わってる

と言っても交代制なので、都市には2000人ほどの兵だが

住民達「マルス様のおかげで、今年から徴収が無くなり、もっと生活が豊かになりそうです」

わし「うむうむ、この戦争が終わって、食糧生産や物価が安定したら、減税も考えてる」

住民達「おおおおおお!!マルス様!!天使様ですか!!!」

…いや…物が溢れてデフレで不景気になったら、減税は基本中の基本なんだがな

物で溢れるには、生産も大事だが輸送の効率化(インフラ投資)も大事、カシムやジアンビに任せてる鉄道敷設は上手く行ってるだろうか

街中

「ちょっと来いよ!!へへへへ良いケツしてるじゃねーか優しくするから、な!な!」

「やめてよ!乱暴者!!」


ざわざわ…ざわざわ…


わし「そこのお前!!何やってる!!」

神聖隊員A「あ!!マルス様、すいません、その~彼女が拗ねちゃってて」

神聖隊員B「何よ!いつも優しく無いじゃ無い!!」

神聖隊員A「怒った顔も可愛いぜ…」

神聖隊員B「もう…そうやってすぐはぐらかすんだから…」

わし「…神聖隊かよ…お前ら…仲良くしろよ、住民達が怖がるから」

神聖隊員「は~~い♡」

全く紛らわしい…

お?…夜の帳が下りてきたな

そろそろ会議室に行かなくては

小都市の外の野営地で軍議が始まる



わし「急造の銃兵の訓練はどうか?」

ホウトク「順調だね、弓と違い銃は2ヶ月もあれば、100ヤードで命中率30~50%ほど、命中率にバラつきがあるのは、急造兵と急造品のせいだな」

わし「まぁそれなら問題無い、敵側の弓の有効射程は150m、マスケット銃の有効射程220mだがどうだ」(うろ覚え)

ホウトク「それで大体合ってる、弓だと射手育成に10年かかるからね、銃だと2ヶ月もあれば育成出来ますし、体格の良し悪しも関係ねーから、トンデモな代物だぜ」

プレートアーマは開発出来たが、全軍に配備は無理だった、まぁ指揮官や精鋭騎馬部隊だけで良いだろう

ホウトク「早く戦で戦果確認してみたいですな」

わし「射程外から、蜂の巣にしてくれるわ www」

ホウトク「旦那…悪魔の目になってるぜ」

わし「お前もな」

わし&ホウトク「むはははははははwwww」

カイン&アベル「………。」

アリア キラキラ(目)

シルビア「素敵……」

激しい悪寒がしたが、まぁ良いだろう

今宵も酒が美味い www ※お酒は二十歳になってから

次回に続く…

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す

佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。 誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。 また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。 僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。 不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。 他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが…… アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。 そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。  実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。  剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。  アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件

月風レイ
ファンタジー
 普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。    そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。  そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。  そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。  そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。  食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。  不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。  大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜

月風レイ
ファンタジー
 グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。  それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。  と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。  洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。  カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが

倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、  どちらが良い?……ですか。」 「異世界転生で。」  即答。  転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。  なろうにも数話遅れてますが投稿しております。 誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。 自分でも見直しますが、ご協力お願いします。 感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

処理中です...