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第五章 長寿薬ノア 

楽しい楽しい 牢屋の中 ( ´∀`)Σ⊂(゜Д゜ )

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「まったくリョウガには困ったものです。
 仕方ありません。
 あなた達にも里に入る許可を出します」
 ※ギル

「サンキューギル」※リョウガ

「流石リョウガさん顔が広いし
 信頼度が違いますね!」※八雲

「ま~そうだろ!ギルはちょっと
頭が固いがなんだかんだで聞いて
くれるんだよ!」※リョウガ
 僕に褒められリョウガさんの気分は上々

…………▽
それから歩いて移動、到着した。

「ギル、お前がここまで頭が固いとは
 思わなかったぞ!!」※リョウガ

 僕達は呆然とリョウガさんを見てため
息をついた。

「リョウガさんって騙されやすそう
ですもんね!」※八雲

「そんなことね~よ!
 それにみんな目が冷たいぞ!
 大丈夫だからすぐここから出られるから
 そんな目で見るな~」※リョウガ

 現在僕達は牢屋の中にいる。

「どうしました!騒がしいですよ!」
※ギル

「どうしたじゃないぞ!これはどう
言うことだ!」※リョウガ

「ま~ま~落ち着いて下さい。
私も入りますから」※ギル
 ギルは鍵を開け牢屋の中に入ってきた。

「この方が安心できるんですよ!
 もしもあなた達がこの里で何か
しでかすかもと思うと落ち着いて
話も出来ませんので、牢屋の中で
話すことにしました」※ギル
 とても落ち着いた雰囲気で話しているが
なかなかの度胸と言うか僕達が悪人だったら
どうするつもりだ。

「お前の発想にはいつもびっくり
させられるよ」※リョウガ
「それが僕の取り柄なんで!」※ギル

 ギルさんも席に着いた。
 
 僕達は牢屋の中にはいるが、机があって
椅子もある飲み物とお菓子まである
んだから不便ではない。ただ周りが
鉄格子なんで落ち着かない。

「それでリョウガは護衛で来たのは分かるが、
 君達はここに何をしに来たんだ!」※ギル

 当然の質問が飛んできたが、そのままの
 答えを言えば間違いなく警戒され今度は
 ガチの牢屋行きだろう!ここは慎重に
 答えなければならない。

「………実はこちらに友人が来ていると話を
 聞きまして捜しに来たんですけど、
 里が見つからず探していたところで
 リョウガさんに会いまして、ここまで連れて
 来ていただきました」※八雲

「そうですか?ちなみに友人の方は
 何をしにこちらに?」※ギル

「それが詳しく聞いていなくて、僕達も
 捜しに行ってくれと頼まれただけなんです」
 ここは知らない振りをして誤魔化そう。
 友人を捜しに来たのは事実だし問題なし!

「ギルさん、連れてきました!」※里の兵士
 大きめの鉄格子でできた箱を持ってきた。

「実は先日里に侵入者が入りまして
 捕まえたのですが、もしや知り合いでは
 ないですか?」※ギル

「……………」※全員
 箱の中ではスヤスヤと眠るルームとティナが
 入っていた。

「知らんのじゃ」※リーム
 先生は即座に切り捨てた。恐るべし……
 しかし、今は無用な争いは避けるべき
 あとで助ければ問題ないだろう。

「そうですね!ちょっと見覚えないな~」
 僕も必死に演技しとぼける。
 
「そうですか、失礼いたしました。
 なにぶん今はとても大事な時期でして
 どうしても神経質になってしまって」※ギル
 
「ギルさん気にしないで下さい。
 僕達もそれは分かっていますから!」※八雲
 良し良い流れだこのまま一旦警戒を
解いてもらって

「うあ?(´д⊂)‥」
「え!?(・・;)」
 寝ぼけたティナが起き八雲と目が合う。

「あ!八雲だ~お~い( ´∀`)ノ」※ティナ
 
「八雲さん、こちらの方あなたに手を振って
 いますが、知り合いなのでは?」※ギル

「イエシリマセン」※八雲
 僕は僅かながらの抵抗をする。

「煩いぞ!ティナ眠れないだろ」
 今度はルームさんが起きた。

「あ!お姉ちゃんだ!ヤッホー( ̄0 ̄)/」
※ルーム

「そちらの妖精の方、
 こちらの方のご家族ですか?」※ギル

「我にはそんな妹はおらんのじゃ」※リーム
 先生下手くそか!動揺しないよう即座に
 答えるのは良いけど妹ゆうてるやないか~

「そうですか!知り合いではないと」※ギル

 ギルさんの目が突き刺さる。
 
 ほぼバレている。こうなったら
逃げるしか………

「ま~良いでしょ、とにかくしばらく
 大人しくしていて下さい」※ギル

 お!?なんか意外と優しい、ここからは
 出してくれそうな雰囲気だ!

「ギーー」金属が曲がる音がする。
「八雲!逢いたかったぞ!」
 ティナが僕の腕に抱きついた?

「おいティナ戻ってこい!
 いつでも脱出出来るのがバレるだろ」
※ルーム

「あ!?そうだった!」※ティナ
 スーッと飛んで行き箱に入ると、
「ギーー」と開いた鉄格子を元に
戻し何事もないように寝始める2人

 全員が沈黙する中

「八雲さん、もう一度聞きたいことが
あるのですが」※ギル

「すいませんでしたーー(>_<")」※八雲
 全力で謝りました。
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