11 / 303
第1章 魔法士
第11話 下級魔法士になる
しおりを挟む
俺は、両親にファイヤーボールとウィンドカッターを見せる。2人は驚きながら喜んでいた。ローズは授業が終わると俺に言う。
「下級魔法士の申請書を書いておくね。」「先生、ありがとうございます。」
「2週間位で認定書が届くと思うわ。」「はい。」
父がローズに少し困ったように言う。
「アニーはまだ3歳ですから申請書とか認定書は分からないと思います。」「それもそうですね。アニーと話すと子供と言うことを忘れてしまって、すみません。」
「いえ、私も3歳と言うことを忘れてしまいそうですよ。あはははー」
俺の子供の真似は不完全らしい。それにしても父は能天気だ。母が言う。
「アニーは頭のいい子ですよ。少しくらいは大人びて見えますわ。」
ローズと父は母の言葉に納得する。そして、俺は下級魔法士の認定書が届くことを待つことになる。
それからは、午前中に魔法の授業をして、家族とローズで夕食を食べて、ローズが授業の話をすることが日課になる。
魔法の授業は順調だ。俺もたまには失敗する。この前は頭上に出来るだけ大きなウオーターボールを作ろうとして、コントロールに失敗して、俺とローズは水をかぶってしまった。
濡れてしまった俺たちは一緒に風呂に入った。もちろん女どおしだから問題ない。まあ、俺にとってはご褒美である。
すぐに2週間はたち下級魔法士の認定書が届く。両親はお祝いをしてくれて魔法のステッキをプレゼントしてくれる。
ステッキは長さ30センチくらいで3歳の俺でも片手で持つことが出来るそして握り手の先に赤い宝石がはめ込まれている。
そう言えば俺、ステッキを使ったことなどないし、ローズもステッキを使っているところは見ていない、父が俺に言う。
「戦う時は、このステッキをパパだと思って使いなさい。」「お父様、ありがとうございます。」
「先生、ステッキを使っていませんね。」「持っていますけど、授業は初歩の魔法ですので使いません。」
「見たいです。」「では、部屋から持ってきます。」
俺は魔法少女のステッキを期待する。キラキラカラフルなやつだ。ローズはステッキを持ってくる。
大きい、長さは180センチくらいある。先端に大きな赤い宝石が付いていて、宝石にはどうやって描いたのか中に魔法陣がある。
「すごく大きいですね。」「上級魔法士になった祝いにもらったものよ。」
「大きな宝石に魔法陣がありますけど。」「これは魔法を強化する機能があるのよ。」
「先生にかなう魔法士はいませんね。」「そんなことないけど、国で屈指の魔法士の1人よ。」
ローズはこの国で最強の魔法士の中に入るらしい。俺はローズより強力な魔法を使わなければ、とりあえず良さそうだ。
「下級魔法士の申請書を書いておくね。」「先生、ありがとうございます。」
「2週間位で認定書が届くと思うわ。」「はい。」
父がローズに少し困ったように言う。
「アニーはまだ3歳ですから申請書とか認定書は分からないと思います。」「それもそうですね。アニーと話すと子供と言うことを忘れてしまって、すみません。」
「いえ、私も3歳と言うことを忘れてしまいそうですよ。あはははー」
俺の子供の真似は不完全らしい。それにしても父は能天気だ。母が言う。
「アニーは頭のいい子ですよ。少しくらいは大人びて見えますわ。」
ローズと父は母の言葉に納得する。そして、俺は下級魔法士の認定書が届くことを待つことになる。
それからは、午前中に魔法の授業をして、家族とローズで夕食を食べて、ローズが授業の話をすることが日課になる。
魔法の授業は順調だ。俺もたまには失敗する。この前は頭上に出来るだけ大きなウオーターボールを作ろうとして、コントロールに失敗して、俺とローズは水をかぶってしまった。
濡れてしまった俺たちは一緒に風呂に入った。もちろん女どおしだから問題ない。まあ、俺にとってはご褒美である。
すぐに2週間はたち下級魔法士の認定書が届く。両親はお祝いをしてくれて魔法のステッキをプレゼントしてくれる。
ステッキは長さ30センチくらいで3歳の俺でも片手で持つことが出来るそして握り手の先に赤い宝石がはめ込まれている。
そう言えば俺、ステッキを使ったことなどないし、ローズもステッキを使っているところは見ていない、父が俺に言う。
「戦う時は、このステッキをパパだと思って使いなさい。」「お父様、ありがとうございます。」
「先生、ステッキを使っていませんね。」「持っていますけど、授業は初歩の魔法ですので使いません。」
「見たいです。」「では、部屋から持ってきます。」
俺は魔法少女のステッキを期待する。キラキラカラフルなやつだ。ローズはステッキを持ってくる。
大きい、長さは180センチくらいある。先端に大きな赤い宝石が付いていて、宝石にはどうやって描いたのか中に魔法陣がある。
「すごく大きいですね。」「上級魔法士になった祝いにもらったものよ。」
「大きな宝石に魔法陣がありますけど。」「これは魔法を強化する機能があるのよ。」
「先生にかなう魔法士はいませんね。」「そんなことないけど、国で屈指の魔法士の1人よ。」
ローズはこの国で最強の魔法士の中に入るらしい。俺はローズより強力な魔法を使わなければ、とりあえず良さそうだ。
1
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる