元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

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第一章 異世界帰還編

神の可愛い天罰、ギャ~( *´・ω)/(;д; )

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 僕達は雷木(らいぎ)神社の客間に通され、
まずは自己紹介をすることにたった。

「私は奏音学園の使いとしてきました。
 鈴木八雲といいます。今日は雷様に
 ご用がありまして来ました」

「これはわざわざ遠い所を
申し訳ありません私は雷様の
お世話をさせて頂いている。
 左藤(さとう)と言います。
宜しくお願いします」

「妾は雷(らい)である。なに用で来た」

 先ほど「わーわー」騒いでいた感じはなく
とても偉そうになっている。神様らしいので
むしろ当たり前なのかもしれないが見た目が
幼女なので、いまいち腹落ちしない。

「雷様にお届け物です。こちらになります。
 ご確認ください」

「お~とうとう見つかったのか」

雷様はわなわなしながら袋を開ける。
中には可愛らしい西洋人形が入っていた。
雷様はさらに大きくわなわなし、大きく
目を開いた。そして

「ちが~う(。>д<)))))」
「ギャーーーーー」
「ギャーーーなんで~」

雷様から雨雲が出てきて雷が発生、
左藤さんと何故か僕に落ちた。

「あ、イタタタ~」

「八雲さん大丈夫ですか」

 左藤さんは倒れている。僕を心配して
手を貸してくれた。

「いや~今回は大事にならなくて
良かったです」

「それはどういう意味ですか?」

「いつも人形を届けて頂いた方は、
丸焦げの病院送りになるので、
本当に良かった。

「いつも?…………今回で何回目ですか?」

「4回目くらいてますね。」

「……………………帰って殴る」

部長への怒りが高まり、拳を握りしめ、
部屋を出ようとするが、
「帰らないで下さい。」
左藤さんに捕まれ戻される。

「左藤さん何するんですか?」
「逃がしません‼️ 何とかして下さい」

「え~何なんですか~?」

取り敢えず八雲は話を聞くことにした。
話によると、雷様のお気に入りの人形が
何者かによって盗まれた。雷様は大変
お怒りになり天変地異を起こしかけ
何とか説得する為、もっと可愛い人形を
用意すると約束した。

「理由はわかりました。でも今回も
ダメのようですね。新しいのを買う
しかないです」

「しかしもう4回目です。死には
しないですけど、痛いんですよ」

「うん知ってる。さっき当たった
からね」
何故この人大丈夫なんだろう?
普通の人だよね?

 確かになんとなくで新しい人形を
渡しても、被害者が増えるばかりだ。
どうしたら良いんだー。

しかし、神様が居たんだなこの世界に
考えて見たら異世界には同じように居たし、
僕が知らないことって案外多いとよそ事を
考えていると

「可愛いの❤️」

 あれ?どうしたことか?雷様は
お怒りモードではなく、すごい笑顔で
こちらを見ている。体勢も飛び
かかろうとしていたので、
危険を感じ一歩下がる。良ーく見ると、
視線は僕の頭の上にいき
そこには先生がぺたんと座っていた。

「可愛い❤️~それが良い」と指を指し
 所望される雷様、僕はそっと先生を
 手で頭から下ろし、「どうぞ」と手を前に
 出すのだ。

「なんでやねん~じゃ」
僕は先生からライ○ーキックを受ける。

 今は何とかお願いし先生に雷様と遊んで
頂いている。雷様によしよしと
撫でられる先生、額がピクピクして
おられる。先生のお怒りモードの
タイムリミットは近いかもしれない。

「左藤さん、どうも先生みたいな人形を
 探せば良いみたいですけど。この辺で、
 妖精の人形売ってませんかね」

「近くに良く行くオモチャ屋がありますので、
 そこで聞いてみるのが良いかもしれません」

「先生~すぐに助けますので、もう少し
 辛抱をしていて下さい。」

「八雲絶対じゃぞ~頑張るから帰ったら、
 チョコバナナに生クリームとバナナの
 輪切りのせとチョコチップとハチミツのせを
 所望するのじゃ~待っとるぞ~」

「先生任せて下さい‼️行ってきます。」

 こうしてチョコバナナの為に、
頑張っている先生を残しオモチャ屋に
向かう。

「すいません、誰か居られますか~」

 オモチャ屋に来たが、なんか違うやけに
薄暗く客が一人もいない、でもオモチャは
置いてあるから、合ってるはず。

「すいません、誰かいないんですか!」

「誰だこんな時間にうるさい」

 奥から少し細めのメガネをかけた男が
ダルそうにだらだら歩いて出てきた。

「まだ明るいじゃないか、寝よ」

 男はくるっと回り、奥に戻ろうとする。

「チョッと待ってください。
貴方店員ですよねは?急ぎで人形が
ほしくて、お話聞いて頂けないですか」

「だからまだ4時じゃないかー
寝る時間だろー」

「???………4時は4時でも
午後の4時ですけど」

「は~……そう言うことか、
あんた一般人か、たく仕方ないな~」

 そういって僕の肩に手を置き首スジに
近づき大きく口を開け。

「何しとるんじゃーワレー」

 僕はヤバいと思い取り敢えず
張り倒す。

「なんだよチョッとくらい良いじゃないか、
 献血だと思えば~」

「なんで男に首すじチュパチュパされないと
 いけないんだよ!!」

「仕方ないだろ‼️こっちは早起きして
 仕事させられるんだぞ!!飯くらいくれよ」

「なに言ってるんだあんたは、吸血鬼じゃ
 ないんだから飲んでも不味いだろう」

「何を言ってるんだ、私は吸血鬼だ!!」
「できれば女が良かったが、仕方ない
 優しくしてやるから覚悟しな~」

男はニヤとして怪しい雰囲気出して、
襲いかかる体勢をとる

「なんだよ~神の次は吸血鬼かよ
 俺は実はなんも知らないのか~?
それともまた異世界にでも来たのか?」

「グダグダ言ってないで覚悟しな~」

 八雲は戦闘体勢に入る。その瞬間背後
からもうスピードで人影が通った。

「あんた何やってるんだ~」
「あっ かーちゃん違うんだこれは……」
「問答無用」
「ごん!!!」
「あいた~」

 ふっくらした女性が突如現れた、
男は動揺し、思いっきりげんこつを
食らう。

この光景を見て思う、人形を早くくれと
先生待っててくれと、まだ時間がかかると
普通の生活はいつになるのかと

「…………とにかく続く‼️」 


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