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第19話 悪路王1
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逢神たけるは、週に1回の情報番組のオカルト相談コーナーに生出演している。
たけるの横には稲荷に使いの美鈴が当然のように座っている。
すりガラスの向こうには相談者が来て座る
「早速、お話を伺いましょう、お話をお願いします。」
たけるは愛想良く話す。
相談者はボイスチェンジャーを通した声で話す
「私の村には、髪洗岩と言う岩が河原にあります、そこで村人が3人殺されたのです。」
「それは殺人事件ではないのですか。」
「はい、警察も調べています、でも殺され方が普通じゃないんです。」
「猟奇殺人ですか。」
「皆腹を裂かれて内臓を引っ張り出されているんです、そして肝臓が岩の中心に置かれているんです。」
「何かの儀式でしょうか。」
美鈴が口をはさむ
「その髪洗岩は何か伝承があるのか。」
「悪路王とかいう鬼を封じたとかいいます。」
「なら、あと3人殺されるな。」
「美鈴様どういうことですか。」
「封印を破るなら、両手、両足、頭と胴で6人の贄が必要じゃ。」
「なら犯人を止める必要がありますね。」
「人はこの方法を知らぬぞ。」
「じゃ、何がこんなことしているんですか、私の友だちも殺されたのですよ。」
「鬼の可能性が高いな。」
「悪路王が復活するのを待って、殺そう。」
たけるの顔つきが変わる
「こら、復活を防がなくてどうする。」
「ああ、そうですね。」
「たける、気を付けよ、鬼切りに取り込まれるぞ。」
「気を付けます、では、あなたの村へ行って殺人を防ぎましょう。」
「お願いします。」
こうして、オカルト相談コーナーは終わる。
応接室で相談者と面会する。
たけるの傍には、鈴鹿と美鈴がいる
相談者はまだ20代の女性である
「私の村は田谷村と言います。」
鈴鹿が言う
「悪路王はまずいわ、たける、戦ったら殺されるわよ。」
「そんなに強い鬼なのか。」
「ええ。」
たけるは女性に聞く
「他に鬼の伝承とかあるのか。」
「悪路王には配下の者たちがいたとか言います。」
たけるは、どうして今になって封印を解こうとするのかと疑問がある。
後は田谷村へ行って調べるしかないと考える。
田谷村は山間に民家の点在し村の中心を渓流が流れる静かな村である。
しかし、たけると鈴鹿、カメラマンが村に着くと慌ただしい雰囲気に包まれている。
たけるは相談者の女性に聞く、すると女性は村人に話を聞いて来る
「4人目が出たそうです。」
「例の殺人か。」
「はい。」
たけるたちは、村長の家に頼み込んで泊まらせてもらうことにする。
そして、たけるは散歩と言って1人で出て行く。
鈴鹿は村長と話す
「この村の髪洗岩に悪路王が封印されていると聞いたのですが本当ですか。」
「悪路王・・・そんな話もありましたかな。」
村長は悪路王の伝承について詳しくないようである。
半日ほどで、たけるは帰って来る、鈴鹿は
「随分長い散歩ね。」
「ああ、その代わり、いろいろと分かったぞ。」
「何か情報を掴んだのですか。」
カメラマンが乗り出す。
「まず、村には悪路王の伝承は無い。」
「でも、村長は詳しくないけど否定しませんでしたよ。」
「そりゃ、俺たちが話をするのは分かっているからな。」
「2つ目は、女は友達と男を取り合って大変仲が悪いそうだ。」
「女性の話と食い違ってきますね。」
「それから髪洗岩は警察がいて近づけなかった。」
「鬼の気配はありましたか。」
「分からなかった。」
たけるは相談者の女性に何かあると疑念を持つ。
取り合えず、今夜から見張ることになる。
たけるの横には稲荷に使いの美鈴が当然のように座っている。
すりガラスの向こうには相談者が来て座る
「早速、お話を伺いましょう、お話をお願いします。」
たけるは愛想良く話す。
相談者はボイスチェンジャーを通した声で話す
「私の村には、髪洗岩と言う岩が河原にあります、そこで村人が3人殺されたのです。」
「それは殺人事件ではないのですか。」
「はい、警察も調べています、でも殺され方が普通じゃないんです。」
「猟奇殺人ですか。」
「皆腹を裂かれて内臓を引っ張り出されているんです、そして肝臓が岩の中心に置かれているんです。」
「何かの儀式でしょうか。」
美鈴が口をはさむ
「その髪洗岩は何か伝承があるのか。」
「悪路王とかいう鬼を封じたとかいいます。」
「なら、あと3人殺されるな。」
「美鈴様どういうことですか。」
「封印を破るなら、両手、両足、頭と胴で6人の贄が必要じゃ。」
「なら犯人を止める必要がありますね。」
「人はこの方法を知らぬぞ。」
「じゃ、何がこんなことしているんですか、私の友だちも殺されたのですよ。」
「鬼の可能性が高いな。」
「悪路王が復活するのを待って、殺そう。」
たけるの顔つきが変わる
「こら、復活を防がなくてどうする。」
「ああ、そうですね。」
「たける、気を付けよ、鬼切りに取り込まれるぞ。」
「気を付けます、では、あなたの村へ行って殺人を防ぎましょう。」
「お願いします。」
こうして、オカルト相談コーナーは終わる。
応接室で相談者と面会する。
たけるの傍には、鈴鹿と美鈴がいる
相談者はまだ20代の女性である
「私の村は田谷村と言います。」
鈴鹿が言う
「悪路王はまずいわ、たける、戦ったら殺されるわよ。」
「そんなに強い鬼なのか。」
「ええ。」
たけるは女性に聞く
「他に鬼の伝承とかあるのか。」
「悪路王には配下の者たちがいたとか言います。」
たけるは、どうして今になって封印を解こうとするのかと疑問がある。
後は田谷村へ行って調べるしかないと考える。
田谷村は山間に民家の点在し村の中心を渓流が流れる静かな村である。
しかし、たけると鈴鹿、カメラマンが村に着くと慌ただしい雰囲気に包まれている。
たけるは相談者の女性に聞く、すると女性は村人に話を聞いて来る
「4人目が出たそうです。」
「例の殺人か。」
「はい。」
たけるたちは、村長の家に頼み込んで泊まらせてもらうことにする。
そして、たけるは散歩と言って1人で出て行く。
鈴鹿は村長と話す
「この村の髪洗岩に悪路王が封印されていると聞いたのですが本当ですか。」
「悪路王・・・そんな話もありましたかな。」
村長は悪路王の伝承について詳しくないようである。
半日ほどで、たけるは帰って来る、鈴鹿は
「随分長い散歩ね。」
「ああ、その代わり、いろいろと分かったぞ。」
「何か情報を掴んだのですか。」
カメラマンが乗り出す。
「まず、村には悪路王の伝承は無い。」
「でも、村長は詳しくないけど否定しませんでしたよ。」
「そりゃ、俺たちが話をするのは分かっているからな。」
「2つ目は、女は友達と男を取り合って大変仲が悪いそうだ。」
「女性の話と食い違ってきますね。」
「それから髪洗岩は警察がいて近づけなかった。」
「鬼の気配はありましたか。」
「分からなかった。」
たけるは相談者の女性に何かあると疑念を持つ。
取り合えず、今夜から見張ることになる。
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