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第82話 迎賓館
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俺たち場所が迎賓館と言うことで、スーツとドレスで行くことになる。戦闘の可能性は低いが、いざと言う時は、俺が空間から武器を取り出すことにする。
メンバーは俺を含むホワイトアースのクルー5名とラスク15名、映画撮影クルー10名だが何とか1隻の連絡艇に乗ることができる。
迎賓館の庭に着陸すると総理大臣が迎えに出ている。俺は先に降り、総理大臣と挨拶をかわし、次に降りてくるラスクたちを紹介する。
そしてホワイトアースと映画撮影のクルーが降りる。そして、俺たちは中に案内される。部屋には各国の要人が揃っているようだ。
総理大臣からの紹介の後、ますは、ラスクたちが翻訳機により自己紹介と自分たちが置かれている状況を話す。
俺はムーラーについて話す。そのためにムーラーの映像を見てもらうことする。ホワイトアースのクルーが映像を見せる準備を終えるとまずアスカロの映像を流す。
「これは、我が軍の偵察艦がムーラーに襲われた時の映像です。」
シルフ2機が先に襲われ、アスカロの内部にムーラーが侵入し、乗員が襲われるところが映し出される。人々は惨状に言葉を失い青くなる。
総理大臣が代表して質問する。
「これは何なのですか。」「木星方面を探査していた船がムーラーに襲われたものです、彼らの動きは早く反撃する間もなく全滅しました。」
次にスクルドのムーラーの本拠地を攻撃した時の映像を流す。
スノウビューティーが囮となってムーラーを引き付け、その隙にウルク、シルフ、シルフⅡによる熱核弾頭ミサイルで本拠地への攻撃が行われる。
さらにはスクルドのSPA砲により本拠地が焼き払われるところが映し出される。会場がざわつき、誰かが声を上げる
「核を使っているんじゃないか。」「その通りです、熱核弾頭を使っています。」
俺が答えると総理大臣は俺に言う。
「核はまずくはないかね。」「他に武器がありませんでしたので、それに核でも切り札になっていません。」
「君たちは強力な船を所有しているはずだ。」「強硬偵察艦スクルド級のことですか。」
「そうだ、東京に大穴を開けた船だ。」「いえ、スクルド級ほどの威力のあるSPA砲を装備した船は、数隻しかありません。」
「奴らが地球に来たらどうなる。」「今の戦力では防ぐことはできません、今は地球を奴らに知られないようにするのです。」
「どのようにするのだ。」「地球から離れた所で発見して撃破します。」
「我々はどうすればいいのだ。」「私たちに任せて、今のうちに国家間の問題を解決したらどうでしょう。」
「我々も探査機を出す必要がありと思うが。」「いえ、宇宙のことは、私たちに任せてください、今、宇宙に出るとムーラーを呼ぶことになりますよ。」
「我々に地球にこもっていろと言うのか。」「先ほどから、そう申し上げています。」
「我々にも宇宙に進出する権利があるはずだ。」「ムーラーから地球を守る義務を果たせますか。」
「・・・」
総理大臣は黙り込み、会場には不穏な空気が流れるが仕方がない。それだけムーラーは厄介なのだ。それに俺は他国の軍を宇宙に出すつもりはなかった。
宇宙では地球人同士で戦争をしてほしくないのだ。そのため、宇宙はフレイムランで管理しようと考えている。
この考え方は、他国の反発を招くだろうが、彼らにフレイムランドに対抗する武力はない。
シャドウズには、監視をつけておけば、頭を押さえることが出来ると考えている。
メンバーは俺を含むホワイトアースのクルー5名とラスク15名、映画撮影クルー10名だが何とか1隻の連絡艇に乗ることができる。
迎賓館の庭に着陸すると総理大臣が迎えに出ている。俺は先に降り、総理大臣と挨拶をかわし、次に降りてくるラスクたちを紹介する。
そしてホワイトアースと映画撮影のクルーが降りる。そして、俺たちは中に案内される。部屋には各国の要人が揃っているようだ。
総理大臣からの紹介の後、ますは、ラスクたちが翻訳機により自己紹介と自分たちが置かれている状況を話す。
俺はムーラーについて話す。そのためにムーラーの映像を見てもらうことする。ホワイトアースのクルーが映像を見せる準備を終えるとまずアスカロの映像を流す。
「これは、我が軍の偵察艦がムーラーに襲われた時の映像です。」
シルフ2機が先に襲われ、アスカロの内部にムーラーが侵入し、乗員が襲われるところが映し出される。人々は惨状に言葉を失い青くなる。
総理大臣が代表して質問する。
「これは何なのですか。」「木星方面を探査していた船がムーラーに襲われたものです、彼らの動きは早く反撃する間もなく全滅しました。」
次にスクルドのムーラーの本拠地を攻撃した時の映像を流す。
スノウビューティーが囮となってムーラーを引き付け、その隙にウルク、シルフ、シルフⅡによる熱核弾頭ミサイルで本拠地への攻撃が行われる。
さらにはスクルドのSPA砲により本拠地が焼き払われるところが映し出される。会場がざわつき、誰かが声を上げる
「核を使っているんじゃないか。」「その通りです、熱核弾頭を使っています。」
俺が答えると総理大臣は俺に言う。
「核はまずくはないかね。」「他に武器がありませんでしたので、それに核でも切り札になっていません。」
「君たちは強力な船を所有しているはずだ。」「強硬偵察艦スクルド級のことですか。」
「そうだ、東京に大穴を開けた船だ。」「いえ、スクルド級ほどの威力のあるSPA砲を装備した船は、数隻しかありません。」
「奴らが地球に来たらどうなる。」「今の戦力では防ぐことはできません、今は地球を奴らに知られないようにするのです。」
「どのようにするのだ。」「地球から離れた所で発見して撃破します。」
「我々はどうすればいいのだ。」「私たちに任せて、今のうちに国家間の問題を解決したらどうでしょう。」
「我々も探査機を出す必要がありと思うが。」「いえ、宇宙のことは、私たちに任せてください、今、宇宙に出るとムーラーを呼ぶことになりますよ。」
「我々に地球にこもっていろと言うのか。」「先ほどから、そう申し上げています。」
「我々にも宇宙に進出する権利があるはずだ。」「ムーラーから地球を守る義務を果たせますか。」
「・・・」
総理大臣は黙り込み、会場には不穏な空気が流れるが仕方がない。それだけムーラーは厄介なのだ。それに俺は他国の軍を宇宙に出すつもりはなかった。
宇宙では地球人同士で戦争をしてほしくないのだ。そのため、宇宙はフレイムランで管理しようと考えている。
この考え方は、他国の反発を招くだろうが、彼らにフレイムランドに対抗する武力はない。
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