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異世界で迎える初めての夜 1
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パチパチ・パチパチ
燃える木がはぜる音が静寂の中に消えていきます。
火の明かりに照らされて浮かび上がるゾルス達ゴブリンの顔…。
うん、怖いですよ。
もう死霊術で自分に従属してるとはいえ昼頃には襲われて食べられそうになってましたからね。
うん、慣れるよう努力しよう。ごつい顔もいつか愛嬌ある顔に見えるかもしれないし。
そう思いながら、山を登っている最中にバルタが仕留めた鹿?肉を焼いたのを食べてます。
うん、神様はアイテムボックスにパンと干し肉入れてたのに何で塩・胡椒入れてないかな~。
味付けなしの肉は最初のうちはいいけど食べてるうちに飽きてくるよね…。
そう思いながらこれまた途中で採ってきてくれた果物みたいなものを口に運びます。
うんこれは、何だろう、甘みは少なめだけど癖もなく甜瓜的な感じ?
そう思っているとロゼフが声をかけてきました。
「マサト様、肉はもうよろしいので?何か焼き方に不手際ありましたか?」
「ああ、お肉はおいしかったよ。 ただもうおなかいっぱいだから、結構量あるから食べきれなかった」
「そうですか。 人間は腹が膨れたらそれ以上食べないのですな」
「?ゴブリンはおなか一杯になっても食べるの?」
「はい、基本的に食べれるときには食べれるだけ食べます。 でないと次に食べられるのはいつかわからないですからな」
「そうなんだ、ゴブリン見たら腹すかせてるって思うようにするよ」
「ハハハ、まあ近からず遠からずってとこですかな」
そんな雑談をしているとき、ふとステータスのことを聞いてみたのですがゾルスから返ってきた言葉は驚きでした。
「ステータス、何ですかそれは」
「えっ?ステータスオープンっていうと目の前に画面が現れて自分の情報、まあ魔力の総量や残量とか力がどのくらいあるか数値化されて見えるんだけど」
「ステータスオープン…。 何も起きませんがマサト様だけの特殊スキルでしょうか?」
「見えないんだ…う~ん」
そんなやり取りを聞いていたロゼフが口を開きました。
「マサト様は異世界、この世界とは異なる世界から来たと言っていましたが、その世界ではそのステータスは見れたのですか?」
「いや、見れなかったよ。 見る必要とかもなかったし」
「ではこちらの世界に来るときに得た特殊なスキルではないでしょうか? 人間のことはそこまでよくわかりませんが、少なくともゴブリンにそのような能力はございません」
「そっか」
そういい開いたステータスウインドを閉じます。
う~んわからないことが多いな。
「そういえばスキルはどうやって取得するの?剣術とか魔術とか」
「剣術、剣技のことでしたらスキルというよりも研鑽ではないかと、また魔術は適性があればあとは使いこなせるように修行あるのみですな。 修行を続ければ魔法の威力も上がりますので」
修行かぁ…使い続ければぁスキルポイントを使わずにスキルLVが上昇するって感じかな。
そんな話をしているとふと思い出しました。神に作らせた錬成術師の能力。
「あっちでちょっと試したいことがあるからちょっと離れてて、どうなるかわからないから」
そういうと、焚火から少し離れて地面に両手をついて魔力を流してみます。
そしてイメージ、鉄、いや魔力が届く範囲の金属を抽出し自分のところにまとめて来るように
…
……
手元にひんやりとした金属が当たります。
「成功だ!!」
大体5メートル四方の正方形をイメージして魔力をながして錬成してみましたが手には1キロくらいの金属の塊があります。
「なんですかなそれは」
後ろからロゼフが声をかけてきました。珍しいスキルや魔術には目がないようです。
「うん自分の職業の錬成術を使ってこの一帯を錬成して金属だけを取り出したんだ」
「金属だけをですか??」
うん、やっぱり食いついてきましたね、確かにこの世界にはないスキルだって言ってましたからみんな驚きますよね。
うん、最悪異世界に行っても金属は金になりそうなのでこの職業を頼んだのですが使い方によっては大金持ち・・・フフフ
そう思っているといつの間にか自分の手から金属を取りロゼフがまじまじと金属の塊を見ています。
「なんと便利なスキルですな…。このスキルがあればあとは鍛冶ができるものがおれば鉄製の武器がいくらでも作れます」
「あっ、多分鍛冶師いなくても刃物作れるよ…貸して」
そういうと金属の塊を受け取り魔力を流してナイフをイメージします。
複雑な構造はわからないのでイメージで柄の部分と一体になったナイフを、芯に固い鉄を、刃の部分には切れ味がよさそうな金属を…うん全金属製のゴツイ柳葉包丁みたいなものが出来上がりました。
「これは、なんと」
さすがのロゼフも目をむいてます。
「こんなスキルがあるとは…いやはや驚くことばかりですな」
そういうとナイフをまじまじと見つめています。
「ロゼフ、そのナイフあげるよ」
「よろしいのですか?」
「うん、いいよ」
「「なんと!!マサト様!!某にも!!(私めにも!!)」」
あっ、ハモった。
やり取りを見ていたゾルスとバルタがすごい勢いで自分たちにもときました。
悪気や悪意はないのでしょうが、ゴツイ顔を近づけてきて自分にもアピールされると結構引きます…
「う~ん、いいんだけど基本的に性能が実用に耐えうるものかもわからないし、何よりゾルスには立派な大剣があるし、バルタにもいい槍があるからね、それに比べたらおもちゃみたいな物だよ?」
「「それでも主より下賜されるものは名誉なのです!!!」」
「そんなもんなんだ…」
「じゃあとりあえずまずは金属を集めないとね」
そういい金属を効率よく錬成できそうな場所はないかなと思っていると
ゴソゴソ…
「「「!!!!」」」
何かの気配が急に現れたと思ったらさっきまでゾルスとバルタが居た焚火のところに一匹のゴブリンが居ました。
どうやらさっき自分が食べ残した肉をあさりに来て食べていたようです。
「いつの間に?」
そう口から言葉が出かけた瞬間
シュッツ!
ドス!!!
ロゼフが先ほどあげたナイフを投擲し見事に胸のあたりを貫いていました。
「ふっ、マサト様より頂いた物で仕留める獲物にしてはつまらぬ物を仕留めてしまった」
なにドヤ顔で斬〇剣を持った人のような決め台詞は…
「てかロゼフってシャーマンだよね?シャーマンって魔法職的な感じで物理攻撃とか苦手なんじゃ?」
「いえいえ、私も昔はホブゴブリンだった頃があるのですよ。 その時から魔法は使えましたが、それだけでは獲物を狩れませんから、弓矢、剣などもそこそこ使えるのです。 まあ、進化を重ね魔法職に強く特化したので腕力とかはホブゴブリンの時からたいして変わってませんが…」
「サヨウデゴザイマスカ~」
「それにしても全然気づかなかった、ゾルス達は気づいてた?」
「いえ我も全く気付いてませんでした」
「某も周囲に気を配っていたのに全く気づきませんでした」
ゾルスもバルタもこのゴブリンには全く気付いていないみたいでした。
そういう話をしていたところ、ナイフを回収したロゼフが話に加わってきました。
「このゴブリンはおそらく何らかの理由で群れから離れ単独で行動していたようですな。あまり餌にありつけていないような感じに見受けられますな。」
「餌を狙ってたのに誰も気づかないってことは単独で生きてきて気配を消すすべを身に着けたってこと?」
「おそらくそうでしょうな」
「フン!マサト様のお食事を奪おうとは当然な報いじゃ!!身の程知らずめ」
バルタが毒づきます。恐らくバルタ自身が仕留めた獲物を主以外にとられたのが気に入らなかったのでしょうね。
「う~~ん」
「マサト様、いかがいたしましたか?」
考え事をしているとゾルスが声をかけてきました。
「うん、誰も気配に気づかないってことはそれなりに有能で斥候とか、重宝しそうな気がして」
「某はあまりお勧めしませんぞ、主の食料を盗み食いする薄汚いゴブリンなぞ」
バルタは相当根に持っているようですがゾルスとロゼフが口を開きました。
「確かに我らに気づかれず盗み食いができるものなどそうはいない」
「左様、マサト様のおっしゃる通り斥候など偵察や鍛えれば場合によっては暗殺などにも使えるかもしれませんな」
3対1になりバルタもバツが悪くなったのかしぶしぶといった感じで有用かもしれないと不満そうな顔でブツブツ言ってます。
「じゃあ、このゴブリンを死霊術で従属させるね」
そういい手をあて魔力を流し込みます。
4回目なので慣れた感じになってきました。素早く、忍者みたいな感じをイメージしながら魔力を流し込むと、よく分からない何かがリンクするような感覚があり、死んでいたゴブリンが起き上がり、周りを見回したあと自分の前にひざまずきます。
「主、この身が朽ちるまでお仕えいたします」
「うん、よろしく、ハンゾウ」
「はっ!!名までお与え頂き恐悦至極、このハンゾウ命に代えて勤めを果たします。なんなりとご命令ください!!」
うん、忍者で有名な服部〇蔵をイメージして死霊術使ったらしゃべり方も時代劇風になっちゃったよ…
これサ〇ケとか命名して写〇眼とかイメージしたら写〇眼持つイケメンになるのかな…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:ハンゾウ ゴブリン(アンデッド)
LV:8
HP:42
MP:15
体力:∞
筋力:16
敏捷:52
知力:8
物理耐性:5
魔法耐性:5
スキル:
短剣術LV1 格闘術LV2 気配遮断LV8
------------------------------------------
燃える木がはぜる音が静寂の中に消えていきます。
火の明かりに照らされて浮かび上がるゾルス達ゴブリンの顔…。
うん、怖いですよ。
もう死霊術で自分に従属してるとはいえ昼頃には襲われて食べられそうになってましたからね。
うん、慣れるよう努力しよう。ごつい顔もいつか愛嬌ある顔に見えるかもしれないし。
そう思いながら、山を登っている最中にバルタが仕留めた鹿?肉を焼いたのを食べてます。
うん、神様はアイテムボックスにパンと干し肉入れてたのに何で塩・胡椒入れてないかな~。
味付けなしの肉は最初のうちはいいけど食べてるうちに飽きてくるよね…。
そう思いながらこれまた途中で採ってきてくれた果物みたいなものを口に運びます。
うんこれは、何だろう、甘みは少なめだけど癖もなく甜瓜的な感じ?
そう思っているとロゼフが声をかけてきました。
「マサト様、肉はもうよろしいので?何か焼き方に不手際ありましたか?」
「ああ、お肉はおいしかったよ。 ただもうおなかいっぱいだから、結構量あるから食べきれなかった」
「そうですか。 人間は腹が膨れたらそれ以上食べないのですな」
「?ゴブリンはおなか一杯になっても食べるの?」
「はい、基本的に食べれるときには食べれるだけ食べます。 でないと次に食べられるのはいつかわからないですからな」
「そうなんだ、ゴブリン見たら腹すかせてるって思うようにするよ」
「ハハハ、まあ近からず遠からずってとこですかな」
そんな雑談をしているとき、ふとステータスのことを聞いてみたのですがゾルスから返ってきた言葉は驚きでした。
「ステータス、何ですかそれは」
「えっ?ステータスオープンっていうと目の前に画面が現れて自分の情報、まあ魔力の総量や残量とか力がどのくらいあるか数値化されて見えるんだけど」
「ステータスオープン…。 何も起きませんがマサト様だけの特殊スキルでしょうか?」
「見えないんだ…う~ん」
そんなやり取りを聞いていたロゼフが口を開きました。
「マサト様は異世界、この世界とは異なる世界から来たと言っていましたが、その世界ではそのステータスは見れたのですか?」
「いや、見れなかったよ。 見る必要とかもなかったし」
「ではこちらの世界に来るときに得た特殊なスキルではないでしょうか? 人間のことはそこまでよくわかりませんが、少なくともゴブリンにそのような能力はございません」
「そっか」
そういい開いたステータスウインドを閉じます。
う~んわからないことが多いな。
「そういえばスキルはどうやって取得するの?剣術とか魔術とか」
「剣術、剣技のことでしたらスキルというよりも研鑽ではないかと、また魔術は適性があればあとは使いこなせるように修行あるのみですな。 修行を続ければ魔法の威力も上がりますので」
修行かぁ…使い続ければぁスキルポイントを使わずにスキルLVが上昇するって感じかな。
そんな話をしているとふと思い出しました。神に作らせた錬成術師の能力。
「あっちでちょっと試したいことがあるからちょっと離れてて、どうなるかわからないから」
そういうと、焚火から少し離れて地面に両手をついて魔力を流してみます。
そしてイメージ、鉄、いや魔力が届く範囲の金属を抽出し自分のところにまとめて来るように
…
……
手元にひんやりとした金属が当たります。
「成功だ!!」
大体5メートル四方の正方形をイメージして魔力をながして錬成してみましたが手には1キロくらいの金属の塊があります。
「なんですかなそれは」
後ろからロゼフが声をかけてきました。珍しいスキルや魔術には目がないようです。
「うん自分の職業の錬成術を使ってこの一帯を錬成して金属だけを取り出したんだ」
「金属だけをですか??」
うん、やっぱり食いついてきましたね、確かにこの世界にはないスキルだって言ってましたからみんな驚きますよね。
うん、最悪異世界に行っても金属は金になりそうなのでこの職業を頼んだのですが使い方によっては大金持ち・・・フフフ
そう思っているといつの間にか自分の手から金属を取りロゼフがまじまじと金属の塊を見ています。
「なんと便利なスキルですな…。このスキルがあればあとは鍛冶ができるものがおれば鉄製の武器がいくらでも作れます」
「あっ、多分鍛冶師いなくても刃物作れるよ…貸して」
そういうと金属の塊を受け取り魔力を流してナイフをイメージします。
複雑な構造はわからないのでイメージで柄の部分と一体になったナイフを、芯に固い鉄を、刃の部分には切れ味がよさそうな金属を…うん全金属製のゴツイ柳葉包丁みたいなものが出来上がりました。
「これは、なんと」
さすがのロゼフも目をむいてます。
「こんなスキルがあるとは…いやはや驚くことばかりですな」
そういうとナイフをまじまじと見つめています。
「ロゼフ、そのナイフあげるよ」
「よろしいのですか?」
「うん、いいよ」
「「なんと!!マサト様!!某にも!!(私めにも!!)」」
あっ、ハモった。
やり取りを見ていたゾルスとバルタがすごい勢いで自分たちにもときました。
悪気や悪意はないのでしょうが、ゴツイ顔を近づけてきて自分にもアピールされると結構引きます…
「う~ん、いいんだけど基本的に性能が実用に耐えうるものかもわからないし、何よりゾルスには立派な大剣があるし、バルタにもいい槍があるからね、それに比べたらおもちゃみたいな物だよ?」
「「それでも主より下賜されるものは名誉なのです!!!」」
「そんなもんなんだ…」
「じゃあとりあえずまずは金属を集めないとね」
そういい金属を効率よく錬成できそうな場所はないかなと思っていると
ゴソゴソ…
「「「!!!!」」」
何かの気配が急に現れたと思ったらさっきまでゾルスとバルタが居た焚火のところに一匹のゴブリンが居ました。
どうやらさっき自分が食べ残した肉をあさりに来て食べていたようです。
「いつの間に?」
そう口から言葉が出かけた瞬間
シュッツ!
ドス!!!
ロゼフが先ほどあげたナイフを投擲し見事に胸のあたりを貫いていました。
「ふっ、マサト様より頂いた物で仕留める獲物にしてはつまらぬ物を仕留めてしまった」
なにドヤ顔で斬〇剣を持った人のような決め台詞は…
「てかロゼフってシャーマンだよね?シャーマンって魔法職的な感じで物理攻撃とか苦手なんじゃ?」
「いえいえ、私も昔はホブゴブリンだった頃があるのですよ。 その時から魔法は使えましたが、それだけでは獲物を狩れませんから、弓矢、剣などもそこそこ使えるのです。 まあ、進化を重ね魔法職に強く特化したので腕力とかはホブゴブリンの時からたいして変わってませんが…」
「サヨウデゴザイマスカ~」
「それにしても全然気づかなかった、ゾルス達は気づいてた?」
「いえ我も全く気付いてませんでした」
「某も周囲に気を配っていたのに全く気づきませんでした」
ゾルスもバルタもこのゴブリンには全く気付いていないみたいでした。
そういう話をしていたところ、ナイフを回収したロゼフが話に加わってきました。
「このゴブリンはおそらく何らかの理由で群れから離れ単独で行動していたようですな。あまり餌にありつけていないような感じに見受けられますな。」
「餌を狙ってたのに誰も気づかないってことは単独で生きてきて気配を消すすべを身に着けたってこと?」
「おそらくそうでしょうな」
「フン!マサト様のお食事を奪おうとは当然な報いじゃ!!身の程知らずめ」
バルタが毒づきます。恐らくバルタ自身が仕留めた獲物を主以外にとられたのが気に入らなかったのでしょうね。
「う~~ん」
「マサト様、いかがいたしましたか?」
考え事をしているとゾルスが声をかけてきました。
「うん、誰も気配に気づかないってことはそれなりに有能で斥候とか、重宝しそうな気がして」
「某はあまりお勧めしませんぞ、主の食料を盗み食いする薄汚いゴブリンなぞ」
バルタは相当根に持っているようですがゾルスとロゼフが口を開きました。
「確かに我らに気づかれず盗み食いができるものなどそうはいない」
「左様、マサト様のおっしゃる通り斥候など偵察や鍛えれば場合によっては暗殺などにも使えるかもしれませんな」
3対1になりバルタもバツが悪くなったのかしぶしぶといった感じで有用かもしれないと不満そうな顔でブツブツ言ってます。
「じゃあ、このゴブリンを死霊術で従属させるね」
そういい手をあて魔力を流し込みます。
4回目なので慣れた感じになってきました。素早く、忍者みたいな感じをイメージしながら魔力を流し込むと、よく分からない何かがリンクするような感覚があり、死んでいたゴブリンが起き上がり、周りを見回したあと自分の前にひざまずきます。
「主、この身が朽ちるまでお仕えいたします」
「うん、よろしく、ハンゾウ」
「はっ!!名までお与え頂き恐悦至極、このハンゾウ命に代えて勤めを果たします。なんなりとご命令ください!!」
うん、忍者で有名な服部〇蔵をイメージして死霊術使ったらしゃべり方も時代劇風になっちゃったよ…
これサ〇ケとか命名して写〇眼とかイメージしたら写〇眼持つイケメンになるのかな…
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名前:ハンゾウ ゴブリン(アンデッド)
LV:8
HP:42
MP:15
体力:∞
筋力:16
敏捷:52
知力:8
物理耐性:5
魔法耐性:5
スキル:
短剣術LV1 格闘術LV2 気配遮断LV8
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