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第196話 国連の調査2

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 フレイムランドは2人の国連の調査員テリー・シールズとチェルシー・ダルトンを迎える。対応はアピルが行い、カイル、ケイティ、ヴァンスの騎士がサポートに付く。
 輸送船でニューヨークへテリーとチェルシーを迎えに行く。輸送船の着陸場所には護衛の他、マスコミや見物人が詰めかけている。
 アピルたちが船を降りるとテリーとチェルシーが前に出て挨拶をする。そしてテリーがアピルに話しかける。
 「こちらの要望を飲んでいただきありがとうございます。」「移民の状況がわからないのでは不安であろう。」
輸送船はテリーとチェルシーを乗せてフレイムランドへ向かう。そして、船は位相面を抜ける。目の前には浮島が宙に浮かんでいる。2人は目を見張る。
 輸送船はドックに入り、アピルたちとテリーとチェルシーは船から降りる。6人は一番近くにあるエレベーターに乗り込む。
 このエレベーターはフレームシリーズの乗れる巨大なものである。チェルシーが声に出して言う。
 「なんて巨大なの。」「我らのロボットも乗れるようになっている。」
アピルは簡単に答える。
 エレベーターは上の町のある階層に止まって扉を開く。
 「わが町と王宮にようこそ。」
アピルは町を通り王宮へと案内する。テリーとチェルシーは町を物珍しそうに見ている。この町には車が1台もない。
 アピルは応接室に2人を案内し説明する
 「今日はここに止まっていただいて、明日から移民のいる町を案内しよう。」「彼らはこの街にいないのですか。」
 「そのとおり。」「しかし、この島以外に領土はないでしょう。」
テリーが不思議に思いアピルに聞く。
 「いいえ、我らは惑星を2つ持つ惑星国家だぞ。」「火星にでも移住しているのですか。」「いいえ、異世界にある、詳しくは明日わかるだろう。」
アピルは答える。
 彼女は、この後、2人を町とユグドラシルの中の町を案内する。2人はこの町にも車が走っていないことに気づく。
 チェルシーはアピルに聞く。
 「車が走っていないのですが、物の搬送はどうするのですか。」「地下に流通の階層がある、車は走っておらんぞ。」
その後、夕食で歓迎会が行われる。歓迎会では幹部たちも出席する。俺もテリーとチェルシーとあいさつする。
 彼らはアサドたち異形の者に驚く。そして、これらは神族や魔族と仕業であることを知る。
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