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第117話 フロンの生活

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 俺は、冷や汗をかきながらフロンに話しかける。
 「振り返っていいか。」「ああ。」
俺は振り返るとフロン言う
 「あんたと話がしたい。」「2人隠れておいてか。」
 「俺にも事情がある、あんたにもあるのだろ。」「ふん、何のことだ。」
 「とにかく戦いにきたのではない。」「信じられないな。」
 「どうして人間として生きている。」「お前に関係ないことだ。」
 「その通りだが、気になる。」「好奇心だけで来たのか。」
 「近いな、神族のプライドはどうした。」「俺は今の生活を気に入っている。」
 「らしくない。アパートで彼女と同棲か。」「俺の自由だ、俺は彼女と暮らす。」
 「もしかして、惚れているのか。」「愛している。」
俺は驚く、神族が人間に惚れることがあるとは・・・しかも愛を語っている
 「分かった、俺たちは手を出さない。だが神族はどうかな。」「お前たちは手を出さないんだな。」
 「フレイムランドの者に手を出させない。」「それで十分だ、神族は俺に手を出してこないだろう。」
 「そうなのか。」「神族は基本的に単独行動だ、上位の者に目を付けられない限り大丈夫だ。」
 「ならいい、あんたが街で暴れると大変だからな。」「名前は何という。」
 「仙田ほむら、フレイムランドの王をしている。」
俺は立ち去る、ドニィーシャもサイーシャも引き上げる。俺たちは拠点に戻る。
 俺はドニィーシャとサイーシャにフロンが人間の女性に惚れていると話すとドニィーシャとサイーシャはなかなか信用しない。
 しかし、状況はフロンの話と一致する。俺は、フロンに手を出すことを禁じる。もちろん拠点のフロンに対する調査も中止する。
 神族と人間が幸せに暮らせるのかは分からないが、フロンが平穏に過ごすことを願う。
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