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第5章 勇者一行
第19話 ルマール男爵邸
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俺たちはルマール男爵領に入る。ワイバーンの見張りはついて来ている。5匹が交代で見張っている。ワイバーンが5匹いれば脅威になるが襲って来ることはない。
疾風のアドラが使役しているとすれば、俺たちが聖剣の所に案内することを待っているのだろう。
とりあえず、ルマール男爵邸に行く。カールハインツは娘のローズの帰宅を喜ぶ。俺は、カールハインツに挨拶する。
「カールハインツ様、また、お世話になります。」「アニエス嬢ならいつでも歓迎だよ。そちらで、私の使用人を口説いているのは勇者様と言うことはないよね。」
「申し訳ありません。勇者様です。かなり残念な勇者ですみません。」「英雄、色を好むと言うし・・・もう少し場所をわきまえてもらえれば良いのだが・・・」
カールハインツは、部屋に入って来るなり使用人の女の子を口説き続けるナツキの行いに言葉が出なくなる。
ローズがナツキの耳を引っ張り上げて言う。
「我が家の使用人に手を出さないで欲しい。」「ローズさん、痛いよ。お父さんに挨拶するから話してよ。」
ローズはナツキの耳を話して父のカールハインツにナツキを紹介する。
「お父様、こちらが勇者ナツキ様です。」「お父さん、ローズさんをください。」「絶対にやらん。」
カールハインツは即答し、ローズはナツキを蹴り上げる。カールハインツは咳ばらいをするとローズに言う。
「聖剣のありかは分かっているね。」「はい、明日出発します。」
「お姉様、どこにあるのですか。」「今、いうわけにはいかないわ。私たちは見張られているのよ。」「分かりました。」
俺たちは夕食をごちそうになり、館に泊る。俺とアニタ、アネット、ローズは同じ部屋で眠ることにする。もちろん部屋にはカギをかけ、感知の魔法を使用する。
ナツキにはおとなしくするように言い聞かせたが何をするかわからない。
俺は夜這いを警戒していたが無事に過ごすことが出来た。朝になり広間に行くとすでに「アニエス様をあがめ隊」とカスパーは来ている。あとはナツキだけだ。
朝食が終わってもナツキは来ない。俺とアニタ、ローズはナツキの部屋へ行く。するとナツキはまだ寝ていた。それも1人ではない。
ローズが掛け布団を引きはがすと全裸のナツキと女の子が現れる。ローズが怒鳴る。
「キャシー何やっているの!」「あああ、ローズ様。申し訳ございません。」
キャシーと呼ばれた女の子はベットの上で土下座をする。目を覚ましたナツキがのんびりと言う。
「ローズさん、おはよ。キャシーちゃんは俺が誘ったんだ。許してあげて。」「当事者が何を言っているんです。」
ローズは、俺が見たことがないくらい怒っている。このことはカールハインツも知ることになる。彼は怒りナツキに出禁を言い渡す。
俺たちは館から追われるように出発する。
疾風のアドラが使役しているとすれば、俺たちが聖剣の所に案内することを待っているのだろう。
とりあえず、ルマール男爵邸に行く。カールハインツは娘のローズの帰宅を喜ぶ。俺は、カールハインツに挨拶する。
「カールハインツ様、また、お世話になります。」「アニエス嬢ならいつでも歓迎だよ。そちらで、私の使用人を口説いているのは勇者様と言うことはないよね。」
「申し訳ありません。勇者様です。かなり残念な勇者ですみません。」「英雄、色を好むと言うし・・・もう少し場所をわきまえてもらえれば良いのだが・・・」
カールハインツは、部屋に入って来るなり使用人の女の子を口説き続けるナツキの行いに言葉が出なくなる。
ローズがナツキの耳を引っ張り上げて言う。
「我が家の使用人に手を出さないで欲しい。」「ローズさん、痛いよ。お父さんに挨拶するから話してよ。」
ローズはナツキの耳を話して父のカールハインツにナツキを紹介する。
「お父様、こちらが勇者ナツキ様です。」「お父さん、ローズさんをください。」「絶対にやらん。」
カールハインツは即答し、ローズはナツキを蹴り上げる。カールハインツは咳ばらいをするとローズに言う。
「聖剣のありかは分かっているね。」「はい、明日出発します。」
「お姉様、どこにあるのですか。」「今、いうわけにはいかないわ。私たちは見張られているのよ。」「分かりました。」
俺たちは夕食をごちそうになり、館に泊る。俺とアニタ、アネット、ローズは同じ部屋で眠ることにする。もちろん部屋にはカギをかけ、感知の魔法を使用する。
ナツキにはおとなしくするように言い聞かせたが何をするかわからない。
俺は夜這いを警戒していたが無事に過ごすことが出来た。朝になり広間に行くとすでに「アニエス様をあがめ隊」とカスパーは来ている。あとはナツキだけだ。
朝食が終わってもナツキは来ない。俺とアニタ、ローズはナツキの部屋へ行く。するとナツキはまだ寝ていた。それも1人ではない。
ローズが掛け布団を引きはがすと全裸のナツキと女の子が現れる。ローズが怒鳴る。
「キャシー何やっているの!」「あああ、ローズ様。申し訳ございません。」
キャシーと呼ばれた女の子はベットの上で土下座をする。目を覚ましたナツキがのんびりと言う。
「ローズさん、おはよ。キャシーちゃんは俺が誘ったんだ。許してあげて。」「当事者が何を言っているんです。」
ローズは、俺が見たことがないくらい怒っている。このことはカールハインツも知ることになる。彼は怒りナツキに出禁を言い渡す。
俺たちは館から追われるように出発する。
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