書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第八章 リルとの別れ……魔王ガルドとの戦い

幕間 道中の出来事①

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時は遡り王都ドライグに向かう途中

「ね~聞いてるの?蒼字(そうじ)くん」
「聞いてますよ一花(いちか)さん、
そんな近くで言わなくても聞こえて
ますから」
「あと…離れてくれます?」

 俺は水を汲みに川へと向かっているの
だが、一花(いちか)さんが着いてきた。
しかも俺の首にしがみつき超近い、
幽霊だから重みは感じないけど顔が近けぇー

「ヒドイ!?私のこと嫌いなの?」
「一花(いちか)さん、このやり取り
百回以上やってますからね!」
「じゃ~分かるわよね!はいどうぞ!」
「嫌いじゃないですよ」
「あ~ん蒼字(そうじ)くんの
イジワル~……そうじゃないでしょ。
もう一回」
 はぁーいつもしつこく絡んでくるけど、
今日はいつも以上に絡んでくるぞ。

「はいはい!一花(いちか)さんの事は
好きですよ!」
「う~ん惜しい!もう一息……愛してる
……でしょ!」
 耳のそばで変なこと言うな!
ドキッとするだろうが!

「アホなことを言ってないで、
さっさと戻って下さい。
それもいつも言ってますけど、
一花(いちか)さんは守護霊なんだから
さくらさんのそばにいて下さい!」

「ま~大丈夫よ!みんなが居るんだし
……ね!」
 ね!って可愛く言う言えば許して
貰えると思うなよ!帰れ!……と俺は
言うほどの勇気はないので
いつもな~な~になってしまう。

「あ!川あったじゃない!やったね」
「そうですね。風太の言う通りだ」
 川の周りをヒューンと飛行する
一花(いちか)、幽霊なのにこんなに
楽しそうにするのは世の中探してもこの人
くらいしか居ないだろう。

一花(いちか)さんは相変わらずだな~と
考えていると……「冷たっ!」……顔に水が
かけられた。

「も~うなにするんですか、
いちかおぇーー」
 文句を言おうと一花(いちか)さんの方に
振り向くと、そこには水をバチャバチャ
させている。水着姿の一花(いちか)さんが
居た。

「な!な!な!なんで!そんな格好を
しているんですか!」

「うふふ、どうなかなかの
プロポーションでしょ~」
 一花(いちか)さんは緑の鮮やかな
ビキニで胸やお尻を強調したポーズを
取り俺を誘惑してくる。

「突然そんな格好したら驚く
じゃないですか!」
「え~……そんな事言って嬉しいくせに~、
そんなにチラチラ見ないでほーら見て
良いんだぞ少年よ!」
 
 く~いつもみたいにからかう
つもりだな~、ふん!良いだろう
受けて立とう。その程度で俺を動揺
させようとは片腹痛いわ~。

「そうですか……暑いですから水着の方が
良いですよね一花(いちか)さんは
そこで水遊びでもしてて下さい。
私は水を汲んで帰ります。……スタスタ」

 俺はサーッと後ろを向き歩き出す。

「キャー……水着が取れちゃった~」

 ピクッ……なんだと……俺の後ろに
あられもない姿の一花(いちか)さんが
……いや!違う!騙されるなよ
俺、これは俺をからかうための
フェイク、フッフッフ少し動揺して
しまったが騙されなかっただぜ!

 タッタッタッ……ムニュ……ムニュムニュ。

………なんか……背中に……二つの柔らかい
感触が……

「ね~蒼字(そうじ)くん、あ、そ、ぼ!」
 耳元でささやく言葉がとても魅惑的に
聞こえる。ダメだ!ダメだ!負けるな~
俺の理性!……

「遊んでくれないの~……それなら
脱がしちゃおっかな~」

「わ!?ちょっとやめて下さいよ!
………あぁ!?」

 一花(いちか)さんは俺の服を
背中からめくり抱きついてきた。
その瞬間まさかの出来事が!………
……マジで水着着けてね~

 背中には柔らかい感触と同時に
二つの固いポッチが
これって間違いないよね~

「一花(いちか)さんマジで
やってるんですか!
冗談が過ぎますって!」

「……………うん、やり過ぎた。ごめん!」
 
 ん?いつになく素直だぞ!

 俺はゆっくりと周りを見渡すと
……槍を持った鬼がいた。

 俺は悪くないはず……
 このあと水を持っていくのに時間がかかり
チーちゃんに怒られました。

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