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第151話 発見、第2分艦隊

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 ジェームス提督の艦隊が地球に向かって1時間が経つ。ラスクの第2分艦隊は、いまだに見つからない。
 俺は敵意を感じる。アデル艦長に命じてスクルドをその方向へ進ませる。
 マリアも敵意を感じ取り、グローサを移動させる。スコーネの艦長アーシャが連絡を入れてくる
 「こちら、スコーネ、何かあったか。」「陛下が敵意を感じ移動中」
 通信士が応答する。しばらく、進むと目視でラスクの船を確認する。
 グローサも目視で確認する。こちらの船はステルススクリーンを展開しているので発見されない。
 アデル艦長は第一次戦闘態勢に移行する。俺はスノウビューティーに乗り込む。
 次々に船が現れ、ラスクの第2分艦隊だと分かる。しかし、ジェームス提督の艦隊の到着に1時間近くかかる予定である。
 艦隊は地球に真直ぐ進んでいる。マリアがSPA砲の発射の具申をしてくる。
 しかし、艦隊は大きく広がっている、SPA砲を撃っても数隻を沈めるだけである。俺は却下するが、アーシャが支持する。
 SPA砲を撃った後、艦隊に近づき敵の船を盾にして戦うというのである。
 俺は、考え直してSPA砲を使うことを考える。そして、SPA砲で艦隊に穴を開けその中に入り込み敵の艦隊の中から攻撃することを考える。
 そうすれば、敵艦隊は同士討ちの恐れが出てきて攻撃しずらくなる。後は乱戦に持ち込んでジェームス提督の艦隊を待てばいい。
 この作戦にアーシャとマリアは賛同する。
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