元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

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過去編 結城とあゆみ悲劇までのカウントダウン 

過去編 白根さんからの宣言

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「八雲く~ん(* ̄∇ ̄)ノ」

「あゆみちゃん、どうしたのそんなに
 走ってくるなんて何かあったの?」

「ガンジールさんが呼んでるから来て
 ほしいんだけど、ギフトの訓練中?」

「う~ん、まえ使えたから、
とうとう僕もみんなみたいに色々出来ると
思ったんだけど、今だに発動すら
うまく出来ないんだよ。ハ~」

「そんなに慌てなくて良いんじゃない!
 八雲くんは頑張ってるし活躍も
してるわけだし」

「そうかな~何て言うのかな自分だけの
何かが欲しかったから、ギフトに
目覚めたと思ったら嬉しくて
テンションがメッチャ上がったんだけど
使えないとかないわ~」

「う~ん、でもさ~セシリアさんにも
 見てもらったんでしょギフト『ライフ』が
 あるって!なら問題ないよ」

「そうだけどさ~みんなは目覚めた時点で
 使い方がなんと無くわかったらしいけど、
 僕はさっぱりわかんないし、
 あんまり使っちゃ行けない気がするけど」

「う~んも~うじうじすんな~」

バンと背中を叩かれ吹っ飛ぶ八雲

「ヘブシュ~」漫画のごとく壁に張り付く

「え!!  八雲くんわざとはダメだよ!」

「あゆみちゃん、誤魔化すの止めようか
今の僕たちは力持ちなのよ。
やりすぎたから!」

鼻を押さえながら戻ってくる八雲

「アハハ、ごめんね!
『聖魔法 キュアレイ』」

 あゆみの指先からレーザーか照射
八雲の鼻にあたり負傷を治す。

「ありがとう、それじゃ遅くなっち
まったから急いで行くか!」

「あ!ホントだガンジールさんに
怒られる~」

八雲とあゆみは急いで走って行く。

……

「クラァ~、いつまで待たせるんだ~
 呼んだらすぐこいや~」

「「すいません」」※八雲、あゆみ
結局怒られました。


「全員集まったな!今回お前達に
伝えておきたいことがある。
魔王軍に動きがあった。どうやら
サキュルド王国が壊滅したようだ!」

「ちょっと待って下さい。
サキュルド王国には同じく我々と
同じように勇者召喚が行われたと
 聞いていますが?」※坂本

「そうだ!サキュルド王国でも
行われている異世界の情報も
入っていたが、生存については不明だ!」

「異世界人は特別な力を持ってるんだろ
 なんで負けてるんだよ!」※健司

「確かに召喚された異世界人には
特別な力を持っているが、相手が
それ以上なら負ける。当然のことだ!
それに今回の魔王軍は特別
強く感じる。聞いていた以上だ」

そう、魔王と言われる存在、
それは数百年に一度突然現れる。
今だに真相はわからない。
前魔王は今から二百年前その際には
5つの大国の連合軍で戦い、
その際は一つ国がなくなったが、
それでも異世界人の活躍もあり
見事に勝利した。

 今回の魔王が確認されたのは
わずか二年前その力は恐ろしいらしい
詳しくは分からないが小国ではあるが
既にいくつも壊滅したと聞いた。

そしてサキュルド王国の壊滅、
魔王軍の進行が早すぎる。

「八雲、何ボーッとしてるんだ梵字さんが
 呼んでるぞ!」※一樹

「あ、ごめん、今行く」


「梵字さん、すいません何ですか?」

「うむ、今回は同じチームなのでな、
 親睦を深めようと思ってな!」

梵字さんに呼ばれて行くと、
華凪ちゃんと白根さんが居た。

白根さんとはあまり喋ったことがない。
それは僕に限ったことではない。
日頃から最小限の会話しかしない感じ、
見た目はかなり長い黒髪でさ◯子みたい
ちょっと怖いかも

「今回はここにいる4人でチームを
組むわけだが、既にギルドから
特別任務が決まっているらしい。
時間があれば今からギルドに全員で
行きたいのだが八雲くんどうだろうか」

「はい、大丈夫ですよ!」

「それじゃ、行くぞ」

………
……

「ルリリカさん、おはようございます!」

「あ、八雲くん待ってたわ」

 あれから僕達は数多くの依頼をこなし
Aランクに上がっている。Aランクと
言えば冒険ギルドでいえば高ランク冒険者
その辺の街でいえば1人2人くらい
しかいないそれだけに期待が重い、
でも良いこともあった。最初のうちは
なめられていたギルドの野郎どもに
認められここ最近は仲良くさせて
もらっている。最初の頃は何やっても
ケチをつけられていたから
めんどくさかったな~

「八雲お兄ちゃん、白根さんが
話したいことがあるんだって!」
※華凪ちゃん

「なに!!今まで話しかけられたこと
などない一体何を言われるんだ!」

僕は緊張しつつ白根さんに話を聞く。

「白根さんお待たせ~何ですか?」

「………………………」

あれ?なんで喋らないんだ。

「………負けないわ」(小声)

「うん?えっと何ですか~?」

「負けないの」(普通くらいの大きさの声)

「負けない?もう少し教えてくれますか」

「負けない!!華凪ちゃんは渡さないは!!!」
 (大声)

「か、華凪ちゃんがどう言うこと?」

白根はビシッと僕に指を差し宣言していくと
走ってどこか言ってしまった。

 どう言う意味だ?華凪ちゃんを渡さない、
そういえばここ最近白根さんって
華凪ちゃんとは喋っている姿を見るな~
仲良くなってるなら良いけど、
だからって何なんだ?
いきなり敵対宣言されて
この後どうすりゃ良いんだよ。

「八雲お兄ちゃん、梵字さんが
呼んでるよ」

「う、う~んわかった。行くよ」

モヤモヤする~~~

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