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馬具と石材と魔力石と

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48日目の朝

朝起きて朝食を済ませ外に出ると、そこには魔物の山が数個出来ていました。
「ハンゾウ、カウア達もありがとう」
そう言って山をよく見ると大体が魔物ごとに分けて山になっています。
さすがハンゾウ、気が利いている。

そう思いながら魔物の死体をアイテムBOXに収納して行きます。
これでゾルス達の砦のゴブリンの食料が潤沢になるけど保存がきかないよね・・・保存方法考えないと。
そう思いながらハンゾウから渡された魔石を確認します。
さすがに魔石は魔物ごとには分けられてはいませんでしたが大まかに大きさごとになっています。
まあこの数なら仕方ないよね。

そう思いながらカウア達ミノタウロスとラルことフォレスホースの眷属化を行います。
今回大物より小物が多かったせいか小さめの魔石が多いのでこの大量にある小さめの魔石を使用して眷属化を行います。
ミノタウロスもフォレスホースも一回り小さくなった感じでその代わり筋骨隆々と言った感じです。
うん、自分は筋肉好きじゃないからね?線が細くしなやかな女性が好きだからね?胸は普通が・・・・。

うん、それはいいとして、どうやら大きい魔石を数個でも小さい魔石大量でもあまり効果は違わないようです。
余った小さい魔石は実験用に使い大きめの魔石は魔道具等に使うことにします。
そして今回も回収した魔石の中に魔力石は無かったです。
どれだけレアなんだ?
そう思いつつ水魔法で地面に溜まった魔物の血を洗い流し帰る支度を整えます。

「マサト様、私の背に」
そう言ってラルが自分に乗れと言ってきます。
まあそのために眷属化したのでいいのですが馬具が無いので乗り心地が心配です。
ミノタウロスはスピードより力なタイプなので影に入ってもらい町に向かいます。

案の定馬具の無いラルの背中は乗り心地が最悪でした。
と言うより掴まる物もバランスをとる鐙も無いのでたてがみに掴まって振り落とされないようにするのに必死です。
アルチ達は全く問題なく付いてきますが途中ハンゾウが遅れ気味になった為、一度ラルに速度を落としてもらいハンゾウには影に入ってもらい再度町を目指します。
この世界の馬に乗ったことがないので比較できませんが恐らく普通の馬より早いのでしょう。
昼前にはプレモーネに到着しました。

門を警備する兵士さん達にとっては最近イルチとウルチが日本人の護衛で出入りしている為か、サンダーウルフが馬を囲むようにして走って来ても慌てる様子もなく眺めています。
うん、もしかしたら野生のサンダーウルフに追われている可哀そうな人かもしれないんだから眺めてないで、少しは警戒とか心配とかしようよ・・・。

そう思いながら門の前でラルから降りて門番の兵士さんに声をかけます。
「ご苦労様です~」
「マサトさん、お帰りなさい、馬買ったんですね?」
門番さんはラルを普通の馬だと思っているようです。
「うん、フォレスホースを仲間にしたんで乗って帰ってきました」
そう笑顔で答えると兵士さんの顔が一瞬凍り付きます。

「フォレスホース?」
そう言ってラルをじっくり見た後一人が兵舎に向かって駆け出します。
うんこれ、アモンさんが駆けてくるパターンだ・・・。
暫くするとアモンさんが走って来ました。

「マサト、フォレスホースが門の前に居るって本当か?」
そう言って駆けてきたアモンさんはフォレスホースのラルを見てますが何かいつもの魔物を見る目とは違う感じがします。
「マサト、このフォレスホース何処で捕まえた?他には居なかったか?どうやって捕まえた?」
そう言って矢継ぎ早に質問をしてきます。
アモンさんにグランバルさんからの依頼で採石場に行き石を取ってきた事、アルチ達に魔物を採石場に追い込んでもらい一網打尽にした事、その中にフォレスホース1頭とミノタウロスが複数居て5匹を眷属にした事を伝えます。

「そうか、一頭だけか・・・」
そう言って肩を落とすアモンさんですが疑問に思ってフォレスホースの事を聞くとどうやら珍しく普段は大人しい魔物で捕まえて馬のように調教すると主人に従順になるそうで騎士や兵士達が喉から手が出るほど欲しているそうです。
「そうなんだ、希少な魔物なんだね・・・・」
「そうだ、俺だって金があるなら売ってくれと言いたいぐらいだ」

アモンさんは真顔でそんなことを言ってます。
うん、売らないし売れないからね?
「因みにアモンさん、馬具を売っている店って知りません?」
「馬具か?ああ~そうだな、馬具なしだと乗り心地が悪かったろう」
そう言って守備隊や領兵に馬具を卸している店を教えてもらいます。
うん、グランバルさんのとこ行く前に特注で馬具の注文しておこう。

そう思いながらアルチ達には影に入ってもらいラルだけを連れて教えてもらった馬具職人さんの店に向かいます。
職人さんの店に行きフォレスホースの馬具を特注でと依頼すると初めての依頼ではなかったようにテキパキとサイズを計り出します。
鞍は木製と革製どちらがいいかなど質問されましたが全く馬の事を知らないので職人さんに聞くと木で出来た鞍は乗り心地はいいけど馬が傷つきやすく、革製は馬には優しいが乗り心地が悪いとの事です。
ラルは自己治癒の能力があるからと言っていましたが革製の鞍を依頼します。
明後日の朝には出来るとの事で制作をお願いし費用を払って領主館に向かいます。

領主館に着くとグランバルさんの執務室に通されます。
「ただいま帰りましたよ~」
そう言って執務室に入るとグランバルさんは何かの書類を書く作業をやめてこちらを向きます。
「マサトか、でどうだった、どのくらい採石出来た?」
そう言うグランバルさんに依頼された各大きさの石材が千個単位で収納されている旨を伝えると驚いた顔をした後呆れた顔をしています。
「マサト、確かに石材を採って来てくれとは言ったが1000個単位っていくら何でも多すぎだろう」
そういうグランバルさんですが石不足が解消されて安堵をしているようにも見えます。

「で?これはどこに置きますか?」
そう言って置き場所を聞くと拡張工事を行っている場所にとの事です。
「グランバルさん、今回ミノタウロスを5匹眷属化したので石材を出すついでに明日の朝まで手伝わせましょうか?」
「ミノタウロスだ?」
グランバルさんは驚いたように質問をし、少し考えこんでいます。
「作業場の人間を襲ったりしないだろうな?」
「はい、攻撃を受けたりしない限り反撃はしませんし自ら攻撃することもありません」
「そうか・・・」

そういってグランバルさんは少し考えてから答えを出します。
「マサト、うれしい申し出だが今回は遠慮しておこう。事前に工事に従事している者たちに通達を出していないから混乱を招く可能性がある上に、従事者の仕事を奪うことになってしう。城壁拡張は公共工事の側面もあるしな」
そう言って丁重にお断りされました。
「わかりました。じゃあ工事現場に行って石材を置いてくるだけにします」
そう言って執務室を出ようかと思った際ふと思い出したことがあったのでグランバルさんに伝えます。

「そう言えば日本人の数人が冒険者志望で森に行っているのは聞いてますか?」
「ああ、アモンから聞いている。お前が(いいんじゃないですか~)って言ってたと聞いているが?」
「まあそれは置いといて、次の転移者が来る際に領主からの依頼という事で彼らを2班に分けて転移予定地に配置してもらえませんか?」
「それに何の意味があるんだ?」
「まあ転移してきた人たちは混乱してますからいきなり兵士に囲まれたら怯えるでしょう。そこに同じ転移者が居れば安心して信用して大人しく町に来てくれるだろうなって思っただけです」
「確かにな、一考しておこう」
そう言ってグランバルさんは書類と格闘を始めたので執務室を後にします。

グランバルさんに依頼されて石材を置きに来た城壁拡張の工事現場は一言で言うとムサイでした。
上半身裸の男たちが石を運び積み上げています。
うん、ムサイ、男臭い感じだ・・・。
そう思いながら現場責任者のような人に声をかけグランバルさんから石材調達の依頼を受け届けに来た旨を伝えると怪訝な顔をしてアイテムBOXから石材を出す場所を指定してくれます。

指定された場所に行き、石のサイズごとに分けて積み上げていくとまだ在庫の1/4にも満たないのに山のようになってしまいます。
再度現場責任者のところに行き置く場所を聞くとアイテムBOXから出すところを見ていたのか慌てて石材を置く場所を指定してくれます。

公共工事でもあるって言われなければ自分の錬成術で一気に城壁作成できるんですがまあいいと言うのでいいんでしょう。
次々と指定された場所に石材を置き、全部置き終わったら責任者さんに一言伝えて現場を後にします。
うん、今日仕事頑張った。

それにしても城壁の高さは3メートル位で幅3メートル位、地面を掘ってそこから石を積んでいるので地中部分を入れると4メートル位でしょうか、それにしても高さ3メートルって低い気がします。
まあ石材の事とか工事の事とか考えたらこのぐらいが限度なのかもしれませんが今度グランバルさんに伝えて錬成術で1メートル位嵩上げしてあげようかと本気で思います。

そう言えば今回の石材の採取と搬送って依頼料の話を一言もされてないんだけど、またタダ働きさせられた感がします。
なんかいいように使われている気がするんですが、とりあえず深く考えず魔道具屋のハノンさんの店に向かいます。

「こんにちは~」
そう言って店の中に入ると何かを夢中で書いていたハノンさんが顔を上げます。
「あ。マサトさん、いらっしゃいませ」
そう言うとハノンさんはこれを見てくださいと言って設計図のようなものを見せてきます。
「あ~この前話していた複葉機ですね」
「そうです、話を聞いて自分なりに設計図を書いてみました」
そう言って見せられた設計図は主翼は複葉なのですが尾翼と機体部分は無く主翼にコックピットが付いているだけの代物です。
うん、これは飛ばんね・・・。
そう思いアイテムBOXから紙を出して複葉機の絵を書いて渡します。
「これは、自分の書いた設計図と随分違いますね」

そういうハノンさんにアイテムBOXから紙を出し錬成術でハノンさんの設計図の機体のようなものを作り軽く投げます。
ハノンさんの考えた機体はクルクル回りながらその場に落ちます。
そしてもう一枚紙を出し錬成術で機体、尾翼のある複葉機を作り再度投げると室内を滑空するように紙飛行機が飛んでいきます。

「これは、す、すごいです!すごいですよマサトさん!!」
ハノンさんはおもちゃを貰った子供のように目を輝かせています。
「ハノンさんが考えた機体だとバランスが悪くて飛ばないのでバランスをとる為機体と尾翼が必要なんですよ」
そう言うとハノンさんは飛んで行った紙飛行機を拾いあげ、すぐにそれをもとに設計図を書きたくて仕方ない感じです。

うん、気持ちはわかるんだけど相談というか意見を聞きたいことがあるから来たんでその用事を済ます前に飛行機づくりに没頭しないでね?
そう思いながら今日来た本題に入ります。

「ハノンさん、今日来たのは魔力石についてなんですけど意見を聞きたくって来たんですよ」
そう言うと目を輝かせて紙飛行機を見ていたハノンさんが真顔になりこちらを向きます。
「魔力石がどうかされたのですか?」
そういうハノンにアトゥロォゥシャスタートルの魔石が半分魔力石になっていたことを話します。

「う~ん、それはなんと答えていいのか分からないですね・・・」
一応ハノンさんにがアトゥロォゥシャスタートルを掘り出したことや掘り出した時の状態を話してありますが初めて聞く事例のようで頭を抱えています。
「マサトさん、可能性としては、もともと何かの理由で魔石が魔力石になりかけていた、または土に埋まった際何かの理由で魔力石になりかけたが本体が死んだのでそこで魔力石化が止まった。そのぐらいしか考えられることがありません」
そう言ってハノンさんはお手上げのポーズをします。

そうですよね~やっぱ分かりませんよね~。
そう思いながら雑談を交わしたあと店を出ます。

そう言えばラル用の厩舎を庭に立てた方がいいかな・・・。
そう思いながら家路につくことにします。
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