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第41話 タウンズビル軍基地の会談前日

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 ブルーノは、改造の終わった装甲車5両とレーザー砲搭載車両3両、ワルカでタウンズビル軍基地へ行く。コリンナも仕事ぶりを見たいとついて行く。
 ブルーノはアルミン司令官に面談する。アルミンは言う。
 「依頼を受けていただいてありがとうございます。」「ハンティング・ウルブズを雇うということはきな臭いのですか。」
 「いいえ、保険です。彼らに本隊を襲うメリットはありません。」「では、主に来る車両のチェックをすればいいのですね。」
 「彼らは、装甲車3両以内で来ることになっています。」「分かりました。基地に来る道の要所に監視を配置して、基地内に実働部隊を置いておきます。」
 「会談は明後日ですのでそれまで休んでいてください。」「一応、基地周辺の探索をしておきます。」
ブルーノは明日1日を基地周辺の探索をすることにする。ブルーノはコリンナに言う。
 「明日は探索をしますが基地で休まれますか。」「ご一緒させてください。」
 「では、俺たちの仕事ぶりを見ていてください。」「はい、そうします。」
ブルーノが、わざわざ前日に警戒をすることにしたのは、改造した装甲車の性能を試したかったためである。装甲車には、様々な探知装置が組み込まれている。
 翌日、ハンティング・ウルブズは5両の装甲車で基地と基地の探索を始める。1両は基地とその周囲を探索して、無線の中継器が仕掛けられているのを発見する。
 そして、他の4両は無線の中継器を3個発見する。
 このことはすぐにアルミン司令官にブルーノが報告する。アルミンはブルーノに言う。
 「中継器はそのままにして、泳がせましょう。」「相手が動くことを待つのですか。」
 「仕掛けた相手は必ず、付近に来るのですから、見つからないようにどこの部隊の者か調べてください。」「分かりました。いざと言う時は良いですね。」
 「私が無理を言っているのですから判断は任せます。」「ありがとうございます。」
ブルーノは報告から戻るとみんなに言う。
 「明日は招かざる客が来るようだ。なるべく戦闘は避けて、どこの方面軍と関わっているのか調べる。早速、ステルススクリーンの出番のようだ。質問はあるか。」「追跡はしますか。」
 「相手の正体が判ればいい。無理な追跡はしなくてもいい。」「戦闘になったらどうします。」
 「叩き潰せ。我々の装備をまだ知られたくないから全滅させろ。」
それから、ブルーノとクルトは無線の中継器が発見された場所から、装甲車の配置を決める。コリンナは黙って2人の手際を見守っている。
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