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第244話 第2軍学校

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 近衛騎士団の15機のウルクに代わってワルカが配備される。さらにスコーネに3機のワルカが配備され、グローサにも4機のワルカが配備される。
 スクルドはパイロットが元シルク乗りのパイロットのため魔力が大きくなくワルカの配備はない。
 近衛騎士団と近衛艦隊でのワルクの運用結果が良ければ、前線基地の宙域防衛艦に配備されることになる。
 幹部会で軍司令のアーリィから軍学校の新設案が出される。場所はカスパルで町はずれの山中が予定地になっている。
 提出されたものは、かなり具体的なものである。幹部の中で異議を唱える者はいない。
 俺も軍の人員不足は深刻になってきていると思っていた。満場一致でカスパルに第2軍学校が作られることになる。
 軍学校の建設にはカスパル支局長のグリゴリーに力を借りることにする。彼ならば短期間で建設されると期待されたからである。結果は半年で建設が終わる。
 第2軍学校はマンモス校である。1期生600人の受入れが可能となり、軍では第1軍学校と合わせて900人が軍に入ることが出来るようになる。
 これで軍の合格者は3倍になる。また、軍の人員不足を解消することが出来る。
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