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第一章 異世界帰還編

年齢なんて関係ない、なかよしは良いことだ‼️

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「血が血がたりね~」
奥さんにボコボコにされ血だらけに
なってはいないが、亭主は僕の血を
求めて手を伸ばす。当然却下だ。

「すいませんね~うちの亭主がご迷惑
 お掛けしまして~」

奥さんは頭を下げ謝る。

「あっ奥さん頭をあげて下さい。
大丈夫ですから」

「うちの亭主寝起き我慢できなくて
私がいないと時々手を出すんで
気をつけてはいるのですけど」

「奥さんも吸血鬼なのですか?」

「いいえ、私も夫も吸血鬼では
ないてす。」

「………??????…………えっと
どういう意味ですか」

「あれは、マジックアイテムの
『チューチユー吸うたろうか~』です。
「………………????、何ですかそれ」

「これは牙の形状をした飲み物変換器です。
血を吸うとお酒に変換され飲むことが
できます。ただし、このアイテム呪いが
付いていたみたいで」
 
「全くだよ。美味い酒が飲めると
思って付けたら、外せないし、日に弱く
なって昼間は外に出れなくて困っちまうよ」

「……なんだ~神がいるから吸血鬼がいても
おかしくないかとおもったけど、そんな
落ちってありかよ」

「しかしまた大変ですね。
なんでそんなことに」

「美味しい酒が飲みたいからだけど‼️」

「え~とリスクとか
考えなかったんですか?」

「うちの人、欲望に忠実で新しいものが
 見つかると、試さずにはいられないので、
 いつも何かしらのトラブルを抱えていて
 正直困ってるんですよ。」

「ま~あれだ、こう言うアクシデントも
 楽しめば良いのさ~」
「何言ってるのよ‼️」
「いたたたたー 勘弁してくれ血が出すぎて
 貧血になる~」

 再び夫婦ケンカが始まり待つこと10分
ようやく落ち着き要件を話すことになった。

「妖精の人形かー あったかな~?
 呪いの藁人形なら確実にあるんだけど」

「いや、いらないです。
 マジで効果ありそうなんで怖いです」

「もちろん効果は抜群だぜー腹を刺せば、
 腹をくだし、頭を刺せば、頭が悪くなり、 
 股間に刺せば………」
「もーういいです聞きたくありません。
 そんなのはいいので普通の人形を下さい」

「そんなのねーよここはマジックアイテム
専門店だ。表向きはオモチャ屋に
しているが、基本は裏家業で商売して
いるんだ」

「……………… 左藤さんあんたここに
何買いに来たんだ」
「そうだー 喋る呪いの人形とかどうだ~、
 一人の時も寂しくない、高齢者に大人気だ」

「い、いらないです。」

「そうかーたま~に面白いのが
入ってるんだけど残念だ、また今度
買ってくれ~」

「失礼しました。」



取り敢えず神社に戻るか、先生も
心配だしな…………もしかしてケンカに
発展してないだろうな
急に不安になってきた。早くもどろ~

………▽

「妾はいちご大福が好きなんだ~」

「何じゃ そのいちご大福とは!!」

「知らないの~リームちゃん、
いちご大福は甘さとしょっぱさの
ハーモニーが奏でる。最高のお菓子
なんだよ」

「何と真かライちゃん!!! 
        チョコバナナを超えるのじゃ?」

「リームちゃん確かにチョコバナナも
最高に美味しいけどいちご大福には
勝てないよ」

「何とライちゃん、いちご大福
食べたいのじゃ」

「OK、リームちゃんの為に
とっておきをだすね~」

「さすがライちゃん、恩に着るのじゃ」

 どう言うことだ?なんで若干ギャルぽい
感じで、仲良くなっているんだ。
「左藤さん~左藤さんヘルプー」僕は叫び
 ながら助けを求めた。

「八雲さん、お帰りなさい。良いものは
 見つかりましたか?」

「んー左藤さんあれなんですか、
変なものしか売ってないじゃないですか?」

「??……そうですか、面白い物がたくさん
 あるんですけどね~ ここ最近は美味しく
 お酒が飲める商品が入ったと聞いていて
 見に行こうかと」

「…………やめた方が良いです。それより
 どうなっているんですか、この状況は?」

「雷様はあまり同年代の友達が
いませんでしたので、こんなことは
なかったんですが、話したら意気投合
しまして今に至ります。」

「ライちゃん」「リームちゃん」
「ライちゃん」「リームちゃん」
「ライちゃん」「リームちゃん」
「ライちゃん」「リームちゃん」

 お互い名前を呼びながら仲良く、
くるくる回っていた。

「可愛いけど 300超えのばばあか」

 ぼそっと左藤さんが小さく呟く、
その瞬間、同時にこちらに振り向く

「ば、ばかな、聞こえるわけがない!」

「「小僧どもが、調子にのってるな~」」

「ども????」

リーム先生と雷様が同時に般若のごとく
顔を変えていった。しかし小僧[ども]とは?
…………„僕は何も言ってない。

「迅雷」「ストーム」

激しい雷と竜巻が彼かを襲った。

「ギャー助けて。゜(゜´Д`゜)゜。」
「なんで僕までーーーーーーー」

八雲達は彼方まで飛ばされたヽ( ゜д゜ )ノ

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