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足止め部隊
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偵察…もとい物見の報告によると江戸城から出陣した兵は4000程でほぼ江戸城に集まった全軍で出陣したとの事、そして時刻的に自分達が石神井城を出た時間と同時刻ぐらいに進軍を開始したらしい。
もう出発して1時間ぐらい経ってるから早ければ30分ぐらいで接敵する可能性がある。
腕時計を見ながら接敵時刻を予測しつつ泰経さんに地図を見せてもらい現在位置を教えて貰う。
今自分達が居る場所は、先日の合戦場となった江古田原沼袋の近くらしく、近くには江古田川と妙正寺川が合流して平川の支流になる場所があるらしい。
恐らく道灌軍が渡河をするのは妙正寺川だろうとの事なので、急ぎ進軍し道灌軍が渡河をする前に川辺に陣を敷くように伝え、到着後直ぐ戦闘に備えるよう指示を出して貰う。
因みに昨日地図やネットで調べたら平川ってのは神田川の事らしかった。
う~ん、川筋も変わってるし名前も変わってるし、やっぱり東京の地理が役に立たない!
河川の流れや名前を変えた徳川家康に心の中で文句を言っていると、泰経さんが満足そうな顔をしてた。
「これで先手は取れますな」
「う~ん、先手を取っても数が倍だからね…」
どうやらこの時代では戦場予定地を選べること、そしてそこで敵を待ち構える事が出来れば有利と言う雰囲気があるらしい。
泰経さんも先に川辺に陣を敷き敵を待ち構える事が出来る事で有利になったと思っているみたいだ。
確かに渡河をする兵を攻撃するのは有利と言われてるけど、話を聞く限り妙正寺川はそんなに大きな川ではなく精々川幅3~4メートルで水深も深い所で5~60センチぐらいの川なのであまり有利とは言えない気がする。
まあ平原で正面からぶつかるよりも川を挟んで守りを固めて戦った方がまだ勝機があるのは確かなんだけど…。
そして報告を受けて進軍速度を速めた結果10分程で妙正寺川の川辺に到着はしたものの、事前に聞いた通り川幅もそして水深も敵軍の足を鈍らせる事が出来るとは言えない感じだった。
うわ~、これは困る。
各隊ごとに布陣はしてるものの陣形を組む訳でもなくそれぞれが率いる兵と共に思い思いの場所に陣取っている感じだ。
今からでは川辺に柵を作る時間とかも無いし、かといってこのまま待機し敵を待ち受けるだけじゃ数で押し負けそうだし…。
「泰経さん、騎乗して走ったら馬はどのぐらいの速度出ますか?」
「騎乗して馬を走らせた時の速さですか? 武者が騎乗した馬ですと人が走るよりは多少早い程度ですが長距離走ると息が上がってします」
「じゃあ鎧を脱いで乗ったらそれより早くなって多少の距離なら全力で走れる?」
「はい、その通りではございますが、それが…、まさか武者に鎧を脱いで馬に乗れと?」
「そのまさかです。 とは言えここでの戦いに際して鎧を脱いで馬に乗れとは言いませんよ。 道灌軍の進軍を遅らせる為に鎧を脱いで馬に乗ってもらうんです」
進軍を遅らせる為? と不思議そうな顔をしこちらを見ている泰経さんと集まった一門衆の皆さんに進軍を遅らせる方法、そして本格的な合戦は明日にしたい理由を説明する。
「でしたら某もお供します!!!」
宗泰君が目を輝かせながら真っ先に名乗り出て、慌てた泰経さんが止める為に窘めようと口を開く前に弟の泰明さんと一門衆の赤塚さんが我もお供しますと言い出した。
機を逸した泰経さんが頭を抱えるように深いため息をつくも3人ともやる気満々で今更止められない状況になってる。
泰経さんゴメン、宗泰君初陣だから敵味方両方に勇姿を見せつける場所を用意したかったんだろうけど、まさか宗泰君が真っ先に行くと言い出すなんて思ってなかったんだもん。
そして一門衆や重臣の皆さんは、自分達の家臣の中から騎乗して弓を引けて、かつ鎧を脱いで戦う事を厭わない人を選出してもらい、連れてきている馬の中から体力があり足が速そうな馬も用意してもらう。
支度が整うまでの空いた時間を使い、泰経さんに自分達が奇襲をかけている間にやってもらいたい事を説明しておいた。
自分が依頼した事を嫌がらず実行してくれるかな?
そして集まった約100人程の鎧を脱いだ武者が弓を片手に騎乗し自分の後を追うように陣を出発する。
物見の話では現在、道灌軍は平川沿いに進軍中との事で先頭が早稲田辺りとの事だった。
「やば!! 早稲田って事は2~3キロほどの所に来てるじゃん!! じゃあ急いで出発!!」
走り出した足止め部隊の先頭で黒帝と轡を並べた宗泰君から長さの単位を指摘されるかと思っていたら意外とあっさり受け入れられた?
どうやらこの世界では長さはの単位はセンチ、メートル、キロみたいだ。
良かった。
昔の長さとかよく分からなかったし説明する手間が省けたから説明に頭を悩ませる事なく進軍できる。
黒帝以外の馬は鎧を脱いだ武者が乗って全速で走ると体感で大体30キロぐらいの速度だったので、いざという時に馬がバテないように注意しながら平川沿いに進む。
そして20分程進むと遠目に流れ旗が木々の隙間から見えだした。
「宗麟様、恐らくあれが敵の先陣です! このまま駆けて追い散らしますか?」
宗泰君がやる気に満ちた目をし、泰明さんと一門衆の赤塚さんは今にも突撃しそうな雰囲気だ…。
てか泰明さん赤塚さん、好戦的過ぎるでしょ!!
こんなんだから史実だと江古田原沼袋で討ち取られたんじゃない?
「このまま突撃はしないよ、一旦脇に逸れて雑木林で機を伺う」
そう言い、少し進んだ所にある雑木林に馬で乗り入れ、敵軍が近づくまでの間馬を休ませる。
「宗麟様、敵の先陣が前方を通りますぞ!!」
「うん、見えてる、見えてるけどまだだよ…」
前方を進軍する兵を目にし今にも馬に乗り矢を射かけようとするのを静止して作戦を説明する。
先頭を叩いて士気を挫く事が勝利への道と思っている人が多かったけど、なんせ道灌は4000の兵を率いて来ているから先頭の数百人を叩いて混乱させてもあんまり意味がないんだよね。
それにこの奇襲の目的は合戦を明日にする為でもあるし。
道灌が挑発に乗ってくれればだけど…。
説明をしているうちに、平川沿いに進む敵軍の半分ぐらいは目の前を通過したので一同に指示を出して突撃の機会を伺う。
100人居る兵の内、20人は宗泰君、残り80人を2組に分け泰明さん、赤塚さんに40人づつ率いさせる。
因みに自分はお一人様…。
なぜなら黒帝の速度についてこれる馬は居ないから…、そして恐らく何かの加護を受けてる自分は敵の真っただ中に突入しても早々死なない…、はずだからだ。
華は宗泰君に持たせたいんだけど、自分が敵兵を混乱させ挑発する以上目立つのは必然的に自分になってしまうけど、宗泰君には気合を入れて寡兵で大軍を翻弄させたと言う初陣を飾ってもらいたいんだよね。
泰明さんと赤塚さんには宗泰君を討ち取られないようと頼んでおいたし、宗泰君にも身の危険を感じたら逃げるように何度も言ったけど、逃げると言う言葉に抵抗感を示すんだよね…。
名乗られて一騎打ちを申し込まれたら引けないとか言ってるし。
後は泰明さん、赤塚さんに期待しよう。
宗泰君に一騎打ちを挑んだ相手には集中的に矢を射かけるように泰明さん、赤塚さん頼んでおいたから後は2人の指揮に期待しよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※補足
当時は開墾された部分は意外と少なくどの地域も大部分が雑木林や森林だったそうです。
また現在の東京などはあまり高低差を感じませんが当時は台地や谷が多かったみたいで、面影は残っていないものの、現在も「谷」がつく地名や「台」が付く地名などが残っています。
もう出発して1時間ぐらい経ってるから早ければ30分ぐらいで接敵する可能性がある。
腕時計を見ながら接敵時刻を予測しつつ泰経さんに地図を見せてもらい現在位置を教えて貰う。
今自分達が居る場所は、先日の合戦場となった江古田原沼袋の近くらしく、近くには江古田川と妙正寺川が合流して平川の支流になる場所があるらしい。
恐らく道灌軍が渡河をするのは妙正寺川だろうとの事なので、急ぎ進軍し道灌軍が渡河をする前に川辺に陣を敷くように伝え、到着後直ぐ戦闘に備えるよう指示を出して貰う。
因みに昨日地図やネットで調べたら平川ってのは神田川の事らしかった。
う~ん、川筋も変わってるし名前も変わってるし、やっぱり東京の地理が役に立たない!
河川の流れや名前を変えた徳川家康に心の中で文句を言っていると、泰経さんが満足そうな顔をしてた。
「これで先手は取れますな」
「う~ん、先手を取っても数が倍だからね…」
どうやらこの時代では戦場予定地を選べること、そしてそこで敵を待ち構える事が出来れば有利と言う雰囲気があるらしい。
泰経さんも先に川辺に陣を敷き敵を待ち構える事が出来る事で有利になったと思っているみたいだ。
確かに渡河をする兵を攻撃するのは有利と言われてるけど、話を聞く限り妙正寺川はそんなに大きな川ではなく精々川幅3~4メートルで水深も深い所で5~60センチぐらいの川なのであまり有利とは言えない気がする。
まあ平原で正面からぶつかるよりも川を挟んで守りを固めて戦った方がまだ勝機があるのは確かなんだけど…。
そして報告を受けて進軍速度を速めた結果10分程で妙正寺川の川辺に到着はしたものの、事前に聞いた通り川幅もそして水深も敵軍の足を鈍らせる事が出来るとは言えない感じだった。
うわ~、これは困る。
各隊ごとに布陣はしてるものの陣形を組む訳でもなくそれぞれが率いる兵と共に思い思いの場所に陣取っている感じだ。
今からでは川辺に柵を作る時間とかも無いし、かといってこのまま待機し敵を待ち受けるだけじゃ数で押し負けそうだし…。
「泰経さん、騎乗して走ったら馬はどのぐらいの速度出ますか?」
「騎乗して馬を走らせた時の速さですか? 武者が騎乗した馬ですと人が走るよりは多少早い程度ですが長距離走ると息が上がってします」
「じゃあ鎧を脱いで乗ったらそれより早くなって多少の距離なら全力で走れる?」
「はい、その通りではございますが、それが…、まさか武者に鎧を脱いで馬に乗れと?」
「そのまさかです。 とは言えここでの戦いに際して鎧を脱いで馬に乗れとは言いませんよ。 道灌軍の進軍を遅らせる為に鎧を脱いで馬に乗ってもらうんです」
進軍を遅らせる為? と不思議そうな顔をしこちらを見ている泰経さんと集まった一門衆の皆さんに進軍を遅らせる方法、そして本格的な合戦は明日にしたい理由を説明する。
「でしたら某もお供します!!!」
宗泰君が目を輝かせながら真っ先に名乗り出て、慌てた泰経さんが止める為に窘めようと口を開く前に弟の泰明さんと一門衆の赤塚さんが我もお供しますと言い出した。
機を逸した泰経さんが頭を抱えるように深いため息をつくも3人ともやる気満々で今更止められない状況になってる。
泰経さんゴメン、宗泰君初陣だから敵味方両方に勇姿を見せつける場所を用意したかったんだろうけど、まさか宗泰君が真っ先に行くと言い出すなんて思ってなかったんだもん。
そして一門衆や重臣の皆さんは、自分達の家臣の中から騎乗して弓を引けて、かつ鎧を脱いで戦う事を厭わない人を選出してもらい、連れてきている馬の中から体力があり足が速そうな馬も用意してもらう。
支度が整うまでの空いた時間を使い、泰経さんに自分達が奇襲をかけている間にやってもらいたい事を説明しておいた。
自分が依頼した事を嫌がらず実行してくれるかな?
そして集まった約100人程の鎧を脱いだ武者が弓を片手に騎乗し自分の後を追うように陣を出発する。
物見の話では現在、道灌軍は平川沿いに進軍中との事で先頭が早稲田辺りとの事だった。
「やば!! 早稲田って事は2~3キロほどの所に来てるじゃん!! じゃあ急いで出発!!」
走り出した足止め部隊の先頭で黒帝と轡を並べた宗泰君から長さの単位を指摘されるかと思っていたら意外とあっさり受け入れられた?
どうやらこの世界では長さはの単位はセンチ、メートル、キロみたいだ。
良かった。
昔の長さとかよく分からなかったし説明する手間が省けたから説明に頭を悩ませる事なく進軍できる。
黒帝以外の馬は鎧を脱いだ武者が乗って全速で走ると体感で大体30キロぐらいの速度だったので、いざという時に馬がバテないように注意しながら平川沿いに進む。
そして20分程進むと遠目に流れ旗が木々の隙間から見えだした。
「宗麟様、恐らくあれが敵の先陣です! このまま駆けて追い散らしますか?」
宗泰君がやる気に満ちた目をし、泰明さんと一門衆の赤塚さんは今にも突撃しそうな雰囲気だ…。
てか泰明さん赤塚さん、好戦的過ぎるでしょ!!
こんなんだから史実だと江古田原沼袋で討ち取られたんじゃない?
「このまま突撃はしないよ、一旦脇に逸れて雑木林で機を伺う」
そう言い、少し進んだ所にある雑木林に馬で乗り入れ、敵軍が近づくまでの間馬を休ませる。
「宗麟様、敵の先陣が前方を通りますぞ!!」
「うん、見えてる、見えてるけどまだだよ…」
前方を進軍する兵を目にし今にも馬に乗り矢を射かけようとするのを静止して作戦を説明する。
先頭を叩いて士気を挫く事が勝利への道と思っている人が多かったけど、なんせ道灌は4000の兵を率いて来ているから先頭の数百人を叩いて混乱させてもあんまり意味がないんだよね。
それにこの奇襲の目的は合戦を明日にする為でもあるし。
道灌が挑発に乗ってくれればだけど…。
説明をしているうちに、平川沿いに進む敵軍の半分ぐらいは目の前を通過したので一同に指示を出して突撃の機会を伺う。
100人居る兵の内、20人は宗泰君、残り80人を2組に分け泰明さん、赤塚さんに40人づつ率いさせる。
因みに自分はお一人様…。
なぜなら黒帝の速度についてこれる馬は居ないから…、そして恐らく何かの加護を受けてる自分は敵の真っただ中に突入しても早々死なない…、はずだからだ。
華は宗泰君に持たせたいんだけど、自分が敵兵を混乱させ挑発する以上目立つのは必然的に自分になってしまうけど、宗泰君には気合を入れて寡兵で大軍を翻弄させたと言う初陣を飾ってもらいたいんだよね。
泰明さんと赤塚さんには宗泰君を討ち取られないようと頼んでおいたし、宗泰君にも身の危険を感じたら逃げるように何度も言ったけど、逃げると言う言葉に抵抗感を示すんだよね…。
名乗られて一騎打ちを申し込まれたら引けないとか言ってるし。
後は泰明さん、赤塚さんに期待しよう。
宗泰君に一騎打ちを挑んだ相手には集中的に矢を射かけるように泰明さん、赤塚さん頼んでおいたから後は2人の指揮に期待しよう。
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当時は開墾された部分は意外と少なくどの地域も大部分が雑木林や森林だったそうです。
また現在の東京などはあまり高低差を感じませんが当時は台地や谷が多かったみたいで、面影は残っていないものの、現在も「谷」がつく地名や「台」が付く地名などが残っています。
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