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編成
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76日目
朝食を済ますと、とりあえずゴブリンの数を把握する作業から始めてもらいます。
あまり気にしていなかったのですが人間と違いゴブリンは雄も雌も関係なく狩りをしたりするそうで、どうやら雄雌を分ける必要は無いそうです。
そして調べた結果、現在二ホン砦に居るゴブリンはホブゴブリン17匹、ゴブリン870匹との事です。
「ゾルス、なんか来るたびに増えてない?」
「そうですね、安定した生活が送れるので砦に来て仲間に加わるゴブリンが後を絶たないので・・」
そう言ってゾルスは恐縮している感じです。
「まあゾルスが責任を持って引き締めをしてくれれば数は増えてもいいから、しっかりとゴブリン達を纏めてね。」
そう言って編成の話をします。
出来れば騎馬隊的な部隊も作りたかったのですが、さすがに騎馬の替わりになる生き物がいないので今回は、歩兵部隊隊、弓部隊、魔法部隊、偵察部隊、補給部隊の5部隊に分けます。
ホブゴブリンの数が思いのほか増えていたので、歩兵部隊、弓部隊は大体ホブゴブリン2匹を一組にして隊長、副隊長としてい部隊に100匹のゴブリンを率いさせます。
魔法部隊はもともと魔法が使えるゴブリンが少ないため、ホブゴブリン1匹にゴブリンが45匹、偵察部隊はボブ2匹にハンゾウが選別したゴブリン40匹を率いさせます。
補給部隊については、ホブゴブリン1匹につき30匹のゴブリンを率いさせて、それを4部隊作ります。
そのうちホブゴブリンが増えそうなので、ホブゴブリンだけの部隊も検討するようゾルスには伝えておきます。
「ゾルス、バルタは歩兵部隊の訓練を個人技も大事だけど集団戦闘を中心に指導して。ロゼフは弓部隊と魔法部隊の訓練を、こっちも個人技もだけど集団で一斉射とかの訓練もしっかりとね。ハンゾウは偵察部隊の訓練をして。補給部隊は保存食作りと食料管理と内政を行うホブゴブリンの指揮下に入って。」
そう言ってとりあえずアイテムBOXに収納している魔物の死骸を大量に出します。
「取り合えず、今日食べる分以外は保存食にして、まだ魔物の死体は沢山あるからどんどん保存食を作っちゃって」
そう言うと補給部隊のゴブリンだけではなく多くのゴブリンが魔物の皮を綺麗に剥ぎとり解体をし燻製場に運んでいきます。
「武内さん、あの数だと燻製場が足りないんでもう2軒くらい燻製小屋作ってもらえます?」
そう言っていつの間にか滝山さんが燻製小屋増設を提案してきます。
うん、完全にここの住人になってますよね・・。
そう思いながら燻製小屋の作成と穀物用の倉庫に米と小麦を補充し、滝山さんに出発の打診をします。
「武内さん、明日でよくないですか?それに僕専用の別荘まだ建ててもらってませんし」
そう言って別荘の事を忘れていた自分に非難の目で見ています。
うん、すっかり忘れてました。
そう思いながら、滝山さんの希望通りの別荘を建築して行きますが、滝山さん注文多いよ?これ別荘っていうより秘密基地だよ?
そう思いながら滝山さんの別荘を作り終え、時間が余ったので道づくりの手伝いを行います。
カウア達が手伝っているのでゴブリンだけでするよりも結構進んではいますが、やはり力で木を引き抜くにしても時間がかかっているようです。
今日のうちに結構な距離を錬成術を使って地面を柔らかくして木を抜きやすいようにしておきます。
いざという時に道があると無いではゴブリン軍団を動員できるか出来ないかの分かれ目なので道づくりは急務となります。
うん、バイルエ王国が再度進攻して来るかもしれないしね。
とりあえずサンダーウルフを伝令用に3匹とカウア達も道づくりに専念をしてもらおうかと思います。
グランバルさんに魔物を使役して手伝わせるって書状無駄になったな・・・。
77日目、
朝食を済ませると、今日もアイテムBOXに収納から魔物の死体を昨日の倍くらい出します。
「じゃあこれも今日、明日食べる分以外は保存食にしてね」
そう言って滝山さんを連れてプレモーネに戻ります。カウア、滝山さんを背負てプレモーネ近くまで走って付いてきてもらえる。
「わかりました」
カウアはそう言うと滝山さんを背負います。
「武内さん、自分も走りますんで、運んでもらわなくても・・・」
そういう滝山さんですが、ただ背負われて運ばれるのが嫌なようですが、取り合えずカウアが走るほうが早そうなので無視をします。
とりあえず今日中に町に戻りたいんで急ぎますね。
そう言ってまちに向けて走り出しますが、やはりカウアの乗り心地は最悪のようでしばらくすると明らかに乗り物酔いをしているかのようです。
「滝山さん、頑張ってください。もうしばらくで町ですから」
「もうしばらくってどのくらいですか?」
「あと半日ぐらいです」
「それは、もうすぐっていいませんよ!!」
そんな会話をしながら町まで走ります。
プレモーネに着いた頃には日が沈み暗くなりかけた頃でした。
アルチを含め5匹のサンダーウルフを手元に残し他のサンダーウルフは森を抜ける道を監視し、通行する人の安全を出来る限り守るように依頼し、カウアには森を出たところで分かれ砦に向かってもらいそこからは、滝山さんと二人で町に向かいます。
門に着くと門番の兵士さんに声をかけ門を開けてもらい町に入ります。
「武内さん、とりあえず今日は宿舎に帰りますんで、明日、部長の相談所で待ってますから・・」
そう言ってふらふらしながら滝山さんは宿舎に帰っていきます。
多分ベッドに横になっても揺れてる感覚がしてるだろうな・・・。
朝食を済ますと、とりあえずゴブリンの数を把握する作業から始めてもらいます。
あまり気にしていなかったのですが人間と違いゴブリンは雄も雌も関係なく狩りをしたりするそうで、どうやら雄雌を分ける必要は無いそうです。
そして調べた結果、現在二ホン砦に居るゴブリンはホブゴブリン17匹、ゴブリン870匹との事です。
「ゾルス、なんか来るたびに増えてない?」
「そうですね、安定した生活が送れるので砦に来て仲間に加わるゴブリンが後を絶たないので・・」
そう言ってゾルスは恐縮している感じです。
「まあゾルスが責任を持って引き締めをしてくれれば数は増えてもいいから、しっかりとゴブリン達を纏めてね。」
そう言って編成の話をします。
出来れば騎馬隊的な部隊も作りたかったのですが、さすがに騎馬の替わりになる生き物がいないので今回は、歩兵部隊隊、弓部隊、魔法部隊、偵察部隊、補給部隊の5部隊に分けます。
ホブゴブリンの数が思いのほか増えていたので、歩兵部隊、弓部隊は大体ホブゴブリン2匹を一組にして隊長、副隊長としてい部隊に100匹のゴブリンを率いさせます。
魔法部隊はもともと魔法が使えるゴブリンが少ないため、ホブゴブリン1匹にゴブリンが45匹、偵察部隊はボブ2匹にハンゾウが選別したゴブリン40匹を率いさせます。
補給部隊については、ホブゴブリン1匹につき30匹のゴブリンを率いさせて、それを4部隊作ります。
そのうちホブゴブリンが増えそうなので、ホブゴブリンだけの部隊も検討するようゾルスには伝えておきます。
「ゾルス、バルタは歩兵部隊の訓練を個人技も大事だけど集団戦闘を中心に指導して。ロゼフは弓部隊と魔法部隊の訓練を、こっちも個人技もだけど集団で一斉射とかの訓練もしっかりとね。ハンゾウは偵察部隊の訓練をして。補給部隊は保存食作りと食料管理と内政を行うホブゴブリンの指揮下に入って。」
そう言ってとりあえずアイテムBOXに収納している魔物の死骸を大量に出します。
「取り合えず、今日食べる分以外は保存食にして、まだ魔物の死体は沢山あるからどんどん保存食を作っちゃって」
そう言うと補給部隊のゴブリンだけではなく多くのゴブリンが魔物の皮を綺麗に剥ぎとり解体をし燻製場に運んでいきます。
「武内さん、あの数だと燻製場が足りないんでもう2軒くらい燻製小屋作ってもらえます?」
そう言っていつの間にか滝山さんが燻製小屋増設を提案してきます。
うん、完全にここの住人になってますよね・・。
そう思いながら燻製小屋の作成と穀物用の倉庫に米と小麦を補充し、滝山さんに出発の打診をします。
「武内さん、明日でよくないですか?それに僕専用の別荘まだ建ててもらってませんし」
そう言って別荘の事を忘れていた自分に非難の目で見ています。
うん、すっかり忘れてました。
そう思いながら、滝山さんの希望通りの別荘を建築して行きますが、滝山さん注文多いよ?これ別荘っていうより秘密基地だよ?
そう思いながら滝山さんの別荘を作り終え、時間が余ったので道づくりの手伝いを行います。
カウア達が手伝っているのでゴブリンだけでするよりも結構進んではいますが、やはり力で木を引き抜くにしても時間がかかっているようです。
今日のうちに結構な距離を錬成術を使って地面を柔らかくして木を抜きやすいようにしておきます。
いざという時に道があると無いではゴブリン軍団を動員できるか出来ないかの分かれ目なので道づくりは急務となります。
うん、バイルエ王国が再度進攻して来るかもしれないしね。
とりあえずサンダーウルフを伝令用に3匹とカウア達も道づくりに専念をしてもらおうかと思います。
グランバルさんに魔物を使役して手伝わせるって書状無駄になったな・・・。
77日目、
朝食を済ませると、今日もアイテムBOXに収納から魔物の死体を昨日の倍くらい出します。
「じゃあこれも今日、明日食べる分以外は保存食にしてね」
そう言って滝山さんを連れてプレモーネに戻ります。カウア、滝山さんを背負てプレモーネ近くまで走って付いてきてもらえる。
「わかりました」
カウアはそう言うと滝山さんを背負います。
「武内さん、自分も走りますんで、運んでもらわなくても・・・」
そういう滝山さんですが、ただ背負われて運ばれるのが嫌なようですが、取り合えずカウアが走るほうが早そうなので無視をします。
とりあえず今日中に町に戻りたいんで急ぎますね。
そう言ってまちに向けて走り出しますが、やはりカウアの乗り心地は最悪のようでしばらくすると明らかに乗り物酔いをしているかのようです。
「滝山さん、頑張ってください。もうしばらくで町ですから」
「もうしばらくってどのくらいですか?」
「あと半日ぐらいです」
「それは、もうすぐっていいませんよ!!」
そんな会話をしながら町まで走ります。
プレモーネに着いた頃には日が沈み暗くなりかけた頃でした。
アルチを含め5匹のサンダーウルフを手元に残し他のサンダーウルフは森を抜ける道を監視し、通行する人の安全を出来る限り守るように依頼し、カウアには森を出たところで分かれ砦に向かってもらいそこからは、滝山さんと二人で町に向かいます。
門に着くと門番の兵士さんに声をかけ門を開けてもらい町に入ります。
「武内さん、とりあえず今日は宿舎に帰りますんで、明日、部長の相談所で待ってますから・・」
そう言ってふらふらしながら滝山さんは宿舎に帰っていきます。
多分ベッドに横になっても揺れてる感覚がしてるだろうな・・・。
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