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第二次 江古田原沼袋の合戦 2
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自分が突入し暴れまわった千葉自胤部隊はあっけなく崩れ逃げ出し、波が引くように自分の周りから敵兵が居なくなり斬られたり黒帝に踏みつけられたりした兵の死体だけが残される。
戦場を見渡すと、千葉自胤が逃げ込んで合流した上杉朝昌の部隊は動く気配はなく、むしろ千葉自胤の部隊が逃げ込んで来たことで混乱している為、あえて追撃はせず泰明隊と戦いを繰り広げている敵の後方から突入し援護する為に馬首を向け駆け出す。
豊嶋軍も泰経隊と宮城隊を除き全軍が道灌軍に攻めかかっており右側の戦場はすでに乱戦状態になってる。
見た限り乱戦は一進一退、ただ道灌軍も右に兵を集中させ始めてるので恐らくこれから押され始めるはず。
自分が後方から突入した事で泰明隊と戦っていた敵が浮き足立ち背を向けて逃げ出し始めたのを確認し、逃げ出す敵をしり目に、馬上から泰明さんに追撃せず体制を整えて上杉朝昌の部隊が前進して来た時に備えるよう伝え、黒帝の馬首を右側の戦場へ向け突撃をする。
恐らく右側へ援軍に向かった道灌軍も左側が後退している事に気が付いているはずだけど、左側は泰明隊と自分だけという事もあり、特に警戒した様子もなく乱戦に加わろうとしている。
そんな無防備な道灌軍の後方に猛スピードで駆ける黒帝に乗った自分が乱入すると面白いように敵兵が混乱し、後方から一気に崩れ出す。
一旦後方が崩れ兵が逃げ出すと、乱戦となっていた部隊の兵まで動揺が広がりはじめ、徐々に形勢がこちらに傾きだした。
まさかこんな簡単に敵が逃げ出すなんて…。
小説とかで書かれる合戦だともっと武将が檄を飛ばし兵がその場で踏み止まり敵と戦うんだろうけど、実際には殆どの兵は農民などの為か後方が崩壊すると動揺が前線まで広がり逃げ出す兵が増えて行く。
地侍とかも主君の為にと言う雰囲気も無く農民兵同様に形勢が不利になったら戦線を離れていく。
なんか小説やドラマのような戦国時代の合戦イメージが崩れるな…。
まあ、主君に忠誠をとか言う風潮が生まれたのは織田信長や豊臣秀吉の時代からって言うし、実際はこんなもんなんだろうな…。
そう思いながらも未だに踏みとどまって戦っている部隊へ馬首を向け蹴散らして周る。
なんとか踏みとどまって戦っていた味方の兵が背を向け逃げ出すと、各隊は一旦部隊を集結させ体体制を整えると、逃げ出した兵と前進しようとする兵が交差し身動きが取れなくなっている太田道灌の本陣に向かって攻撃を加え始めた。
流石急造のスリング、突撃前に手直にある石を敵に投げつけるだけで道灌軍に被害が出てる。
何とか態勢を立て直し反撃に転じようと道灌軍の将たちが大声を張り上げ混乱を鎮めようとするも絶え間なく飛んで来る石に加え、突撃に機会を伺いつつ投石を続ける豊嶋軍を前に混乱は鎮まらない感じだ。
そして投石がとまり豊嶋軍の突撃が開始されると更に収拾がつかなくなっていく。
そんな中、道灌軍の後方からに奇襲をかけるべく深夜のうちに川を渡り側面に回り込んで居た赤塚資茂さん率いる100人の兵が後備えの吉良成高の部隊に襲い掛かると、合戦に加わる事は無いと安心しきっていた吉良成高の兵は突然の事に驚き、ろくに戦うことなく逃げ出す兵が続出し、指揮を執るべき吉良成高も慌てて馬に乗り兵達と共に逃げ出した。
後備えの吉良成高が逃げ出した事で後方からも攻撃を受けている事に気が付いた上杉朝昌の兵が赤塚隊を攻撃しようと後方に兵を向け移動を開始すると、混乱をしつつも豊嶋軍の猛攻に耐えていた兵達の目には上杉朝昌までもが退却したと見えたようで一気に動揺が広がり逃亡者が続出し一気に戦線が崩壊した。
まだ合戦に加わっていない無傷の太田道灌とその家臣が率いる部隊は健在とは言え、多くの兵が逃げ出し始めた状況に、前進をしようにも逃げる兵が邪魔で前に出る事も出来ず、これ以上の合戦は不利と見たのか太田道灌が退却の陣太鼓を叩かせ、後退を始める。
殿は道灌の家臣、樋口兼信が率いる300の兵がその場に留まり豊嶋軍の追撃を阻む構えをみせたが、追撃して敵兵の数を減らし、かつ太田道灌達には江戸城に逃げ込んでもらわないと困る為、殿の樋口兼信隊の正面から勢いよく斬り込む。
やはり、体格が大きい黒帝と、そしてその馬上から大太刀を振るい暴れまわると殆どの兵は逃げ戸惑うだけで向かって来るのはごく一部だけだった。
そんな殿部隊に勝ち戦の勢いに乗った豊嶋軍が襲い掛かると殿の樋口兼信もこれ以上は持ちこたえられないと判断したのか退却の指示を出し江戸城方面に逃走を開始しする。
追撃戦は負傷により逃げ遅れた兵、そして足の遅い兵、疲労で走る速度が落ちた兵が、勢いに乗って追撃してくる兵に背中から槍で突かれ、太刀で斬られ命を落としていく。
殿がすぐに崩れた為、退却をした道灌軍の後方に豊嶋軍が喰らいつき逃げる兵を討ち取っていく。
このまま江戸城まで向かうと途中後ろから討たれると思った農民兵や地侍の多くは江戸城に向かわず散り散りになって四方に逃げ出しているようで、徐々に江戸城方面に逃げる道灌軍の数が目に見えて減りだしてる。
自分はと言うと追撃する兵に交じり、時々黒帝のスピードを活かし逃げる兵を追い散らすように突撃をし逃げる道灌軍に圧力をかけ続ける。
江古田原沼袋から江戸城までは約10キロ、逃げる道灌軍も、追う豊嶋軍も共に早稲田村を越えた辺りで足が鈍り出したけど、自分と黒帝は特に疲れも無く通常通り動けるため、豊嶋軍には無理をせずに進軍をして貰い、自分1人で道灌軍の後方に圧力をかけ続ける。
合戦が始まってから約3時間、太田道灌が江戸城に逃げ込んだ時には4000居た兵は1000程までに減っている気がした。
やっぱり農兵主体で居住地が近くにあると城に逃げず自分の住む村へ逃げるんだな…。
これは覚えておいて今後の参考にしよう。
そして道灌達がが江戸城に入ってから30分程すると自分を追って来た豊嶋軍が江戸城に到着し隊を整え城へ迫る。
さて、平塚基守さんと志村信頼さんは見事奇襲を成功させたかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※補足
農兵
当時の農民は税の一部として労役なども課されており合戦の際には徴募される事が多かったそうです。
その為、春の田植え時期、秋の収穫時期などの農繁期には合戦が少なく、主に合戦は農閑期である夏と冬、特に冬が多かったそうです。
合戦における死者
主にTVや映画などでは合戦のさなかに敵を討ち取るシーンが多くみられますが、実際の所、敗れた側が敗走する際に多くの死者を出したと言われています。
ただ合戦中に討ち取った敵の首と異なり、追撃戦の際に討ち取った首は追い首と呼ばれ武功としては低く見られていたとの説があります
戦場を見渡すと、千葉自胤が逃げ込んで合流した上杉朝昌の部隊は動く気配はなく、むしろ千葉自胤の部隊が逃げ込んで来たことで混乱している為、あえて追撃はせず泰明隊と戦いを繰り広げている敵の後方から突入し援護する為に馬首を向け駆け出す。
豊嶋軍も泰経隊と宮城隊を除き全軍が道灌軍に攻めかかっており右側の戦場はすでに乱戦状態になってる。
見た限り乱戦は一進一退、ただ道灌軍も右に兵を集中させ始めてるので恐らくこれから押され始めるはず。
自分が後方から突入した事で泰明隊と戦っていた敵が浮き足立ち背を向けて逃げ出し始めたのを確認し、逃げ出す敵をしり目に、馬上から泰明さんに追撃せず体制を整えて上杉朝昌の部隊が前進して来た時に備えるよう伝え、黒帝の馬首を右側の戦場へ向け突撃をする。
恐らく右側へ援軍に向かった道灌軍も左側が後退している事に気が付いているはずだけど、左側は泰明隊と自分だけという事もあり、特に警戒した様子もなく乱戦に加わろうとしている。
そんな無防備な道灌軍の後方に猛スピードで駆ける黒帝に乗った自分が乱入すると面白いように敵兵が混乱し、後方から一気に崩れ出す。
一旦後方が崩れ兵が逃げ出すと、乱戦となっていた部隊の兵まで動揺が広がりはじめ、徐々に形勢がこちらに傾きだした。
まさかこんな簡単に敵が逃げ出すなんて…。
小説とかで書かれる合戦だともっと武将が檄を飛ばし兵がその場で踏み止まり敵と戦うんだろうけど、実際には殆どの兵は農民などの為か後方が崩壊すると動揺が前線まで広がり逃げ出す兵が増えて行く。
地侍とかも主君の為にと言う雰囲気も無く農民兵同様に形勢が不利になったら戦線を離れていく。
なんか小説やドラマのような戦国時代の合戦イメージが崩れるな…。
まあ、主君に忠誠をとか言う風潮が生まれたのは織田信長や豊臣秀吉の時代からって言うし、実際はこんなもんなんだろうな…。
そう思いながらも未だに踏みとどまって戦っている部隊へ馬首を向け蹴散らして周る。
なんとか踏みとどまって戦っていた味方の兵が背を向け逃げ出すと、各隊は一旦部隊を集結させ体体制を整えると、逃げ出した兵と前進しようとする兵が交差し身動きが取れなくなっている太田道灌の本陣に向かって攻撃を加え始めた。
流石急造のスリング、突撃前に手直にある石を敵に投げつけるだけで道灌軍に被害が出てる。
何とか態勢を立て直し反撃に転じようと道灌軍の将たちが大声を張り上げ混乱を鎮めようとするも絶え間なく飛んで来る石に加え、突撃に機会を伺いつつ投石を続ける豊嶋軍を前に混乱は鎮まらない感じだ。
そして投石がとまり豊嶋軍の突撃が開始されると更に収拾がつかなくなっていく。
そんな中、道灌軍の後方からに奇襲をかけるべく深夜のうちに川を渡り側面に回り込んで居た赤塚資茂さん率いる100人の兵が後備えの吉良成高の部隊に襲い掛かると、合戦に加わる事は無いと安心しきっていた吉良成高の兵は突然の事に驚き、ろくに戦うことなく逃げ出す兵が続出し、指揮を執るべき吉良成高も慌てて馬に乗り兵達と共に逃げ出した。
後備えの吉良成高が逃げ出した事で後方からも攻撃を受けている事に気が付いた上杉朝昌の兵が赤塚隊を攻撃しようと後方に兵を向け移動を開始すると、混乱をしつつも豊嶋軍の猛攻に耐えていた兵達の目には上杉朝昌までもが退却したと見えたようで一気に動揺が広がり逃亡者が続出し一気に戦線が崩壊した。
まだ合戦に加わっていない無傷の太田道灌とその家臣が率いる部隊は健在とは言え、多くの兵が逃げ出し始めた状況に、前進をしようにも逃げる兵が邪魔で前に出る事も出来ず、これ以上の合戦は不利と見たのか太田道灌が退却の陣太鼓を叩かせ、後退を始める。
殿は道灌の家臣、樋口兼信が率いる300の兵がその場に留まり豊嶋軍の追撃を阻む構えをみせたが、追撃して敵兵の数を減らし、かつ太田道灌達には江戸城に逃げ込んでもらわないと困る為、殿の樋口兼信隊の正面から勢いよく斬り込む。
やはり、体格が大きい黒帝と、そしてその馬上から大太刀を振るい暴れまわると殆どの兵は逃げ戸惑うだけで向かって来るのはごく一部だけだった。
そんな殿部隊に勝ち戦の勢いに乗った豊嶋軍が襲い掛かると殿の樋口兼信もこれ以上は持ちこたえられないと判断したのか退却の指示を出し江戸城方面に逃走を開始しする。
追撃戦は負傷により逃げ遅れた兵、そして足の遅い兵、疲労で走る速度が落ちた兵が、勢いに乗って追撃してくる兵に背中から槍で突かれ、太刀で斬られ命を落としていく。
殿がすぐに崩れた為、退却をした道灌軍の後方に豊嶋軍が喰らいつき逃げる兵を討ち取っていく。
このまま江戸城まで向かうと途中後ろから討たれると思った農民兵や地侍の多くは江戸城に向かわず散り散りになって四方に逃げ出しているようで、徐々に江戸城方面に逃げる道灌軍の数が目に見えて減りだしてる。
自分はと言うと追撃する兵に交じり、時々黒帝のスピードを活かし逃げる兵を追い散らすように突撃をし逃げる道灌軍に圧力をかけ続ける。
江古田原沼袋から江戸城までは約10キロ、逃げる道灌軍も、追う豊嶋軍も共に早稲田村を越えた辺りで足が鈍り出したけど、自分と黒帝は特に疲れも無く通常通り動けるため、豊嶋軍には無理をせずに進軍をして貰い、自分1人で道灌軍の後方に圧力をかけ続ける。
合戦が始まってから約3時間、太田道灌が江戸城に逃げ込んだ時には4000居た兵は1000程までに減っている気がした。
やっぱり農兵主体で居住地が近くにあると城に逃げず自分の住む村へ逃げるんだな…。
これは覚えておいて今後の参考にしよう。
そして道灌達がが江戸城に入ってから30分程すると自分を追って来た豊嶋軍が江戸城に到着し隊を整え城へ迫る。
さて、平塚基守さんと志村信頼さんは見事奇襲を成功させたかな?
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※補足
農兵
当時の農民は税の一部として労役なども課されており合戦の際には徴募される事が多かったそうです。
その為、春の田植え時期、秋の収穫時期などの農繁期には合戦が少なく、主に合戦は農閑期である夏と冬、特に冬が多かったそうです。
合戦における死者
主にTVや映画などでは合戦のさなかに敵を討ち取るシーンが多くみられますが、実際の所、敗れた側が敗走する際に多くの死者を出したと言われています。
ただ合戦中に討ち取った敵の首と異なり、追撃戦の際に討ち取った首は追い首と呼ばれ武功としては低く見られていたとの説があります
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