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第153話 不利な戦い

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 今のところ、ラスクの艦隊の混乱に乗じて、戦いを優位に進めている。スクルド、スコーネ、グローサは砲塔がない船底部分を内側にして三角に布陣して砲撃を繰り返す。
 フレームシリーズは18機しかないが敵機が単発で攻撃してくるので対応できている。しかし、時間が経つにつれて敵艦は統制を取り戻す。
 さらに敵機も編隊を組んで数で押してくるため、フレームシリーズは追われる立場に変わる。
 スクルド、スコーネ、グローサは防御スクリーンを活用しているが被弾が増えてくる。フレームシリーズも撃墜される機体が出始める。
 俺はスノウビューティーの性能のためまだ余裕があるが他を助けに行く余裕はない。今、5機の敵機が俺の後を追っている。
 俺は敵艦を盾に取り、敵機の隙をついて1機づづ仕留めていく。そして、敵艦にはライフルを撃ちこむ。
 イザベラとローガンは組んで敵機を翻弄している。敵機は数に頼んでイザベラとローガンを追うがどちらかに的を絞れず、連携を乱したところを逆襲されている。
 だが、5機目のクリスが撃墜される。
 ラスクの艦隊は、まだ25隻の戦闘艦が残っており確実の押され始めている。このままだと遠からず、俺たちは殲滅されることになる。
 クリスはさらに3機撃墜されて、残りは10機になる。スクルド、スコーネ、グローサは砲塔は健在だが、損傷はひどくなってきている。
 ラスクの戦闘艦の砲塔を狙って射撃しているが、ラスクは攻撃力の失われた艦を盾にして砲撃をしている。
 そのため、スクルド、スコーネ、グローサの砲撃は効果を著しく減じている。
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