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第141話 ハンティング・ウルブズ討伐指令

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 アレクシスとケヴィンはカルフォルニア基地へ戻ると上層部にハンティング・ウルブズの台北軍攻撃の件について報告を上げる。
 上層部はハンティング・ウルブズの処遇をどうするか議論される。
 「ハンティング・ウルブズは明らかに軍と争いを避けるようにしていますね。」「確かにそうだが、あの武力は問題だぞ。」
 「では、つぶしますか。」「フィクサーで勝てると思うかね。」
 「フィクサーの戦力はハンティング・ウルブズをうわまります。」「なら、勝てるか。」
 「彼らを攻撃する理由はどうしますか。」「それは台北軍を虐殺したということにすればいい。」
 「確かに報道では、台北軍は傭兵団につぶされたことになっていますからね。」「そいうことだ」
 「では、フィクサーの全人型兵器と3隻の空中戦闘艦を使ってハンティング・ウルブズをつぶしましょう。」
フィクサーにハンティング・ウルブズの攻撃命令が下される。
 出撃する空中戦闘艦はオシリス、レオポルド、ユニオンの全ての空中戦闘艦である。
 ナンバーズは1から8まで全員に招集がかかる。
 そして、マグニ8機、ガント24機の合計32機が出撃することになる。
 ケヴィンがアレクシスに言う。
 「これは本気でハンティング・ウルブズをつぶす気だな。」「ケヴィン、死ぬなよ。」
 「アレクシス、お前もだろ。」「相手は鮮血のワルカだけでない。他のクリスも腕を上げている。」
 「分かっているよ。数では勝っているが相手が悪い。」「そう言うことだ。」
他の任務に就いていたナンバーズも基地に引き返してきている。各艦ではマグニとガントの積み込みが行われている。格納庫に入らないガントは甲板に固定される。
 人員が揃い、陣日が完了するまで1週間を要する。ナンバー1アウグスト・バッヘムが出撃の演説をする。
 「我々はハンティング・ウルブズと戦うことになった。彼らは強力だがフィクサーの全兵力をもってすれば勝利は確実である。」
 「彼らは台北で罪を犯した。だから裁くのだ。正義は我々にあるぞ。」
ケヴィンが首を振る。勝利は確実ではないし、正義でもないと言いたげである。
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